Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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早々と夕焼けの入る居酒屋で グチと笑いで友との深酒
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何気なき 日常捉えし詠み人の 感性の縁に ヒストリー混じる
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読み返す 十年日記あと僅か 秋入り作る 干し柿、甘酒
33
邪心無く 抜きつ抜かれつ遊ぶ鳥 足止め見れば 心のゆるぶ
24
十月尽 リンドウに雨そぼ降るも 青きままにて 深秋に入る
29
ママ友のリーダー格は来なくなり じゃない方の三人話が弾む
38
早朝の雨落つる空見ておりぬ 何か変わるか日本の未来は
29
思ひ出の欠片集めて人
(
ひと
)
生きる 優しさ貰ひて勇気貰ひて
28
目標の 名城百選成せるまで 痛む神経 撫でつ前向く
22
母言ひし 幾つになっても服は欲しい 傘寿の言の葉 今も愛しき
31
二回目の洗濯回す朝七時 鳥高く飛び 嬉し秋の日
33
色を待つメタセコイヤの並木道 二十年経ちし冬ソナの道標
22
木の根っこ 磨きて花台作りたる 父の背中は小さく丸まり
33
山ふもと 日本の原風景をてふてふと もみ殻匂へば 暫
(
しば
)
しの郷愁
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草丈の低きに飛びし秋の蝶 野に花あるに早よ舞ひ上がれ
30
生き下手で どこか似ている友の居て 互いの不器用互いに笑ふ
39
秋空と古城見上ぐる花野にて その時代
(
室町
)
に秋桜あらねど
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よく借りし 林真理子のエッセイと小説懐かし は行の図書棚
29
年を経て叱ってくれる人も減り も一度母に叱って欲しき日
37
名曲流る曇りガラスの珈琲舘 一人座の吾の落ち着ける場所
31
明日
(
あす
)
の夜に 十三夜なる月の照る ススキの切り口 神の宿り場らし
24
秋祭り 安寧の世で聞く火縄銃 空は一つぞ戦よ終われ
33
木立ち影 夏の名残りの寂しさよ 貼がし忘らる 花火大会八月十日
18
そこここに秋が顔だす日本晴れ 半時歩くもまだ出ぬ一首よ
28
雨しとと落つる寂しき秋の川 魚探せど川面に影なし
30
吹く風に思ふがままにススキ揺れ 白し花穂
(
かすい
)
に秋の陽の照る
30
道すがら色付きを待つ街路樹を 毎週撮りて冬来るまでの日記とす
27
歩き来て夕焼けチャイムの ふる里 に祭り間近の吾が里思ふ
34
よく聞くが エモい の意味があやふやで 早よ検索せよと老脳指令す
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謝意の意を短歌
(
うた
)
で詠むには短すぎ 百字ありてもまだ足りぬやも
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