お互いに通って過ぎた季節ときがある この季節へと捨ててく想い
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「久しぶり」その一言の裏側に僕が知らない 数多の別れ
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目の前で起きし不条理よくあると 逃げる吾の意気地の無さよ
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もちもちとしたやつ頬張りたいけど それがなんだか わからずぼんやり
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そのへんの言葉じゃサイズが合わなくて 裸の気持ちがくしゃみをひとつ
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新しい友を得たよな気になって 歌詠み始めて間もない私
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辛い日も「置かれた場所で咲きなさい」の言葉を胸にスタートしてみる
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「はい、これ」と寡黙な息子さりげなく手渡すピンクのカーネーション
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久々にフルート吹けば思い出す仲間と演奏あのステージを
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歌詠みで他人ひとの生き方垣間見る改めて知る短歌の世界
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ポケットの奥底にある重力の 行き着く先が誘蛾灯でも
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マスク取る日常戻り薄化粧 日除けの帽子は深めに被り
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一人では気づいてくれない会う人が セットなんだね私と犬は
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君の手の触り心地を忘れないうちに会いたい。今はそれだけ。
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世界中飛び回っている息子でも 出発の朝の変わらぬ寂しさ
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夫との会話は今朝はうわの空 心は旅する息子にありて
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朝一番ジジババが電話する前に本人から来た「五さいになったよ!」
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キモオタで ごめんね常に この気持ち なんか毎日 まぶた重いし…
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今っぽく? 曖昧な指示 するモニター 欠けてくドットは 灰白チェッカー
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あの時が 最後だったと思い出す 未来が見えて だきしめる今
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思わない 方に転がる 一輪車 クリもナナカマドも 花は真っ白
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好きな色 知らない言葉を教えてくれる貴方の中の夕焼けの色
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珈琲の湯気ゆらゆらと 夜に溶け 遠くに灯りのともる日を待つ
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鐡網のひかる風花 ドイツ偉人の墓隣たつ無銘異人碑
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静寂な ひなたの庭に カッコウが 今時いまときを告げ 草を引くわれ
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貴女への想いの揺れに驚いて グラスの氷をカリッと噛んだ
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夢の中だけでも誰かに好かれてたい 月を見上げる狼くらいに
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東京にそろそろ、きっと慣れたよね?想いの揺らぎ止まりましたか?
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エアコンのおやすみタイマー止まる26時にじ 苦しく醒める夢のあとさき
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雨の日は貴女と傘に入るためだけにあるのと云った黒雲
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