この青じゃないと泣く子のパレットに涙が落ちて青よりも青
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恋焦がれ 金木犀の雨の中、君に伝える言葉を探す
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青空も 曇りも雨も 嵐とて 胸に染み入る 長月還暦
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雨風に 大きく揺るる枝先の 黄色く色づく柿の実たわわ 
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「飲み物も買ってくるね」チョコ味のチュロスを二本持つ人になる
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ラッキーと 大体のこと 思えたら これから先も なんとかなるか
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彼岸花鬼籍に入りし弟よ遠くの声がかすかに聞こえ
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なんとなく空を見上げて眠れずに思い満つれば乳白の今朝
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宇宙より迎えの船の来たるごと富士の白嶺しらねに浮く吊るし雲
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「誰ひとり欠けてはならぬ」とうたわれた 晴れた雨にも洗われた日に
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夢だけどもしも来世が犬ならばマズルはうんと長いといいな
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「いつも正解はできないのよ」というわたしの心の中の保育士
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雨の日は金木犀が良く香るなにまといて買い出しに出る
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吉野家も いろいろメニュー 増えたよね それでも俺は 並盛りつゆだく
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言い返さないのはレベルが違うから ごめん遊ばせ、星が綺麗ね
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恋の色 あまくせつない ピンクいろ! 叶わぬならば 黒に染めちゃえ
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結局は 浮かれた世には 見放され ついていけない 畑に独り
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外出に  母の買いし 服着れば 友大笑いす バブルセンスよ
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雨に濡れ自販機の灯り佇む猫 通り過ぎるが神の御加護を
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背をあずけ公孫樹いちょうの樹齢はいかばかりコツンと落ちる銀杏ひとつ
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取り返しのつかぬところにいるのかな あしたの米を研ぎつつ思う
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言葉だけ真似てもあかんたこ焼きで飯食えてこそ大阪人や/大阪人短歌
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横殴りの雨を高層マンションの窓から見やる飽きずに見やる
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残照の光の海へ去ぬ燕 季節の終はり告げる羽音よ
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増えたのは部屋着を厚手に替えたから服着て目方計る甘えよ
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図書館で おなら二度した お爺さん こりゃ失敬と 笑顔に癒やされ
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廊下を進むと茜に染まる台所雨上がりの夕暮れに
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明日といふ文字は月満ち日のなかに暗闇照らし命はぐくむ
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こころなき 売り文句のみ 口説いてる 築五年目の ビルに口無し
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長袖が時計をずらすこの雨を閉じ込めてもう戻らない夏
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