年の瀬にふみのあてさきかぞへつつ 薄墨いろの白菊しらぎくを見る
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真っ白なまが玉のような形して茶の花咲けり初霜の朝
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まだ暗き公園の中見渡せば枯れた木々には鳥たちの群れ
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頼まれて買物提げて娘来しシンクの汚れを見かねて磨けり
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寒空のもと ひっそりと葉の裏に 剪定逃れ 残る空蝉うつぜみ
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雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
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吐く息の むほど 夏が 恋しくて 雪より白い 彼夏かなつの雲が
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今日どれを聴こうか漁るアルバム殆ど全部スピッツだけど
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やっぱり麦茶はこの味が安心するなぁって、 彼女の家で
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わたしから 産まれるものは醜くて 生まれぬ君を愛しくおもう
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さき手に希望いっぱい握りしめ父にいだかれ眠る赤子よ
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ねぇ、コーンポタージュだね、木のスプーンだね、幸せだね
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目覚めたら どんな時間も スマホチェックみる 君の気持ちが 届いてないか
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願うのは 当直の君 起こされることなく 眠れてる ぐっすり休んで
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焼け石に 水でもいいと しぼりだす 言葉 3滴 ジュッと蒸発
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否定せず 自分を選び 感じ取る 「肩書き、空気」 それより呼吸
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車内には 優しきハンドクリームの香り漂ふ 冬の通勤
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黄昏たそがれに一番星もまだ見えず 三日月すがる爪痕のやう
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笑い合う「夫・息子親子」の会話子守唄 ほっこりしつつ眠りに落ちる
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君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
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寝起きの二十七時 最悪の夕を思い出すための最悪のレモンティー
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まず五文字 次に七文字 また五文字 ここで七文字 締めに七文字
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父さんのお母さんおばあちゃんから僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
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月に雪 尽きぬ夜の雪 みちゆきに ことのはのゆき うつせみのはて
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ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかにサンタは 届けてた 愛
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朝焼けの雲が輝く大空にひとり散歩で背筋を伸ばす
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揺れていい 立ち止まっても いいじゃない 好きな歩幅で 続け暮らせば
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聖夜明け、そ知らぬ顔の街角に 吹く乾風からかぜが私を嗤う 
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プレゼント、大きなケーキ、クラッカー 子供の頃は喜べたのに
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眠気のままに目を閉じる 世界から静かにゆっくりと消えていく
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