球根のでし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
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あの方は今はどうして居るのだろう連絡先も知らないくせに
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近くに見ても 遠くに見ても 美しき 光、闇さえ 従えしはな
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月が綺麗 あなたの好きな 細い月 見て見てなんて 言える距離なら
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君逝きて がらんどうの身旅幾度 囃す友あり「メリーウィドウ」
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初嵐 威勢良き名は 見目無垢の椿と知りぬ 詠う人いて
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好きな人黄色い傘を差している恋空は今晴天となる
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嬉しきは鳥の囀ずり聞く朝と狭庭に開く花を見し午後
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一人背負しょい二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
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転々と 君を追いかけ 春の中 今点々と 咲くシバザクラ
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夜桜が 風にさざめく 根もとには 美しき魔が ひそみ誘う
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永遠といふにはあまりに透きとほる陰を重ねてなほも翳らず
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芽吹く風 淡紅揺れて 山桜 いまほどけゆく 一本の春
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ハーモニカ初めて吹いた日も今日も音と光は手ですくえない
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スギ終わりヒノキまでの隙突いて布団にうららな陽をたっぷりと /花粉はまだ続きます…
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面会の十五分ほどちぐはぐな義姉の話題は帰宅に尽きる
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にぎにぎと はなのもとにて 宴持たむ 花も人世ひとよも はかなくあれば
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市役所は どこですかと問う 留学生 まっすぐな瞳に エールを送る
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ピュッと風くるの知っててまばたきを我慢するなどできるわけない
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花ながれ枝たゆたえば古の栄華ぞ散りぬ楼門の風
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春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
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小糠雨 休憩室の窓外そうがいに 子らの声なき広場の桜
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桜桜さくらさくら 花をいだきて 舞う月夜 永遠とわに散るなと 願いでつつ
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天仰ぎ咲く木蓮の清しきや木立の奥にうぐいすの声
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ほほつたひ 涙を隠す 春雨は 在りし日思ふ 弥生のしらべ
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目をやれば地味に咲きたるタンポポの綿毛は揺れて季節移ろふ
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木瓜の花 塀の陰から顔出して「おは」とささやく青空の朝
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一歩ずつ踏み出す足にいのち載せ幼な子笑むや 春のきざはし
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ため池の堤防で詠む春の歌「鳥はさえずりたんぽぽ笑う」
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吸わないで買っては欲しいたばこかな防衛費まで虫が良すぎる/増税計5回で
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