Utakata
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天国と地獄どっちがいいかって?見るだけならばそりゃ地獄だろ
15
次々と お椀に放るわんこそば 「はいドンドン」と絣のあねさ /吟行の旅第五首目
18
窓開けて秋風吸えば
何処
(
いずこ
)
から流れ来るなり
朝餉
(
あさげ
)
の香り
12
私まだ 十八だけど 将来は コンビニスイーツ 値段見ず買う
22
初めての タイの街角 夕暮れに 荷を引く牛を 追う子らのいて
17
数三の 微分やってる間だけ あなたのことを 想わずに済む
11
まだダメと私をずっと引き止めるじゃああと一分 なんて布団だ
10
どうしてもネジ止めひとつ入らずにイケアで買った机仕上がり
11
夢の中 会いたい人と 電話して 話した喜び 目覚めた後も
10
陥穽
(
かんせい
)
のように落ち込む秋の朝打ちのめされた獣のごとし
10
秋空に心映して深呼吸 高く澄みゆく人でありたい
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見下ろせし景色すべてが色褪せて羽ばたき重くはなびらの落つ
10
誕生日九月三十日秋になるとづうと母を想ひ続ける
8
吹き抜ける野焼きのかおり懐かしく燻されていくわたしの今年
8
千鳥足サラリーマンのゆく末にため息ひとつ蹴飛ばしてゆく
8
絆されて夜の帷に繰り出せば暖簾のゆれて秋風嗤う/久しぶりに妻と
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半袖で日が暮れるのは早くって季節がなにかわからなくなる
9
いつもより目蓋腫らした女生徒の居眠り見逃し土佐日記読む
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ピンセットで死体解剖するごとく廃屋を剥く黄色の重機
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還暦のわれら母校に集い来て 校歌に不意の思いあふるる
12
美しい
景色
(
もの
)
があるから感性は この世の醜さに気が付ける
13
スポーツを するには歳を トりすぎた 秋はやっぱり カロリー地獄
12
おはようの 声かけ返し 大根菜 無農薬の恵み 今日のパワーに
12
三十年の 想い放てば 置き去りの 日々は心の ページに刻まん
7
雪被く穂高の嶺のジャンダルム ただ厳かに人を拒めり
7
秋の空 薄かすみつつ 泣き濡れて あたたき陽射しは 神の微笑 魂安らぎて あなたを想う
7
手を付けず 淀む思考で 見る携帯 明日を想うが 朽ちてく体
7
今少し暑さと寒さの真ん中あたりを漂い続けてくれ
7
N
コンの清かに揺れる午後に居るいつかの空の響かせた青
11
お昼寝の裸足の指に風触れる ふぅんと沈む心地よさかな
7
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