父母ふぼ逝きて 遺せし庭木の手入れして 繁れる木々に難儀覚えし 
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たっぷりの水に浸して一昼夜 さぁて祭りの棒鱈煮るぞ!
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風呂を汲み枝豆解凍準備よし日が暮れるまで農作業して
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束の間の帰省の後のねこじゃらしママにお土産ぎゅっと握って /吾子四歳
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3歳児犬とおもちゃを取り合って負けて泣いてるああ平和だな
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高齢と病気、跡継ぎ→廃業を決めし梨屋のさいごの甘さ
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日直は黒板消しをたたいてた チョークのにほいちょっと好きかも
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月失せし 西の山端やまは 眺むれば 残るは星と 我が吐息のみ
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何気なく 急いでないが どのレジが 速そうかつい 選んでしまう
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友を待ち窓から外を見張る子よ帽子水筒準備万端
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はちみつを紅茶に垂らすひと手間は陶器のポットよりあたたかく
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VISAカードの解約すませ安堵する老いの心に終活の文字
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陽の向きと風の向きとが逆の時 日傘はおちょこイラっとなりて
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スーパーで日に日に下がる米の値よあと暫くで新米も来る
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宵深く寝付けぬ吾子に アカシヤのしろがねの蜜 ひと匙の夜
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宅配の段ボール箱つぶすたび部屋の広さを取り戻してく
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ぐるぐると みちにまよって いるおれを カウントしている バイトのがくせい
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小さな宇宙 赤子がはりきる有象無象 どこまでもどこまでも無我
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心身の痛みを逃がす術もなみただ耐え果つる日々とこそなれ
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陽炎をタップダンスの靴で踏みタタタと響く夏のプリズム
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あの時は 言い過ぎたよね 母ちゃん  日記のなかで 知ってごめんね
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ふと浮かび書き留めし歌取り出して何度見直し書き直すやら
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玄関に蝉が転がり落ちている嘆きつつ ひとり寝る夜の 明くる間は  いかに久しき ものとかは知る 053/100 右大将道綱母
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学校に向かう途中で猫ちゃんがぬくぬく寝てた 一緒に寝たい
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別室で基本は好きに過ごしてる 水と油はたまに混ざって
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今は皆花火に集中してるから男同士でも手をつなげるよ
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全ページ切り抜きされた雑誌にも記憶があって風が呼び起こす
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ひとりかけふたりかけする町会のあしたをおもふ シオカラトンボ
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時短でも 帰りはなぜか 遅いのだ  育休なんて ただの幻
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夏空の 下ではしゃぐ 子どもたち それを見守る 入道雲かな
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