君が死に 二人で話した 言葉らは 私ひとりの 記憶となりぬ
25
蕃茄ばんか買う 返してみたら 割れていた  今日のカレーは 赤くなる 
9
夕闇に 沈む街並み 休日の 仕事終えた身 ホッと包みし
28
あきつ風 雲の通ひ路こころあらば ふみ吹き寄せて人に届けよ
18
朗読会 奇跡を集め 音楽と 宮沢賢治に 酔いしれる秋
25
旅行とかドライブだとかデートとか出来ない代わり時間だけ得る
29
秋雨は 涙色して 降るようで 忍耐強く 静かに落ちる
23
溶け残る角砂糖こそ甘かりし夜更けてそこに灯る思い出
50
泥の中 見事に咲くは 蓮の花 ままならぬ世に 光差す日も
25
「容赦無用」脳内忍者が言うたびに脳内ヨークシャテリアしょんぼり
5
イケメンに「細ぇ腰…」とか言われてる時点で感情移入できねぇ
9
迷い猫 網戸越あみどごしから のぞいてる  愛嬌あいきょうに負け 煮干にぼしを渡す
12
行く道は次第次第にくらくなり浮かんで消える面影増えて
43
土曜日は 仕事場近く 焼肉屋 限定串カツ 並び楽しみ 
26
すいません、この課に宇野は二人いて…暗器使いのほうですね、はい
9
患いて 焔の玉を腑の中に 抱えし痛み 君取り除け
12
泣きたくて 入ったトイレ 汚すぎて 夢かと思った 現実だった
24
ただ黙し 憧れて生きむ 胸の闇に 閃光の花火 轟きて開く
12
ググるとかジワるテンパるカミるよに 「オオタニる」とかバズらないかな
13
闇夜でも ムーンライトとふ 焼き菓子を かざして見せむ 中秋明月
21
あの店のこのパン一個で表せる小さく大きな今日のしあわせ
24
脱衣所の人間捕りを覗き込み気持ち悪がる上位存在
5
インスタの子育てアカウントの人を君ということにしてブロック
8
明日の朝怒られること確定の帰路もラブホはエロく輝く
6
秋空の 青と白とに 刺さりたる  常磐緑ときわみどりの 松葉鮮まつばあざやか 
20
手土産の かんころ餅が 呼び起こす  この懐かしさ いまわからず
16
秋口は 哀しき夢を 見ることの 多くなりけり 虫の音に明け
22
温かい茹で栗両手で持てるだけ持って走って届けに来た子
49
時を超え ぬちどぅたから 受け継がれ 御嶽うたきの祈り 永遠とわに続けと/改めて戦後80
21
この場所に消えゆく君の痕跡が記憶もうすれ濡れもしない雨
21