恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

乾く地も雨の過ぎたる地も有りて 天の差配はままならぬもの
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一面のピンク鮮やか蓮池にとんぼ群れ飛び夏を謳歌す
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蝉さえも鳴かぬ酷暑の昼下がり 住宅街は静寂しじまに沈む
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「太陽がドカーンと調子乗りすぎや」 夫はときどき小学男児
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西の空 夕陽を隠す雲の峰 梅雨明けしこと思い知らさる
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出来るだけ週間予報は見ずにおこう 並ぶ数字に気持ちが萎える…
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京都御所 清涼殿を眺め ふと一条帝が現れそうな /光る君へ
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磯鵯ひよどりが止まるベランダその柵はさぞ熱かろう酷暑の午後に
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日暮れどき 雲は青系グラデーション 漂うように熱帯夜の月
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暑けれど風は少しく軽くなり梅雨のトンネル出口は近し /近畿はまだ…
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ちびてきたウタマロせっけん手に馴染み 面倒な予洗い少し楽しく
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褐色の実もたわわなる椿かな 朝の雨雫つやと弾いて
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海原は空をうらやみ映すとふ 船旅したや 青一色の
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新しき厄除け粽の笹の香にこの一年ひととせの平穏願う /祇園前祭さきまつり
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楚々と降る涼雨 緑を潤せり 微熱を帯びた街鎮めるごと
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賑やかに職場女子会 ほぼ毎日会えど話題が尽きぬ不思議
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思い切り泣けばきっと軽くなる 言うてやりたし あの雨雲に
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炎天を駆ける風に打ちなびく青田は梅雨の戻りを待ちぬ
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恋しかりし我が彦星は口開けて ぐうすか午睡の猛暑七夕
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遠距離の八年やつとせ 織女牽牛に我が身重ねし 今は昔
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トラブルで近隣外灯全て消え あらためて知る夜闇よやみの深さ
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熱風にざわざわ揺れる杜に聴く やけくそ気味の鶯の声 /猛暑日
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洗濯物ほしものを靡かせ吹ける温風あつかぜに乗りて届くは蝉の初鳴き
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背高せいたかのアガパンサスの大き花 一斉揺らし夏を呼ぶ風
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押し寄せる怒涛に灯台探しては心ともして息継ぎをする
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新しい制服選ぶワクワクで せわし職場もしばし華やぎ
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店先に並ぶパプリカ鮮やかに モノクロの空に飽く目を射抜く
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拙くも短歌うた詠み季節ひと巡り ここから先もぼちぼちゆるゆる /Utakataみなさまに感謝
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いつもより気持ちを込めて「気をつけて」 雨煙る朝 出かけるつま
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こども園のプランターに生るトマトへと外から念じる おいしくなあれ!
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