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情報をすぐに共有する仲になって半年またラブレター
20
貧困と暴力とあゝファベーラのただなか早く春よ来てくれ
23
無駄足を何度も踏んだ野心家はしつこく古希の初恋をまた
28
バラ色の未来買うほど暇はなく「広島おんなエレジー」ずっと
27
愛拗れ難儀なるかな かのひとは 麻婆豆腐憎や恋しや
14
水仙の咲く星があり水仙の咲く春が来て花また咲いて
54
球根の
出
(
い
)
でし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
26
ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
21
君逝きて がらんどうの身旅幾度 囃す友あり「メリーウィドウ」
17
「反戦歌うたっても武器作るなよ」被爆二世が言ってもムダか
32
また不意に 寄せて返すこの悲しみは われら家族を しばらく去らぬ
31
長い冬 耐えて開きし野辺の花 なんと可憐で愛しき
生命
(
いのち
)
25
初嵐 威勢良き名は 見目無垢の椿と知りぬ 詠う人いて
18
これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
27
嬉しきは鳥の囀ずり聞く朝と狭庭に開く花を見し午後
41
一人
背負
(
しょ
)
い二人はバギーで「こんにちわ!」細い身体でたくまし 母は / 娘
46
花や木々 空の蒼さや風さえも
短歌
(
うた
)
詠み
初
(
そ
)
めし日々変わりゆき
28
月夜野
(
つきよの
)
は今はなき町 ただ歌を詠むためにあれ文字も響きも
19
春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
22
桜桜
(
さくらさくら
)
花を
抱
(
いだ
)
きて 舞う月夜
永遠
(
とわ
)
に散るなと 願い
愛
(
め
)
でつつ
28
天仰ぎ咲く木蓮の清しきや木立の奥にうぐいすの声
42
暮れなずむ町はいつしか遠くなり贈った言葉は湿度を無くす
14
「ママはどこ?ねえパパ!」「百合が綺麗だろ今年は肥料が良かったんだよ」
15
温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
31
のどかなる 春の空にも 鋭角が ポラリスを射て 白鳥の矢よ
47
涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
33
林檎の真ん中射抜くごと詰られて わかってる恥じているよと胸の内で/其の二
10
音曲
(
おんきょく
)
に 詩歌に絵にと
謳
(
うた
)
われし 桜は生きむ 時代を超えて
30
「ジャガイモの芽出た?」「三本な」楽しげな会話を聞きつエアロバイク漕ぐ
35
蕎麦屋まで道々芽吹く木々あれど 相方のなく ただ此処に春
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