安納芋 蒸して焼き目を 付けたなら 甘くてホッコリ 優しい味に
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満開の はなのもとにて 我もまた 息絶えてみたし 望月の頃
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待ち侘びし桜チラホラ咲き初むる徒歩三分のさき公園
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ほどく糸何も無いからもう編めぬ代わりのビーズにワイヤーも無い
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他人ひとのこと心が小さい人と言う君の大きな口だけ見える
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春先は カイロと湿布の重ね貼り 腰のご機嫌伺うゴルフ
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地に落つぬ 紅き椿は 天仰ぎ 道を飾りぬ コサージュの如
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今はもうコロナ禍思うはまれとなり定点報告いまだ「0」無し/都道府県 新聞にて
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うっすらと紅粉べにをぼかして微笑めば枝垂桜の妖艶なるかな
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思い出す「さぞ重かろうお前さん」肩書を見る祖母のつぶやき
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この世には限りがあると諭されて今満開で咲き誇る
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寛解の医師は「患者の心境が分かったかも」としみじみ言えり
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花見へと一三八タワー駐車場どこもかしこも満車満車
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弱者かつ女ひとりの生活は堀埋められた城も同然
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毒親の歪んだ愛に育つ子は一生愛に不自由するんだ
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整頓の手を止め 近場にて花見 よどみぬ心をほぐす桜
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春雷しゅんらいが 二夜ふたや続けて 耳を刺す 花でる国 たまに泣く国
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花曇りの散歩は夫婦ふたりのんびりと色とりどりの野花愛でつつ
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近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
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花前線 桜前線 恋前線 開花の時は 待つ恋に似て
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移ろいの四季の描写に飽きは無く自転車辞めぬ理由の一つ
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婚姻を誓う2人よ記念樹の桜神父といつでも会おう
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轟々と 白煙吐いて田起こしの 西山見れば雪うさぎ出づ 
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私より辛い人がいるかもしれぬ バックレないで働く理由
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春風を切り走行す 気持ち良さげな自転車と すれ違ふ道
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真実は人の数ほどありますが事実はひとつしかないのです
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君が代も無くふつり閉ずさまを聴き今朝は閉じたと案内も聴く/ラジオR2終了に
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ネットでの投句勧めてみたけれど祖父は杖つきポストに向かう
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こんちはに こんにちはって1秒の会話が温い見知らぬ人や
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朝採れの 菜花、スナップエンドウの たっぷりパスタ 春きらめきて
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