ぺんた
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ときどき詠みます。いまは仕事でベトナムに出向中。

寄附金を残して師走暮れむとす 今年の私のふるさといづこ
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どうしてか説明できない苦しみに死していまなお囚われている
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剃刀に勝てないような人生でいったい何を成し遂げるんだい?
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恥ずかしい記憶ばかりを焼き増してくれる壊れた写真機のよう
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夜長には味噌鍋燗酒〆うどん これぞ此世の渡り方なり
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あまりあるこの世の憂きに来週の航空券を予約していた
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なんとなく不調な俺を珈琲でごまかしながら働いていた。
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低炭素社会といえど情熱は静かに燃やし続けていたい
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正方形のはがきは定形外 いちばん定形っぽいのにね
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昼休み立食い蕎麦を掻っ込んで嗚呼吾もまた勤め人なり
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出ていった君の言葉を想いつつ一人前の味噌汁つくる
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京都迄在来線で6時間 3度乗り換え 積読崩し
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すみませんリモートワークと偽って実は半日眠ってました
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飛び降りれば死ねる高さに住みながらどうして一歩踏み出せぬのか
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流星は見えないけれど君もきっと見てるのだろう東京の空
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同窓の結婚ラッシュに焦っても就労ビザでは手に入らない
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「生命の危機を感じる外気温」という書き出しにも飽きてきた
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いつまでも痛い右足 成長痛のせいにして甘えていたい
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おっさんになるということ うっすらと嫌われること あなたからにも。
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「寂しい」か「会いたい」か迷っていたら「おやすみ」とだけ送られてきた
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雨に濡れて希薄になった存在の意義をあつめて乾かしている
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外界との切れ目によって定められ初めてみえる世界のかたち
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辛いとか苦しいとかいう気持ちからネガティブを抜いて「ぴよ」と鳴く夜
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この生は短き夢と知りてなほ鐘嫋々と鳴り渡りけり
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つぎつぎに逃した花火が重なって ついぞ見せない浴衣姿よ
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街へ出て人波に酔う 人生は大後悔の時代のさなか
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ひさびさに自炊などする気になって10個パックの卵を買った
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いつ出すか迷い続けて数ヶ月 クリーニングと婚約指輪/早く出せよ
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この街に来てまで君の面影を追いかけているのかもしれない
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検診の前夜を忘れて酒を飲む だって貴方が来てくれたから
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