恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

近隣の夜間救急全滅も 夫を救うはいつもの病院 /感謝感謝
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買い出しのリュック背負いて歩くの足元添えるセキレイかな
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「インフルに罹ったごめん」次男から 待ち侘びた想いしょんぼりしぼ
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夫婦とも仕事納めて安堵する 年の瀬の夜は穏やかに更け
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街灯が静かに消える明け方の陽にきらきらと屋根の朝霜
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セール品ハンドクリームまとめ買い 酷使で荒れる年末の手に
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近況を記す添え書き読みたさに 決心つかぬ賀状終い
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試験前 本を読みたくなるやまい 再発したか 家事放り出し
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よく喋りいっぱい笑った週末は長男が帰り行き静かに終わる
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シミや皺 老い滲む手は侘しくも これまで生きた証と思えば
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帰宅せば眼鏡真白ましろになるつまぬくめんと待つ柚子湯の香り
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風邪引くな しっかり食べて早よ寝なさい からだ気遣う日々の懐かし /頑張れ受験生
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下草を刈られ寒そな公園に冬の陽光ひかりがやわらかに降る
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健診後 開放感と空腹に負けて手に取る桜餅かな
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フリースを二枚重ねて着だしたら さあいよいよ冬本番か と /夫
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人智など及びはせぬといふ如く風ごうごうと天地あめつち駆ける /カイロス打ち上げ再延期
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ちゃっかりと我の布団に潜り込む幼な子ふたりの温さ恋しや
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親子丼 好きな三つ葉をマシマシで頬張る幸せ香りもごちそう
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大掃除頑張りませんと宣言し師走の重荷半分にする
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悲しいほど冷たく冴える月のをオレンジの街灯がほのり暖め
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後ろ髪引いてくれるな床暖房 夕餉支度に靴下重ね
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テッパンのお土産菓子に舌鼓 つまの笑顔で温もる寒夜 /博多通りもん
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週明けの朝の冷気に茜差し今日を進めと励ましくれる
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喜びも失意も丸ごと私ごと受け止めてくれて ほんまありがと
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主人あるじ一夜ひとよのうちに飛びしとう梅には蕾 想いは永遠とわに /太宰府天満宮
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週末の冷え込み予報にかさを増す衣類とわくわくキャリーにぎゅっと
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模様編み 目数めかず声出し数えつつ 話しかけるなオーラ出しつつ
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遅き朝 息白くして 東雲しののめに映ゆる山の端 眺むはすがし /冬はつとめて
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布団干し日和だったと晴れ空を虚しく仰ぐ午後二時の帰路 /17
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冬の陽がはすに差し入るリビングのぬくみ穏やか師走朔日
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