Utakata
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ぺんた
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ときどき詠みます。
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カジュアルに生を終えたい新しい靴を買ったよぐらい気楽に
11
死の色がずっと近くにいることで私は生きてしまうのだろう
7
鈍行で帰るから一緒に飲もう 特急券は思い出にして
6
こんなにも日々生きるのに手一杯だというのにもう春一番
8
引っ越して半年経ってようやっと段ボール箱を回収に出す
4
滑り入る列車を告げて七点の鐘鳴り響く宵の停車場
4
たましいの
容器
(
うつわ
)
としてのにんげんが出来ていなくて君に会えない
6
「成長」は結果じゃないの?最初から自称してまで追うものだっけ?
2
あの過去も消せたらいいが今日もまた修正液を買い忘れたよ
4
充電器つないだつもり 気付くのは縁も電池も切れたあとだけ
4
われもまた御賃金には抗えぬ 二十五日の待ち遠しさよ
6
躁だからかくあれかしと暴れては やりすぎるなと止められる日々
3
乗車券に特急券を重ねつつ きみの故郷をわがまちにする
5
夏ひとつ 雨間に抜けるそよ風と青い味したジンジャー・エール
7
雨厭うきみの横顔すら愛し バスなら少し遅れるらしい
4
ピンボケた君の笑顔に時が過ぎ 記憶のうえで好きだといえた
3
六月は相合傘の時期だから敢えて呼びたい
銘々傘
(
めいめいがさ
)
と
3
たまには、と山奥ゆきの汽車に乗る 切符を買って、鋏をいれて
2
果物を
10
㌔買ってジャムにする ちょっと富豪になった気分で
7
わが目には瓶も
十字架
(
クロス
)
に見えにけり すべてを暴け In vino veritas.
1
にんげんの外側にある知能らがにんげんをバカにつくりかえる
3
お別れをしようと告げたこの口が やり直そうの言葉をつぐむ
5
軒下で雨宿りする鯉のぼり 裾濡らしても気高くあれよ
8
父母
(
ちちはは
)
もモテた時代があったこと たまに不思議に思ったりする
3
日本酒が好きだときいた君のこと おでんに誘ってよいのだろうか
6
ベルを待つ汽車が2両の停車場 誰ひとりとて現れぬまま
4
曾祖母の四十九日に手を合わす よくぞこれまで生きてくれたと
3
手を繋ぐ 曖昧だった関係を前に進める覚悟ができた
5
Twitter 連携ログインが壊れて以前の
短歌
(
うた
)
が夜露に消えた
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