Utakata
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たぬ吉
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戦後生き 戦前を生む 私たち せめて届いて カナリアの声
25
黙々と 靴見て歩く道すがら 顔を上げて と桜に言われ
40
病棟の 父への葉書に歌一首 余白で伝わるものの多かれ
26
言の葉が 胸に詰まって ヒリヒリと 痛む夜には うたかたが効く
21
10
秒で 返信しないで ポストから 片道3日が ちょうどいい距離
32
そこにある 風じゃない声 耳澄ます 人差し指で評する前に
17
アスファルト 押し上げ根っこが背のびして 立って春待つ 桜の並木
26
おたよりが通じることのありがたさ 心の便秘 しませんように
18
あなたには 長生きをしてほしいから ポテチは私が食べてあげます
42
言葉では つい言い過ぎてしまうから 秋色の葉を 貼ってポストへ
21
新米のとぎ汁 植木鉢に撒く いただきますの似合う夕方
25
あおむしとダイコンの葉を分けあって 味噌汁の具は今日は少なめ
45
眠たくて 首もげそうなこの人に 右肩を貸す 次の駅まで
33
生きてれば ほめてもらえたあの頃を 夢見て眠り 目覚めて泣いた
23
脳からの 酷使に耐えて団結し ストライキする 身体組合
28
無くなれば 満たしてくれた おやつ缶 空っぽにして まだかな と待つ
21
人生の 単位足りずに 留年し 神様からの 居残り授業
27
ゴーグルをつけて 信号待ちの子ら すれちがう人の表情ゆるみ
21
あなただれ 娘です あらそうだった 笑えるうちに 笑えるうちに
36
父だった 人のケロリに もて余す 名もなき感情 炭酸で割る
20
ソンナコトナイヨ を多めに持参して 思春期の父のご機嫌直し
13
親を知る という科目の授業中 ここは試験に出そうなところ
20
校庭に 明るいきみどり色の筆 樹々を描いて 飛ぶ野良インコ
13
ああ言えば よかったというわだかまり コップの茶渋と一緒にこする
26
諦めと ニヒリズムへの誘惑に 負けるな踊れ 心のヘヨカ
7
目を背けたくなる世界を直視する 君を ヘヨカと呼んで見つめる
5
知ったより出逢えたという感覚で 初めての言葉 くりかえし読む
31
意味ばかり 受けとる人が置いていく お気持ち 拾って洗って干して
10
中翼
(
なかよく
)
はめんどくさくて右左 傾きながらどこへ向かうか
8
野暮天は嫌われるから 暗示して 伝わらず 足す ※これは愛です
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