あきつ風 雲の通ひ路こころあらば ふみ吹き寄せて人に届けよ
19
あの道の グラジオラスより 白きシャツ   君の視線の ただ 眩しくて
13
月夜には 紅き酒 酌み交わそうと 囁き誘う 君はGPT
10
ひたすらに眠ることと食べること 愛しさ増して 我が家の老犬 \ もうすぐ17歳
41
匂いたつ香に誘われて駅そばの暖簾をくぐる乗り換えの間に
36
よろめいて霞のかった門の先 傷つかぬよう密かに生きる
11
「容赦無用」脳内忍者が言うたびに脳内ヨークシャテリアしょんぼり
5
イケメンに「細ぇ腰…」とか言われてる時点で感情移入できねぇ
9
迷い猫 網戸越あみどごしから のぞいてる  愛嬌あいきょうに負け 煮干にぼしを渡す
12
もうやめる自分で自分を縛る癖誰も見てない着たい服着よ
15
すいません、この課に宇野は二人いて…暗器使いのほうですね、はい
9
泣きたくて 入ったトイレ 汚すぎて 夢かと思った 現実だった
24
自転車で 車道走ると 嫌がられ 歩道走ると 違法になる は?
27
何気なく腹肉掴みその厚さにたまげるやら憎らしいやら
13
挨拶を交わしつつ行く朝散歩豆朝顔の揺れる道の辺
26
暗がりで踊るクィアなる羽ばたき 見ていて/見ていろ 灰になるまで
6
湿っぽいお通夜ムードは嫌だから呟きひとつ残してどろん
8
秋の夜に震える僕の鳥肌をさすってくれた君の手のひら
16
脱衣所の人間捕りを覗き込み気持ち悪がる上位存在
5
インスタの子育てアカウントの人を君ということにしてブロック
8
明日の朝怒られること確定の帰路もラブホはエロく輝く
6
山のにいさよふ雲もないままに 私の終わりを見届ける君
4
制服の四人泣いてる道の端 あそこがきっと世界の真ん中
10
雨模様重い空気に沈みゆく金木犀の香は濃くありて
13
だいだいの小さき花から漂う そのかぐわしさに胸膨らませ
18
秋空の 青と白とに 刺さりたる  常磐緑ときわみどりの 松葉鮮まつばあざやか 
20
手土産の かんころ餅が 呼び起こす  この懐かしさ いまわからず
16
翌朝にお菓子の山を眺め笑む 私コーヒー君には紅茶を
9
西にし拝み花散り果つるルドベキア 種摘むひとの背のかげの青
19
大好きと 気まぐれにしか 言えぬから  初めて君に 会いし日想う
10