ぺんた
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ときどき詠みます。いまは仕事でベトナムに出向中。

東京はホーチミンより暑いそう どっちが熱帯だかもうわからん
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日めくりの重石を除けてダンゴムシ丸まっており やあシモハンキ
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越南にて届かぬ便りを待つ我を救いせしめん、スピード郵便
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詠み人とバンドマンとはつきあうな きみのこともまた歌になるから
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Cơm tấmコムタムも注文できる様になり 食生活はひろがっていく
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毎日の夕食歯磨き風呂電話 いつの間にきみはそこにいたの?
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きんぴらをつくろう きみは辛いのが好きだったっけ?醤油の利いた
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デエビゴを飲めば半日夢を見る 私は涙を流せなくなる
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UtakataよOSSオープンソースにならないか Railsならば心得がある
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フォーだけは注文できる様になりぬ 常夏の地に言の葉を編む
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寄附金を残して師走暮れむとす 今年の私のふるさといづこ
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どうしてか説明できない苦しみに死していまなお囚われている
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剃刀に勝てないような人生でいったい何を成し遂げるんだい?
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恥ずかしい記憶ばかりを焼き増してくれる壊れた写真機のよう
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夜長には味噌鍋燗酒〆うどん これぞ此世の渡り方なり
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あまりあるこの世の憂きに来週の航空券を予約していた
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なんとなく不調な俺を珈琲でごまかしながら働いていた。
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低炭素社会といえど情熱は静かに燃やし続けていたい
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正方形のはがきは定形外 いちばん定形っぽいのにね
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昼休み立食い蕎麦を掻っ込んで嗚呼吾もまた勤め人なり
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出ていった君の言葉を想いつつ一人前の味噌汁つくる
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京都迄在来線で6時間 3度乗り換え 積読崩し
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すみませんリモートワークと偽って実は半日眠ってました
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飛び降りれば死ねる高さに住みながらどうして一歩踏み出せぬのか
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流星は見えないけれど君もきっと見てるのだろう東京の空
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同窓の結婚ラッシュに焦っても就労ビザでは手に入らない
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「生命の危機を感じる外気温」という書き出しにも飽きてきた
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いつまでも痛い右足 成長痛のせいにして甘えていたい
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おっさんになるということ うっすらと嫌われること あなたからにも。
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「寂しい」か「会いたい」か迷っていたら「おやすみ」とだけ送られてきた
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