一つ石二つ体を寄せ合いて一つ衣の夫婦地蔵よ
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まだ遠く 会えないあなたもいつの日か 大丈夫。未来を信じてる
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嫌いなこと、嫌いなひと、嫌いな… あー嫌いです 近寄ってこないで
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暁の寝覚めに鐘の音冴えて露は霜にや置き替はるらむ
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紅葉を眺めるベストな角度かな座る人なきベンチ微笑む
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けば モミの木、イルミ、 ジングルベル… まだ霜月よ? 気が早いって
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無条件に愛を与えられない人間に与える愛はない
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反論を飲み込んだ日のスーパーで長ねぎグッと折り曲げている
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まつり果てて人影絶えた広場から梯子でピエロ星へと帰る
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分かり合うこと目標にしなくても励まし合ったり笑ってみたり
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きしのふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
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流れ星を 喰らうように 強く健気に 泣きながら生きている
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叱られた遥かな記憶 耳掃除している祖父のそばで暴れて
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休日の 灰色空と ため息に 生姜はちみつ あたたか琥珀
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まぁるくも 五角形にも 嵌まらない ゆがみもあいす そんな性格/
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角ばって 丸くなれずに 季節過ぎ それでも誰かが 「いいね」をくれる/
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目薬を よく使うように なってから 泣かなくなった 泣けなくなった
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ふわあっと 見上げた空に オリオン座 去年ぶりだね お久しぶりです
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ベランダに米粒置けば食べに来る雀のお宿はお寺の竹薮
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無人駅 氷雨で濡れる単語帳 私は私を好きになれない
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山芋も皮をかなくなりました 手抜き料理は破竹はちくの勢い
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そこでまず相手の登記を確認し まだこの話サウナでします?
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神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
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ひさかたの光しづけきかきにふる雪は山茶花さざんか 大雪たいせつの朝
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冷たいな 冷たくしたのは僕だった 優しくないと優しくされない
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短歌すらむ気が失せるほどえた心振り切りまた筆を
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不信・不安・恐怖が黒く染める視界 良い色の存在も忘れた
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風散れる イチョウ並木の 向こう岸 彼女は消えた 冬を残して 
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夢を見た 笑い合ってたわたしたち なんにもなかったみたいな顔で
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強いひと 嫌うあなたが好いていた わたしの弱さ 早く捨てたい
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