うつろひは 常世の習ひにしこそあれ 身に沁む秋や齢七十二 
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起きた時 猫が布団に いることが 増えたとなると やはり秋です
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富良野ではもはやガイドも語らない 時に埋もれた「北の国から」
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おとがいが欠けた峠の石仏夕日を浴びて村を見下ろす
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「仲いいね」牽制してくる女子たちに「それはどうも」と軽くウインク
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真夜中に 意味なく見上げ 目を凝らす 私に見えぬ 星を探して
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ありがとうじじいだけれど生きてるぜ俺が誰だか分からぬ母に/誕生日
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尾花の野 そぞろに歩く 根無し草 仲間となりて 立たむと思ふ
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浴室の追い焚きボタンを押すような暮らしをする日はいつかくるのか
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朝ごはん 食べない次女に 拵えてたこさえ かぼちゃのポタージユ  心沁み沁み 
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赤とんぼ自在にとんで空に描く町に夕日をまねく暗号
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この世には嫌でもせねばならぬことあることを知り君は四歳
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席替えの話などするカップルを盗み見してる化石の私
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この世から あの世に行くのが 面倒くさい 怠惰な俺は あしたもこの世
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長雨に紫陽花の色うつしたり玄関の前バケツに咲かす
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総譜スコアでも分からないこと この音を出すとき君は 少しほほえむ
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週一の 今朝はどこへと モーニング 口コミチェックの 真剣シニア
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たぶんもう 君の心を失った 来ない通知に覚悟を決める
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もらいもの ハイビスカスの 苦いお茶 おっちょこちょいの 舌だけ赤い
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ことことと半日かけて煮込みたるおでんをふうふう・・白露の候に
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キャンパスで 君を追う未来の約束 でも君の恋 分からぬまま
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吾の肩はあなたの枕だ、ご自由に 小遊三的な笑みで地下鉄
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カメラロールスクロールして思い出す 一緒に行ったね萩のお寺に
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君のもつ十五センチの手のひらに流れる赤で宇宙の全て
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死にたいと、日々自覚する。サプリは飲むし風呂も入るけど。明日も。
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どんよりと濁った空になみだ雨泣くだけ泣いてサッパリ晴れよ
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庭先に打ち捨てられて朽ちてゆく死骸の如きドリアンの皮
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夕立や 見知らぬ人と 雨宿り 一時同じ 今を過ごさむ
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百万の饒舌よりもマスターの温顔沁みるラストオーダー
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小雨でも朝の散歩は外せない晴天よりも涼しい九月
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