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よたよたと 丸ひ体を 揺さぶりて 犬は
翁
(
おきな
)
と 春のお散歩
42
たつぷりと付箋のつひた課題図書読むとは向かひ合ふといふ日々
17
告げよ春 この世は冬の幻と 河原の石売るほどのかひ無く(つげ義春逝く)
17
あなたへと、この春すべて書き留めるペンが折れても書き足りぬほど
40
炎症が どこか臓器に あるような けだるさ続く 花の咲く頃
22
みどり濃し湯に泳ぎきる菜の花よ熱燗酌みて早春を知る
24
安納芋 蒸して焼き目を 付けたなら 甘くてホッコリ 優しい味に
32
満開の
桜
(
はな
)
のもとにて 我もまた 息絶えてみたし 望月の頃
29
他人
(
ひと
)
のこと心が小さい人と言う君の大きな口だけ見える
35
春先は カイロと湿布の重ね貼り 腰のご機嫌伺うゴルフ
25
地に落つぬ 紅き椿は 天仰ぎ 道を飾りぬ コサージュの如
32
定位置で ねこたちそれぞれ すやすやと ひにゃたぼっこは まだしないのね
22
今はもうコロナ禍思うは
稀
(
まれ
)
となり定点報告いまだ「0」無し/都道府県 新聞にて
23
思い出す「さぞ重かろうお前さん」肩書を見る祖母のつぶやき
12
普段なら歩きもしない堤防に我を
誘う
(
いざなう
)
桜の力
16
寛解の医師は「患者の心境が分かったかも」としみじみ言えり
30
阿保のまま 生き死にせよの定めなり 目出度くもなく赤飯を炊く
10
花見へと一三八タワー駐車場どこもかしこも満車満車
24
弱者かつ女ひとりの生活は堀埋められた城も同然
35
毒親の歪んだ愛に育つ子は一生愛に不自由するんだ
29
整頓の手を止め 近場にて花見
澱
(
よど
)
みぬ心を
解
(
ほぐ
)
す桜
29
近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
22
花前線 桜前線 恋前線 開花の時は 待つ恋に似て
30
移ろいの四季の描写に飽きは無く自転車辞めぬ理由の一つ
25
婚姻を誓う2人よ記念樹の桜神父といつでも会おう
16
春風を切り走行す 気持ち良さげな自転車と すれ違ふ道
33
真実は人の数ほどありますが事実はひとつしかないのです
19
積読を発掘中に重複をまた二つほど見つけ呆れる/持ってたのかよ!
23
老猫を抱き上げ軽さ驚いてうまいものなど食わしてやろと
26
春休み息子家族のUターンにぎわいの跡残したままの
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