Utakata
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サングラス後ろにかけて歩くひと過去の光がまぶしいのかな
12
春の朝そぼふる雨は枯れ芝を助けまばらに
蒲公英
(
たんぽぽ
)
咲かす
13
登校の 門限間際 気にもせず ひよこの如き 一年の群れ
24
紫陽花や 雨降る
社
(
やしろ
)
手水場に ふたつ並んで 雨を見ている
21
建前と本音の
間
(
あわい
)
懐におさめる深さ
A
I
になく
18
まどろまぬ長き夜の闇木菟の音の遥けき響き心なぐさむ
7
無理を押し ゴルフの誘いに興ずれば 腰痛再来侮れぬ老い
13
みあげると天から降りる蜘蛛の糸 釈迦の形の手で絡め取り
8
少しずつ 移ろいゆくのが この国の 季節であった
暫
(
しば
)
し前まで
21
くちづけの後も敬語を続ければ あなたの森で迷わずに済む
20
上ばかり見ては疲れてしまうから水たまりにも青空がある
9
強がりのきみがちょっとは泣けるよに てるてる坊主を逆さに吊るす
6
それもまた いまの自分と 思えたら ふるえる手のひら それさえも良し
23
アボカドの種の薄皮を剥ぎとりて小鉢に植ゑればつるり
禿頭
(
とくとう
)
5
あの頃は十五センチの君だった小さな森に命が巡る /ガジュマル
5
誰
(
た
)
が袖の移り香ならむ橘の軒端に匂ふ夕闇の空
9
病み上がり 外の空気の 清しさよ 笑えて嬉し 食事もうまい
27
子育ての難しさ知るニュースあり不幸か幸か独り身の吾
12
月末のやりくりだけを考えて 貧して鈍してきゅうっとしてる
6
病院の友を作れる人じゃない我はしずかに呼び出しを待つ
8
ぬか床をこねて手に付く残り香で 明日の胡瓜の出来を占ふ
21
口喧嘩 売った買ったの 啖呵には 乗らずUtakataに 短歌を載せる
5
AIは 頼れる味方? 悩ましい 人も機械も 完璧はない
18
紫陽花が 山門までを 案内す 水色しとやか 桃色鮮やかに
9
AI
が人生狂わすストーリー令和はホラーを軽々飛び越え
11
継ぎ足しのソースカツ丼値上げせずスマホ修理の店を併設
5
運転手どうし片手を上げ合って若葉のなかをすれ違うバス
26
沈黙の 眼鏡の横顔 見つめれば 見えぬ世界に ひとり迷いぬ
7
足元の影はいつも美しく 人を選ばぬああ夏間近
7
幸せな「あなた」が好きでなぜ僕は一度も「あなた」に会えないのか
6
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