Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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週の明け戦ふ人の動き出すせめて涼しき風のあらんと
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百均の一本百円ボールペン複数本よりオーラ出しをり
40
雨あがる
竿
(
さお
)
しなる程洗ひ物 活きる証が町にはためく
49
大雨に夫は一日骨休め アニメ見つつも畑を気にし
35
六十の壁越へ断捨離終われども吹く風任せの余生は望まじ
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すすきの穂似合ひし風は秋の風共に待ちをり虫とて吾とて
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船の往く中川運河の倉庫群 荷役に残る昔の
欠片
(
かけら
)
31
アボカドの水耕の種変化無く夏の絵日記白きままなり
39
歩道橋登らば汗の滴りて高き空にも秋は未だ来ず
39
庭隅のチョコレートコスモス地味なりて秋の風情に合ふと慰む
31
エアコンを切らば朝まで虫の声こうして秋は日々近づきぬ
35
長月は風流気取りて詠みたしや秋の七草探し歩きつ
37
目覚む未明 吾が十代に寝し刻よ 亡父の小言の 早よ寝よ懐かし
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夕の風 昼の暑さを詫びるよに しなびし五感に秋ふわり来る
33
文字も無く駅そば写真のライン来る立山かまぼこに思ふ旅先
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花散るも宿根草はなほ愛し 繋ぎ咲かすが生き甲斐となり
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虫の音と暁の明星空の色 庭見草にも朝は来るなり
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受験の子眠れぬ夜もあると云う どうにかなるの付箋あげたい
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バス待つ間 風よく通る木陰にて見知らぬ人と雲の峰見る
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夕餉時 昔の常識説く吾を 今時ありえん
娘
(
こ
)
は呆れ言ふ
40
東窓開けし確かむ朝日影 暦に沿うて季節の進む
30
盆明けは夏の宿題終わらせた子供の様なり主婦
殊更
(
ことさら
)
に
38
吟行にかこつけ行きたやあちやこち されど叶わず今日の空見る
36
幾つもの望遠レンズ連なるや伊吹の山にイヌワシ舞ふ夏
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矢田川に落つる夕陽やてらてらと水面に色付け沈みゆくなり
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風渡りほおずき揺るる菩提寺もいつの間にやら知る顔減りて
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時が経ち訪ね歩かばそのままに珈琲店あり昭和の匂ふ
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青蚊帳
(
あおがや
)
に父母と眠りし幼き吾 記憶の断片盆に浮かびし
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雨の庭ブルーサルビア涼し色炎暑予報もひととき治まり
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あの家のノウゼンカズラ見えたなら歩幅広げし吾の決め事
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