夕月夜ゆふづくよ小倉[小暗]の山も卯花の咲けるあたりはさやけかりけり
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このところ半分浮かぶが半分浮かばず このあと浮かばず浮かばず投稿
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段取りと道具揃えて始めればやる気は後から湧いて来るもの
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立ち止まって靴ひも直す無防備なきみの背中に甘夏のせた
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詰め込んだ頭と心からっぽに 風を通せば見える導き
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なんだろう 心も身体も重すぎる 「低気圧だから」 言われ得心
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アジサイと皐月咲いてる裏通り初夏の足音聴こえてくる日
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吾の行かぬ道の景色を母の目で 眺めて広し君を待つ世は
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ここに住み 横目で見るのは何度目か 出汁のにおいが そそるうどん屋
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暴れ出す心臓に手をあてるとき あまりにも皮膚は臓器の容れ物
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「桃みたい」 金のうぶ毛の 幼子よ ずっとあなたの 味方でいたい
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寒い日に温い湯船に浸かる時猫の料理屋思い出してる
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なんとなくお釣りが貝に変わってる気がする海辺のコンビニを出て
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タイムマシーンはウォッカだったと気がついて はじける頭痛で目覚める朝だ
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暑い日はペットボトルのウォーター日課のRUNも三年続き
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半袖のシャツが安売りしているが肌寒くって買う気も失せる
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A四に細かい文字のご案内読む気になれずいずれそのうち
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夏浅しさやけき空をかける鳶ピーヒョロロロにすずしうとよ
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ご飯食べ 眠たくなって すぐに寝る 後悔しても これは贅沢
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一日で その差二十度寒暖差 老いゆくこの身耐え難きかな 
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防カメに水やりの妻小気味よし 経過観察診察を待つ
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聞こえくる天使の調べの向こう側健やかなる君を願う朝
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暗い床に寝転がってあと何回私たちはクラゲになれるの
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窓際のパキラの太き幹ながめ二十年はたとせまへの小鉢を想ふ
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季はずれな冷たい風に耐えた日に湯気立つ蒸し煮青菜白菜
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この席の空気を守るそのために幹事務める 君が来ぬよう
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若き日の 想ひはいまも 留まりて 君は二度とは 帰り来ぬかな
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飯食わぬ人でも猫も身が持たぬ老母老猫如何に食わせん
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他人と比べるなんて意味ない 聞き飽きた文句に悪態をつく
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枯れたかな スコップ持ちて 掘り返す 芋がゴロゴロ 小さいけれど
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