Utakata
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雨降らば 足元寒し冷え冷えと 温もり恋し長月の夜
20
乾いてる土が跳ねてる匂いして耳を澄ませばあなた、秋雨
16
焼きたての厚焼玉子だし汁がこぼれぬように抱えて帰る
24
主
(
あるじ
)
なき庭の雑草いきいきと雨のアシスト抜きやすし朝
12
刈り取った稲の分だけ高くなる空を見上げて歩くあぜ道
15
孤独なるうさぎは己が毛を食みて
主
(
あるじ
)
の帰りただ待ちたらん
11
この秋はあまり虫の音聞いてなく雨音ばかり聞き飽きており
11
ビリなのにカメラに向けてVサイン出すわが息子先が心配
18
わかんないことはわかんないままにしていたせいで今スキップが下手
10
責任を感じたんだろう あの人はカッコウになってこの星を去った
9
雨続き 心に深い 水たまり 「秋晴れ」とは なんのことやら
9
ラベンダー心を癒す命薬(ぬちぐすい) 枕の底にしのぶ紫
9
「5分違う 出発時間が早すぎる」 妻の指摘に なぜうろたえる
14
モーニング おしゃべり済めば スーパーへ シニアの本能 特売を追う
10
風邪ひいた君に淹れるはミルクティー。はちみつしょうがにちょっとの愛情
16
雨降りが吾の買いだめ邪魔をする酒税変更あと二日也
10
チャッカマン使うよりもマッチかな一瞬で消える短きいのち
7
むなしさに打ち震えつつ今朝もまた意味を生みだす支度にかかる
7
巻いた糸を解き終わったらやっと君のことを忘れるのだろうね
7
クチャクチャになった髪の毛放置して止まない雨を見つめているの
8
パタパタと 矢鱈うるさい 雨粒よ 溜息溢れる
秋霖
(
しゅうりん
)
来たり
7
前髪の乱れをいくら気にしてもどうせあいつは見てやしないわ
20
丸々と 太った牡鹿 木の陰で 脚折り畳み 香箱座り
13
風光る 揺るる水面と 玉しぶき 消ゆる陽炎 永遠に帰らじ
9
ショーケンに坂口良子、緒形拳 田中邦衛も黄泉の国から
16
「また降りそ」 「ホンマに雨の 当たり年」 それ違うくない? そんなん思た
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ゴミステーションで
8
想い出に いつかなる日が 来るのなら それはいつなの 今教えてよ
6
朝起きて 心身苦痛 ズル休み 自責の念と 切り替えの鬼
6
長雨に 毛布がふたつ 乾燥機 スマホ見ながら 短歌をふたつ
6
夏ならば心地よきかな入る風も今朝肌寒に戸を立て閉ざす/ぶるっ
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