Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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補助具着け歩くワンコに歩を合わす若者の眼に温もり宿る
25
ふくふくのスナップえんどう筋取らば青き匂ひに母の浮かびぬ /お手伝いの記憶
27
大寒の陽は燦々と白梅の固き蕾に枝の雀に /三月の陽気
29
やわらかなタッチで描かれたワンシーンに 乙丸さんの優しさ溢れ /矢部太郎『光る君絵』
14
老眼鏡
(
めがね
)
かけソファで足組み本読めば「ハイソな感じ」と死語宣う夫
23
風受けて冷えた両頬照らす陽は
早
(
はや
)
も少しの春めきを持ち
32
早起きの褒美ならむや未だ暗き部屋に差し込む月
明明
(
あかあか
)
と
27
二か月の赤子に覆い被さりし記憶その子の齢とともに /阪神淡路大震災から
30
年
42
唐突に風情も無しに訪れる 我が鼻に目に春の兆しは /花粉
34
寝る前のハンドクリーム 柚子の
香
(
か
)
の 潤い満ちるは手ばかりでなく
30
荒波に揉まれる日々にふと寄れる港でありたし
父母
(
われら
)
の想い
28
子ら帰り静けさ戻る食卓に慎ましく並ぶ有りものご飯
29
「ばあちゃんにまた似てきたな」吾子笑う 嬉しいような哀しいような
31
先々を思い気を揉む悪い癖 中和せしめる夫の呑気さ
30
遅ればせ家族が揃うこの週末 何を作ろか思案も楽し
33
夜明け前
橙
(
だいだい
)
の
街灯
(
ひ
)
をくすませて
細雪
(
ささめゆき
)
舞う 静かに静かに
30
冷えた耳包むその手の温もりは出会った頃と変わらずにあり
23
大病院 付き添うだけの五時間で 唯一取り柄の元気吸われる
32
氷雨降る仕事始めは並び咲く山茶花の
彩
(
いろ
)
に力もらひて
29
九連休 二人きりでも存外にキツくなかった老後の予行
32
賀状には「今年限り」と添え書きの増えて寂しき世の移ろひよ
36
鳴り止まぬ電話あふれる
患者
(
ひと
)
の波
過
(
よ
)
ぎり始める連休七日目
24
様々な思いがあろう
学生連合
(
れんごう
)
の選手にも光当たらんことを /箱根駅伝
22
もったいないほど降り注ぐ陽光に布団干したり正月二日
28
小さくも永き歴史のお
社
(
やしろ
)
がしばし華やぐ新春の候 /初詣は近所で(奈良時代創建)
27
さぶさぶとベランダ
出
(
い
)
でて 山の
端
(
は
)
を染める
初日
(
はつひ
)
を
寿
(
ことほ
)
ぐ幸せ /佳き一年を願って
33
歳の暮れ
夫婦
(
ふたり
)
平和に過ごせるを感謝し
啜
(
すす
)
る
鰊蕎麦
(
にしんそば
)
かな /皆様良いお年を
36
掃除して簡素なお節
拵
(
こしら
)
えて気付けば今年最後の夕陽
26
処置終えて帰宅の深夜 レンチンの焼きそば食みて安堵の夕餉
28
近隣の夜間救急全滅も 夫を救うはいつもの病院 /感謝感謝
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