おろ抜きの 若き大根ザクザクと まな板の音一日(ひとひ)始まりぬ 
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寝る前の 日課の読書 この頃は 冷える指先 息を掛けつつ
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もう切るね 電話の向こうに 聞こえてる キミ呼ぶ声と 駅アナウンス
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この街のどこかでいつか果てるのを覚悟というか冷めて肯(うべな)う
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やまなみと去り行く雲のたそかれは とけゆく糸の蒼にかそけし
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やや寒やジャージ短し朝の道 一念発起の散歩危うし
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色付いた銀杏並木を歩く時遅延行為でイエローカード
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かもめ鳥迎ふる声のさわがしき小木の泊まりにわが船着きぬ
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大規模なサイバー攻撃「事故」と聞き違う気がして引く国語辞書 /記者会見にて
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横座り これで最後と 煙草呑む 君が教えた ピースライトを
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母さんの声懐かしく幼気にイーハトーブの夜に降る星
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川霧の立ち昇りたる荒川に 立ち去り難く 水鳥一羽
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セーターについた香りはパンプキンあなたが遠くなった瞬間
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文化の日、流星電波観測の難儀のすゑに欣快の至り
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甘すぎるトマトソースにかけすぎたパルメザンチーズ、からの挽回?
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ばかみたい 銀河鉄道なんて降りどこまでだって行けばよかった
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駒ヶ根の 湯けむりのある 地に来たり 空青く雲ゆらゆらゆらり
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風船をわった責め苦を背負い摘む賽の河原のごとき納品
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「クロネコさんカンガルーさん飛脚さんあなたたち干支(えと)何?」「はい、辰です」
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夕闇に 刈り入れ遅き 金色の 稲穂の田揺れ ほのかに光る
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寝に落ちた私を待ったお布団のずっしりと冷たい芳(かぐわ)しさ
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口にした 虚構をなしに でけへんで ほんまになって かえってくるで /嘘
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高ぶって 他人を裁いて いるうちに 己のことは 疎かになり
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花束を貴方に渡したくなるよ 駅前の花屋を通るたび
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水槽の温度いじって大笑い 彼、いじめっ子を超えていった
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サーモンのハラスが旨い 来世ではサーモンのハラス屋さんになる
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情報の流出騒ぎ頻発に手帳売り場が誇らしげなり
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お誕生日のあなたへクーポン たくさんのお祝いありがとう
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仕事だし 関係ないが 火曜日の 祝日なんか 調子が狂う
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人気馬が 次々敗れ 魔のサンデイ  分からないのが 馬の調子よ
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