青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。

昨年末 処分迷った食器類 使ふ事無く 今年も迷ふ
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冬の午後 気持ちは長編読みたくも 和田秀樹氏の啓発本やっとなり
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意固地なる自分の中のルーティーン がんじがらめが楽でも有りて
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日の終わり 夕焼けの色赤々と わずかに残る もみじ葉に照る
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テンポ良く ユーミン流るクリスマス 少し弾ける師走の週末
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病室の窓から見ていた木々の彩 今日は嬉しき夫つま退院日
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冬寒のあかつき 駅へ向かふ人 それぞれ背負ふ背景ありて
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赴任地が 何処であろうと行く云ふ 不安捨て置く覇気の頼もし
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隣席の営業の声淀みなく お子様の為 くり返しをり
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市の講座 ヨガにピラティス太極拳 どれも続かず一人の散歩
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直球のキャッチコピーが胸刺さる 一行にある知性と感性
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心身の痛み無きこと それあらば ただ有難き後生と思へり
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冬ざれに 風に混じりて時雨しぐれ降る ふと気が付けば冬の陽の照る
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ファミリーだった 同じ犬種を目で追へば 皆で笑った日々の懐かし
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師走月 忙せわしき時期は まだ先と ゆっくり歩く 温し冬の日
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庭隅の 冬を彩る寒椿 散りてはそこに 鳥遊びをり
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雲海も逆さ紅葉も人作るハイテクの里 心動かじ
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認知予防に 一日一首の短歌うたを詠む 浮かばぬままに珈琲冷めゆく
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朝五時半 始発電車の音澄みて 冬らし今日の 始まる音なり 
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もみじ照る 香嵐渓に人溢る 山の彩いろ落ち 年の瀬に入る
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野山いる 早足うさぎ追ふように おさなご走る イチョウの葉は舞ふ
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こんな日は 録画してあるコント見る やっぱツボだわ 東京03
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今年また おしゃれなイルミ灯る家 出窓に白し六花の飾り
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葉の落ちし 寒ざむ裸木並ぶ道 樹皮の黒さに 空の青冴ゆ 
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ビル街の 強風小さき苦行なり 花屋のトナカイ 毛糸の帽子
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スーパーの 音声レジは食い気味に あれしろこれしろ 吾慌てさす
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昨秋は 落ち葉に滑り転んだと ふとよみがえる 枯れ葉舞ふ道
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水面にて 染まる山見る ユリカモメ 水に白花浮かぶが如し
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容赦なく 冬が来たなり木枯らしの 踏ん張る柿の実 スマホに録りて
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青空に 紅葉映す水鏡 浮かぶ落ち葉に 鴨の一掻き
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