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そびえ立つ山の向こうで暮らしてる君も見ている落ちそうな雲
14
軍国に生きたかつての青年は 「優しく在れ」と我が祖父となり
18
残暑だというのにまだ灼熱が棲む わたしの未練はこの国の夏
9
夏休み 家族みんなで バーベキュー 外で火を焚く 気力が出ない
22
課題終え 突っ伏し肌をひっつける 机が
冷
(
ひや
)
くて 気持ち良いのだ
13
ラジオからひかるいのちの甲子園 澄みてはるけきそらにひぐらし
22
くまぜみにすだく小蟻のなりわいを 黙し みまもり向日葵は立つ
27
蝉時雨少し弱りて甲子園次々決まるベスト八校
11
滅びゆくその日はきっと猛暑日で 冷凍庫に置く大事な想い
12
片恋は 真白に燃える あの夏に 見上げた雲に 重なるように/r
11
カップルが 2人並んで 歩く間を 突っ切るあたし ハハハ…虚しい
12
風呂上がり 外で自転車 漕ぐだけで 髪が乾いた ドライヤーかな
16
それぞれに宇宙があって 君の見る星が綺麗というのは分かる
14
夏の空 眺め意識は いつの間に あの日の君の 横にいたのか/r
11
自転車を 漕ぎつつひっそり 息を止む 右前方に ごみ収集車
16
夕の風 昼の暑さを詫びるよに しなびし五感に秋ふわり来る
34
新前橋、終点前橋、きみはうまく無理できてるのかなって気にした
9
涼風よ 夏の終りを 幾度も 重ねて君を 忘れていった
10
真夜中に舐められるためのドロドロだったの苺ジャムの正体
8
人力車 発明したの日本ですと知った時の納得感よ
25
見えねども
秋津
(
あきつ
)
ゆららにかろやかに 風の季節の
訪
(
おとな
)
ひを告ぐ
18
四十度の 声を聞きつつ 長月に 紫蘇に穂が出て 秋のたより
19
女子らとは まるで違った 足音が どどどどどどど 男子のリレー
18
惚れそうに なるのを止める 臆病で 失恋すらも 出来ぬ身だから
18
心待ち 調整してた 日に限り 熱出すわが子 これぞ子育て
21
一本の 映画のような この夏の 余韻に浸る 間もなき初秋
11
小さくも 自力で手にし 住処での 吾子との暮らし 夢へと続け
17
雨音ヶ夜
(
あまねがよ
)
ひとも絶へなむ水鏡 今も昔も夢もうつつも
19
この街を去りゆく君が乗る電車僕の心も少し揺らして
12
惹かれ合う 何かをいつも 感じつつ 幾度別れを 繰り返すのか
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