Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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朝出会ふ
媼
(
おうな
)
畑の草を抜く丸き背中は土慈しみ
18
日記には良き事一つ書けと云ふ 花見て歩けり空青き日に
24
夏手前 合図来たかに蔓のばす支柱上るを見る朝楽し
26
朝の明けアジサイの花露落とし気づかぬ
夜半
(
よわ
(
)
)
の雨を教へり
29
韓流ドラマ気力体力要るなれど何処かはまりし昭和の世代
21
残り鴨飛び立たぬのか
未
(
いま
)
だまだ 訳でもあるか足でも痛いか
25
眠れぬ夜 明け待つ
時間
(
とき
)
の長きこと 吾
亡母
(
はは
)
に似し 思ふ母の日
34
登校の子供ら二列で静か往く今日は休みか元気なあの子
30
瑞々し五月の色なり柿若葉 緑深くす夏の頃には
32
葉を伝ひ雫落つるも音の無し苔の花見る山路も初夏なり
35
どう詠めど 家族も誰も知らぬ場所 気楽で楽し うたかたの場所
29
広大無辺北アルプスの麓にて移住のチラシ無理とて憧れ
23
わさび田の近く湧く水飲めるらし地中の清冷ボトルに満たす
34
濡れ落ち葉 めくりてサワガニ見つけたり 滝まで五分葉もれの坂道
31
安曇野に萌木の春来て道祖神 優しお顔で旅人迎へり
29
つばくらめ空ひるがへり急降下
眼
(
まなこ
)
で追ふも秒で消へさる
28
雨催い風も花苗をいじめたり されど潤ひ貰へばおあいこ
21
川向こふ山藤垂れる木立にて今日聞くウグイスいと美声なり
36
川渡る 腹に風入れ鯉のぼり 水に着くごとワイヤーしなりて
30
肩の荷を一つ下ろしてまた乗せた三十路四十路の
忙
(
せわ
)
しさ懐かし
33
花がらを摘みて狭庭を見回らば蕾の横に清しき朝来る
37
早朝の日差し出始む公園に
生命
(
いのち
)
満たして鳥はさえずり
31
村雨
(
むらさめ
)
にしとどに濡れし学生の急がぬ歩幅に風邪ひかぬかと
31
歳積みて難し事の一つあり も一度
ワンコ
(
子犬
)
迎へし覚悟
24
花屋にて値を下げ売らる売れ残り ようこそ我が家へ日ごとに
愛
(
いと
)
し
43
認知予防 目的持ちてここに来て 知らぬ言の葉 ここにて教わる
27
青もみじ一樹立ちても美しき連なればなほ初夏の佳景なり
32
学校に少しは慣れたか一年生タンポポ色の帽子駆け往く
37
春のどか女城主の里往かば地酒とカステラ土産と決めし
29
東屋
(
あずまや
)
に雨
除
(
よ
)
け入れば眼前に角度変はりて
湖
(
うみ
)
の広がる
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