Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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乱雑でゴミ箱のよな引き出しにあると思えば大抵はある
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狭いのだファンヒーターの天辺は尾脚が出ても空け渡せない
10
もしかして十一月が一年で一番嫌だ。この頃気づく
7
茜から藍へと向かう夕空に捥がぬ柿の実点描散らし
8
神がいて神の民対神の民同じ神ただ見ているのだな
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引退後教師役人地区長もボケてしまった慕われてたな
9
月見れば満月らしき我が腕はやや右よりのムーンのフェーズ
6
そそくさと追い越してったあの車追いつくごとに思うすまなさ
13
目に青葉など呟きつ何故寒い
?
どうやら母は初夏にいるらし
11
来客に撫でてもらってごろごろと喉鳴らしてる猫かぶるかよ
!
8
高枝の届かぬ柿は空飾り色を楽しむ鳥も楽しむ
14
物価高おさまるまでは何度でも十万円を給付してくれ!
11
三毛のちび布団に埋もれボロ布を丸めたように眠っているよ
11
居間の戸が勝手に開いてキッチの戸もガラリ開け誰か通った
7
暮れてゆく感じがいいなハロウィンは黄昏の国十月が逝く
9
雑草
(
くさ
)
はもう勢い無くし雪囲いしてもいいぞと荒庭なれど
6
一日がやたら短い暇なのにぼーっとしてる時間の永さ
11
熊注意 ハロウィン注意 雹注意 十月終わり すぐ冬が来る
11
この紐を新潮ならば使おうと思って仕舞うカバーの
栞紐
(
スピン
)
9
よくこれを読もうとしてたものだなと発掘してる積読の底
16
壊れかけ車庫シャッターのぐずる朝当てにならない我が腕ぢから
10
柿吊れば渋の香清し風絶えて鳥鳴き空にヒコーキの雲
10
ビュブブンとドップラー効果示しつつ眼の前過ぎてカメムシが行く
6
玄関にやがて聞こえる猫さんのドタリ足音外に出せよと
8
屋根に猫月を見ながら柿を干すベランダで受く風は冷たい
9
喰い込めよなめるんじゃない噛んだままあと
1cm
回せよ
螺釘
(
ネジ
)
を
6
怒りたくないのだけれど度が過ぎてシラケついでに怒鳴ってみたよ
7
上るたび別の用事をやっつけて果たさず降りる無為の階段
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寒風に雪の匂いのする雨と吊るした柿の振れて夕暮れ
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モンブランふたつ買ったと豪勢な万年筆と思えば旨し
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