Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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うた友
(
)
(
)
の苦悩分かりし歳なれど いいね押すしか出来ぬがもどかし
40
朝夕にやうやう整ふ秋気配 されど居座る残暑や手強し
31
川瀬の音
(
ね
)
聞くか聞かぬかアキアカネ 上下左右に秋の日遊ぶ
32
仏花にと小菊にダリア畑の隅 買へば高しと姉は笑へり
28
大食いの 番組どこに意味がある 国内外の飢餓 放映しつつ
22
物憂げに生徒ら今も歌ふかな秋の教室 小さい秋見つけた
23
秋桜とススキ装ふ川縁を 歩く間落つる夕日の忙
(
せわ
)
し
38
持ち歩く手の平サイズのメモ帳に短歌
(
うた
)
読めそうな空の高き日
36
大きめのリカちゃんもどきの人形と幸せ芝居 懐かし遠い日
17
若き時 もしもこの場所あったなら 日々に詠んだろ青き悩みを
23
外に出ず感性緩みし夏も往き 心と肌で秋を出迎ふ
35
雲散らぬ台風一過の空見上げ この一週間の長きを思ふ
36
次々と災害増えし日本国 愛で地球を救う胆力欲しや
15
口下手な吾ゆえ今日も短歌
(
うた
)
を詠む わかり合えそな友いるウタカタ
39
雲間より小一時間の陽射し追い 慌てて移動す乾かぬ干し物
33
広報の秋の講座の案内も読む気になれず台風案ずる
24
空半分 黒雲覆ふ週の明け災害無き事ただ祈る朝
27
生きてきた経験値などどれほどか 時代の流れ後ろなど見ず
29
天と地が安寧の日を捲
(
めく
)
りくる 普通に明けし幸を知る朝
41
眠る為ユーチューブで聞く田舎の夜カエルと虫の音懐かし故郷
22
執着を捨てればストンと楽になる直ぐに長月
(
ながづき
)
秋雲の空
37
高千穂の神話の里の古社入れば神の歴史を時の間習ふ
22
朝夕の真夏と秋の境目に確かな秋を呼ぶか今朝の雨
35
齢重ね 合わぬ人、物突っぱねて我が道を往く 迷う日ありても
32
盆も過ぎ微
(
かす
)
か虫の音聞こゆ夜に 月の向こうに鳴る遠花火
35
下駄の音と徹夜躍りの夜は明けし 風の盆待ち夏は過ぎ往く
40
新聞に平和の俳句詠まれおり 嫗
(
おうな
)
の耳に軍靴の音今もと
26
揺さぶられ倒れし墓を撫でる人 ニュースに映る被災地の盆
42
孫可愛い されど我が子はその倍と 亡母の言の葉 甦る朝
46
涼風を目隠しシェードが邪魔をする 外せぬ悲しき住宅事情
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