ピストルの音で目覚める朝もあり 青空透けるクラスの旗よ
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浮き沈みしても焦らず「日常」をひたすらに生き 時を重ねる
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落ち込みて 言ひ訳出来ぬしくじりに 眠れぬままに暁を待つ 
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人の世に 人が一番 必要で  人が一番 わずらわしくて
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岡山の暑さをみやげに妻もどり今日の津軽は三十一度
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謝罪して理屈にこころ追いつかず溜め息ほどでない息を吐く
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くしゃみしてうるささ咎める人は居ず咳に労りくれるもおらず
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いつか来る別れを箱に仕舞い込み また明日ねと祈り伝えて
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生きたくも 叶はぬ遠き 人びとを 想ひて己が 贅沢を知る
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「ねえパパはどこへ行ったのママ」「庭にいるわよいつか掘ってみなさい」
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ミニチュアの潜水艦に乗り込んで空想の中を深く深く
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台風の 近づく音に 聞くために 窓を開ければ 蛙の宴
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定期券タッチの音は重なるが違う路線へ進む背中よ
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おふくろの問診票を代筆す おんぶした背の…なるほど、縮み
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「警報が出るかもしれん!」大丈夫。明日は普通に学校あるよ。
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住む街は野分で休校なるらしき空振りなれとただに祈りて
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厚揚げの 舞台で踊る かつおぶし 「美味しかった」が アンコールなり
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台風の空席狙い赤のれん 店も休みで肩透かし食う
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懐かしき 人の名前を 調べれば 短歌のひとつ その名と共に
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系統図、途絶えた先のバス停は案山子のように影伸ばしをり
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自信作投稿するもボツとなり補足の短歌入選となる(まぁいいか!)
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きみがいた期間分だけ忘年をするさとふるの蟹半分食う
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あまのかさねの果てのごうの波 吾が耳に寄す 今宵蕭蕭
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子の寝顔 心のネガを 忘れさせる この子の幸わう 先を願おう
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台風の進路気にしつ青梅のヘソ掻き作業夫と励みぬ
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雨上がり 歩道橋から 見下ろした いつも通りの いつもの通り
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鳴り響く流れのにごり速くとも雨降り止みて光る川波
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雨降りて 畑も我も喜べど 雑草延びる未来は辛い
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アパートのガラスの向こう坂のうえ温室猫にまた会いに行く
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ぼんやりと 思い出すのは 淡い君 風が揺らした 群青の夏
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