Utakata
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ばーちゃんが好きだったなと思い出し お盆の風に てりやきバーガー
16
何事もすぐにかかれば済むものをわかっていながら先延ばしする
24
ビル風の瞬間風速、
T
シャツのなかに残った夏を奪えり
24
雑草とよべばずんずん生えてくる陰日向ない砂利の道でも
12
盆もなし 正月もなし もう慣れた 社会に出され 十余年
16
盆の夜に 孫らが集いて手花火の 揺るる閃光至福を覚ゆ
16
八月は六日九日十五日 怒りと祈りは平和の楔 /永六輔または詠み人知らず
11
秋立ちて まだ夕風の 涼しさに 袖振る人ぞ 夏を惜しめる
10
翳りある日のもとながらかへがたきものにもあるかな戦無き世は
13
足音がついてくるので停まったら追い抜いてったよ足音だけが
10
ゆっくりと入りたいから終い湯で遠慮しているわけじゃないんだ/帰省三日目
13
皆去ったプールの水面眺むれば夏の終わりはいつも寂しい
7
身じろぎもせずにひねもすひそみたり 夏の終わりの遠雷聞ゆ/青き山の田に捧ぐ
11
盆なのに お盆のことは そっちのけ お盆休みで 頭いっぱい
7
健やかな呼吸を吸って吐いたとき たんぽぽの綿が飛ぶのを見た
6
色違い
お座布団
(
おざぶ
)
がふたつ 並んでて ねこがねている 平和の象徴
18
秋あかね 獲ったと汗だく 話す君 エネルギー満ちる 君は五歳なり
8
旦那からの 「遊びに行くか」の一言で 三十年ぶり デート実現
11
暴風雨 向日葵折れし我が庭は切り戻したる紫陽花が咲く
14
干からびたワカメがお湯で戻る時みたい お風呂でのびゆくわたし
8
みなそこの花よりほかにうき世には焦がるものなき身のあひなくに
13
買出しはいつも通りの道で行く 見上げて気づく空の青色
7
これ以上落ちぬようにと指先でつまむ夕日に
烏
(
からす
)
が身投げ
5
炎天下きいろむらさき白菊の願いを受けてそっと立ちたり
8
指先に残るぬくもり白煙の ゆくさき祈りて月へ昇れり
6
松川の河原に出て夏山の白馬連峰仰ぎ見にけり
9
触れてても偽の香りのアールグレイ やかんのお湯が冷めてゆく頃
9
午後三時雷鳴を聞きようやっと静かな雨降る日付け変わる頃 /雷鳴九時間
17
間違えて覚えた歌を歌いつつパピコ食べつつふたり海まで
8
工作の鉱石ラヂヲを聴いてゐるノイズも楽し空わたる歌
11
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