恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

陽だまりに白さ清しき雪柳 澱む憂いも浄められそな
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花粉(はる)の日々 籠り居らずに歩けよと 空の青さが奮い立たせる
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遥かなる海はいつでも穏やかであれかしと願う 鎮魂の日に /3.11
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今年からついに発症せし吾子へ あれこれ伝授すベテランの知恵 /花粉症
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春菊を湯掻く香りにふと浮かぶ 母と立ちたる実家(いえ)のお勝手
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ゆくりなく短歌(うた)舞い降りる日もあれば露も心に響かぬ日もあり
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たわわ咲くミモザの花も寒かろう 弥生の風の冷たきに揺れ
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漸(ようよ)うに春陽の注ぐ窓辺にて鉢の緑も嬉々と艶めき
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春寒の冷たき雨のそぼ降りて 独り逝かれし翁を送る /ご近所さん
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雨籠り じっくり煮詰めし金柑の丸(まろ)さ小さきお日様のごと
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未だ残る不安が滲む雨の夜は甘酸い梅酒に全て溶かして
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軽トラが集い田畑も春支度 雲雀(ひばり)囀る長閑(のどか)な日和に
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なかなかに眠れぬ夜を過ごしてか 家のソファで安堵の寝息 /夫退院
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仕事終え電車乗り継ぎ夫の元 明るい笑顔に疲れも飛びぬ /明日退院
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雪柳 早も数輪咲き初(そ)めて 陽射し無き日の慰めとする
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徒歩・電車 往復三時間かけて今日も届ける着替えと笑顔 /面会は15分間だけ
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手術中 静かな家族控室で飴ちゃん分け合う祈りの時間
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雨催い 月は朧に薄れゆき 寂しさ募るひとり居の夜
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夫入院 此度(こたび)は五日間ほどの 平気平気と互い励まし /前回は四か月
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美味しかった 楽しかったと帰りゆく次男夫婦を送りてほっと
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力強い陽(ひ)に温(ぬく)められ吹く東風(こち)は小(ち)さき蝶々(ちょうちょ)をひらりと乗せて
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リネン糸で手編みしタオルは桜色 いつもの暮らしにひと彩(いろ)添えて
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池の端(はた) 早春飾る宝石のごと翡翠(カワセミ)の鮮烈な蒼(あお)
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次男坊(じなんぼ)の知らせにふふと頬緩む われらは爺と婆になるらし
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選手らの熱き滑りを追うて飛ぶ 小(ち)さきドローンが健気にも見え /ミラノ・コルティナ五輪
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枝垂れ梅のトンネル抜けて吹く風は戻りし寒さと芳香乗せて /梅林にて
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可愛らし帽子のレシピにときめいて編み針せっせと 春匂う日に
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きらきらと春呼び寄せる陽光にスカートの裾ひらりと揺れる
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満開の山茶花並木は紅(べに)燦燦 冬のフィナーレ飾る如くに
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春色の陽射しに背中押され行くリハビリ散歩で気持ちも解(ほぐ)れ
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