Utakata
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仮眠
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まるで浅い夢のような曖昧さだね。
インクとかこんな時代に滲ませて間違えすぎた手紙と涙。
7
そんなのに誓ってないで神様は君なんだから私を救え。
4
魂が抜け落ちて未だ戻らないのは君も地獄行きだからよ。
3
こんなにも貴方の色に染められた。傷んで価値が消えた髪の毛。
6
君のそのふざける癖をやめないと薬指ごと噛み千切るから。
4
炭酸の泡みたいには上がれない。貴方の腕にしがみついても。
8
文学の過剰摂取は眠剤を飲んだあの夜と一緒だから。
3
低血糖よ。そう言って君の首に噛み付いて震えてるからさ。
1
じゃんけんが好きな君のその指と私の小指は繋がりますか。
1
地獄だと自覚があるだけ褒めてよ。生きてるだけで大惨事でしょ。
5
冷めたら汚物のように捨てるだろ。マンホールの奥暗がりまで。
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