Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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後輩
(
とも
)
からの引っ越し葉書に綴られた文字の嬉しき
あの頃
(
高校
)
のまま
17
ちょっとずつ余った野菜で
具沢山
(
ぐだくさん
)
エコな味噌汁 ほほっと美味し
21
仕事終え疲れの滲む身も心も包み込むごと虫の音の降る /神社の
杜
(
もり
)
19
美しく刈り取られゆく田に集う白鷺の群れ秋を告げをり
24
野花の
上
(
え
)
ちろちろ巡るルリシジミ季節の
間
(
はざま
)
戸惑うように
21
夕散歩 手押し車のご主人に付き添う犬の誇らしげなる
30
日が落ちて部屋に吹き入る
涼風
(
すずかぜ
)
に靡く水琴 澄みし秋の
音
(
ね
)
/風の水琴
17
思い込みで失敗重ね自覚する 記憶頼みはそろそろ危うい /確認は大事
21
いつぶりか窓開け放ち虫の音の
清明
(
さやけ
)
さ満ちる秋分の夜に
25
雨も陽も共に天の恵みなれば良き塩梅にと願う昨今
19
今日もまた季節外れの暑を残し 素知らぬ顔でストンと陽は落つ /そこだけ秋
20
心地良く流れる汗に教えらる カラダとココロ繋がってると
20
遊歩道 お久しぶりと萩の花 ウォーク再開楽しきものに
20
秋服のカタログつらつら眺めてもイメージ湧かぬエアコンの部屋
21
来る秋を楽しむ準備少しずつ 残暑を耐える よすが としをり
19
コーヒーをぶち撒けしょんぼりする顔と詫びのアイスに丸め込まれる
21
奥様はきっと微笑み聴かれてた 愛する家族の素敵な歌を /羊の皮を被った山羊さまへ
14
カーラジオ『空も飛べるはず』澄んだ声 塞ぐ心にじんわり沁みて /スピッツ
19
下草の茂みに立てる露草の青 凛として秋ひとしずく
25
週末のカレーはトマト セロリ チキン 「お疲れ様!」も一緒に煮込んで
30
例年
(
いつも
)
より熱き期待の風受けて瑞穂の国に黄金田揺れる
24
初体験 スマホでネットバンキング ポチッと送金できちゃう怖さ
21
虫たちは夏の終わりを如何に知る 去らぬ暑さにこぞり歌いて /猛暑日+熱帯夜
17
予報見て続く暑さにうなだれる我を慰む九月の花火
20
「学会があるから泊めて」よく食べて笑って学生時分みたいに /次男
15
葉を
剪
(
き
)
りて
仄
(
ほの
)
と立つ
香
(
か
)
にはっとする
木末
(
こぬれ
)
まで充つ檸檬の息吹
20
三日月と宵の明星ランデヴー 暮れ空に輝る束の間のご褒美
16
足早に沈みゆく陽が
染
(
そ
)
む空の
朱
(
あか
)
き余韻も短くなりぬ
25
うつらうつら
風邪薬
(
くすり
)
に眠る夢うつつ 居るはずのない子らの声聞く
16
床臥して 野分名残りの雨音に耳を澄ませる
咳
(
しわぶ
)
きの間に
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