Utakata
登録
Login
サイトのご案内
青山田歩歩
フォロー
169
フォロワー
191
投稿数
547
令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
8
9
…
次 ›
最後 »
菜の花を分けて続きし農道に降りて止みての雨の冷たし
38
校舎より六年生を送る歌 ゆっくり歩く曲終るまで
49
幼少に祖母と過ごした春の日がふと蘇るセビアの色にて
43
春寒も半月経てば落ち着きて予報士知らす蕾の膨らみ
33
リビングに雛様並ぶタペストリー和む花月うららの午後なり
36
足早に逃げゆく二月もう見へぬ山色変えしおぼろの春は
34
小さき木が石畳浮かせ伸びる様 子に説く父は雄弁となり
35
この場所で歌人の背景垣間見し生意気なれどエール送りたし
27
ウグイスの初鳴き待ちて歩く道 春の音待つ弥生の月に
44
つつつぃーと水面を広げカモの行く彼方の雪山目指すが如く
39
蔵出しの辛口旨し三千盛フェスタの庭のおでんに行列
34
カフェの奥知り合ひし日の想ひ出を語る友の背陽光降り注ぐ
38
虎落笛
(
もがりぶえ
)
静まりつある二月尽濃尾平野に眩し陽の照る
39
春待ちて春告鳥は歌ひ出す 人や野遊び花便り待ち
40
気負い過ぎ空回りする吾を見て楽に行けよと風花の舞ふ
50
待ちわびしフリータイムの日々なれど何処かに残る曜日のこだわり
46
近年は凍らぬ湖 諏訪湖ゆへ
御神渡
(
おみわた
)
り神事水鳥知らずや
30
聞き慣れし洗濯終る合図音普通を感謝し今日を始むる
51
心配の種など蒔いた覚えなしされど芽を出す春でも無きに
57
きさらぎの美し星の凍てる夜も暦いつしか向春となり
44
雲の飛び
眩
(
まばゆ
)
き空を見上ぐりて どうにかなるのまじない一つ
41
亡父
(
ちち
)
くれし娘学んだ学習机断捨離出来ず今吾が使ふ
41
山路奥つばきの里に雪降りて白に際立つ花色葉色
34
ついと来てついと消へ行く雪雲のみぞれ降る庭つぼみは固し
35
福は内 入り忘れた福居ぬか 寒波来る故どうぞお入り
57
生くる意味リアルに映すテレビ見て優しさ貰ふ 番組七十二時間
27
過ぎし日の想ひ出辿ればいつの日も季節も色も吾の中に在り
42
冬送り群生に咲くカタクリに春風吹かば妖精舞ふが如し
37
道なりの左右に春待つ桜ありされど凍て空飛ぶ雲速し
34
生きをれば気持ちの乗らぬ朝のあり時の薬に癒さるを待つ
35
« 最初
‹ 前
1
2
3
4
5
6
7
8
9
…
次 ›
最後 »