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朝一番 全国ニュースに故郷の名 暴風雪の町を案ず
28
想像す雪のない地はどんなにか白一色にただただ絶望
11
新しい モノがはじまり 少し前 新しかった モノが消えゆく
9
春忘れ芽吹きを忘れしおれゆく市井の一票どこかに消えた
19
笑わずに教えておくれチケットを買うところから離陸するまで
32
月面のゴルフボールが見えたとて人のこころの襞は見えない
31
勾配は何
‰
(
パーミル
)
かその先に何が見えるかまた明日が来る
48
背伸びして したこともない 失恋を 感情込めて 歌ってみた日
34
源泉に 湧くる言の葉 かき混ぜて 生まれ流るる 数多の
泡沫
(
うたかた
)
/リメイク
29
他意の無い「励ましたい」がそんまんま伝わると良いな今度会ったら
30
今は無き
故郷
(
こきょう
)
の古き喫茶店 記憶を灯す 茶色のランプ
41
こんなにもみんなで帰る道のりが愛しいことを最後に知った
19
吾妻山 種蒔きうさぎ 顔出して 身を乗り出して 急ぐ春なり
20
奥歯欠け 型取りまでに 二週待ち 接着までに もう二週とは
27
思ひ出と共に 今も手元に残る
主
(
あるじ
)
なき 祖父母の家の鍵
35
一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
36
夜に発つ白鳥姿は見えなくとも子犬のような派手な声量
29
コンビニで冷やし中華を見かけたよ 今年もきっとたくましい夏
33
せわしない令和の音に逆行す余白の多い音符の心地/ラジオから
28
義母とゆくお墓参りの道のべにおおいぬふぐり見つけ摘みたり
29
春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
23
透明の水彩画からこぼれ落ちだいじな
欠片
(
かけら
)
うまく
描
(
か
)
けない
24
久々に 風邪をひいたか 重い腰 上げて加湿器 お手入れからだ
26
「花は咲く」ピアノかなでる学生の仙台空港弥生の空に
39
夕方は
菫
(
すみれ
)
色してまほろばの如く優しく染まる街角
53
凍らせた感情溶け始め痛む18年目のサバイバルにて
10
砂塵より 花粉舞い散る 舗装路の 公的工事の 適正を問う
18
頂
(
いただき
)
を 目指せ 困難 有ろうとも 高い場所ほど 風吹くものだ
36
わたくしを甘やかしてはくれないの蜂蜜チューブは白く固まる
12
バスの外いつも通りの街と人 いつも通りがありがたい今日
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