Utakata
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理郁母
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ほぼほぼ日記。
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雷鳴と土砂降りの隙間 微か鳴る 夕焼け小焼けに 耳すます窓辺
13
しゃくしゃくと可愛ゆし音たて梨食みし 幼な子も早や三十路となりぬ
16
枕カバー 父の匂いに似てきたと 嘆く息子に 吹き出す
父母
(
ちちはは
)
13
アディショナルタイム五分の決勝弾 諦めなかったサポの後押し
6
待合室 駄々をこねる子 抱っこでも お菓子でもなく 「ゆーちゅーぶ!」
13
涼し朝 揚々出勤 退勤の午後は真夏日 足取り重く
7
忘れてた エアコン切って 窓を開け 通る風が 心地良きこと
12
可愛らし 令和生まれの
患者
(
ひと
)
増えて こうして時代は移りゆくのね
14
腕時計 ベルトの穴ひとつ分の ダメージ残し 夏が去りゆく
10
雨去りて 秋を纏いし朝の空
涼風
(
すずかぜ
)
清かに 心をほぐす
10
病前は 自己にも家族にも厳しき人 病後は丸く 仏様のごと
7
午後十時 お風呂も済ませ テレビ前 好きな番組 五分で寝落ち
11
この先は ひと雨ごとに涼なるや まずは昨日までの 熱冷ましませ
8
ふるさとの一方言の 「あずましい」 微妙なニュアンス 訳すは難し
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職場にて たまに出るらし 方言とイントネーション
可愛
(
かわ
)
いと言う
同僚
(
とも
)
12
息子
(
こ
)
からLINE 電話していい? 着信を待つ数秒が 長く思えて
12
夕暮れの空に惹かるは 美しく刹那に変わり消えゆく
彩
(
いろ
)
ゆえ
6
繕い物
(
つくろいもの
)
母想わせる
温
(
ぬく
)
い名が 付く家事もあると ほころび直し
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恭仁
(
くに
)
京が 置かれし頃からの歴史 しかと学べと 睨む広目天
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住む街の 寺でら仏像多きこと 博物館にて 初めて知りぬ
6
レモンの木 成長早きを 共に見て 「これ何?スイカ?」 せめてミカンで
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午後診の窓 日没が早まるを 励ましに代え もうひと頑張り
9
八月が終われど 暑さは去らぬまま 皮膚科の長い夏は続く
8
猛暑日となりし長月 奈良の夕 鹿も愛でるや 十六夜の月
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定期的な 君の通院 共に行き 再発無きを 確かめ安堵す
9
今はまだ 緑が勝る 稲の波 とんぼ群れ飛び 実りを願う
11
八年間住んでた頃も 実家へのバス待つ時も
ESTA
(
エスタ
)
好きでした
7
眠れずに ようやく微睡む 明け方の 鳥の囀りは容赦なく
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薄雲が覆う熱帯夜の空に 愛でる晩夏の月は
朧
(
おぼろ
)
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杖をつき 買い物してる おじいちゃん マイバッグのミッフィ従えて
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