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菜の花の 苦味が鼻を ぬけてゆく 熱燗にして 「立山二合」
46
「うたかた」の色取り取りの生活を眺めておれば今日も安穏
14
約束の印をなぞる 日曜も赤き手帳に文字は踊らず
26
光含み 魔物のごと咲く 白き花 桜よ今年も 我は惑えり
25
あの方は今はどうして居るのだろう連絡先も知らないくせに
32
羽広げ 一点見つめ 飛び立ちぬ 朝の白鷺 雲間に消える
37
近くに見ても 遠くに見ても 美しき 光、闇さえ 従えし
桜
(
はな
)
25
月が綺麗 あなたの好きな 細い月 見て見てなんて 言える距離なら
15
クラスの子みんな知ってる恋なのに貴方は言うまで気付かなかった
11
魔術師は春風に乗り現れる桜の花に躍らされる
民
(
たみ
)
33
「反戦歌うたっても武器作るなよ」被爆二世が言ってもムダか
30
田舎道陽射しを浴びてひとり旅 蓮華の紫快晴の蒼
42
居た場所に もう居ないこと 追いかける 言葉はゆっくり 植物に似て
43
牛乳のパックを白い
衝立
(
ついたて
)
に豆苗そわせて春の陽増し増し
26
内定も卒論もただの紙だけど 僕は震える
肉体
(
ひと
)
としている
33
足下にてんとう虫の歩み観て単車休憩牡鹿の海よ
23
ゴーグルと 鼻に丸めた ティッシュ詰め 仕事の為に 杉山
入
(
い
)
りて🤧 /我きこり
34
風呂あがり心の垢も流し去り生まれ変わったオーラを纏う
33
これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
25
一人
背負
(
しょ
)
い二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
44
物乞いの 子らいる国に みっちゃんは ただ
愛おし
(
慈悲
)
と 日本を乞うて
36
転々と 君を追いかけ 春の中 今点々と 咲くシバザクラ
14
ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
27
年度末 締切迫る 協議書を 作製しつつ ランチはおかき
28
二日間 メールを開けず 仕事して 週明け未読 百件超えて
30
カッターで青い画用紙切るようにツバメが一羽飛んでいく朝
31
めでたしと終わらぬ粋なストーリー再び誰かが紡ぐ時まで
25
芽吹く風 淡紅揺れて 山桜 いま
解
(
ほど
)
けゆく 一本の春
17
リハビリに通うあぜ道水仙を見知らぬ同士が杖つき眺む
34
春うらら 春休みとも 重なりて 平和な日本 みな桜色
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