愛猫のチロルの方が私よりバランスの良い食事をしてる
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居座りて 夏風邪いまだ癒えぬ身の 若き日遠く齢を嘆く 
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ランドセル背負った子たちの行進をただ眺めてる東京の春
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梅洗い青から黄へとあか抜けて塩辛くしてしばし待たれよ
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イイネとは言われぬけれどこの話 いいの自分が気に入ってるから
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悪口を言ってしまった後悔で 昼間の笑みは紛い物へと
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食卓の芍薬落ちてコーヒーへ 幸か不幸か決めかねる朝
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難しい手術でしたが成功です こちらが摘出した信念です
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食べる量 減らすか運動 するべきか きゅうり齧って 思案する午後
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ルーティンのピース二、三個欠けゆきて 四、五歩近づく 老いの足音
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新品のバスマット敷く二千円で幸せ早く買えばよかった
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年毎に散る橘のいかなれば風も昔の香に匂ふらむ
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虹色に染まる渋谷をねり歩く今年も生きるあなたとともに
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始まった第二の私未熟なまま すべてを許す小さな神様
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薪割りの斧に振られて尻をつき「今のは練習」誰もいぬ森
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野分明け川の流れは濁りしも今日の流れはいつもの如く
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70で 死ぬと契約 してるから 70までは 絶対死なない
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心地良い 暖かい日が 続いたら 暑すぎるのも 寒いのもダメ
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葉先より幾万の月が滑り落ち 音なきままに 夜明けを濡らす
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寝る前に あなたの大きな耳たぶを 思い出すのは 恋かもしれない
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朝晩の冷えはつかものぐさの着てる七分に日除け腕カバー
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笑っても泣いてもそこに君がいてこんな気持ちを恋と名づけて
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司馬三島安部と大江の比較表 コパイロットは即座に示し
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そよ風の Shall we dance? で手をとって  ふわりと揺れるレースカーテン
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ツバメはね パスワードはね もってない もってないけど きみとはあえる
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無機質な 地下駐車場 遠ざかる ヒールの響き 奏でるリズム
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奇跡なら生まれたときに起きてるし神は案外そこいらにいる
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ひらひらり巡る季節の花を愛で癒され満ちる胸の奥底
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文旦の大きな種をすてられず小鉢のふゆる芒種の候か
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夕暮れにひとつ鳴きける時鳥涙落つがに橘の降る
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