Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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羨
(
とも
)
しきは気持ち良さげに飛ぶトンボ 残暑の空を気負わず進む
29
ぼんやりと朱に染まりたる三日月に秋は
何処
(
いずこ
)
と尋ねてみたし
30
信号待ち木陰に
入
(
い
)
らば少しだけ秋の顔した風のそよ吹く
29
若かりし母と楽しく服選ぶ夢でひととき娘に戻り
33
熱帯夜 幾日目かとぼやきつつ 冷やした梨でささやかに秋
33
待望の雨は土砂降り延々と 覗く夕陽も「なす術なし」と /極端なんよ…
22
鳴き方がやや下手っぴな法師蝉に
洗濯物
(
ほしもの
)
しつつ頬緩む朝
31
炎天の
人気
(
ひとけ
)
無き道 颯爽と熱唱残し自転車のゆく /『天体観測』お上手でした
26
夕暮れのベランダ止まる
磯鵯
(
ひよどり
)
よ その歌声で秋呼び寄せよ
27
ペットボトル開けにくいとか物忘れ 互いの老いを笑い合いつつ
29
見はるかす山々の
上
(
ぇ
)
に雲の峰
未
(
いま
)
だ堂々季節堰き止め
22
残り物チンして済ます昼ご飯 盆休み明け戻る平穏
29
なかなかに厳し残暑の中聞こゆ つくつく法師に救い求める
25
つつがなく精霊送る
導
(
しるべ
)
とや 京の五山に送り火灯る
26
真白なるトルコキキョウの涼やかさ 写真に添えてお盆中日
27
この夏も球児たちと共にするサイレンの音 祈りと誓い /終戦の日
27
梅雨のよな蒸し暑さ経てまた猛暑 残暑というより二巡目の夏
25
帰り来る母を迎へる支度せば 花と桃の香 我をも満たし /お盆
27
響き渡る他校の友情応援と輝く選手に胸熱くする /甲子園
24
染まり
初
(
そ
)
む
銀杏
(
いちょう
)
もみじの秋支度 促すように
優
(
やさ
)
し雨降る
27
彼
(
か
)
の岸に通じる電話あったらと 声が聴きたい話がしたいよ
28
蔦の葉に雫光りしあの朝を思ひ出すなり 母の命日 /三回忌
27
久々に風招き入れ人心地 風鈴の音もどこか秋めき /立秋
31
祈りの日
去年
(
こぞ
)
訪
(
おとな
)
いし広島の街へ川へ思いを馳せる
24
暑き夏いと苦手なる我なれば僅かな秋の兆しや嬉し /ユニシロ様ありがとうございます
19
午後八時 熱冷めやらぬ
小夜風
(
さよかぜ
)
に揺れる白百合 一服の涼
24
猛暑でも季節の進み確かなる 早まる夕暮れ
蜻蛉
(
とんぼ
)
舞う影
30
宵闇の
欅
(
けやき
)
から降る蝉の声 生きる力を振り絞るごと
26
街の花火 流行りのドローンは飛ばねども 昔ながらの風情もよろし
21
昼の熱 冷ます夜風に揺るる
杜
(
もり
)
朱
(
あか
)
き半月 帰路導けり
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