Utakata
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理郁母
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皆さんの歌を読ませて頂けてとても楽しいです。
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妹の車 自動で暖房
入
(
い
)
る 十勝の街は 肌寒の雨
8
砂時計の砂よ 止めること出来ぬなら せめてゆっくりゆっくり落ちよ
11
灰色の 雲間から差す
陽
(
ひ
)
の先に 神様が居ると 信じていた頃
10
妹から写メが届く 幼き日 裏庭で
食
(
は
)
んだ
甘酸
(
あます
)
い グスベリ
10
週末のご褒美 本物ビール買う ひと缶だけの プチプチ贅沢
10
溜め込んだ カッターシャツの アイロンがけ こまめにやれよと 毎週反省
6
夏来れば 名前に涼を求むよに
冬瓜
(
とうがん
)
炊いて 枝豆添える
9
意を決し 全部屋エアコン 稼動させ 罪悪感で 掃除
捗
(
はかど
)
る
13
空よりの 使者かと
見紛
(
みまが
)
う 水色の トンボと一緒に 羽を休める
13
回り道 神社の
杜
(
もり
)
から
涼風
(
すずかぜ
)
流る 土と緑の 恩恵なりや
9
ロリィタの 服纏ひたる 老女居て 汝は汝と 云はれし気のする
6
行間に 隠れた思い 汲み取った 友からの返信は優しい
14
心の底 積もる
澱
(
おり
)
を 流すような 雨をひたすら 待ち侘びている
8
夏の
陽
(
ひ
)
浴び どやっ! 誇らしげに ぐんぐんと 枝葉を伸ばす レモン
逞
(
たくま
)
し
10
失敗も挫折も 必ず糧となる
息子
(
こ
)
らに教わりつつ
母
(
われ
)
も育ち
9
傍目
(
はため
)
には 無駄と思える成果でも そこには汗して働く人 居て
14
夏恒例 馴染みの
患者
(
ひと
)
より 差し入らる ゴーヤの如く育った胡瓜
12
ごきげんさん ふくふく赤ちゃん 来院し ほっぺぷにぷに ああ癒される
11
カーテン開け 秋雲ありて
抱
(
いだ
)
く微かな悦び 蝉時雨に打ち消さる
7
文月
(
ふづき
)
去る
齢
(
よわい
)
を重ねるごとに 歳月過ぎるは 加速度がつき
8
新しい目標 ランゲの『花の歌』 指が も少し長かったらな
9
伸びた爪 レッスン サボっている証拠 反省込めて 丁寧に切る
11
帰り道 行列出来てるラーメン店 素通り 家でそうめん茹でる
11
平城と平安結ぶ 山城の国
人気
(
ひとけ
)
無き古寺 心安らぎ
8
竹林抜け 坂を登りて
岩船寺
(
がんせんじ
)
梔子
(
クチナシ
)
香る 三重の塔
8
泥だらけ サッカー少年たち乗せて 走った道を 今日は二人で
12
毎日 期待を裏切り ごめんねと 東の空に 虹の置き土産
8
遠雷に 今か今かと 雨待てど 雲は去り行き 今日もため息
8
今日イチの驚き 新人看護師さん 出勤ゼロ日 就業ドタキャン
7
徒歩出勤 着いたそばから 水筒の お茶が半分 無くなった朝
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