ひさびさに帰省した子を出迎える親の気持ちで見る青い空
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新しい 歯ブラシおろし 月初め 幾日ぶりかの 晴れを見上げる
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信号を 渡って振り向く 七歳の 傘と地面の 近さを思う
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リフォームの済んだ隣室まだ誰も入居の気配無しに秋来る
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赤々と 湿原染むる草紅葉 熊鈴の音秋風運ぶ 
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悪天も林檎の花は実を結ぶ徒花(あだばな)なんてひとつだにない
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雨あがり青空映す水たまり ふわり飛び越え飛沫(しぶき)も弾む
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雨上がり朝の光を一身に浴びた街路樹はいちばんきれい
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なぜと訊くきみに答えるすべはなしただひたすらに涙拭えば
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読み方も分からぬ駅に一人立ち あてなく歩く 秋晴れの日
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あゝやっと 「秋晴れ」来たかと 空見上げ 乾いた風が 頬を撫でてく
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絹の雨 しなやかに揺れ 朝霞(あさかすみ) 濡るる乙女の 髪ぞ艶めく
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冷房と雨に出番を奪われた網戸が今日は活躍してる
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故郷の月はそのままここにあり 上京してから18年目
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茜色オーロラ照らす飛行機の 目指す先にはぽつねんと月
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朝5時の電車でさえも満席で この国の朝は早いらしいね
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今年初 牡蠣のフライを 食べました タルタルでなく ソースで食べる
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酒が呼ぶ 街灯ともり 迷う帰路 一杯だけよが 気がつきゃ夜中
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晴々や桜の小径散歩する川のせせらぎ落ち葉踏みしめ
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蚊の羽音 聞かずに 夏が過ぎました  買ったベープ 箱開けません
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いやなことがあったから、今日はとことんポンデリングの穴の中へ
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辞世の句 良くて来世は 畜生道 富豪の家の ゴールデンレトリーバー(犬)になりたい
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ひさかたの光に夏の残滓揺れ 携帯扇の風吹きつけてみる
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漫然と 過ぎゆく日々に 悲しいと 思いつつまた みてるなスマホ
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ハンガーに一緒に干されタイミング合わせて踊るタオルのデュオ
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眠れない 夜があるのは 当然です あなた昼間に 寝過ぎなんです
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秋進み 日が暮れるのも 早くなり 休みは特に 短く感じ
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捨て去りし故郷は遠く今の居を心やすらぐ終の棲家に
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胸ひらき 深く呼吸す  秋の朝 も一度息を 胸いっぱいに
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ねこちゃんは余りねこねこしないよね いぬは時折いぬいぬしてる
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