Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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初霜月 里も華やぐ秋祭り 襷の
漢
(
おとこ
)
飾り馬引く
37
人生はメリーゴーランドの羽根の馬 駆けては戻りまた空駆ける
42
雨の昼 何処に隠れしムクドリよ昨日は青空欲しいままにし
37
スーパーの横ある空き家緑色 草木延び来て平屋支配す
37
元気そに自虐を言へば笑へるも 言わればへこむ老ひのプライド
46
運動会 練習隠れて見しママの気持ち分かりて親子にエール
44
日の落ちし虫すだく道牛の歩で歩かば不意に子犬じゃれ来る
50
頑張れと明けてなほ鳴く虫時雨 東雲明るし雨直ぐ上がる
39
昨秋に似たよな
短歌
(
うた
)
を詠んだかとおぼろな記憶確かむる朝
47
過ぎし日の写真めくらば懐かしきそして楽しきそして寂しき
48
何もなき路地に一本曼珠沙華群れて咲かねばどこぞ寂しや
44
段々に明け遅くなる長月にゆったり生きろと朝の伝言
45
吾亦紅
(
われもこう
)
この曲聴かば泣けてくる 秋の彼岸のセンチメンタル
34
野菜干し天日返しもまた楽し地味な幸せ風に揺れをり
48
街路樹に色なき風の通る朝 記録づくめの夏にさよなら
46
山の
郷
(
さと
)
水路の鯉に水ぷりん黄金の稲穂に癒さる秋の日
38
店入らば有名人とのツーショット蕎麦屋の女将のこなれし笑顔
37
秋風に伸びすぎ背丈のコスモスが所在なさげに結われし国道
40
彼岸には暑さに逃げし盆を詫びゆっくり墓前に語りてみたし
47
野に往かば名前も知らぬ草の花バッタ跳びきて葉先に遊ぶ
41
柿の実をつけしままにて枝飾る古民家カフェのレジ橫の秋
45
歩きたし白川郷の秋の道 右膝小僧の注射針見つ思ふ
41
人間は考える
葦
(
あし
)
の意味知らず 調べつ歩く葦の水辺を
36
義父植へし老木なりたるイチジクの小さき実集めジャムにする朝
42
週の明け戦ふ人の動き出すせめて涼しき風のあらんと
41
百均の一本百円ボールペン複数本よりオーラ出しをり
41
雨あがる
竿
(
さお
)
しなる程洗ひ物 活きる証が町にはためく
50
大雨に夫は一日骨休め アニメ見つつも畑を気にし
36
六十の壁越へ断捨離終われども吹く風任せの余生は望まじ
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すすきの穂似合ひし風は秋の風共に待ちをり虫とて吾とて
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