鯉などのゆっくり泳ぎゆく池のめぐりをもっとゆっくり歩く
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支援者か当事者なのかわからないあわいをそっと切り出して見る
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あしひきの 山から眺む 在りし日を 悪しき日もあり 愛しき日もあり
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道端で 白いマスクが 日向ぼっこ 青いお空と そら、睨めっこ
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冬過ぎて 卯月につくし 土つつき 春の足取り 描く澪標みおつくし
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補聴器で 互いの波長を 感じ取り 歩調を合わし 行く散歩道
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平静を 装う君に 詮索はよそう 代わりにご飯 大盛り粧う
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布団から 顔だけ出して 窓を見る まどろみの中 ふと浮かぶ顔
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井戸の中 蛙移動せず 相変わらず 既に足るを知る 心無意識イドの中
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空を指し 「あ、オリオン座」と 君がいう どこで覚えたの?うちのおりこうさん
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人びとの残りをもとめ散る花の上を歩いてゆく鳩の群れ
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花びらが 焼けた肌みたく 剥がれてく 白く輝く 初夏が覗く
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子の目方 三千グラムに 胸膨らむ 期待と乳に 膨れをるらむ
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幸せはたまに動物の形のビスケットになったりするよね
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コンビニのレジのすぐ前 おさな子はのど飴の箱積んで楽しげ
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こんにちははじめましての挨拶に 探りを入れる 探られている
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何故そこに?わたしの跡があるのでしょう。 いいえおそらく真っ黒歴史 
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母さんは銀行じゃない質じゃない小遣いあげるし飯も出すけど
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シェルターアパートに越して何年経つのかも 平和過ぎてて浦島現象
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大学の卒業式も無かったし着物着れずに髪切って良い?
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ブランチが遅すぎたのよ胃の中で籠城してるパンとカフェ・オ・レ
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ものすごく眉毛キレイに描けたのに 今日に限って部屋から出ない
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恥ずかしい通り越したら訛かもご指導ごべんたちと言う義父
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玄米を炊く湯気こもり換気扇 早くおいでと香る夕暮れ
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好きな人 好きだった人 好きなまま ひとつになれず シングルのまま
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ナンバーワンコンタクトレンズ調査した目を合わせたら逃げたいのは白
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お御足と買い物カート引き摺って 帰宅後吹雪、持ってるひとだ。
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東京に雪が降るって速報に 「なんで?こっちはいつもふるよね。」
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バイバイと手を振ったあとドア越しの 発車する前長い一瞬
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梅桜毎年ちゃんと咲くように花冷えもまたちゃんと来るのね
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