Utakata
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恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。
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葉を
剪
(
き
)
りて
仄
(
ほの
)
と立つ
香
(
か
)
にはっとする
木末
(
こぬれ
)
まで充つ檸檬の息吹
20
三日月と宵の明星ランデヴー 暮れ空に輝る束の間のご褒美
16
足早に沈みゆく陽が
染
(
そ
)
む空の
朱
(
あか
)
き余韻も短くなりぬ
25
うつらうつら
風邪薬
(
くすり
)
に眠る夢うつつ 居るはずのない子らの声聞く
16
床臥して 野分名残りの雨音に耳を澄ませる
咳
(
しわぶ
)
きの間に
23
めずらしく喉風邪引いた吾の声に「オッサンやん」とはなんたる言い草 /大丈夫?くらい言え
19
記録的猛暑とのろのろ台風に翻弄されて八月終わる
19
丁寧な主治医の説明ありがたし モヤモヤ消えてお腹空いたぁ
21
検査して診察までの二時間半 読みかけの本きっちり読了 /夫の通院
21
懸命に 雨の止み間の法師蝉 野分近しと知るや知らずや
19
待合室
(
まちあい
)
の仕草愛らし幼な子に吾子重ねては戻れぬものかと
27
迷走す野分からの予告
風
(
かぜ
)
青空のもと
樹々
(
きぎ
)
を揺らして
18
野分去れば夜風涼しくなるはずと望み抱きつ備えの買い出し
21
おちこちで天を仰ぐ蝉たちに祈りのような木漏れ日そそぐ
13
来年も酷暑の通勤耐え得るや 六十路の身なる互いを案じ
17
上下火で焼かれる魚の気分なり 残暑厳しきアスファルトの上 /
36
度
22
心待ち焦がるる気持ち潤せり 秋へと続くプロローグの雨
19
「実家では無理や」とゆるり子は過ごし 連れ来し仕事持ち帰りゆく
22
悪しき風邪ぶり返すごと 再びの猛暑厳しき 涼知りし身に
18
久々に
次男坊
(
じなんぼ
)
と飲むビールかな 夏も終わりの月が明るい
20
休み明け 法師蝉鳴く
杜
(
もり
)
を抜け晩夏愛でつつ出勤の朝
18
戦争の愚かさ伝えるサイレンが
未来
(
さき
)
の若人に繋がりますよう /終戦記念日の甲子園
26
汗だくで寝具干す吾を
磯鵯
(
ひよどり
)
の涼やかな
美声
(
こえ
)
励ましくれる
19
あの日から母はいつでも傍に居る 私の頭上右斜め上
21
美術館水族館とはしごしてシニアの遠足楽しからずや
21
店のカゴ「明日のおやつ」とグミ入れて夫は今日も小学男児
31
宵空に傾く月の儚さよ
陽
(
ひ
)
を追うがごと
朱
(
あか
)
く沈みぬ
18
ただ青い十勝の空と朝までの雨が滴る緑に
葬送
(
おく
)
られ
25
身罷
(
みまか
)
りし
朝
(
あした
)
昨日のごとくあり
一年
(
ひととせ
)
経
(
ふ
)
るも面影
冴
(
さ
)
やか /母の命日
26
混んだバス初めて席を譲られて 感謝と「まだまだ」気持ち絡まり
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