Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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湿原の木道歩けばハルリンドウ画像撮る背に春風そよ吹く
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朝の庭 過日植へたる花の苗 見れば花の芽三つほどの春
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忘れども家族案じた亡き母に今は上から花愛でていて欲し
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いつかまた青春十八きっぷで降りし駅
姥捨
(
おばすて
)
駅の絶景もふ一度 /篠ノ井線
28
春来れば花見て歩き鳥飛べば空見て歩く幸のささやか
43
亀三匹小さき中洲に重なりて指差す幼児の声や弾みぬ
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住宅地 野良猫も減るこのご時世 不意に出くわす昭和の懐かし
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平板なる日常詠むは難しくもその有り難さ知る齢になりけり
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じゃんけんをするかの如し天気かな今朝はあいこの花曇りの日
34
思ひ出はいつも季節に寄り添いて春を辿れば桜のありけり
42
見た目には元気に見えども痛み持つ ある者体にある者心に
30
旅先のローカル局の天気予報 地方の呼び名に旅ごころ満つ
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彼の昔小さき苗植へ育て人感謝し歩く桜木の道
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人生の終まい方なぞようわからん乗り合ひバスの翁等笑ひて
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梅の枝切りて小枝をチップとす夫はゆっくり畑に返す
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今年またメダカの売らる道の駅春の合図とつくしも並び
28
だんだんに陽射しに力加わりて野花映えさす草の青々
42
よそいきの声の会話は弾まずや この春良い人卒業とする
28
手際良く落ち葉
抄
(
すく
)
ひし老人の水車の音聞くひと日始まる
34
三月は三つの命日ある月でその日の天気共に忘れじ
39
夢の中いつも異国で迷ふ夢深層心理か夢で良かった
38
ゆったりと桃源郷なる山里の小さき川を雲渡り往く
35
空き家から売り家に変はるその庭のタンポポの花 降る雨に閉づ
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岸辺にて鳥の案内読みをれば横に人立ち時の挨拶
38
山の辺にひばりの声に上向かば春らし色の柔らか空あり
40
店内で春の定番ソング聞く冬のしこりのほぐれゆくなり
33
菜の花を分けて続きし農道に降りて止みての雨の冷たし
38
校舎より六年生を送る歌 ゆっくり歩く曲終るまで
49
幼少に祖母と過ごした春の日がふと蘇るセビアの色にて
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春寒も半月経てば落ち着きて予報士知らす蕾の膨らみ
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