恵雪
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ほぼほぼ日記。
ぼちぼち、ゆるゆる。

願わくは暴れることなく塩梅あんばい良く田畑野山に雨もたらせよ /梅雨入り
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走り梅雨しとど濡れたる子雀を隠し給へよ紫陽花の花
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夕まぐれ声響かせて時鳥ホトトギス 住宅街に夜を呼び寄せ
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「オレの人生ここからや!」と叫ぶ子よ 君の前途はきっと明るい /近所の小学生
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日が伸びて『夕焼け小焼け』鳴りてなお明るき空に儚げな月
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梅雨前の僅かなチャンス逃すまじ 布団洗濯物ほしもの晴れ空のもと
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若い子の目にも眩しい真っ白なスカート揺れて夏を呼び込む
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ささやかなケーキ贖い待ち居れば帰宅の夫もケーキぶら下げ /結婚記念日
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ベランダから眺める丘の緑濃くなりて近づく夏の足音
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かりぽりと漬物を食む音だけが響くふたりの静かな夕餉
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ご近所と談笑しつつ草引けば敷地スッキリはあ気持ち良い! /マンション行事
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千萱ちがやの穂 梅雨を匂わせ吹く風におのが命をふわり託して
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気の置けぬ友との語らい時忘れドリンクバーの有り難きこと
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雨予報はずれ降るに鳴く鳥と皐月終はりの朝風惜しむ
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義母からの気遣い嬉しアスパラガス 北海道さとの恵みに元気貰いて
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梅仕事 今年は梅酒 からころと氷砂糖が初夏はつなつに溶け
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薄曇りの夕焼け淡く柔らかく心のひびにじわり沁み入る
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シーズン5 衝撃的なラストにて次のシーズン早く早くと /アストリッドとラファエル
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通販でひっそり頼んだワンピース 留守のあいだに夫が受け取り
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週末の非日常と潮の香を 今日を始める糧とするなり
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早くから予約していた観戦旅「楽しもうや」は吾子の優しさ
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五月雨の季節来たるはまもなくと額紫陽花の楚々と咲くなり
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久々に家で作った味噌汁に一番ほっとしてるのは
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留守のに檸檬の若葉ぴゅんぴゅんとみなぎ生命いのちに励まされをり
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大らかな北の大地と晴れ空に半泣き顔の妹ゆだ
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心うち積もりしおりはそのままに父けむとなり天へ昇りぬ
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身勝手で貴女あなたを傷つけ苦しめたを許すや写真に問えど
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吹き渡る涼やかな風 名残惜し 明日から続く暑さ思えば /今日22度明日28
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母として嬉し一日ひとひとしては亡母ははを偲びて寂しくもあり /母の日
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水張田みはりだに整列し居るさき苗 雲越しの陽がやわく温める
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