supermoon
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こころの蒸留所。時々の思いを記録していきます 初心者なのでどうぞお手柔らかに

お好み焼きになりたいときは言いますから勝手に混ぜたりしないでちょうだい
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季節外れの雪の歓びを知る人の思いの熱さで打ち上がる花火
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うなされて夢から覚めた泣き顔にお似合いの朝 紅茶も切らして
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愛だの恋だの騙っても朝には忘れるわ ツンと刺さった香り以外は
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美しいから誰とも群れなくなりました どうせ咲いても枯れゆく楽園
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病みあがり何食わぬ顔で着飾るわ戦う女の10センチヒール
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人は人どうこうしたって絡まるし炒めれば結構旨かったりする
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一縷のなみだ縋りつくのは華奢な背中 それでも君は狂っていないから
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黄金比崩れゆく現代いまに嘆いてるわたしの声は四ツ角で流れて
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とりかごの中の自由を手放して求める世界の製造元とは?
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叶わない夢など恋など泡にして飲み干す夜の宴の姫君
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「こっちおいで」あなたの腕の中で踊る浮かれた足取りはじめてスウィング
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秘匿の園に客人が来たときの魔法 笑顔で「いつかお話しましょう」
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パンと珈琲の香りが誘う猫の道ハイソな彼の秘密の隠れ家
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夢枕 愛しの君は薄情でわたしはやっと忘れられそうよ
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朝のたび生まれ変われるとするならばわたしは今日は草木の香りに
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通過儀礼 そんなものはなくたって 認めてあげなよ 不肖の友なら
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水が怖い 自由で歯止めが効かないから あんなに澄んで綺麗に見えても
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夢をみる 眠りから覚める 朝になる 当たり前だと思えるくらいに
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親しげに近づいてくる革命を振り払えるのは脳か心か
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夜毎見る鈍色の国の少女には見覚えのある七つのほくろ
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信じるためになにかを悪とし裁くのはお互い様だね 人も世界も
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「大丈夫、なんでもないよ」と羽ばたく嘘が 蝋の翼で太陽をめざす
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海馬から大脳までは何光年? 急いで落ちる君は隕石
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緩やかに 穏やかに終わりへと向かう 人生はそれまでの道草ね
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雨あがり 朝日が照らすアスファルトの上 わたしは踊るコンテンポラリー
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雨はキライ わたしを透明にするから こんなに素直じゃ弱いのがバレちゃう
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桜の葉 桜の塩漬け 道明寺 とっておきの春のご褒美
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スパゲッティ 具なしでもてんでかまわない 大事なことを忘れないために
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「宇宙とは?」物の起源を考えていると日々の悩みなど大概ちっぽけ
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