Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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風邪引きも動き出したる月曜日のど潤せと寒の雨降る
38
思春期に近づきつある
男孫
(
まご
)
二人敬語ちらほら混じりて寂し
43
辰年の心の迷ひ百八つで足るか足りぬか除夜の鐘待つ
41
年の瀬に独り呟くありがとう心ある人言の葉優し
41
春夏秋冬
(
ひととせ
)
を いつの間過ぎて年の末 願ひ七掛け叶ひて感謝す
33
早や一年 能登の優しき土に問ふ神や仏は御座
(
おわ
)
しましたか
40
午後二時の時雨止みたる公園にトナカイ服のワンコの来たる
40
心中を言わば一時楽なれど されど言わぬが令和の作法と
35
願えども どうにもならぬは星の数 人生は運ゲー ユーチューバー言ふ
23
冬来れば必ず亡母
(
はは
)
の指に見た あかぎれに巻く肌色テープ
40
三役を終わらせ会を抜けし今日 肩は軽々スキップで帰る
32
年の瀬に残る余白をしみじみと なぞりて一年心に落とす
40
できた短歌
(
うた
)
まとまり良くと こねくれば いつしか吾が意 てんでに散りて
43
昨年末 処分迷った食器類 使ふ事無く 今年も迷ふ
36
冬の午後 気持ちは長編読みたくも 和田秀樹氏の啓発本やっとなり
23
意固地なる自分の中のルーティーン がんじがらめが楽でも有りて
31
日の終わり 夕焼けの色赤々と わずかに残る もみじ葉に照る
34
テンポ良く ユーミン流るクリスマス 少し弾ける師走の週末
34
病室の窓から見ていた木々の彩 今日は嬉しき夫
(
つま
)
退院日
39
冬寒のあかつき 駅へ向かふ人 それぞれ背負ふ背景ありて
39
赴任地が 何処であろうと行く云ふ 不安捨て置く覇気の頼もし
26
隣席の営業の声淀みなく お子様の為 くり返しをり
26
市の講座 ヨガにピラティス太極拳 どれも続かず一人の散歩
35
直球のキャッチコピーが胸刺さる 一行にある知性と感性
36
心身の痛み無きこと それあらば ただ有難き後生と思へり
34
冬ざれに 風に混じりて時雨
(
しぐれ
)
降る ふと気が付けば冬の陽の照る
25
ファミリーだった 同じ犬種を目で追へば 皆で笑った日々の懐かし
27
師走月 忙
(
せわ
)
しき時期は まだ先と ゆっくり歩く 温し冬の日
31
庭隅の 冬を彩る寒椿 散りてはそこに 鳥遊びをり
31
雲海も逆さ紅葉も人作るハイテクの里 心動かじ
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