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Utakataには二〇二四年三月から参加。十七歳の愛犬がいます。                                      皆さまの短歌に日々励まされております。

久々に犬も食わないナンとやら 秋刀魚の塩焼き二人で黙食
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ひたすらに眠ることと食べること 愛しさ増して 我が家の老犬 \ もうすぐ17歳
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ようやくに家を出る息子に老婆心 あれもこれもと箱詰め始める \ 33歳の自立 羊の皮を被った山羊さん有難うございます
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また一つ増えてしまった不安ごと 息子の健診結果を盗み見
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テレビ前 後ろで手を組む父と息子は おんなじかたち やっぱり親子 \ 世界陸上観戦
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嬉し朝 猛暑に耐えたか ようやくに ツンと顔出し彼岸花咲く
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満面の笑顔でミスドのドーナッツ たまにはいいネ ママひとりじめ
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朝イチの美しき声はキミだった! ひょいと現る小さなコオロギ
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チチチチチ 朝一番の台所 何処にいるのか ここにも秋が
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切られてもひこばえ生んで頑張った 切り株いよいよ根こそぎされる \ 昨年、桜30本伐採されました
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大合唱 玄関開ければコオロギが 秋も近しか猛暑日の夜
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シクラメン居心地いいのか十ヶ月 次々現わる小さなつぼみ \ 11月からずっと咲いています
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夏好きの我も凹んだこの暑さ 冬が来ればこれまた恋し
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大輪の芙蓉ふようが開花 真っ青な空にあいさつ ああ夏本番
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風鈴を吊るせぬ事情今さらに知って驚く田舎育ちは
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ばあばン いっつもあると思ってる ゼリーを作る わんぱく来るぞ
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大の字に寝っ転がって昼寝する 風鈴チリーン 涼風運ぶ
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久々の風鈴の音 懐かしき ふるさとの夏 昼寝のひと時
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その昔 母の日贈り物ギフトのマグカップ やっぱり捨てれぬ 欠けてはいても \ 断捨離してます
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カッポカッポ お馬の様に歩いたね もうもう動かぬ愛犬キミのその脚
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「行って来まーす」ふと振り返るベランダに淋しそうな愛犬キミの姿が \ 若かりしキミ
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十六年キミと続けたごみ拾い キミのおかげよ もう立てぬ老犬キミ
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雨が降り 晴れの日よりも嬉しそう そんな紫陽花 元気をくれる
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見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
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やられたね! 鳥も知ってる美味うまいもの 今朝は食べよう完熟ビワを
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杖をつき 前行く老人 カートには 花束一つ ゆっくり揺れる
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我を越え三児の母となったは ネイルでおしゃれ 嗚呼まぶしいかな
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十字架草と呼べば清らか ドクダミは 「自己犠牲」の花言葉持ち \咲弥様へ
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今さらに知った私も気象病? 昨日の不調はスッと消えて
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「行って来ます」出勤する息子を見送れば ほのかに漂ういつもの香り
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