情報をすぐに共有する仲になって半年またラブレター
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貧困と暴力とあゝファベーラのただなか早く春よ来てくれ
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無駄足を何度も踏んだ野心家はしつこく古希の初恋をまた
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バラ色の未来買うほど暇はなく「広島おんなエレジー」ずっと
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愛拗れ難儀なるかな かのひとは 麻婆豆腐憎や恋しや
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水仙の咲く星があり水仙の咲く春が来て花また咲いて
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球根のでし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
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ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
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君逝きて がらんどうの身旅幾度 囃す友あり「メリーウィドウ」
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「反戦歌うたっても武器作るなよ」被爆二世が言ってもムダか
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また不意に 寄せて返すこの悲しみは われら家族を しばらく去らぬ
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長い冬 耐えて開きし野辺の花 なんと可憐で愛しき生命いのち
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初嵐 威勢良き名は 見目無垢の椿と知りぬ 詠う人いて
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これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
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嬉しきは鳥の囀ずり聞く朝と狭庭に開く花を見し午後
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一人背負しょい二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
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花や木々 空の蒼さや風さえも 短歌うた詠みめし日々変わりゆき
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月夜野つきよのは今はなき町 ただ歌を詠むためにあれ文字も響きも
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春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
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桜桜さくらさくら 花をいだきて 舞う月夜 永遠とわに散るなと 願いでつつ
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天仰ぎ咲く木蓮の清しきや木立の奥にうぐいすの声
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暮れなずむ町はいつしか遠くなり贈った言葉は湿度を無くす
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「ママはどこ?ねえパパ!」「百合が綺麗だろ今年は肥料が良かったんだよ」
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温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
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のどかなる 春の空にも 鋭角が ポラリスを射て 白鳥の矢よ
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涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
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林檎の真ん中射抜くごと詰られて わかってる恥じているよと胸の内で/其の二     
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音曲おんきょくに 詩歌に絵にと うたわれし 桜は生きむ 時代を超えて
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「ジャガイモの芽出た?」「三本な」楽しげな会話を聞きつエアロバイク漕ぐ
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蕎麦屋まで道々芽吹く木々あれど 相方のなく ただ此処に春
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