恵雪
75
88
投稿数
1555

ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

ふたつめの持病完治を目指す手術オペ 二月と決まり安堵と不安と /夫
26
坂の上たわわに残る柿の実が時雨れる街の差し色となり
33
山茶花も戸惑うほどの日差しにてコート持て余す師走の陽気 /20
28
昼下がり編み物しながらイカ大根ことこと 冬の至福のひととき
35
清しきは冬の日の出のまばゆさよ 干し物しつつ息白くして
32
路地野菜「白菜安いよ」爺様の遠慮がちなる声にほだされ /小ぶりひと玉50
28
朝からの尖った風を湿しとらせて ほっと和らぐ夕の雨かな
28
ベランダで「どこから来たん?」ひとりつ 日なたのまろき てんとう虫に /九階
39
あるがまま受け入れようか抗おか 加齢の波にゆらゆら揺れて
30
吾子見送おくる寂しさ笑顔に隠しつつ テールランプに手を振る寒夜 /また来年
29
柔らかな光あふれる雨上がり 心地良さげに冬薔薇ふゆそうび揺る
31
お正月帰れぬ吾子へせめてもと お菜並べて 居酒屋『おかん』 /家族で忘年会
29
お日さまを寿ぐような鳥たちの合唱うた朗らかに冬晴れの杜
28
いつもなら難儀するのに吾子来るとなれば次々献立浮かび
26
刺し子模様 ひと針ひと針色重ね 無心の先の華やぎが良し
37
冬枯れの始まる頃に可憐なる黄花きばな嬉しき思いは同じ /ねこ母さまへ
18
咲き残るキバナコスモス愛らしき 彩り褪せゆく遊歩道にて
26
健診を終えた安堵の空腹に熱いお茶漬けご馳走となり
29
雨のごと樹々の葉降らせ一陣の風過ぎ行けば冬色の街
26
温かな もふもふシーツの誘惑を 泣く泣く振り切る週明けの朝
26
ハイウェイのゆく先染める冬茜 美し星に生きてると思う
24
冬晴れの坂を登りて朝散歩 息深くして海の香満たす /鳴門にて
26
穏やかな夜凪の海に十六夜の月きらきらと光敷き詰め
25
久々に道産ガレイ贖いて煮付け懐かし母の味なり
25
がん検診向かう不安な足取りを知りてかセキレイ寄り添いくれる
25
寒風に月もきりりと冷える夜は甘い梅酒をお湯割りにして
28
揺れる木々 りては渦を巻く枯葉 もりに満ち満つ冬の音聴く
30
ゆく秋の名残惜しきは枝々えだえだに僅か残れる桜紅葉よ /明日から冬らしく
27
もうじきに寒波来たると知る術を尋ねてみたい 舞う雪虫に
30
週明けて全快とまで言えぬ身に慈悲深きかな師走の陽光 /20
33