客として 貴女の接客 学ぶべき 多くの気づきが 自分を高める
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我孫と 部下の子 同じこども園 世間は狭い それまた楽し
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温風は破れた蛇腹を抜け放題去年のオペと術式検討
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保証期間過ぎてホースが裂けました『残念ですが施しようが・・・。』
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欠け月の 満ちる姿に 恋重ね 君を想ひて 夜の更けるまで
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綺麗だね 零れた言葉 十五夜に 君には見えない あの満月が
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小倉山霧立ちこむる夕暮れに道踏み惑ひ鹿ぞ鳴くなる
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道玄坂 葱まみれの蕎麦すすり浮かれた夜を正常化する
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長いこと生きてる気がする 僕だけど。ばあちゃんと並び月を見ていた
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秋の宵 吹く風辛く 孤独とて 優しく包む 月光かな
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白鷺は細きあしして草を分けひょろ首伸ばし川面覗きぬ
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また一つ増えてしまった不安ごと 息子の健診結果を盗み見
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湯の川を揃ってゆったり魚たち群がるところが湯の湧くところ
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テスト前 ふと脳内に 浮かぶのは 単語じゃなくて 君の横顔
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気にするな って言わない人のやさしさに  育ててもらった 歌詠む 気持ち
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初雁の遅れ啼く聲かれがれに蓬老いたれみそらもろとも
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雨曝し 寒空の下 一人行く イヤホンそっと 孤独を消して
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境内で 走る子供に 重ね見る もう戻れない あの日々たちよ
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ひなたでは暑いんだけど日陰では寒くて 僕には居場所がなくて
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雨に散る金木犀はまだ濡れて仄かに甘い香りの朝で
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揚げ油にキッチンペーパー被せたら泣き出すみたいに染み広がった
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テレヴィのなかの日の丸にほほゑめる首脳に光差す優生卵
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亡き祖母の干したシーツはふんわりとグーグルマップで過去を辿れば
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「光あれ。すると光があった。」マジ? お金あれ。「いや、そういうのじゃない。」
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愛おしい寝顔を見つめて宵っぱり 夢を見るのも惜しいほどの時間とき
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窓開けて 叫ぶ友共に 笑い合う 怒られるまで セットで青春
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愛犬の匂いの残るこの布団 そおっと下ろす小さな骨壷
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十七年たくさんの幸せ有難う! 愛犬キミのお家よ 骨壷を置く
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病院でインフルエンザワクチンを打つ直前に風邪うつされた
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じゃが芋を黙々と剥くピーラーは二十余年の現役選手
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