Utakata
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理郁母
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皆さんの歌を読ませて頂けてとても楽しいです。
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有り合わせ 茶色ばかりの食卓に 救いの彩り しば漬けの赤
13
ママ治療中 三歳男児を抱っこして しょくぱんまんのことなど語らう
10
出勤の朝 小学校にバス二台 子らのワクワク乗せるを待ち居り
8
留守中に頑張ったのね しわくちゃの洗濯物と 胡瓜の切れ端
13
いち早く色付き始む 公園のもみじ ぱしゃりとスマホに収め
9
油断して赤く焼けたる足首を 朝の
涼風
(
すずかぜ
)
優しく冷やし
12
ゴール裏 叫ぶ 歌う ジャンプする 非日常で命の洗濯
10
アウェイ試合 晴れの国にて 炎天下 化粧も日焼け止めも流れ落ち
6
涼やかな風感じつつ 川沿いを行けば 薄暮の
烏城
(
うじょう
)
凛々しく
8
助手席の窓 緑濃き山々と 息子との会話を愛しむ
6
いそいそと観戦旅の支度する 気分は遠足前夜の子ども
8
夫
(
つま
)
残し 出かける
前日
(
まえ
)
の夕餉には 罪滅ぼしのお菜を並べ
10
午前診 九十代と
0
歳児 共に待つ場の空気は柔らか
13
ひっつき虫
(
ハギモドキ
)
たっぷり付けた小学生 駆けて帰りぬ 秋の夕暮れ
29
帰り道 青い尻尾の子トカゲが ちょろり出で来て 愛嬌ふりまき
13
神社の
杜
(
もり
)
奥の方から法師蝉 夏終焉の独唱を聴く
14
涼しい風 待ちくたびれた こちらから迎えに行くよ 広い歩幅で
15
このままじゃ カラダもココロも萎れちゃう タオル片手に いざウォーキング
9
涼しさを送ってあげたい よく母も同じ
言
(
こと
)
をと 偲ぶ
娘
(
こ
)
ふたり
8
芳しき花 咲くまでの間も楽し 共に焦がれる
短歌
(
うた
)
のあれば
6
ごくたまに置かれる サッポロクラシック 条件反射で即カゴに入れ
8
冷蔵庫 かき集めた残り物が お好み焼きを作れと言ってる
14
和束
(
わづか
)
の山 手入れ届きて美しく列をなす杉 天を目指す
5
君とよくチョコパフェ食べた
古い喫茶店
(
コロンビア
)
青春の欠片 またひとつ消え
17
気持ち込め カップを選ぶ 泣きじゃくる我の背さすりし 妹の
義母
(
はは
)
に
8
黄金色 輝かす
陽
(
ひ
)
は 夏の如く さぞ暑かろう 稲刈機のゆく
8
薄青い空に似合わぬ夏雲と日差しが 秋の気配 蹴散らし
13
通勤は 日傘サンダル 玉の汗 奴の豆腐を買うて帰ろか
11
夫
(
つま
)
飲み会 残り物にて独り飯 支度要らぬが何よりご馳走
14
取り寄せた 蜂の
偽巣
(
ダミー
)
に怯え顔
夫
(
つま
)
遠避ける効果はあるらし
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