Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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あちこちで鳥交
(
さ
)
かる森深く来て 歌詠む真似事
(
まねごと
)
するも楽しや
21
田舎道 ふいに昭和が浮かび来る 子供の吾が母待つ夕暮れ
20
煩わし日々のあれこれ蹴散らして 癒しのボサノバ聞いて眠ろう
25
戯
(
ざ
)
れ合ひて校庭走る赤白帽 春風そこに交じりて遊びぬ
24
目の前で起きし不条理よくあると 逃げる吾の意気地の無さよ
16
街路樹の なんじゃもんじゃの白し花 雪の様に落ち 早苗月来る
16
そぞろ行く のぼりはためく城下町 つがいの鳩も食べ歩き楽しと
17
親は子を 子は言葉無くも親思ふ 変わりなきもの 時代変われど
30
千の風 愛しき人の元に吹き 涙乾くが一番嬉し事らしき
17
こんもりと萌木美し山の辺を 目で会釈してハイカー過ぎ行く
19
来
(
き
)
し方を夫と語りて呑
(
の
)
む夕げ 言ひたき事もお互い様と諭す歳月
(
としつき
)
16
服選ぶ 月一女子のランチ会 先月と同じは避けたし一応、女子です
19
過ぎし日の あのひとこまを詠みたくも 言の葉が出ずボールペンカチコチ鳴らす
17
完璧人の綻
(
ほころ
)
び一つ見つけたり 安堵の気持ち俗世の吾に降りるなり
11
春の街さざめく音も軽やかに 擬人化アニメの旗も春なり
12
どこまでも川縁
(
かわべり
)
続く散歩道 楽しき日も有り逃げたき日も有り
28
家康
(
いえやす
)
のお手植えされし桜の木 真に信
(
まこと
)
か利他の鐘撞く
12
風そよと西空まぶし春夕焼け 木々をねぐらの鳥影に照る
25
車窓より緑の揺れし麦畑 手繰り
(
たぐり
)
寄せたり亡母の面影
21
御年配の 私幾つに見える のあるあるに十歳下言うお約束平和な春の日
19
堂々と窓辺に飾らる薔薇も良し 野辺のすみれの健気さ尚良し
32
春に入り水面に遊ぶ水鳥も 程よき距離を保ちて遊びぬ
24
雨卯月 自律神経ズタボロで 優しき春が休めと合図す
30
御朱印を授かり戻る門前の 冬の名残りを雀ついばむ
21
詠み人の 花鳥風月様々に 春光うららに うたかたに降る
24
農夫言ふ 一月
(
ひとつき
)
たてばこの村は桃源郷になる いっぺん見て欲しと
15
春のもや 森の濃淡薄れいて 流るる時間
(
とき
)
さへ ゆるり過ぎ往く
28
一年で君はドラムの腕を上げ 未来の夢を真っ直ぐ語りぬ
12
山を背にポツポツ灯る山桜 車窓を額に一幅の絵となり
28
人
(
ひと
)
生
(
)
きた証の残る過疎の村 遺跡にするなと山鳥の啼く
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