青山田歩歩
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令和六年 一月から始めました。
宜しくお願い致します。

この色が秋の空です。と云うように青青青の中 飛行機は飛ぶ
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秋雨に苔の緑の色映えて 樹木も音なく虫の音の道
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ヨシの原 渡りに備へ秋つばめ よく食べ行けよ春に戻れよ
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うた友の苦悩分かりし歳なれど いいね押すしか出来ぬがもどかし
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朝夕にやうやう整ふ秋気配 されど居座る残暑や手強し
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川瀬の音 聞くか聞かぬかアキアカネ 上下左右に秋の日遊ぶ
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仏花にと小菊にダリア畑の隅 買へば高しと姉は笑へり
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大食いの 番組どこに意味がある 国内外の飢餓 放映しつつ
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物憂げに生徒ら今も歌ふかな秋の教室 小さい秋見つけた
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秋桜とススキ装ふ川縁を 歩く間落つる夕日の忙せわ
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持ち歩く手の平サイズのメモ帳に短歌うた読めそうな空の高き日
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大きめのリカちゃんもどきの人形と幸せ芝居 懐かし遠い日
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若き時 もしもこの場所あったなら 日々に詠んだろ青き悩みを
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外に出ず感性緩みし夏も往き 心と肌で秋を出迎ふ
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雲散らぬ台風一過の空見上げ この一週間の長きを思ふ
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次々と災害増えし日本国 愛で地球を救う胆力欲しや
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口下手な吾ゆえ今日も短歌うたを詠む わかり合えそな友いるウタカタ
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雲間より小一時間の陽射し追い 慌てて移動す乾かぬ干し物
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広報の秋の講座の案内も読む気になれず台風案ずる
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空半分 黒雲覆ふ週の明け災害無き事ただ祈る朝
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生きてきた経験値などどれほどか 時代の流れ後ろなど見ず
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天と地が安寧の日を捲めくりくる 普通に明けし幸を知る朝
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眠る為ユーチューブで聞く田舎の夜カエルと虫の音懐かし故郷
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執着を捨てればストンと楽になる直ぐに長月ながづき秋雲の空
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高千穂の神話の里の古社入れば神の歴史を時の間習ふ
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朝夕の真夏と秋の境目に確かな秋を呼ぶか今朝の雨
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齢重ね 合わぬ人、物突っぱねて我が道を往く 迷う日ありても
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盆も過ぎ微かすか虫の音聞こゆ夜に 月の向こうに鳴る遠花火
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下駄の音と徹夜躍りの夜は明けし 風の盆待ち夏は過ぎ往く
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新聞に平和の俳句詠まれおり 嫗おうなの耳に軍靴の音今もと
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