たぬ吉
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北向きの 玄関先に立つ梅の 固き蕾は これからひらく
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うまいこと言えても 生きるの上手くなく 歌で息つぎして また明日へ
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生きること 喜びあえる山めざす 道の左右に 駒草咲いて
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切り捨てて 痛まぬ心の鈍感を 冷静と呼び 鬼もこごえる
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へこんでた 友が笑ってくれたから 昨日の失敗 しといてよかった
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仕事場の 窓から聴こえる 清志郎 あわせて鼻歌 うたう休憩
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目の前の うずくまる人に 我慢 説く 立派な理屈が 私を冷やす
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うやむやに されて 忘れたふりをして 筋トレしながら にぎる一票
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思い出が まだ とんがっていて入れない 部屋の中にも 午後のお日さま
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歌で知る 歌しか知らぬ あの人も 良い一年で ありますように
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ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかにサンタは 届けてた 愛
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焼け石に 水でもいいと しぼりだす 言葉 3滴 ジュッと蒸発
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火をくべて ほくそ笑む軍需産業 この手にあるは 水か油か
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万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
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先人の 運んだ 丸太と岩の道 踏みしめてゆく 三輪山登拝
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大陸の 友と語りて笑いあう 小さき外交 祈りかさねて
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親も子も 毒も薬も 喰らいつつ お腹くだして うたかた処方
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咳をした 君のとなりに居られるの かみしめながら 一人と 一人
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嵐吹く 私の中の海もまた 光のどけき 日を 願いつつ
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気にするな って言わない人のやさしさに  育ててもらった 歌詠む 気持ち
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いつもなら つがいの雉鳩 ぽつねんと 今日は素直に ごめんて言うよ
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どんぐりの 屋根に落つ音 心地よく 秋を愛でたき ハイイロチョッキリ
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マップラバーだけでは描けぬ この世界 私はライフを 手放すものか
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白黒で はっきりさせないこともまた 美しさかも 百鼠色
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日々を詠む うたの しずくの 集まりて  渇く心に 慈雨のじんわり
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魂の 入れ物ひとつ ぼんやりと  駅のベンチで 電車 見送り
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反戦と平和に みんなが飽きるのを リニューアルした 戦前が待つ
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アンガーをマネージメントしていても あなたの気持ちは そのままでいい
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お上への 批判集中 そらすため  民の対立 煽り煽られ
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心地よい 仲間意識の スローガン 仲間じゃなければ ほぼフーリガン
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