青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。

街路樹の なんじゃもんじゃの白し花 雪の様に落ち 早苗月来る
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そぞろ行く のぼりはためく城下町 つがいの鳩も食べ歩き楽しと
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親は子を 子は言葉無くも親思ふ 変わりなきもの 時代変われど
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千の風 愛しき人の元に吹き 涙乾くが一番嬉し事らしき
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こんもりと萌木美し山の辺を 目で会釈してハイカー過ぎ行く
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し方を夫と語りて呑む夕げ 言ひたき事もお互い様と諭す歳月としつき
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服選ぶ 月一女子のランチ会 先月と同じは避けたし一応、女子です
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過ぎし日の あのひとこまを詠みたくも 言の葉が出ずボールペンカチコチ鳴らす
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完璧人の綻ほころび一つ見つけたり 安堵の気持ち俗世の吾に降りるなり
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春の街さざめく音も軽やかに 擬人化アニメの旗も春なり
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どこまでも川縁かわべり続く散歩道 楽しき日も有り逃げたき日も有り
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家康いえやすのお手植えされし桜の木 真に信まことか利他の鐘撞く
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風そよと西空まぶし春夕焼け 木々をねぐらの鳥影に照る
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車窓より緑の揺れし麦畑 手繰りたぐり寄せたり亡母の面影
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御年配の 私幾つに見える のあるあるに十歳下言うお約束平和な春の日
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堂々と窓辺に飾らる薔薇も良し 野辺のすみれの健気さ尚良し
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春に入り水面に遊ぶ水鳥も 程よき距離を保ちて遊びぬ
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雨卯月 自律神経ズタボロで 優しき春が休めと合図す
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御朱印を授かり戻る門前の 冬の名残りを雀ついばむ
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詠み人の 花鳥風月様々に 春光うららに うたかたに降る
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農夫言ふ 一月ひとつきたてばこの村は桃源郷になる いっぺん見て欲しと
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春のもや 森の濃淡薄れいて 流るる時間ときさへ ゆるり過ぎ往く
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一年で君はドラムの腕を上げ 未来の夢を真っ直ぐ語りぬ
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山を背にポツポツ灯る山桜 車窓を額に一幅の絵となり
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ひときた証の残る過疎の村 遺跡にするなと山鳥の啼く
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知らぬ地へ青春十八きっぷで旅出でて 駅そばすする 非日常楽し
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朝毎の三種の薬を友として 悩みは誰もと前向き歩く
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吾好きな お酒も旅も うたかたも 楽しく生きるタスクとするなり
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いろの無き 尖りし冬を見送りて まあるく優しパステルの春来る 
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時計の針戻してみたしあの頃に 多忙も充実 子育ての時期
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