恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

ともしきは気持ち良さげに飛ぶトンボ 残暑の空を気負わず進む
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ぼんやりと朱に染まりたる三日月に秋は何処いずこと尋ねてみたし
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信号待ち木陰にらば少しだけ秋の顔した風のそよ吹く
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若かりし母と楽しく服選ぶ夢でひととき娘に戻り
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熱帯夜 幾日目かとぼやきつつ 冷やした梨でささやかに秋
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待望の雨は土砂降り延々と 覗く夕陽も「なす術なし」と  /極端なんよ…
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鳴き方がやや下手っぴな法師蝉に 洗濯物ほしものしつつ頬緩む朝
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炎天の人気ひとけ無き道 颯爽と熱唱残し自転車のゆく /『天体観測』お上手でした
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夕暮れのベランダ止まる磯鵯ひよどりよ その歌声で秋呼び寄せよ
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ペットボトル開けにくいとか物忘れ 互いの老いを笑い合いつつ
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見はるかす山々のに雲の峰 いまだ堂々季節堰き止め
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残り物チンして済ます昼ご飯 盆休み明け戻る平穏
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なかなかに厳し残暑の中聞こゆ つくつく法師に救い求める
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つつがなく精霊送るしるべとや 京の五山に送り火灯る
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真白なるトルコキキョウの涼やかさ 写真に添えてお盆中日
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この夏も球児たちと共にするサイレンの音 祈りと誓い /終戦の日
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梅雨のよな蒸し暑さ経てまた猛暑 残暑というより二巡目の夏
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帰り来る母を迎へる支度せば 花と桃の香 我をも満たし /お盆
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響き渡る他校の友情応援と輝く選手に胸熱くする /甲子園
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染まり銀杏いちょうもみじの秋支度 促すようにやさし雨降る
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の岸に通じる電話あったらと 声が聴きたい話がしたいよ
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蔦の葉に雫光りしあの朝を思ひ出すなり 母の命日 /三回忌
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久々に風招き入れ人心地 風鈴の音もどこか秋めき /立秋
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祈りの日 去年こぞおとないし広島の街へ川へ思いを馳せる
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暑き夏いと苦手なる我なれば僅かな秋の兆しや嬉し /ユニシロ様ありがとうございます
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午後八時 熱冷めやらぬ小夜風さよかぜに揺れる白百合 一服の涼
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猛暑でも季節の進み確かなる 早まる夕暮れ 蜻蛉とんぼ舞う影
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宵闇のけやきから降る蝉の声 生きる力を振り絞るごと
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街の花火 流行りのドローンは飛ばねども 昔ながらの風情もよろし
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昼の熱 冷ます夜風に揺るるもり あかき半月 帰路導けり
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