Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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春の午後ジェット機の音プロペラの原付バイクトラクタの音
14
カメムシがあそこに二つ這っている獲ろうか止そか共に厄介
15
見上げれば青空に引く一本のヒコーキ雲が桜を綴り
18
うららかな春の午後行くレシプロのヒコーキの音のどかなりしか
11
母さんの食事介助をする度に寄ってくる猫何当てにして
18
この部屋じゃないがピッピと鳴るエラー鳥だと気付く早朝の音
20
朝早くお散歩に出たまりちゃんは忘れられては戸窓を巡る
13
表現もいろいろだなとバナナとか両手いっぱいそりゃスッキリだ
7
ぽつぽつり
主
(
あるじ
)
亡くした庭に咲く
項垂
(
うなだ
)
れ淋し
枝垂
(
しだ
)
れ桜よ
20
山の端にかかる垂れ雲手を広げ並ぶ桜を掴み取るかと
19
無理矢理に強壮剤を飲まされたような青空
眼球
(
めだま
)
が痛い
18
雨の中切られず残る三本のさくらんぼ花ぱぱっと咲いた
15
雨の中満開桜風吹けばおいでおいでと俺を呼んでる
15
とろみ剤どんなもんかと低脂肪牛乳に入れ飲めば美味なり
11
指先で弾きテープでひっつけてやたら多いな春のカメムシ
13
母さんを転がしている持ち上げる変なところに筋肉がつく
18
仏壇の上のご先祖若死にで爺ちゃん等より俺が
爺
(
じじい
)
だ
18
母さんが彷徨い出てる間中何が体を操縦してる?
17
何故僕は?がどうやって?に知らぬ間に変わっちまった生きていますよ
11
どんよりと雨だったのか道濡れて周りの山が今朝は見えない
16
このような狭い部屋でも何故何で落とした蓋が見つけられない
14
コロナより終末感を味わって限界集落の中の人
9
いや俺は当てにしてたぞ五万円欲しいやつには出しておくれよ
18
無くすぞと思っていたが今朝見ればどこ見回せど居ない先っちょ
11
バナナとか送り迎えの介護士が母の捻った形状を告げ
10
あいつかと光る君へを観た後の百人一首を読む楽しさよ
18
執着もゲップ出るほどし尽くせば消えぬものかと飽きぬこれきり
9
じっとりと煙のごとく細長く山裾隠し里覆う雲
16
送迎の車待つ間の母の手に椿水仙花を持たせて
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掻きすぎて何か血的なにおいするもうやめようか乾燥の皮膚
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