Utakata
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のぎしり
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定形の日記なのだと思っています
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大寒を前にうららの昼下がりこのまま過ぎて春来ないかと
10
指先を天に向けてはもっとだと何を欲しがる冬枯れの枝
9
ばちばちとタイヤ鳴らして雪の無い舗装路をゆく黒軽ワゴン
7
雪止んで暮れかかる空山の彩旅客機の音白鳥の声
8
すれ違いざまつばを吐き通り過ぎてくウオーカー夕日が綺麗
5
フードロス出してなるかと残飯を刻んで母に食わす炒飯
11
十時間寝てみたくありそのためにゃ八時か九時に寝なきゃいけない
7
寒風が心地良いぞと冬散歩一月雪のない道をゆく
11
一日に一つ作ると年頭に思ったもののもう負けている
7
けつまずきあんた
邪
(
よこしま
)
思いつつ自分で地べた置いたもの見る
8
啄
(
ついば
)
まれ
歪
(
いびつ
)
に残る冬の柿
凍
(
し
)
みてそうだな寒風に揺れ
13
消えかかる
ざらめ雪
(
ざらめ
)
に残る穴ドット
何
(
いず
)
れか知らぬ獣足跡
11
岸近く沼には二十二羽浮かぶ白鳥が居てまたひとつ来て
11
お雑煮にポリグリップ負けている餅に引かれて落ちる上の歯
14
西日差し一緒に歩む我が影は高齢者だぞ
!?
背筋を伸ばす
13
歩むごと進む先々飛び立ってお祭り騒ぐ沼の鴨等が
9
寄っただけ何もそんなに一斉に飛んで逃げるか沼の鴨等よ
11
新潟に向かう機体にぶつかった連鎖と因果明日何起こる
10
陽が差して何も変わっちゃいないのに暮れた感後に来る明けた感
9
夜勤明け立派な糞をするものと犬と散歩をしてた元旦
9
いつの頃食わなくなったウエハースキットカットを食みつつ思う
8
やろうかなやめとこうかなこの頃はやめられることできてるみたい
9
母の席床に落ちてる食べかすに混じるカリカリ何故ここにある
8
雪あれば畑は休み動物の足跡だけの細道をゆく
12
収穫をされない柿が重そうに赤く輝く実を持て余し
12
狸かな家の墓には寄ってない足跡たどり巡る墓地山
7
崖崩れケーキ崩れてパー券の山も崩れて年の暮かな
7
俺様がぶれているのかそうじゃなく器物の悪意やたらぶつかる
8
年明けも近いんだなと暗くない午後四時半の空の明るさ
12
何かくれ猫が言うので湯豆腐のかけらを出せば首振り去りぬ
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