恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

久々の雨は土砂降り 何もかも洗い流せる清しさの有り
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「幸せのハードル低い」と夫笑う さき事でも嬉しがる吾を
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時ならぬ猛暑疲れを癒さんと刺し子楽しみ過ごす短夜みじかよ
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昼下がり静まり返る園庭で たわわに実る枇杷も眠たげ /こども園
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キッチンの換気扇をば夏掃除 汚れ落ちれば気持ちも晴れて
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長い茎伸ばし咲きたりアガパンサス 夜空昇れる花火の如くに
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訓練と知りてもビビる 緊急を伝ふに秀逸なる不協和音 /緊急地震速報
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住宅街茜染まりて夕燕ゆうつばめ ついと飛び交い家路を急ぐ
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この先も晴れの猛暑が続くとや 梅雨は何処いずこの水無月半ば
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次男坊じなんぼの「父さん元気?」声聞きて夫も私も嬉し父の日
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珍しく「暑いの嫌やな」とふ夫の衰え案ず 真夏なつはすぐそこ /明日35度予報
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飽かず降る雨に包まる鎮守森 息深くせば緑沁み入る
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軽やかに洗濯物ほしもの乾く嬉しさよ 梅雨の晴れ間の小さなシアワセ
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梅雨晴れや 青さいや増す早苗田に立つ白鷺の姿凛々しき
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亡母ははのため贖いし花に惹かれてかさき蝶々と戯るる道
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豪快に舟漕ぐ女子の隣にて肩を貸したしお疲れ様と /電車にて
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願わくは暴れることなく塩梅あんばい良く田畑野山に雨もたらせよ /梅雨入り
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走り梅雨しとど濡れたる子雀を隠し給へよ紫陽花の花
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夕まぐれ声響かせて時鳥ホトトギス 住宅街に夜を呼び寄せ
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「オレの人生ここからや!」と叫ぶ子よ 君の前途はきっと明るい /近所の小学生
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日が伸びて『夕焼け小焼け』鳴りてなお明るき空に儚げな月
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梅雨前の僅かなチャンス逃すまじ 布団洗濯物ほしもの晴れ空のもと
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若い子の目にも眩しい真っ白なスカート揺れて夏を呼び込む
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ささやかなケーキ贖い待ち居れば帰宅の夫もケーキぶら下げ /結婚記念日
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ベランダから眺める丘の緑濃くなりて近づく夏の足音
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かりぽりと漬物を食む音だけが響くふたりの静かな夕餉
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ご近所と談笑しつつ草引けば敷地スッキリはあ気持ち良い! /マンション行事
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千萱ちがやの穂 梅雨を匂わせ吹く風におのが命をふわり託して
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気の置けぬ友との語らい時忘れドリンクバーの有り難きこと
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雨予報はずれ降るに鳴く鳥と皐月終はりの朝風惜しむ
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