桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
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病故やまいゆえ1人が苦手雨音を 聞き帰り待つ息子きみは休日
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連れ出して欲しいとおもうハルウララ サクラはいまだに咲かないままで
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聴かれない副音声としてもなおあなたの歌を詠み続けたい
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雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
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逢えぬ日に抱く微熱の囁きを星ひとつ詠む夜の短さや
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廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
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6人でグループLINE作ったよ 四六時中が着信祭り
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いつの日か通り抜けたし 日本一長い商店街の端にて
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楽園の如く花たち咲き香り二季というのは寂しい言葉
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死ぬ事に不服は無しと豪語せし 我の服薬手のひら一杯
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「さくら味バウムクーヘン」食べてみたなるほどこれは桜餅味
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身一つで 武器も持たずに 生きている 愛猫きみは強いね そして優しい
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降り積もる桜吹雪の公園に光差す午後蝶の飛び交う
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泥んこの童が今日は貴公子に澄まして歩く入園の道
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出来上がり二、三日後が美味くなるきな粉ねじりは待てば歯ごたえ
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冬枯れの いばらも蒼く芽を吹きて 待ちにし季節ときよ桜咲くなり 
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宵闇の月下の花は色褪せぬ 影も見ぬままただ散るを待つ
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退勤の時に出やすいじんましん ホッとしているサインらしくて
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幼き日「馬のベロ」だと教わって今もそう呼ぶ木蓮の花
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ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
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既読はね、まだ付けないでおくからさ 気が変わったら、そっと教えて
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夜桜に映えし君の横顔を じっと見つめ みたらしを食ふ
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外来の「ブログはじめました」の張り紙のQRコードにスマホの音なし
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最終便  繋ぐ右手の温もりと左手刺さる入場券と
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曇天に星を隠した雨夜空 故人を偲ぶ月の命日 /2026.04.08
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葉桜や川辺をゆけば陽を浴びて水面みなもを飾る花筏かな
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ひさかたの光散らしむ 忘れないよりも忘れるほうが優しく
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人の世の 常とはいへど無情なり 親しき友の鬼籍の報せ 
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はな咲くも 風雨が散らし 形無かたなしに  憂世うきよを写す 春嵐しゅんらんの候
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