別にいいルービックキューブ インフルよ 感染ってもいい愛しています
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分かり合うこと目標にしなくても励まし合ったり笑ってみたり
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流れ星を 喰らうように 強く健気に 泣きながら生きている
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似た人を見かける度に目に染みる 燃え尽きてなお燻る煙
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透明な砂がこぼれていくようなまだあたたかい夢をみている
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初デート ママに内緒でいくからね ブタ公園で君を待つ僕
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古めいた茶店も手伝う少年も 時代を紡げ 紅葉ひとひら
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無人駅 氷雨で濡れる単語帳 私は私を好きになれない
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山芋も皮をかなくなりました 手抜き料理は破竹はちくの勢い
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柿の葉をかき集めては思い出すみなで集いて落ち葉焚きし日
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そこでまず相手の登記を確認し まだこの話サウナでします?
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寒月のうら寂しげのそのままに今年はいかに凍てつく冬か
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神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
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檜葉ひばの木の枝の中には遠い土地香りの中に私の中に
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万葉の 人に詠まれた 同じ月 やがて令和も 昔と眺む
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冷たいな 冷たくしたのは僕だった 優しくないと優しくされない
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雪が降る むかし絵本で見た姫がガラスの靴を履く静かさで
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甥からのフランス土産チョコレイト絵柄エッフェル包みし甘さ
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北風の冬の朝には日が澄んで歌の言葉をほどいてくれる
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夢を見た 笑い合ってたわたしたち なんにもなかったみたいな顔で
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強いひと 嫌うあなたが好いていた わたしの弱さ 早く捨てたい
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やる事とやる気が上手くからまらず「まぁいっか〜」がわたしを救う
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アマリリスと見紛うほど大輪に咲きし花瓶の百合は微笑む
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頼まれて買物提げて娘来しシンクの汚れを見かねて磨けり
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暁の空に下弦の細い月 雲にのまれて隠れて消えた
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無音なりあったかまぶた南向きたった独りのこれがいいのよ
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なんということもない事なんとなく上手くできないそんな今日です
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安売りの値段につられ毛糸買うも 編み辛過ぎてはかがいかない
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どうしてか 今日が冬至と思い込み 南瓜を煮たり柚子を買ったり
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焼け石に 水でもいいと しぼりだす 言葉 3滴 ジュッと蒸発
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