君が2個歳上なのは分かるけど苗字にちゃん付けで呼ばないで
6
雀との距離が縮まった気がして逃げる彼らの鳴きまねをする
14
三十年ここで寝たんだ このベッド あるじ無き部屋 淋しさつのる \ ようやく独立!
41
八本の腕に見惚れるくすの木に「エイタム」などと名付けてみたり (ヘブライ語で「隠れ家」)
19
遺書にするつもりだったが内容がボカロ曲の歌詞みたいで萎えた
7
芽生えたる 夢を忘れる その前に。 命短し 挑めよ我ら
28
白雪しらゆきの もる野山に 熊が立つ  銀世界にも 団栗どんぐりはなし
18
落葉らくようのごとく言の葉降ってこい 短歌うたの種なき 硬き頭に
29
暖房が寒さに勝てぬ布団から 小一時間も出られずにいる
31
ピークなる疲労の夜に浮かぶ星やさしいオリオン私を照らす
35
死にたいと口から吐いた白い息 季節は巡ると答えた息
7
純情可憐な私は今日も君に会うためパフェを食べるの
10
あたしってなんてつまらぬ人間か そういう思考浮かんで消えて
12
漢でなく 日本に生まれし我ならば 漢(おとこ)ではなく 倭(おとこ)になろうぞ
7
雨の日の黄シグナルは寂しかろう心の岐路にひっそりと立つ
17
月がみえない夜にベランダ一服 ラベンダーの匂いした君
8
夫にもQRコードつけたもれ トリセツ不明で五十年過ぎ
34
八朔はっさくがおっきな箱で届く朝 フライング気味サンタ姉さん
34
怖いから歯をむき出して威嚇する 動物すらもしない仕草で
14
浜辺にて 君の名を書く 僕の指 打ち寄せる波 君が消えゆく
17
雲のない夕暮れの山その奥にそびえるあの山クリアに捉え/冬の晴れた日限定
26
今日どれを聴こうか漁るアルバム殆ど全部スピッツだけど
26
「家じまい無事に済んだよ父さん」と墓に供える白い秋桜
39
いきなりのダークモードに戸惑ったわたしいますよいますよトイレ
29
忘却の 淵に沈まる 夢のごと 幼き子らと 泣き笑いし日々
21
コロちゃんは白の豆柴ポテポテと短い足で庭駆け回る
33
多忙なる 一日ひとひの終わり 静寂が クールダウンを 吾に施す
28
火をくべて ほくそ笑む軍需産業 この手にあるは 水か油か
34
冬の宵  満月照らす  君の頬  儚く消える  雪の花かな
12
通学路  友と歩いた  過ぎし日々  かつての道は  住宅街
17