倒伏とうふくす稲に雀の群れありて人の嘆きを知らず囀る
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ソプラノにバスで応ふる牛蛙 夜の静寂にタクト振る風
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歳重ね 我が髪いつしか疎らなり 嘗て密林見る影もなし 
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親指に穴が開いてる靴下を左右入れ替え履き続けてる
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完全な平行線が交わった 思ったよりも柔らかいから
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墓前にてマッチ売りの少女演じ無邪気さ焦がすこどもらの夏
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硝子越し 光る望月 散る明かり 寝転がり見る 夏の宵闇
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フィクションよと妻は笑うが何度目だ!夫を悼む短歌入選/ほのぼのファミリー短歌
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二度と会うはずない人とすれ違う一瞬吹いた風のようだ
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朝いちの占いだけで浮き沈み今日も変わらぬ乙女のこころ
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助手席に夜が早めに来てきみは鈴蘭に似たかたちで眠る
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青少年 健全育成 呼びかける 錆びた看板 覆う蔓草
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AIのくれる答えが面白く 他愛もないこと 尋ねてみたり
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ねこちゃんだ 夜の散歩も 悪くない ぶち猫ちゃんだ めちゃ可愛いね
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悲しみを抱え旅に出てその重さ また持ち帰る猛暑の夏に
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大好きな旋律なのに歌い手と曲名すらを忘れビックリ
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車窓越しFMヨコハマ聞こえくるカーペンターズ十三にもどる
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冷房で窓閉めきって暮らしてて虫の音などは聞き逃したり
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親友ともと見る これきりなのかと 思ひつつ 草のみ揺れて 最後の花火
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またねって言った後味消したくて ミントと酒で全てを流す
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一言も キミは言わずに バスを降り 少し慌てて ファミマに消えた
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咲いた花 種を付けたら役目終え いやまだまだだ 芽を出すまでぞ
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通院は早く済んでも珍しく急いだツケの生あくびかな
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何もかもうまくいかない日は影も微妙にぼくと動きがずれる
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好きだとか可愛いだとか信じてた 成り損ないのヒロインの夜
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もう次か 青白タイル 地下鉄の 薄汚れていく 顔のない群れ
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雨降れば虫のかそけきゆふべかな 轟響とどろきひびが腹の虫
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風鈴に君が映りて 夏が過ぎ ちりんと音が甘く残りて
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災害は 罪なき人も連れて逝く かみの理不尽 わるもの絶えず
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加齢とは終電逃し十キロも軌道のうえを歩かぬこと也
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