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二日間 メールを開けず 仕事して 週明け未読 百件超えて
31
夜桜が 風にさざめく 根もとには 美しき魔が ひそみ誘う
25
隅っこの花梨の花はひそやかにそっと春呼ぶ桜の陰に
48
生まれ落つ憂しと云ひつつ泡沫の浮世に生まれ返る愚かさ
13
次年度の 事業計画 練りながら 部下のクレーム 溜息混じる
27
面会の十五分ほどちぐはぐな義姉の話題は帰宅に尽きる
30
にぎにぎと
桜
(
はな
)
のもとにて 宴持たむ 花も
人世
(
ひとよ
)
も
儚
(
はかな
)
くあれば
29
水清き媼が捏ねし草もちに籠れし富士の霊気を食めり (忍野村)
35
花ながれ枝たゆたえば古の栄華ぞ散りぬ楼門の風
19
春の雨つぼみを濡らし花濡らし 風を誘いて花吹雪へと
20
冬越して スナップエンドウ 収穫す ささやかながら 春の楽しみ
39
頬
(
ほほ
)
伝
(
つた
)
ひ 涙を隠す 春雨は 在りし日思ふ 弥生のしらべ
40
目をやれば地味に咲きたるタンポポの綿毛は揺れて季節移ろふ
52
木瓜の花 塀の陰から顔出して「おは」とささやく青空の朝
43
一歩ずつ踏み出す足にいのち載せ幼な子笑むや 春の
階
(
きざはし
)
25
ため池の堤防で詠む春の歌「鳥はさえずりたんぽぽ笑う」
19
吸わないで買っては欲しいたばこかな防衛費まで虫が良すぎる/増税計5回で
23
冬ごもり春日を待たず
去
(
い
)
にけるを惜しと云はぬが華の
枯人
(
かれびと
)
16
富士の嶺にかかる浮雲かくせしを払わざらなむわれならなくに
12
温室に滴る苺の甘さほど想う気持ちは夏を待てずに
30
トランプ
(
ジョーカー
)
の脚に重りを括り付けホルムズ海峡沈めてみよう
36
空近き 稜線へ立つ童子を照らす小鉢の碧い竜胆 「りんどう」
14
ぼた雪の 椿枝垂れる 春の朝 雪の間に落つ くれない滲む
15
ひさびさに ちま猫ちゃんの「おきてニャーン」 起きるよ食べるよ チーズ蒸しケーキ/アップルパイ売り切れ
23
一年
(
ひととせ
)
に一度の福運なる日には列をなしたり来ぬ
生
(
よ
)
を求め
9
亡父
(
ちち
)
遺す『原野』に春は訪れて山桜咲く 些末を知らず
16
モクレン 白さ映えるや 春の碧 白陽浴び 花咲き満ちて 心うららなり
7
変はりゆく 街並みの中 桜咲く 古戦場のみ 置き去りにして
33
仕事での 桜の名所 視察には 誘惑多く 空腹続く
31
友とランチ 応援めしと 決めて行く 聴くだけでよし 頷くだけでも
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