青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。

汗ふきの マフラーかけて夕暮れの散歩に探す 短歌うたのタネなど
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人の世の 喜怒哀楽のパーセント 喜と哀浮かぶも その他わからず
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雨降らば ごうごう落ち来る男滝おだきあり 今は優しき女滝めだきの如し
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生きおれば せんなきことも多々あれど どうにかは成る 戦争以外は
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今なれば 素直に入る言の葉も 聞かず放ほおった青き日もあり
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ついに来た エアコン温度の戦いが 家や会社で 真剣勝負
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今年より短歌うたを趣味とし外出れば 目に留まるもの 花 鳥 空なり
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切り株が そろそろ休めと声かける 疲れし人を労ねぎらふがごと
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吾が里は同じ名字の家多し 個人情報それ在りて無きもの
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山若葉 色濃くなりて青葉闇あおばやみ 鎮守の森の音無き夕暮れ
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淡々と 生を営む日常を 愛しく思ふ 清し朝には
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上下して 夏つばめ飛ぶ川の道 流れる水の先飛ぶ速さよ
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早朝に青芝下りるヒヨドリよ 互いに頑張ろ今日の一日
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同窓会 シニアの幹事声上げて 男子十名女子八名 こころ和みぬ
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人生で大事なものを思ふ時 在るモノよりも見えぬが浮かびし
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ここ離る 歌人を惜しむ短歌うた多し 若くも貴方は徳ある人なり
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独り居て 民衆の歌 聞きし夕 吾も歌ふや民衆たみに混じりて  舞台レ・ミゼラブル
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格言を 何度も脳に言ひ聞かす 前頭葉は一時いっとき優等生になる
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短歌うた上手く なるには多作がコツらしい 頭たたくも余計出て来ず
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ビル街の上から吹く風突風で 優し青田の風の懐かし
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顔知らぬ叔父は戦地の海に沈ず 祖父母の悲しみ急に迫りぬ朝ドラで
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若き時 集っておれば安心も 今は独りの時間が楽し
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本心の 弱音も愚痴も喜びも はくこと出来る 同志いる此処ここ
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考えの似し人の歌嬉しくて 背景違へど気持ちそこへと
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夏めくも 冷えし足先冬のまま 生姜レシピも底を尽きたり
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録画見る時間はあれど見ぬままに 映画とドラマ今日も増えゆく
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五月吹く 若葉の風を追うように ランナー駆け往く川縁かわべりの道
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見目みめ麗し 二雨ふたあめに散る芍薬しゃくやくの 咲くまでの日々楽しみ待てり
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田の畦あぜに集まり咲きしキンポウゲ 何処に咲きても陽光降り注ぎ
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熊避けの鈴の音聞こゆ緑道で 白き雲見し夏がまた来る
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