恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

おかあさん なあに? のフレーズ浮かぶのは寂しい時 として母として /童謡『おかあさん』
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六十路夫婦「仕事勘が戻るまで時間かかった…」ぼやきの夕餉
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雨上がり雑草くさ刈る音と青い匂い纏い帰らん初夏はつなつの道
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公園の芝すれすれにつばくらめ雨の匂いを孕む風切り
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連休と無縁に働く人々に支えられてる黄金週間
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ベランダを泳ぐ可愛い鯉幟 親の想いを一身に受け
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いくつかの小さな「嬉しい」かき集め 良い日だったと眺める夕焼け
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バルコニー デッキブラシで掃除して 中腰辛くも爽快感勝り
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いにしえの人も味わったのだろな 瀬田川渡る風 心地良き
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境内に鮮やか繁る青もみじ 木漏れ日眩し石山もうで
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ついこの前 洗い仕舞いしジャケットを着るは口惜し 肌寒の雨
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『妻』でなく『私』でいる時間とき しばし必要だなと仕事しながら
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二人して読書の静かな一日ひとひかな 会話減りくる連休四日目
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カーラジオ流れる昭和ポップスでひととき高校時代に戻り
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欅の葉 揺らす風に雨の匂い 春の終わりにくしゃみひとつ
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盛大に洗って干して 子らの来ぬ寂しさ紛らす洗濯日和
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まったりと夫は今日から十連休 来たる老後の訓練とする
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大好きなすずらん今年も咲き始め 可憐な白に故郷さとの初夏思う
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ひょろひょろと伸びる檸檬を慈しむ 花咲かずとも母の気持ちで
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お日様と乾いた風に当てられて布団ほっこり幸せの匂い
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やる事はいくらでもある平日休 やる気スイッチ見当たらなくて
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ふと気付く 君と話せば小さくも必ず笑いのおまけ付くこと
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友の声久々に聞く心地など想像しつつ雨空見上ぐ /Voyager1ボイジャー
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冷暖房要らぬ季節に雨続き 乾き具合の妥協点探る /洗濯物
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新緑の丘のてっぺん遅咲きの桜色濃く晩春飾る
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花粉去りマスク通さぬ風を吸う それだけのことがこんなに嬉しい
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街灯のもとで雨夜の青もみじ 葉先の雫 光さやかに
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いつの世も人の苦悩は如何ばかり 曼荼羅で説く仏の救い /「空海」展
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うっかりと地雷を踏んで焦る夫の顔可笑しくて不発にしとく
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春服をほとんど着ぬ間に紫陽花の蕾ふくらと梅雨を匂わせ
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