恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

風受けて冷えた両頬照らす陽ははやも少しの春めきを持ち
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早起きの褒美ならむや未だ暗き部屋に差し込む月明明あかあか
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二か月の赤子に覆い被さりし記憶その子の齢とともに /阪神淡路大震災から30
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唐突に風情も無しに訪れる 我が鼻に目に春の兆しは /花粉
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寝る前のハンドクリーム 柚子のの 潤い満ちるは手ばかりでなく
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荒波に揉まれる日々にふと寄れる港でありたし 父母われらの想い
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子ら帰り静けさ戻る食卓に慎ましく並ぶ有りものご飯
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「ばあちゃんにまた似てきたな」吾子笑う 嬉しいような哀しいような
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先々を思い気を揉む悪い癖 中和せしめる夫の呑気さ
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遅ればせ家族が揃うこの週末 何を作ろか思案も楽し
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夜明け前 だいだい街灯をくすませて細雪ささめゆき舞う 静かに静かに
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冷えた耳包むその手の温もりは出会った頃と変わらずにあり
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大病院 付き添うだけの五時間で 唯一取り柄の元気吸われる
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氷雨降る仕事始めは並び咲く山茶花のいろに力もらひて
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九連休 二人きりでも存外にキツくなかった老後の予行
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賀状には「今年限り」と添え書きの増えて寂しき世の移ろひよ
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鳴り止まぬ電話あふれる患者ひとの波 ぎり始める連休七日目
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様々な思いがあろう学生連合れんごうの選手にも光当たらんことを /箱根駅伝
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もったいないほど降り注ぐ陽光に布団干したり正月二日
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小さくも永き歴史のおやしろがしばし華やぐ新春の候 /初詣は近所で(奈良時代創建)
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さぶさぶとベランダでて 山のを染める初日はつひ寿ことほぐ幸せ /佳き一年を願って
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歳の暮れ 夫婦ふたり平和に過ごせるを感謝しすす鰊蕎麦にしんそばかな /皆様良いお年を
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掃除して簡素なお節こしらえて気付けば今年最後の夕陽
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処置終えて帰宅の深夜 レンチンの焼きそば食みて安堵の夕餉
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近隣の夜間救急全滅も 夫を救うはいつもの病院 /感謝感謝
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買い出しのリュック背負いて歩くの足元添えるセキレイかな
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「インフルに罹ったごめん」次男から 待ち侘びた想いしょんぼりしぼ
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夫婦とも仕事納めて安堵する 年の瀬の夜は穏やかに更け
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街灯が静かに消える明け方の陽にきらきらと屋根の朝霜
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セール品ハンドクリームまとめ買い 酷使で荒れる年末の手に
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