ほどほどに石橋叩きて歳月とし過ぐも地図捨てた日の欠片もありて
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春あさき 皇居の庭の 「袖隠そでかくし」 たちまち江戸へ タイムスリップ / 椿
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スカートのゆらぎを気づかれないようにそっと心の窓を閉じてる
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「ありがとう」言える距離には君がいて 蛇口をひねれば水が出る春
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こころから自分を恥じて振り返る白木蓮の忍耐強さ
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この身吹く風の音が聞こえる そうかそうなのか 友の逝きし夜
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あの余波が 友を飲み込み 連れ去りし 手元に残る 手紙と語る
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震災後二年経つ日の「浄土ヶ浜」何事も無かったように波寄せ返す (記憶)
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聞こへ来る門出の歌はどれもみなシニア世代のをも励ます
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まだ何も 踏まぬ足うら ふわふわと 雲の上む 母をみつめて
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落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
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三月の まばゆい春の 昼下がり 懐かし友と 心が通ふ
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カレー鍋かき混ぜつつふと覗き見れば 混沌に踊らされし我の見ゆ             
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回る寿司 店の出口に鹿しし威しおどし財布のひもの弛みを打てり
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音が好き消えて無くなる音が好き限りある世のあらゆる音が
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ニュースあと「どうなるの」なんて場の空気パラの中継からりと変える/昨夜のラジオ
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サックスの音色の響くライブにはナベサダさんの柔和な笑顔
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慰霊碑に刻まれし子の年齢は二歳とありて孫と重なる
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人としてどうよ!と叫ぶ衝動と何かがあったと思う憐憫
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朝方の夢に追われて庭に出ず 一叢ひとむらの水仙ありて呼吸いきととのひぬ
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悲しみて戦地の鳥は見るだろか そこで傷つく大地と人を
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身を屈め目線合わせる水仙にご機嫌を問う迷惑かしら
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寒かった今日振り返り汁物をコンポタとする米研ぎのとき
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幸運は貴女と会って人間の綺麗な部分で話せる時間
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白木蓮の重なりに逝きし人のおもて映りて 澄みたるいろに心鎮まりぬ 
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忙しや 春告げし後 鶯は 時鳥ほととぎすの子も 育て旅立つ
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森入らば春鳥の声合図とし日ごと芽吹きは進みゆくなり
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ジタバタと苦しむ時も貴女には生きたい世界だったんだよね
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全てくう 般若心経 その中に 心理哲学 通ずることらし
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ゴミ出しもスニーカーの紐締めて まあまあハードな階段生活
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