おしなべて 花蕾からいは天に 向かいおり 空色の花 咲かせるが為
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家と家細い隙間になお細い三日月浮かぶ僕の街角
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もう一度 貴女に認めて もらえたら 強き心で 前を向きつつ
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温かな 提灯の灯を 頼りにし 街道歩く いにしえ感じ
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未熟さと 不甲斐なさを 痛感し 食事も喉を 通らぬ私
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名古屋とは 思えぬ静かな 佇まい 短歌の名を持つ 熱い施設は
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半歳も何もない鉢に今朝見れば大きな芽が出ている何やら期待
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ごはんつぶ一粒づつに感謝する汗を流せし稲作想起せり
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とくべつな夏を忘れぬラベンダー再び咲きて雪虫の舞う
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足かばい金木犀の匂う路ポストに入れる三十一文字を
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小倉山霧立ちこむる夕暮れに道踏み惑ひ鹿ぞ鳴くなる
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道玄坂 葱まみれの蕎麦すすり浮かれた夜を正常化する
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峰々の色づく秋はくれなゐに水くくるらむ天の川浪
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生まれし日 今日も明日も 健やかに 解けた糸は 交わらぬとも
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また一つ増えてしまった不安ごと 息子の健診結果を盗み見
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久々に犬も食わないナンとやら 秋刀魚の塩焼き二人で黙食
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行く道は次第次第にくらくなり浮かんで消える面影増えて
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人間に怖がられないお化けたちハロウィンの夜はおうちでふて寝
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どんぐりを拾う媼の声弾み童に帰り秋の野遊び
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泣きたくて 入ったトイレ 汚すぎて 夢かと思った 現実だった
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一時過ぎ 栄養剤など服用し 五秒で眠る 受験期の日々
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萬歳三唱の就任ぬけ出でて英靈とふ悉皆靈の惡も反故 か
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「私が死んだら悲しんでくれる?」なんてわざわざ聞くことじゃないよね
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椋鳥の大群賑やか大宴会 味をしめたか柿は食べごろ
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揚げ油にキッチンペーパー被せたら泣き出すみたいに染み広がった
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孤独 孤独 孤独 あれ、会話ってどうすればいいんだっけ
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亡き祖母の干したシーツはふんわりとグーグルマップで過去を辿れば
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私が今日 風邪で辛くて 休もうが 模試のある日は やって来るのだ
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甘すぎて 喉を焦がした チョコレート 夢の欠片を 吐き出す夜か
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葬儀屋のネオンサインは煌々と大河の様な国道の脇
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