恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

恋しきは羊群れなす秋の雲 今日も居座る入道雲見つ
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不注意で擦り傷やけど続けざま 頭のネジの弛み来たるか /しょぼーん
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ああせめて夜風は涼しくあって欲し 叶わぬままに葉月尽日
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十月の予定 手帳に書き込んで 秋の風景心待ちにす
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酷暑でも初秋を告げて咲く萩の健気な花に侘びたくもなり
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ともしきは気持ち良さげに飛ぶトンボ 残暑の空を気負わず進む
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ぼんやりと朱に染まりたる三日月に秋は何処いずこと尋ねてみたし
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信号待ち木陰にらば少しだけ秋の顔した風のそよ吹く
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若かりし母と楽しく服選ぶ夢でひととき娘に戻り
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熱帯夜 幾日目かとぼやきつつ 冷やした梨でささやかに秋
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待望の雨は土砂降り延々と 覗く夕陽も「なす術なし」と  /極端なんよ…
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鳴き方がやや下手っぴな法師蝉に 洗濯物ほしものしつつ頬緩む朝
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炎天の人気ひとけ無き道 颯爽と熱唱残し自転車のゆく /『天体観測』お上手でした
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夕暮れのベランダ止まる磯鵯ひよどりよ その歌声で秋呼び寄せよ
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ペットボトル開けにくいとか物忘れ 互いの老いを笑い合いつつ
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見はるかす山々のに雲の峰 いまだ堂々季節堰き止め
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残り物チンして済ます昼ご飯 盆休み明け戻る平穏
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なかなかに厳し残暑の中聞こゆ つくつく法師に救い求める
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つつがなく精霊送るしるべとや 京の五山に送り火灯る
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真白なるトルコキキョウの涼やかさ 写真に添えてお盆中日
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この夏も球児たちと共にするサイレンの音 祈りと誓い /終戦の日
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梅雨のよな蒸し暑さ経てまた猛暑 残暑というより二巡目の夏
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帰り来る母を迎へる支度せば 花と桃の香 我をも満たし /お盆
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響き渡る他校の友情応援と輝く選手に胸熱くする /甲子園
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染まり銀杏いちょうもみじの秋支度 促すようにやさし雨降る
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の岸に通じる電話あったらと 声が聴きたい話がしたいよ
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蔦の葉に雫光りしあの朝を思ひ出すなり 母の命日 /三回忌
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久々に風招き入れ人心地 風鈴の音もどこか秋めき /立秋
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祈りの日 去年こぞおとないし広島の街へ川へ思いを馳せる
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暑き夏いと苦手なる我なれば僅かな秋の兆しや嬉し /ユニシロ様ありがとうございます
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