悔しいよマイクを持つと歌えない爪の先まで唄っているのに
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近頃はラジオも流すユーチューブ人気な歌は何故か早口
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連れ立ちて 幾年春を 惜しみけむ 今年独りの 花の下道 /挽歌
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豪州の肉を噛みつつ和牛とはかくも遠きか年金の日々
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輪唱の如 桜咲ひたら 躑躅つつじ咲き 花は順に 春を歌ふ
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「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
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山椒の新芽の相違 尋ぬれば 犬山椒いぬざんしょうなる憎めぬ騙し
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その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の百足ムカデ
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門口に座布団積みて哄笑わらひと ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
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人間の 春を見続け 人間の 醜さなんか 知りたくなかった
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ニコチンは絶対、脳を溶かしてるニコニコ自己中「チーン・・・」って感じ
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我が部屋に干したシーツの洗剤の香りの満ちて雨の音優し
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寝る前にうとうとトースト食む僕は何かが欠けてるカロリーで生く
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パソコンはグーグル先生付き添いで牛歩の学び焦ること無く
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痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
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床に伏し痛む背中に天井 ウグイス鳴いて桜散るかな
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雨上がり 降り注ぐあお わが今日に いいことあるよと そっと告げくる
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蒲公英の綿毛と蜂の舞う中で割られし鏡に笑むのはたれ
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ナッパ服袖とおしたる若き日よスーツ姿に制服を思う
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4・5月に 長い連休 なき時代 お祭りに行き 広場で遊び
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仰ぎ見る帽子さらわれ花嵐歯抜けた前歯尊しとなす
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昨晩の おかずがぼちぼち あったから 朝からガッツリ 天丼食べたった  
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この頃は ついぞ見かけぬ カマドウマ 何処に消えたか でもホッとする
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あんなにも有名なのに絵も知らず初めて会った今日ハナミズキ
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連綿の 美しき御手(おて) 目に浮かび ひた待つ恋の歌 読み返す
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風寒き冬を枝葉は耐えれども季節外れの暑さはつらい
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雲の列 渋滞起きて 歩を緩め 色を交えて 逍遙する
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信号を無視する君はこの場所で小さな子が死んだのを知らぬか
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ポチ撫でて 寄り添うポチが 朝の陽へ 駆け出すポチも 良いねとポチる
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死にかけの人が死ぬのを待っている天使がハエのようにむらがり
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