のぎしり
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定形の日記なのだと思っています

柿の木のすっかり落ちた柿の実も枝の先っちょ三つ四つ朱し
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床を搔きダッシュし走る音がして鼠咥えて猫見せに来る/俺に放るな!
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北西の霞んだ月に照らされて車椅子分雪掃き均す/デイサービス
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担任の教師は二等兵だった2士のまんまが響きはいいな/旧軍的呼称回帰
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ニュース見てあっちの方で雪降れば春は近いと勝手に思う
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誰も来ぬ予定で除雪せぬままに宅急便と新聞が来た
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薄っすらと積もる雪踏む踏んづけて落ちた柿の実潰れてあか
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除雪車の来た後いまだ一本も轍無き道正月二日
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後ろからそっと近寄りおさわりをして猫に怒られお正月/平和です
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神様におねだりをする初詣さて賽銭はどうしようかな
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唐突なLINE賀状に雪冠る辛夷こぶしの蕾撮ってあけおめ/あけましておめでとうございます
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それ探す間にピーと鳴らなけりゃ俺の勝ちだろなあ冷蔵庫
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習慣で猫は出てゆく朝散歩この頃まわれ右して戻る/寒い
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立ったまま履く靴下の綱渡りまだ転けないと老いに抗う/朝
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日の暮れが遅くなったと車椅子運ばれ帰る母を待つ夕
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本当は行きたいのかなどうだろう車椅子ごと運ばれて母/デイサービス
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我もまた「いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです」と/カフカ
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ひもじいし外は寒いしでもここはなんとはなしにやばい気が⋯ぎゃッ/鼠
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よくやった!嬉しいことはわかるけど狩った鼠を俺に放るな/猫
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えッ、トリは北島三郎じゃないの何十年かぶりの紅白/曲順発表
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ウエットなペンキ塗りたて白世界雨雪になり描き出す景色
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いるいないたまに戻ってきたりするこのプロセスは要る気がするな/認知症
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わからない息子だったろわからない母さん見てて思ったりする
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そりゃ生きているのだけれどもういない違う人だな今の母さん/認知症
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長文でこいつ何かを言ってるが聞けど分からぬ猫語であった
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トリシアがあんまり可哀想だから来年スティーブンキングキングの読破を誓う/独り言です
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八百万の神の一つのイエス様過ごして年の神様を待つ
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戸を開けるここぞとばかり猫たちが駆けるすり抜け戻る出てゆく
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マイケルのママがサンタに子供声流れてるだろ退職やめた職場は/BGM
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うまいでも不味いでもなく母さんは顔顰め食む冬至の南瓜/認知症
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