青山田歩歩
168
191
投稿数
547

令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。

揺さぶられ倒れし墓を撫でる人 ニュースに映る被災地の盆
41
孫可愛い されど我が子はその倍と 亡母の言の葉 甦る朝
46
涼風を目隠しシェードが邪魔をする 外せぬ悲しき住宅事情
24
娘等こらからの花とワインの誕生日 約束するよ 三十年生きること
17
盆の時期とんぼや虫が近付けば もしやと思ふ少し本気で
54
夏の末 寂しさ一瞬フッと来る 祭り終わりて秋雲見る頃
32
友を待つ浴衣姿の少女居て 青春濃くする夏のお祭り
36
花火見る場所も相手も変われども片隅に置く慰霊の想ひ
28
道なりの ひまわり畑 夏の色 空の青見てウクライナふと、、
36
東尋坊ソロリ崖より戻り来て 海風と待つ夕陽百選
32
日本海 潮騒ロード凪静か 入り江に朽ちた漁船の侘し
33
街道沿い 山中腹やまちゅうふくに海を見し墓は立つなり船守るごと
23
とりあえず今の気持を受け止めし 短歌うた詠む楽しさ 詩うた出ぬ苦しさ
27
誕生月 陽気な8月吾誘ふ 乱れる程にたまには飲めと
20
ベルサイユ 紳士の優雅な馬術見し 高貴は望めぬ ポニーも吾も
15
サングラス かければ男子イケメン化 不思議現象研究中なり
15
老害もフキハラどれも耳痛し されど人なり胸懐を持つ
18
五輪見るマリー・アントワネット 本当はオーストリアを応援してる
18
朝六時 畑から戻る翁おきな居て 一日ひとひが長しと小さく語りぬ
30
昨今の天地暴れる国救ふ 手立ては無いかシンクタンクよ
15
能登の地に せみに混じりて聞こえ来る 復興急げの木槌の音が
26
神降地上高地 云われし由縁頷けり 巡る地清みて神宿るごと
20
売店で熊鈴買ひしハイカーが 木洩れ日揺るる上高地往く
33
バイデンが世界に示す老いる意味 政治の横のリアルアメリカ
27
旅先の ここに住みたいマジックも家戻る頃 徐々に解けゆく
29
炎昼にジョギング続けし青年よ 走る意味より命脈大事ぞ
21
金言も耳にて聞けばすぐ流る 字面じづらで読めば心に留とど
29
スマートな つばめ羨む鳩の居て 地上の鳩に憧るつばめも
27
ゴザ敷きて 童女ら飽きず ままごとす けや木の木陰 昭和の夏の日
21
結界に皆が一礼鳥居下 そこに猫寝る旅のひとこま
31