Utakata
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たぬ吉
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寒き日も 言葉の灯り あたたかく 明日を潤す 桜雨かな
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もう父に 届かぬ歌を 詠む夜道 去年の桜は今年もそこに
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ツツピー と 求愛の声 高らかに ヒトも素直に 好きと言えたら
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戦争の 反対は 趣味 儲からぬ それでも豊か 歌も平和も
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図書館の 棚で偶然 目があった 私を見ていたような 背表紙
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ぼたもちを 自分で作って 棚にのせ 偶然じゃない けれど幸せ
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なすすべも ないと思える夜にこそ ハチドリ習い 一滴の歌
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親という 一番近い歴史見て 繰り返さぬと誓ったんだが
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泣きそうな 親子に逢ったら 今度こそ 声をかけたい アメと折り紙
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光さす まくらの 温もりいただきて しばしやすらぐ師走の窓辺
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来る年は 言祝ぐうたを 詠めるよう 願いを込めて拭き掃除する
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年の瀬に にぎわう街の踏切を くぐりし母子 ひきとめる修羅
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ふつうなら とっくに憎まれてるはずの 前世がたぶん猫だった人
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真夏には木陰をくれた くぬぎの葉 お疲れさま と ほうきでなでて
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正気ではやってられない世の中に なじめる狂気 身につけて冬
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分厚めの 段ボール箱に毛布敷き 冬じたくして あのミケを待つ
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とぐろ巻く 気持ちがとびだしそうになり 父と離れる時間を買った
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夜のびて 雨雲 空を隠すとも 月日はいつも この世 照らして
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外国語 学び初めて知る 母語の 身近にあふれる月とお日さま
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親と子が 孫とひ孫の顔になり ひいじいちゃんの思い出話
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お祭りと虐殺 同時にこの星で 人類はまだ スイカ食べてる
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年前の君から 今届く 宇宙の中ではすぐ そこに居る
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星ならば 見えて届かぬ あたりまえ 君との間
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光年
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初蝉の 鳴いてすぐ止め 二度寝かな 夏まで少し もうちょっとだけ
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思春期の 中学
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年生 卒業試験に苦戦しており
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さよならに聞こえてしまうありがとう 言えずに今日も またね で帰る
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珈琲の湯気ゆらゆらと 夜に溶け 遠くに灯りのともる日を待つ
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あの時が 最後だったと思い出す 未来が見えて だきしめる今
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そのへんの言葉じゃサイズが合わなくて 裸の気持ちがくしゃみをひとつ
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好々爺 看護師さんの前でだけ 家族はむっつり 柏餅食む
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