高速の 車窓に流れるウロコ雲 光あふるる黄金の棚田 / 吟行の旅第一首
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両耳をつかんで丸く眠る君お腹の中のあの日を想う
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苦しさも 辛さでさえも 生きている証と気付く 夜更けの湯船
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ワンコ呼ぶ ワンオクターブ 高き声 我にも欲しいと 夫(つま)の低き声
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ポテトフライ 私は充分 大人だし 一度に4枚 食べたりできるし
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まっくらな寝室ひとり 秒針が寝息を連れて夜を歩まん
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うたかたに香焚き染めた歌届き黒猫は姫に惑わされおり
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大量の 宅配ピザが くぐる戸の 見知らぬオフィスに 和む夕暮れ
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風呂の灯(ひ)が 昭和62年製 大往生だよ お疲れ様です
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「好きだ」とか別に言わなくていいからさ私の薦めた曲を聴いてよ
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大変だ 体重増えて 止まらない 気を付けようも ご飯美味しい
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オー・ヘンリーの「罪と覚悟」を聞きながらバイクマシン漕ぎはや三十分
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塩レモン飴が余ってこの秋はしょっぱいものを控えつつゆく
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見えないじゃないか隠すなミニスカで階段登るときにバッグで
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救いなき秋の夜長にスマホ越し「だっこ」とそっと囁いてみる
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にゃんぱらりん できると思った家の猫 どすんと音した 背中から落ちた
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秋晴れの 白雲流れ 碧く透き 光に映える 黄葉青葉揺れ
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ただいまと言えば激しくおかえりとしっぽで示すきみがだいすき
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寒いねと 袖に手隠す 君を見て 秋が来たなと 気づく今日
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雑草は色々種類ありぬれど名前覚えず憎きオヒシバ
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おにぎりが美味しい季節になったよねまた一年が終わりに近づく
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ホカホカと湯気が出るもの恋しくて おでんシチューに焼き芋迷う
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鍵穴を探す揚羽や百舌鳥古墳 閉ざされしまま時は流れて
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焼きすぎた冷凍餃子褒められる 優しい家族包まれる日々
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Fourteen 声高らかに 宣言し 誇らしそうな 若き横顔
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だだっ広い宇宙の その中に生まれて お釣の小銭を数えている
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晩酌は わかっちゃいるけど やめられぬ  ちょいと一杯 続く盃
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この辺は稲刈りこれから白鳥はお構いなしにもう着いている
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急に来た数日間の空き時間 のんびりしようかルンルンしようか
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爽やかな雨上がりらし水たまり 青空まあるく切られて落つる
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