Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
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伊予柑を食み乗り越えし
悪阻
(
つわり
)
の日々 遠く懐かし甘酸い思い出
16
ひとしきり話した後に吾の声が母と同じと妹ぽつり
33
西からの陽光受けつ降る雨の粒ひとつずつ輝き持てる
11
ピュンピュンと音がしそうな勢いで芽吹く若葉を子の如く
愛
(
め
)
づ
19
山焼きの炎遠くに眺めつつ穏やかな春の訪れ願う
21
急ぎ足に驚く雀飛び立つを優しく隠す山茶花の垣
17
待ち侘びた新刊届きしメール有り 仕事帰りの足取り軽く
17
各地域のニュースで知りぬ 全国から支援さまざま温かきこと
11
日課なる夫の薬のセッティング 済ませて気付く吾の飲み忘れ
17
風止みて冷ゆる夜空に虹色の雲纏う月柔らかに
輝
(
て
)
る
19
猛き風に乗りて真横に降る雪が生駒の山ぎわ真白に隠し
13
気の重い拭き掃除は大好きな歌控えめに熱唱しながら
10
冷える手を隠し温める長い袖
息子
(
こ
)
のお下がりのダウン今年も
16
冬の坂 自転車立ち漕ぎ登り来る 中学生らの頬 皆赤く
16
故郷
(
ふるさと
)
の懐かし言葉
短歌
(
うた
)
に見て雪の暮らしを思い出したり
17
寒空に歩行器停めて体操す おばあちゃんに感服しきり
16
午後五時の『夕焼け小焼け』合わすごと
鴉
(
カラス
)
が一羽 茜空飛ぶ
17
花粉症 薬今年も処方受く ヒノキ去るまで 先は長い…
14
夕陽差す落ち葉の隙間きらきらと白詰草に雨の名残れる
25
善哉の小餅を網で焼きながら並んで待つ間に仲直り
12
悪意無きあっけらかんに なんでや?とモヤモヤしちゃう心の狭さ
12
好きだった小樽焼の濃い緑 窯閉じたらしと報告し居り
11
他愛ない会話も出来ぬ寂しさよ 母へ語るも一方通行
25
一粒の種が発芽し早二年 レモンの新葉出づるは嬉し
15
長男
(
むすこ
)
さん結婚まだなん?心配やね 会うたび言われりゃまあまあウザい
21
義父
(
ちち
)
と母そういや好みが似ていたと初物伊予柑並べ供えて
16
一番に診察終えし
患者
(
ひと
)
より受く硬貨冷たき雨の午前診
16
追悼の灯りは揺れる これまでの全ての被災地 想いを「ともに」
17
あの頃は
S
N
S
など無い時代 語り継ぎたし阪神淡路
20
さくさくと音良し大根
烏賊
(
いか
)
と炊き 冷えた
夫
(
つま
)
待つ
昆布
(
こぶ
)
出汁の湯気
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