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海月
(
うみつき
)
と書いて
海月
(
くらげ
)
と読むような月ぼんやりと春の霞に
58
パン、トマト、チーズ並べて新しい4月の朝は異国の如く
38
子の歩む速度で木々の
間
(
ま
)
を行けば卯月の枝に
早
(
はや
)
蝉の殻
47
我が町の桜ついに蕾成り様子見の人すでに溢れる
27
筍
(
子
)
の為に 栄養与へ 黄に染まる
健気
(
けなげ
)
な姿
眺
(
なが
)
む竹林
24
子の土産 夫婦茶碗に 茶を注ぐ 黒縁写真と 朝の一時
28
思い出の カセットテープを 聴きたくて 古車乗る我 車内で再生▶️
23
ラベル無し 黒きテープを 再生す 流れし曲は「♪さらばシベリア鉄道」/大瀧詠一さんでした
20
ダビングし
彼女に
(
(後の妻)
)
あげた 黒テープ 遺品整理で 見つかりし
もの
(
(形見)
)
23
この雨は 涙 隠すに
丁度
(
ちょうど
)
良し 頬 打つ雫
温
(
ぬ
)
くき春雨
29
バナナにも背中とお腹があるのだと吾子に教わる春の朝食
60
春はもう此処に在らずと知った時紫陽花の葉の緑色濃く
10
言い訳をしないところが似ているね まるで僕の過去みたいな君
4
田植え前夕暮れ映す水鏡しばし見つめるもう少しだけ
32
名も知らぬ草をひきつつふと見れば黄色や白の花の咲きおり
15
雑草と呼ばれし草もとりどりに可憐な花を咲かせておりぬ
16
価値観の違う世代に一呼吸ため息一つ空に放てり
10
祇園から望む闇夜の三滝山照らす
後光
(
ごこう
)
は街の灯りか
13
もうすぐで自分の家に着くけれど 君の横にはずっと居たいし
8
月ごとに
1
キロづつと 減っている 腕が細いよ 言葉少ない /特養の義母の様子
14
いたずらをする体力も老いてゆく 好む靴下さえ愛犬は
22
何も損は していないのに 言っただの 云われたなどと
申
(
さる
)
と
戌
(
イヌ
)
たち
23
華やぎの 街とうらはら リラ冷えの フィックス窓から 眺める夜空
28
「ねぇパパは保育園どこいってるの?」帰宅のパパへ素朴な疑問 /吾子二歳
59
あさひかわ 菓子博なんか やらないで 饅頭一個 しか食べられない / PR短歌
22
雨後の風 マスクを取りて 吸い込めば お日様の香と 濡れた土の香
23
女々しくも 願ひが一つ 叶うなら 今一度 今一時 逢いたひ
23
朝8時すれ違いざま目が合って 貴方からは夏の匂いがして
18
雨予報 外れて晴れた 日の朝は 得した気分 カーテン洗おう
30
苔むして
蜩
(
ひぐらし
)
の声 降る森の 山頂に立ち 山並み遥か
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