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「反戦歌うたっても武器作るなよ」被爆二世が言ってもムダか
31
田舎道陽射しを浴びてひとり旅 蓮華の紫快晴の蒼
42
内定も卒論もただの紙だけど 僕は震える
肉体
(
ひと
)
としている
33
初嵐 威勢良き名は 見目無垢の椿と知りぬ 詠う人いて
17
好きな人黄色い傘を差している恋空は今晴天となる
20
これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
25
転々と 君を追いかけ 春の中 今点々と 咲くシバザクラ
14
ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
27
永遠といふにはあまりに透きとほる陰を重ねてなほも翳らず
14
芽吹く風 淡紅揺れて 山桜 いま
解
(
ほど
)
けゆく 一本の春
17
春うらら 春休みとも 重なりて 平和な日本 みな桜色
17
靴底が 擦り減るほどに 働いて また四月から 気持ち新たに
34
「危ない!」を三分ごとに叫ぶ母 僕が初心者マークといえども
32
スギ終わりヒノキまでの隙突いて布団にうららな陽をたっぷりと /花粉はまだ続きます…
29
面会の十五分ほどちぐはぐな義姉の話題は帰宅に尽きる
30
市役所は どこですかと問う 留学生 まっすぐな瞳に エールを送る
21
花ながれ枝たゆたえば古の栄華ぞ散りぬ楼門の風
20
『徒歩圏内』 なんと魅力的 これからの 優先順位 これかもしれぬ
16
冬越して スナップエンドウ 収穫す ささやかながら 春の楽しみ
38
小糠雨 休憩室の
窓外
(
そうがい
)
に 子らの声なき広場の桜
39
目をやれば地味に咲きたるタンポポの綿毛は揺れて季節移ろふ
51
一歩ずつ踏み出す足にいのち載せ幼な子笑むや 春の
階
(
きざはし
)
26
吸わないで買っては欲しいたばこかな防衛費まで虫が良すぎる/増税計5回で
23
さくら花儚き色の風が舞う
幾年
(
いくとせ
)
過ぎて覚悟のせつな
20
富士の嶺にかかる浮雲かくせしを払わざらなむわれならなくに
12
温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
30
君が去り空白ばかりのひと日には花の下にてひとりで歌おう
25
美酒なれば春の灯りに寿ぎの影揺れはじむ
間集
(
まつ
)
りの宴
16
剣岳の天井空へゆうらりと我よ飛び立て味わう煙草
17
ぼた雪の 椿枝垂れる 春の朝 雪の間に落つ くれない滲む
15
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