青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。

年六度 季節の行事を飾る棚 心ほんわり温き場所なり
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滝の音聞こへ来そふな油絵の水霧飛び来て吾にかかるごと
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新聞の暮らしの作文音読す五回つかへし自分の声聞く
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の机使ひて思ふ引き出しの何処に悩みを仕舞っていただろ
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五平餅売らる茶店の灯も落ちて紅葉祭りも日暮れて終わる
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同級のえにし途切れし友の居て似た人見らば後悔募る
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孤独こそ己を守る避難場所 長老の説く平易な言の葉
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不揃いの里芋なれど届けたし母看る友へ干し柿添へて
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友集い 顔だけ日除けて日向ぼこ 青き空よりヒヨドリ笑ふ
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裏起毛 温きズボンでペダルこぐ 人来ぬ道で小声で歌う
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良く見らば水かさ少なき川の辺のヨシの隙間で何見る鴨よ
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近づかば ささっと飛んでこちら見る 嫌われカラスに遊ばる小春日
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整形とハリの先生真逆言ふ気持ち泳ぎて画像に目凝らす
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忘れ花 凍蝶とまりて動かずや 越冬できらば 春野飛びゆけ
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市民展 友の切り絵の見当たらず 老々介護の苦悩を見たり
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風に乗り学校チャイムの聞こへ来る の一限目家庭科実習
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喫茶店 落ち葉降り落つ窓外そうがいを 見をれば冷めし舌焼くコーヒー
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晩秋に木の葉時雨は降り止まず園児のポケット落ち葉の入れ物
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旅戻り早速干しいも作業する無事に感謝し日常始むる
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早々に日射し陰りし晩秋は日暮れと競ひて晩酌待つ夫
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引き寄せの法則ありは真実か新刊の見出しにふと思いたる
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秋日和 風無き庭にメジロ二羽 残りし花の狭間たわむる
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曲流し我流のノリでリズムとる サザンのパワー部屋中満つる
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岬下り 浜を歩かば海の家 氷の文字見し 早も懐かし
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未だまだ苅田の草は青きまま木枯らし吹きて冬田となりけり
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段々に好きを諦む歳となる ならば詠みたし今出来ること
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雨上がる もみじの雨粒葉を遊び ポツリ落ちたり たまゆら光り
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鳥渡る 諏訪湖の水辺賑わかせ冬を遊べや春帰るまで
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おも浮かぶ そろばん塾より帰る吾を 頬被りの亡母はは夜道に待ちをり
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渋柿を干して安堵の秋の昼 色変はる頃冬は来るなり
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