Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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坂の上たわわに残る柿の実が時雨れる街の差し色となり
24
山茶花も戸惑うほどの日差しにてコート持て余す師走の陽気 /
20
度
28
昼下がり編み物しながらイカ大根ことこと 冬の至福のひととき
31
清しきは冬の日の出の
眩
(
まばゆ
)
さよ 干し物しつつ息白くして
30
路地野菜「白菜安いよ」爺様の遠慮がちなる声に
絆
(
ほだ
)
され /小ぶりひと玉
50
円
28
朝からの尖った風を
湿
(
しと
)
らせて ほっと和らぐ夕の雨かな
29
ベランダで「どこから来たん?」ひとり
言
(
ご
)
つ 日なたの
丸
(
まろ
)
き てんとう虫に /九階
36
あるがまま受け入れようか抗おか 加齢の波にゆらゆら揺れて
30
吾子
見送
(
おく
)
る寂しさ笑顔に隠しつつ テールランプに手を振る寒夜 /また来年
30
柔らかな光あふれる雨上がり 心地良さげに
冬薔薇
(
ふゆそうび
)
揺る
31
お正月帰れぬ吾子へせめてもと お菜並べて 居酒屋『おかん』 /家族で忘年会
30
お日さまを寿ぐような鳥たちの
合唱
(
うた
)
朗らかに冬晴れの杜
28
いつもなら難儀するのに吾子来るとなれば次々献立浮かび
27
刺し子模様 ひと針ひと針色重ね 無心の先の華やぎが良し
37
冬枯れの始まる頃に可憐なる
黄花
(
きばな
)
嬉しき思いは同じ /ねこ母さまへ
18
咲き残るキバナコスモス愛らしき 彩り褪せゆく遊歩道にて
27
健診を終えた安堵の空腹に熱いお茶漬けご馳走となり
30
雨のごと樹々の葉降らせ一陣の風過ぎ行けば冬色の街
27
温かな もふもふシーツの誘惑を 泣く泣く振り切る週明けの朝
27
ハイウェイのゆく先染める冬茜 美し星に生きてると思う
24
冬晴れの坂を登りて朝散歩 息深くして海の香満たす /鳴門にて
27
穏やかな夜凪の海に十六夜の月きらきらと光敷き詰め
26
久々に道産
真
(
ま
)
ガレイ贖いて煮付け懐かし母の味なり
26
がん検診向かう不安な足取りを知りてかセキレイ寄り添いくれる
26
寒風に月もきりりと冷える夜は甘い梅酒をお湯割りにして
29
揺れる木々
降
(
ふ
)
りては渦を巻く枯葉
杜
(
もり
)
に満ち満つ冬の音聴く
31
ゆく秋の名残惜しきは
枝々
(
えだえだ
)
に僅か残れる桜紅葉よ /明日から冬らしく
28
もうじきに寒波来たると知る術を尋ねてみたい 舞う雪虫に
30
週明けて全快とまで言えぬ身に慈悲深きかな師走の陽光 /
20
℃
34
妹より届きしお芋 熱々のポトフで食みて元気貰ひぬ
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