霧雨に香る梔子クチナシ在りし日の祖母が過ごした庭の思い出
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あれこれと 段取り巡らせ床就けば 次々湧き来る難問の影 
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死ぬ自由? 言ってることは わかるけど 生まれる自由は なかったんだぜ
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眠れない 夜は1人で ひたすらに 猫のトイレを 掃除している
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田植え機に追われ犬と道あける朝日輝く水田眩し
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ソファで寝る 妻運ぼうとし 腰を痛める 白馬の王子も 年老いたね
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出窓には張り子達磨の紅と白 孫の土産を義母ははは眺めし
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鈍色の 雲に急かされ草取りの 鎌とノコギリ 初登場
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お名刺を渡され私若い子の幾十倍も疲れているの
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公民館老人会の新入りが「若輩ですが」と挨拶してる
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君が言ってた桜の木の裏にある枇杷まだ見つかんない
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二十年はたとせ経し鉢植のパキラの切断せし太き幹より新芽が二枚
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挨拶もまともにできない私にも 絵が上手だと褒めてくれた君
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カーソルを反復横跳びさせたけど、最後は消した。 「すき」の二文字
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古きダム 梅雨空映す 湖面には へら鮒釣りの ボートの二隻
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暮れゆくも空の茜に染まりたる愛しき日々となほも輝け
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身も晴れて意気揚々の外出も上着羽織るか迷う涼しさ
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泣き顔を見せるのはまだ怖いから 君と見るのはアクション映画
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紫陽花よりも人口密度濃い白山神社あじさい祭
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ことはりに抗わず生く同胞はらからの 地に根を張るや 青きふるさと
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上を向き座っています 他人よりお手玉ぐらい上手になりたい
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最後だと決めたあなたのベランダでくゆらす煙の動線を追う
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元気でと飲み込んだ祈り届かぬが 私の中で呼吸を続ける
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衣替え しかけて戻し もう一度 衣替えして ようやく夏に
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花木かぼくの名知れば高貴な心地して 五葉躑躅ごようつつじの雅な響き
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きみ二十歳はたち 生まれし今日に 想い馳せ エールを送る 人生これからと
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未踏の地歩いて進んだその跡が道標となる我に続けと
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自尊心とかいう可愛い装備捨てて知らない場所で食べるワッパー
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加齢とは恐れるものが減ってきて 歯科治療中に眠れることだ
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何とまぁ些細なことで全身の細胞泡立つこころの不思議
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