Utakata
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気高けき アヤメの藍は凛として その立ち姿吾の背正す
23
サングラス後ろにかけて歩くひと過去の光がまぶしいのかな
23
AI
が人生狂わすストーリー令和はホラーを軽々飛び越え
20
上ばかり見ては疲れてしまうから水たまりにも青空がある
18
花菖蒲 胸突坂を 下り来て 池のほとりで 揺らぐ群青
8
なぜこんな
老母
(
はは
)
のため息 受け流し 年とっただけと 軽くつぶやく
8
天翔ける長元坊の雄姿見つひとときにこそ幸ぞあふるる
8
そこここの隙間から湧くチビ蟻よ アリの巣コロリを持ちて帰えらむ
10
味噌汁に茗荷の入りて夏来たる 露地の畑に枝豆太る
25
新しい舗装道路は匂い立ち今年初めて蚊に喰われてる
9
誰も皆ひとつところにいられない
雨
(
あめ
)
纏
(
まと
)
い乱れ
彷徨
(
さまよ
)
う
9
コンビニで テールランプを 見送れば 吸い込まれていく 深海の底
8
夏の夜はまだ酔ひながら明けぬるを瓶のいづこに酒残るらむ
10
鯨にも文字が読めたら
野薊
(
のあざみ
)
の道を作って眠りの底へ/折句・雲の峰
6
腐葉土のぬくもりほどのあさひ受け如雨露の水を双葉ははじく
6
空想に過ぎぬとしてもきっと私、笑っていてと願われている
6
梅雨空に息つく先は紫陽花で それだけ頼りに傘を差し行く
7
幾夏
(
いくなつ
)
の 想いを雲で 覆い
積
(
つ
)
み 見上げる度に 大人になった
8
日を逐うて光はまさり
正午
(
まひる
)
にはとかげの走る階段のはた
8
買い溜めたマスクまだまだ残ってるゴミ捨て途中聞こえてた声/そしていまポリ袋
6
見上げれは空はいつでもただ在って だから生きているだけで寂しい
5
「【いかり】はね反対から読むと【りかい】だよ」世界平和に詳しい小四
14
小太りが 長生きとテレビ 言うている 間に受けては おかわりの朝
10
混沌に 咲いた花には 祝福を 名もなきものの 生きる風情を
6
かんたんな言葉でなにもかも伝えられる天才になりたかった
6
野良猫の恋の声が聞こえててああそんな時期大変そうで/違うかも?
5
みあげると天から降りる蜘蛛の糸 釈迦の形の手で絡め取り
11
網戸にして風を感じる涼夜 すこし寒くて毛布を被る
4
エンジンをかけ直したき日のある 止むるを躊躇ふ ポンコツなれば
13
早起きは 苦手だったが いつのまに 夜更かしよりも 得意になりて
4
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