Utakata
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澄
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昔ちょっとかじった短歌、すっかりご無沙汰していましたが、歳を重ねて、また日常を詠んでみたいと思いました。
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脳裏から家のあれこれ拭い去り 今日は孫守り 集中集中
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敬老パスなるもの届く いよいよに 嬉しさ寂しさ しばし見つめる
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亡き友が焼いた茶碗 温もりに 包まれて飲む 朝の一杯
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毎日を和ませてくれた十五年 金魚死にゆく 淋しいリビング
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朝八時だあれもいない公園をひとりじめする小さな兄弟
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復帰日は突然の熱で延期なり「ママ行かないで!」と言うかのように
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若き日の爽やかな目覚めは望まねど眠れた朝は笑顔でスタート
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「豪華船一度は乗ってみたいなあ」何気に息子につぶやいてみる
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川の辺でトランペットを吹く学生 澄んだ音色が空に溶け込む
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育休が明けて娘は復帰する これから増えるぞエス・オー・エスが
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亡き友の回顧展から帰る道 遺品の茶碗に残る温もり
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散歩道いつも会う
女性
(
ひと
)
サングラス外して現わる優しい笑顔
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愛犬のトリミングはもうお手のもの 夫の散髪鍛えた腕で
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すごいよね!知らない人とも会話する 日課の散歩よろける犬と
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「行ってきます」いつもの声で出て行く
息子
(
こ
)
昨夜のもつれ少しほどけて
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「腕前はもうプロ並みよ!」いよいよに
白髪
(
しらが
)
が増えた夫の髪切る
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吊り上げて寝室と居間を行き来する 老犬の世界はここしか無くて
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いち早く鯉のぼりさまのお出ましだ「わっー」と上がった園児の歓声
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雷にあんなに怯えた愛犬はひたすら眠る何にも動じず
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日焼け顔麦わら帽子がよく似合う亡き父想う命日の春
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保存水賞味期限が近づいて感謝して飲む事なき五年に
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久々にぐっすり眠れた日曜日窓開け放ちヨガでスタート
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しゃべらない息子が居ればうっとうしい 居なきゃ淋しく部屋覗いたり
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老眼鏡かけても読めず虫めがねサプリのちらし「ご注意事項」
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老犬はよく食べよく吠えよく眠る脚さえ動けばキミは若者
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ありがとう!お花見させてくれた木々 「伐採します」の紙を貼られて
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地下鉄の席取り合戦負けた日はこっそり筋トレお尻と脚の
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春風に揺れるカーテン眠る犬私は静かにオカリナを吹く
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いつからかドアがきしんで声を出す度に知らせる家族の帰りを
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ラジオからゆったり流れるピアノ聴き気分は高級ホテルの朝食
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