雨の中 挨拶回り 君が来る 再会喜び 話止まらず
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企画書で 熱く商談 若手社員 今月退職 素振りも見せず
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雨打たれ 散った桜は 悲しげも 隣に咲いた 藤は輝き
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微睡まどろみて 隣席りんせきの人に 触れぬやう 眠気覚ましに 歌を推敲すいこう
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その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の百足ムカデ
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人間の 春を見続け 人間の 醜さなんか 知りたくなかった
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我が部屋に干したシーツの洗剤の香りの満ちて雨の音優し
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パソコンはグーグル先生付き添いで牛歩の学び焦ること無く
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痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
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残雪に うさぎの姿浮かび出で 雪解け水が田に満ち光る 
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雨の日に雨を歌ひし曲聞かば ひととき昭和がワープし戻り来
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入学を祝う鶯うららかに 揃いし蕾ら春風纏ひ/蕾のような新入生を祝って
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週末のアイロン作業は捗りぬ 「ながら曲」にはボサノバが良し
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暑くなる予感の朝や紅ツツジ 花見の風邪の癒える間もなく
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汝が心鈍き我さへ絆しけり満てぬ思ひを独り見つめぬ
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毛布で 吾の枕に長々と 寝そべり毛繕けづくろい 初夏と紛う朝
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冷凍庫の ねこみにタルトと 目が合って 土曜の朝食 これで決まりと
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お願いです 難しい漢字にルビ振って🙏 歌の全容みえないんです
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猫さんが隙見て狙う母さんの介護食椀攻防の昼食ひる
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書くことも 読むことすらも 遠ざかり 私の文字は 未だ汚い
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昼休み ウキウキ見るも今は無き 猫の鳴き声 響く新宿
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今も今 桜前線 北上中 例年よりも 気が早いらし  
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「若さ」といふ通知はこなくて気づいたら「老い」のフォルダに分類されて
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クワガタを 捕獲にいって 穴見つけ 指で手繰れば ゴキブリだった
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クワガタの 幼虫いるか 木の穴に 取り出したるは 芋虫だった
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パンツルック 流行はやりて 街に結果あり 背きて揺らげ スカートの花
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あしひきの山切れるところ古屋連なり 日入る海に雪崩れん如し
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ひと言の「言葉はチカラ」それだけで今も歌える師へ馳せる愛
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散文と辞典に載るが告ぐる詩へ夢を抱けて生きる人在り
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昔から 映画を作り 行く旅の 我が尊師なりイーストウッド 「様」
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