利便性 詐欺師にとって 出入り口 「AI」※エイアイさんと 「SNS」エスエヌエス氏 ※「AI検索」は「諸刃の剣」
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白鳥に地図などなくて 僕にある真っ白すぎる進路希望書
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夜半よわの雨 打たれ散りゆき花いかだ 枝にすがりつ 名残なごりの桜
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舞ふ桜 躑躅つつじつぼみ 顔を出し 初夏の如 風温し清明せいめい/二十四節気
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繋ぐ手を見咎められるふたりこそ花の命と咲くを止めえぬ
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卒業という出口へと続く坂 最後の春を履き潰しゆく/明日から四年生
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道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
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ぜいたくな悩み干し椎茸しいたけどう消費 弟からのふるさとの味
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どっちでもいいよと笑う春の日の 僕の脳内ずっと文化祭
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薄桃の衣脱ぎ捨て 桜木は やがて萌黄に衣替えつつ
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春嵐も花粉も過ぎて神経が落ちつきそうな季節は近し
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最終の特急見送るポケットにチクリと刺さる入場券の
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一戸建て 庭付き無しが 趨勢すうせいも 庭の有る家 少し豊かに
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物音に動じず 熟睡す愛猫 よほど疲れてゐたのだらうか
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ふうわりときみのうなじをくすぐった春風にさえ嫉妬している
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春の上飛行機雲と電線があやとりをなし蒼空ほぐす
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ブロッコリーに おかかを混ぜて つゆをかけ 春の味する 朝の食卓
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黒き羽ゴミを見張って塀の上 話しかければ春の友達
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春風になれたとしてもこの声は あたしのこの手はあなたの元へは
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真夜中に イタズラ叱った 次の朝 より念入りに ねこを撫でよう
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ルビーレッドキウイの季節がやってきた 紅く紅く紅く あまき果実よ
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人生で最後の春休みが終わり大人の重みを背負うリュックだ
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死ぬ事に不服は無しと豪語せし 我の服薬手のひら一杯
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「さくら味バウムクーヘン」食べてみたなるほどこれは桜餅味
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ははそはの母の湯湯婆ゆたんぽしまはれて一万日の日はめくらるる
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気を張って電車の中で踏ん張ってみんなロボットテリブルトーキョー
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夜半よわにふと 伸ばした手の先君が居る そっと背を撫で また夢の中
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コローの絵の 如き森なり 金色こんじきに  かすみて暮るる この夕雲も
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「今日は四月六日ですね 今年も一年よろしくお願いします」/三十一音届く
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今日だけは逢いたかったし今日だけは声が聞きたいキミから着信/ありがと
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