恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

ご近所の会社の敷地 石楠花しゃくなげあでやか咲きて休み明け待つ
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枝々にさき若葉の芽吹きめ 鉢の生命いのちも夏立つを知る
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みそ餡の柏餅を頬張りて六十路ふたりの端午の節句
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お日様の温もり残るお布団がほっこり嬉し肌寒の夜
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二人して十一連休過ごし居れば口癖となる「今日何曜日?」
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雨上がり ネモフィラの丘 空と海 視界を満たす青の至福
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潮の香を恋ふる気持ちは夫も吾も 淡路の海で息深くする
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藤棚のの下 余韻に浸りをり 数多あまた国宝たからに酔いしれし後 /奈良国立博物館『超国宝』
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盛夏には大き葉繁るプラタナス 木漏れ日きらめく新緑も良し
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嬉しきは冒険からの新発見 わたし案外キャップが似合う /快晴のお出かけ🧢
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はすの花咲ける水面みなもに雨雫 まるき波紋も美しくあり
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暑過ぎず寒過ぎぬ日の心地良き 短きものと思えばなおさら
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ほの甘い蜜味わいし頃想う 赤詰草あかつめくさの群れ咲く道で
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味気なき独りの夕餉つと済ませ本を友とす静か過ぐ夜に /夫飲み会
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田植え待つ渇いた土に 芽吹きむ若い緑に 慈しみの雨 /穀雨 
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カラフルな花壇の隅で慎ましく さりとて凛と鈴蘭の白
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布団干し冬物一気に洗い干し の恵み受く なんたる幸せ! 
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両サイド躑躅つつじが飾る階段を降りる気分はタカラジェンヌ /公園にて
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通勤はしっかり歩き汗かいてはやも 暑熱順化 着々
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陽春の軽やかな風 新緑のけやきを抜けて吾の心まで /花粉ほぼ終了
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「臨休が多い」の苦情に頭ぐ 病身削る院長ボスを思えば
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幼き日飽かず遊びしお手玉のまろさ思はす八重の桜は
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たくあんを切りつつ一切れぽりと食む私の内に母が息づく
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園庭にまで聞こえくる歌声に唱和するごとチューリップ揺れ
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誕生日に家族揃うは幸せと笑む夫見れば我も幸せ /息子たちに感謝
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散り際の色濃き花弁さくら降る先に 春を継がんとムスカリの青
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スーパーの店先小さな燕の巣『見守ってね』の張り紙嬉しく
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冬に眠る生命いのちを目覚めさせんとや 春の雷神天を翔けたり /春雷
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仕事終え朧月夜の桜花愛でつ歩けば春心地なる
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春先の衣替えはゆうるりと 朝はまだまだ冬物靴下
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