満面の笑顔でミスドのドーナッツ たまにはいいネ ママひとりじめ
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様々にリュックを飾るストラップ女子高生の個性それぞれ/横一列歩き
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通知鳴る記憶あやしきリマインド 予定入れるを促すそれで
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LINE する相手そんなにいるでなし でもスタンプはいっぱい欲しい
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晩夏には百日紅サルスベリの花遅れ咲きつくつく法師の鳴き声あはれ
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朱が夜に 染まる境は ビル群の狭間 ちょうど僕の真上に
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日々を詠む うたの しずくの 集まりて  渇く心に 慈雨のじんわり
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同クラは出ない 水泳決勝戦 大歓声に プールが割れる
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何もかも捨てて君のもとへ行く はずだったのに私も捨てるの?
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十五の夜 隣で眠る横顔の奥に 私と同級の母
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朽つ蝉に蟻ぞ集ける庭の隅 今朝は木の芽の生ひくるを見つ
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傷ついて 終わる恋愛 それでも良い。 何でも良いから 恋がしたいのだ
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人生は ただ果てのない 旅路だと 笑う君の眼 映らない僕
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夢にみし母は吾の手離さじと 握るちからぞ胸貫ける
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「女だし 告白なんて しないわよ」 あぐらかいてちゃ 先を越される
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秋の暮 夏より長く伸びた影が 自己反省を 促してくる
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ハロウィンが終われば次は誕生日 祝ってほしいな大好きな人に
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子の日々を ここまで共に 見守りし 御礼参りに 節目を感ず
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「女はね、口紅ひとつで 誰だって 可愛くなれるの。」 亡き祖母の言ふ
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君が好き コーヒーじゃなく カフェラテを 持って「見るな」と 拗ねるとことか
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連日の 豪雨被害の 街並みに きっと訪れる 希望の夜明け
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珈琲も空も薄めのブレンドで たしかに匂う風の秋色
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三色ペン ふと見りゃ赤が 減り早く ノートを見ると 間違いばかり
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夕暮れをひとりじめする 明日には消えゆくものがあると知ってる
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ブランニュー廻る物語ナラティブ並びゆく 指呼や無限やシュレーディンガーに似て
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赤シートに 慣れた眼、視界は アイスブルー 社会は冷酷 受験は孤独
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かのひとを想ふよすがの曼殊沙華 時の埋火うずみひ 葬頭河そうずか
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夕方に 散歩に出られる嬉しさよ 秋の空気を肌に感じて
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一日の最後に押すの破棄ボタン 音楽作りが楽しくなくて
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見晴らしのいい青空で映写機になって未来へ視線を飛ばす
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