「だれか紹介してよ」って、そうですか。もうきみのレジュメ刷ってあげない
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猫さんがスライムみたいにベトベトと足に絡まる時々痛い
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地下鉄の人波の中まごついて傘のがらだけひどく目立って
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君の顔 好きじゃなかった 去年まで 短歌の向こうに 君を見るまで
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ジョッキにて5杯飲んだよ ねこ母も まだまだイケる アラフィフなりても>牛角飲み放題
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10÷3じゅうわるさん 小数点は何位まで求めますかと聞かないずるさ
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前脚の痛み忘れて逃げまどう 闇の黒犬 薬が塗れぬ
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母さんは価値が無いから捨てられた『価値』の目利きは父さんがした
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古傷の痛む深夜がまぶしくてぼくは知らない車をぶった
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ぴちゃぽちゃとまた始まった水漏れにめんどい場所の嗚呼ああ⋯止水栓
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特別で何気ない日々数えては 歳と幸せまた増えていく
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真っ黒いふにゃふにゃバナナ不味そうと思い余ったカレーに入れた
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悪業を重ねる民はまたいつか苦果を受けねばいいがと思う
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やさしくて甘い思い出だけ食べる 金平糖が弾ける夜に
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隣家より子どもの声の届きたり パソコンのキー打つ指止めて
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わあ吃驚ビックリ 夜食に焼きそば食べた痕跡あと 旦那よ焼肉はなんだったのか
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あらまあ(笑)東通りにいましたよ(笑)ニアミスですね〜お見かけできず残念😸
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ながれでたものにまじったさびしさはなんだかやるせないねおしっこ
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岸壁で旅立ちを待ついさり船大漁旗がドレスのように
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波の上僕ら辿りし道筋が白く残りてやがて消えゆく
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高い米何時まで続く我が家計破綻するのは国か家庭か
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ワークショップ朗らか戻る町の角明日を担うは若き人達
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水面の照り返す陽に陰影が静かに揺れる時を見ていた
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待ち時間だけではなくて歩く間も ただ俯いてるよね画面だけ見て/空がきれいよ
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書かなくちゃ書かなくちゃってつぶやいてリバーサイドは溶ける月夜に
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「私」とは、誰かの真似の集合体 どれが私かもう分からない
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ニュースでしか見たことのないような状況に気づいたらいて地獄は深い
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きみといるわたしのひどく満面の笑みを愛してほしい あなたも
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死ぬ前に 何食べたい?で カツ丼と 答える人だけ 信用してます
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SHIRAKAMIと名乗りたる我がレーダーの世界ランクは五万位だとか
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