Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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吟行に来た人だろか城見上げペンを走らす肩濡れしまま
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感情の共有生まれしこの場所に繋がる人の心柔らか
37
柔らかな風の似合ひしラベンダー部屋にも同じ風ふわり入る
29
歩きつも急に聞こゆる雷鳴に空青きまま速歩で帰る
29
雨の明け すずめの遊ぶ朝の道 桜の花びらおもちゃの如し
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嫁ぎ来て良き隣人が友となり三十年第二木曜朝の珈琲
20
湿原の木道歩けばハルリンドウ画像撮る背に春風そよ吹く
33
朝の庭 過日植へたる花の苗 見れば花の芽三つほどの春
30
忘れども家族案じた亡き母に今は上から花愛でていて欲し
27
いつかまた青春十八きっぷで降りし駅
姥捨
(
おばすて
)
駅の絶景もふ一度 /篠ノ井線
27
春来れば花見て歩き鳥飛べば空見て歩く幸のささやか
42
亀三匹小さき中洲に重なりて指差す幼児の声や弾みぬ
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住宅地 野良猫も減るこのご時世 不意に出くわす昭和の懐かし
29
平板なる日常詠むは難しくもその有り難さ知る齢になりけり
34
じゃんけんをするかの如し天気かな今朝はあいこの花曇りの日
34
思ひ出はいつも季節に寄り添いて春を辿れば桜のありけり
41
見た目には元気に見えども痛み持つ ある者体にある者心に
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旅先のローカル局の天気予報 地方の呼び名に旅ごころ満つ
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彼の昔小さき苗植へ育て人感謝し歩く桜木の道
27
人生の終まい方なぞようわからん乗り合ひバスの翁達笑ひて
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梅の枝切りて小枝をチップとす夫はゆっくり畑に返す
36
今年またメダカの売らる道の駅春の合図とつくしも並び
28
だんだんに陽射しに力加わりて野花映えさす草の青々
41
よそいきの声の会話は弾まずや この春良い人卒業とする
28
手際良く落ち葉
抄
(
すく
)
ひし老人の水車の音聞くひと日始まる
34
三月は三つの命日ある月でその日の天気共に忘れじ
39
夢の中いつも異国で迷ふ夢深層心理か夢で良かった
37
ゆったりと桃源郷なる山里の小さき川を雲渡り往く
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空き家から売り家に変はるその庭のタンポポの花 降る雨に閉づ
45
岸辺にて鳥の案内読みをれば横に人立ち時の挨拶
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