山芋も皮をかなくなりました 手抜き料理は破竹はちくの勢い
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そこでまず相手の登記を確認し まだこの話サウナでします?
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神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
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ひさかたの光しづけきかきにふる雪は山茶花さざんか 大雪たいせつの朝
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冷たいな 冷たくしたのは僕だった 優しくないと優しくされない
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短歌すらむ気が失せるほどえた心振り切りまた筆を
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不信・不安・恐怖が黒く染める視界 良い色の存在も忘れた
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三十年住み慣れた家を後にする また新婚ね 小さなアパート
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風散れる イチョウ並木の 向こう岸 彼女は消えた 冬を残して 
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夢を見た 笑い合ってたわたしたち なんにもなかったみたいな顔で
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強いひと 嫌うあなたが好いていた わたしの弱さ 早く捨てたい
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年の瀬にふみのあてさきかぞへつつ 薄墨いろの白菊しらぎくを見る
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暁の空に下弦の細い月 雲にのまれて隠れて消えた
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吐く息の むほど 夏が 恋しくて 雪より白い 彼夏かなつの雲が
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やっぱり麦茶はこの味が安心するなぁって、 彼女の家で
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ねぇ、コーンポタージュだね、木のスプーンだね、幸せだね
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安売りの値段につられ毛糸買うも 編み辛過ぎてはかがいかない
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どうしてか 今日が冬至と思い込み 南瓜を煮たり柚子を買ったり
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目覚めたら どんな時間も スマホチェックみる 君の気持ちが 届いてないか
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願うのは 当直の君 起こされることなく 眠れてる ぐっすり休んで
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否定せず 自分を選び 感じ取る 「肩書き、空気」 それより呼吸
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黄昏たそがれに一番星もまだ見えず 三日月すがる爪痕のやう
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寝起きの二十七時 最悪の夕を思い出すための最悪のレモンティー
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まず五文字 次に七文字 また五文字 ここで七文字 締めに七文字
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月に雪 尽きぬ夜の雪 みちゆきに ことのはのゆき うつせみのはて
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ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかにサンタは 届けてた 愛
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待ちわびた 本が届きてうきうきと 開いてみれば「前、買ったヤツ」
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揺れていい 立ち止まっても いいじゃない 好きな歩幅で 続け暮らせば
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聖夜明け、そ知らぬ顔の街角に 吹く乾風からかぜが私を嗤う 
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プレゼント、大きなケーキ、クラッカー 子供の頃は喜べたのに
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