「おかえり」と父の笑顔の後ろ側 母の気配も伝わるお盆
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今日の日を予感のままに歩みゆくカーブミラーに陽落つるまで
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野良仕事しごと終へ 湯船に浸かりて見つむれば 節くれだつも我が指愛し 
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お日様は 5時起き7時寝 つとめて法師蝉はふしせみ鳴き 秋の香そする
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ゴミ箱が消えた街でも肥えていく消費税払わぬカラスたち
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火の雫籠から落つる鵜飼い船 短き夜の夢のはかなさ
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漂白の白いTシャツ帆の如く僕は何処にも行かないけれど
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この時季に娑婆に呼ぶのは虐待だ熱中症で死んだ爺ちゃん
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夏ですよ?クローゼットを開くたび向日葵のシャツがささやいている
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意地悪な 人の意地悪を 意地悪と 思わないのが 逆に意地悪
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この先も どうか笑顔でと 願うのみ 生きててほしい あなただけでも
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補助輪を初めて外す まっすぐに漕ぎ出す世界の新しい風/題『自転車(テーマ詠)』
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コロナ禍に 生を受けたる 蝉時雨 いま盛りなり 我ここに立つ
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僕たちはいつから流してないのかな あんなに苦しく 綺麗な涙/甲子園敗退
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冗談も言えない空気この空気悲しい空気 眠れましたか
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枕もと 積もる不安を 呼び覚ます 夜のいたずら 眠り遠のく
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帰省する日を伝えれば母は言う近所のあの子は「里帰り」だよ
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防災や 平和について 考える いつも通りの 日々が幸せ
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満開の 花見て佇む 散ればスルー 木陰に駆け込む 葉茂る桜
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今日の昼 回転寿司で好きなだけ食べて良かれど八皿までよ
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家族五人 大笑いする盆休み 都市を繋げて カルカソンヌで
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AIとアンドロイドとロボットが ごはんの話をしていたらいい
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愛される夢を見た もういない君 夢は夕暮れ 泣いた朝方
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車輪の音 静まりてなお 振り向かず 預けし荷物は 知らない明日へ
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人生は文句言ってる暇はない不満立腹捨てちゃいましょう
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恋文や日記ではなく短歌なら こんな夜中に書いてもいいや
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会うことも叶わぬ夏の暑さゆえ目を閉じ祈るあなたの無事を
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涼風にあさねもひるねもここちよく夜は更なり 妻は案ずれど
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帰り道 わざと間違え 遠回り ふたり並んで 自転車を押す
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どれだけか 癌の寛解 病むこころ 先は見えずが 残る思い出
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