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なにごとも 神は細部に やどるらし すみに張りつく 髪の毛ながす
15
知ったより出逢えたという感覚で 初めての言葉 くりかえし読む
36
要領よく 生きることだけ 期待して 手間だけふえて 子育てのワナ
10
初夏ですがまだ寒いので出る時はコートの下も服を来てます
8
ああ言えば よかったというわだかまり コップの茶渋と一緒にこする
31
水底
(
みなぞこ
)
に しずむ勾玉 ひろいあげ 声持たぬまま 人魚の涙
19
郭公待ち更かしつるうたた寝の夢かあらぬか夜半の一声
3
短歌詠み啖呵を切って喧嘩して負けて担架で運ばれたんか?
12
赤の他人。 添いとげることの 難かしさ わかり合いたい 心ねぎらう
16
山をこそ思ひかけしか谷水の深き緑も夏の色なり
5
良い妻で良い母であろう台所
(
だいどこ
)
で拭きつつうつるはめ殺し窓
19
カッコウが やたら鳴くから しぶしぶと いんげん豆の
櫓
(
やぐら
)
を組んだ
19
校庭に 明るいきみどり色の筆 樹々を描いて 飛ぶ野良インコ
17
主婦というルールはシビアまず家族 猫は自由に爪研ぎをする
10
亜麻ちゃんは サファイアのいろ あさにみち 夕にはひいて またあさにみち
10
草刈りて 葉緑素が いっぱいの 風ふきわたる あけはなつ窓
24
宝くじ当たったらすぐ来たんだよ遠戚名のる知らない男
7
集まりて順番毎に開き切る蒼き桔梗の律儀な様よ
41
かがり火は
凌霄花
(
のうぜんかずら
)
の 花の色 石段のぼる 覚悟をきめる
28
メールでは 大好きハート あまりまえ チャンスを得たら 顔も見れない
6
いつもなら残業優先業務過多今日はダッシュで孫の待つ家
13
夏しぐれ。野に咲くユリの 孤独など だれが知ろうか
虎杖
(
イタドリ
)
ゆれる
19
変わらない君が隣で笑うから 夢と知りせば覚めざらましを
8
明け方に相談しあうアサガオは誰から咲くか決めたようです
38
アマビエの姿見えなくなったわね我風呂上がり夏の夕暮れ
15
生命
(
せいめい
)
の 重さをかたる 一方で どこかこの世に 見切りをつけて
27
人生の 単位足りずに 留年し 神様からの 居残り授業
32
にぎやかな運河の街に雨が降る私も流れ海になれたら
16
影踏みを夏の遊びと過ごしたが日傘さす今影持ち歩く
16
鍵盤を ひとつ弾けば ポンと鳴る 閉じた窓から 流れるゴスペル
/
鍵
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