Utakata
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エアコンの除湿全然効かんなあ押したボタンは暖房だった
12
足元の赤い長靴鮮やかに雨も吾子には遊びの朝で
12
一日に 短歌を一首詠む定め コツコツ続け
八百
(
やお
)
になりにけり
17
愛らしき赤子の世話に日々が過ぎ月も半ばと苗見て気づく
14
紫陽花の淡き色味に我が恋を重ねて思ふ君の虹彩
11
五月雨の晴るる雲間の山の
端
(
は
)
に入り日を受けて
翔
(
かけ
)
る白鷺
14
日記帳書くほどのこと起きぬ今日懐かしむ日が来るのだろうか
10
安くて楽しき世界旅 今宵も業務スーパーで 世界を巡る
15
鳩に似た形の青い雲の下あっちの街は知らない街だ
9
確実に 私を起こす 目覚ましは ご飯が欲しい 猫のアラーム
9
天伝ふ入り日に
染
(
し
)
めば佐渡ヶ島白鷺さへも朱鷺と見紛ふ
9
いちじくの三年苗木の枝元に小さな実ひとつ
生
(
な
)
るるいとしさ
21
ショッピングモールの駐車場広し 位置記録する写メ 命綱
12
祈る奇跡 甘く弾ける日々の想いソーダのような青春味わう
7
炒飯にらっきょう添えて一人メシ 「咀嚼」ということよく判りけり
17
肩越しに恋を見つける山手線
(
忍ぶれど 色に出でにけり わが恋は
)
物や思ふと 人の問ふまで 040/100 平兼盛
7
おねがいね、 夏になったら忘れてよ 葉桜だって見上げないんなら
7
寝覚めよの 君の隣にいない日に 駆けつけられたらと口惜しき空
9
白詰の草の青葉に露満ちて祈りて探す四つ葉はいづこ
7
飾り窓 突き抜け照らす 初夏の陽が 手作りリース 高見えさせたり
9
粉々な 最後の方の グラノーラ ちょっとがっかり あたしににてる
6
シラカシの木漏れ日の下スローラン白いシューズは涼しさを連れ
16
真夜中と朝のあわいのあかるさを吐き出しついる初夏のベランダ
6
エジソンもドジな奴だと言われても俺のミスには変わりが無いし
7
形あるものはいつかは消えるけど、人がいちばん早く消えるね
6
炎天下よろよろ歩く裏通りゆらゆら揺れる遠くの林
6
父方の祖父から届く箱詰めの梨の甘さはもう遠き日々
7
けふもまた曇りガラスの向こうにはまどろむ縁側さくら耳の子
9
傲慢なホモサピエンス対宇宙/祈ることしかできない/僕は
5
七万円日経株価超えたとて 明日の命誰が保証す
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