Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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夏空はかたちとりどり白雲の
数多
(
あまた
)
描かる青のキャンバス
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乾く地も雨の過ぎたる地も有りて 天の差配はままならぬもの
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一面のピンク鮮やか蓮池にとんぼ群れ飛び夏を謳歌す
20
蝉さえも鳴かぬ酷暑の昼下がり 住宅街は
静寂
(
しじま
)
に沈む
19
「太陽がドカーンと調子乗りすぎや」 夫はときどき小学男児
16
西の空 夕陽を隠す雲の峰 梅雨明けしこと思い知らさる
17
出来るだけ週間予報は見ずにおこう 並ぶ数字に気持ちが萎える…
21
京都御所 清涼殿を眺め ふと一条帝が現れそうな /光る君へ
12
磯鵯
(
ひよどり
)
が止まるベランダその柵はさぞ熱かろう酷暑の午後に
22
日暮れどき 雲は青系グラデーション 漂うように熱帯夜の月
18
暑けれど風は少しく軽くなり梅雨のトンネル出口は近し /近畿はまだ…
15
ちびてきたウタマロせっけん手に馴染み 面倒な予洗い少し楽しく
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褐色の実もたわわなる椿かな 朝の雨雫つやと弾いて
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海原は空を
羨
(
うらや
)
み映すとふ 船旅したや 青一色の
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新しき厄除け粽の笹の香にこの
一年
(
ひととせ
)
の平穏願う /祇園
前祭
(
さきまつり
)
16
楚々と降る涼雨 緑を潤せり 微熱を帯びた街鎮めるごと
24
賑やかに職場女子会 ほぼ毎日会えど話題が尽きぬ不思議
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思い切り泣けばきっと軽くなる 言うてやりたし あの雨雲に
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炎天を駆ける風に打ちなびく青田は梅雨の戻りを待ちぬ
26
恋しかりし我が彦星は口開けて ぐうすか午睡の猛暑七夕
18
遠距離の
八年
(
やつとせ
)
織女牽牛に我が身重ねし 今は昔
11
トラブルで近隣外灯全て消え あらためて知る
夜闇
(
よやみ
)
の深さ
16
熱風にざわざわ揺れる杜に聴く やけくそ気味の鶯の声 /猛暑日
21
洗濯物
(
ほしもの
)
を靡かせ吹ける
温風
(
あつかぜ
)
に乗りて届くは蝉の初鳴き
22
背高
(
せいたか
)
のアガパンサスの大き花 一斉揺らし夏を呼ぶ風
21
押し寄せる怒涛に灯台探しては心
燈
(
とも
)
して息継ぎをする
17
新しい制服選ぶワクワクで
忙
(
せわ
)
し職場もしばし華やぎ
16
店先に並ぶパプリカ鮮やかに モノクロの空に飽く目を射抜く
14
拙くも
短歌
(
うた
)
詠み季節ひと巡り ここから先もぼちぼちゆるゆる /
Utakata
(
みなさま
)
に感謝
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いつもより気持ちを込めて「気をつけて」 雨煙る朝 出かける
夫
(
つま
)
に
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