Utakata
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青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
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雨催い風も花苗をいじめたり されど潤ひ貰へばおあいこ
22
川向こふ山藤垂れる木立にて今日聞くウグイスいと美声なり
36
川渡る 腹に風入れ鯉のぼり 水に着くごとワイヤーしなりて
30
肩の荷を一つ下ろしてまた乗せた三十路四十路の
忙
(
せわ
)
しさ懐かし
34
花がらを摘みて狭庭を見回らば蕾の横に清しき朝来る
37
早朝の日差し出始む公園に
生命
(
いのち
)
満たして鳥はさえずり
31
村雨
(
むらさめ
)
にしとどに濡れし学生の急がぬ歩幅に風邪ひかぬかと
31
歳積みて難し事の一つあり も一度
ワンコ
(
子犬
)
迎へし覚悟
24
花屋にて値を下げ売らる売れ残り ようこそ我が家へ日ごとに
愛
(
いと
)
し
44
認知予防 目的持ちてここに来て 知らぬ言の葉 ここにて教わる
27
青もみじ一樹立ちても美しき連なればなほ初夏の佳景なり
32
学校に少しは慣れたか一年生タンポポ色の帽子駆け往く
37
春のどか女城主の里往かば地酒とカステラ土産と決めし
29
東屋
(
あずまや
)
に雨
除
(
よ
)
け入れば眼前に角度変はりて
湖
(
うみ
)
の広がる
27
吟行に来た人だろか城見上げペンを走らす肩濡れしまま
32
感情の共有生まれしこの場所に繋がる人の心柔らか
37
柔らかな風の似合ひしラベンダー部屋にも同じ風ふわり入る
29
歩きつも急に聞こゆる雷鳴に空青きまま速歩で帰る
29
雨の明け すずめの遊ぶ朝の道 桜の花びらおもちゃの如し
41
嫁ぎ来て良き隣人が友となり三十年第二木曜朝の珈琲
20
湿原の木道歩けばハルリンドウ画像撮る背に春風そよ吹く
33
朝の庭 過日植へたる花の苗 見れば花の芽三つほどの春
30
忘れども家族案じた亡き母に今は上から花愛でていて欲し
27
いつかまた青春十八きっぷで降りし駅
姥捨
(
おばすて
)
駅の絶景もふ一度 /篠ノ井線
27
春来れば花見て歩き鳥飛べば空見て歩く幸のささやか
42
亀三匹小さき中洲に重なりて指差す幼児の声や弾みぬ
34
住宅地 野良猫も減るこのご時世 不意に出くわす昭和の懐かし
29
平板なる日常詠むは難しくもその有り難さ知る齢になりけり
35
じゃんけんをするかの如し天気かな今朝はあいこの花曇りの日
34
思ひ出はいつも季節に寄り添いて春を辿れば桜のありけり
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