Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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多病なる夫の病をひとつでも持ち去り給へ 鬼は外
31
一分
(
いちぶ
)
にも満たぬ開花も愛おしき 春の声聞く梅見の散歩
37
「雪やねえ」馴染みの警備のおじさんと笑顔交わして温もる
朝
(
あした
)
34
平日休 おでん早よから仕込みして 夜は至福のしみしみ大根
30
轟
(
ごう
)
と吹く西風ときに雪乗せて この街らしい冬の本気
29
週末は夫を誘って歩こうか 紅梅咲き
初
(
そ
)
む公園の道
28
太陽と巡る
地球
(
ほし
)
とのお約束 今年の立春二月三日ね /節分は二日ね
20
寒風が幾日ぶりか戻り来て ほわり湯気立つ甘酒日和
26
すくと立つ
清
(
すが
)
し姿の白鷺に 我が身
省
(
かえり
)
み背筋を伸ばす
26
刻々と終わり近づく冬惜しむ いつものウォークで汗拭いつつ
27
補助具着け歩くワンコに歩を合わす若者の眼に温もり宿る
25
ふくふくのスナップえんどう筋取らば青き匂ひに母の浮かびぬ /お手伝いの記憶
27
大寒の陽は燦々と白梅の固き蕾に枝の雀に /三月の陽気
29
やわらかなタッチで描かれたワンシーンに 乙丸さんの優しさ溢れ /矢部太郎『光る君絵』
13
老眼鏡
(
めがね
)
かけソファで足組み本読めば「ハイソな感じ」と死語宣う夫
23
風受けて冷えた両頬照らす陽は
早
(
はや
)
も少しの春めきを持ち
32
早起きの褒美ならむや未だ暗き部屋に差し込む月
明明
(
あかあか
)
と
27
二か月の赤子に覆い被さりし記憶その子の齢とともに /阪神淡路大震災から
30
年
42
唐突に風情も無しに訪れる 我が鼻に目に春の兆しは /花粉
34
寝る前のハンドクリーム 柚子の
香
(
か
)
の 潤い満ちるは手ばかりでなく
30
荒波に揉まれる日々にふと寄れる港でありたし
父母
(
われら
)
の想い
27
子ら帰り静けさ戻る食卓に慎ましく並ぶ有りものご飯
28
「ばあちゃんにまた似てきたな」吾子笑う 嬉しいような哀しいような
30
先々を思い気を揉む悪い癖 中和せしめる夫の呑気さ
29
遅ればせ家族が揃うこの週末 何を作ろか思案も楽し
32
夜明け前
橙
(
だいだい
)
の
街灯
(
ひ
)
をくすませて
細雪
(
ささめゆき
)
舞う 静かに静かに
29
冷えた耳包むその手の温もりは出会った頃と変わらずにあり
23
大病院 付き添うだけの五時間で 唯一取り柄の元気吸われる
32
氷雨降る仕事始めは並び咲く山茶花の
彩
(
いろ
)
に力もらひて
29
九連休 二人きりでも存外にキツくなかった老後の予行
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