雪割りが冬季種目だったならメダル獲得圏内の成果
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伊勢詣 神秘をまとふ その杜は 懐深く 人を誘なう
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雨催い 月は朧に薄れゆき 寂しさ募るひとり居の夜
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ここに並んだ三十行を埋め尽くしたら、俺が誰だか分かってくれるか
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俺の中にある美しい街で、落葉した街路樹のシルエット
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どうすれば順風満帆なんて事生きてる内に遂げられますか
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楽あれば苦あり苦あれば楽ありと鼻で笑って溜め息をつく
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戻せない麗しい日々笑う声この平穏も奪われるのか
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なぁ悪魔、助けてやりたい人がいる。私の命で手を打ってくれ
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春旱 草も生え無き我が畑 砂を巻き上げ春一番吹く
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夜明けまへ代車が照らすいつもより少し黄いろいいつもゆく道
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バーボンの花の香りや春一番 「微笑がえし」鼻歌にして
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全力でくだらないことやっているアイツはたぶんすごく尊い
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恵みの雨 ねこはねていて よいけれど キミが眠いは 困ったものだ(薬で)
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ふらるれば水さす恋のなりゆきを春まつ池の鯉は知りつつ
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人生訓詠むも反応いまひとつ あんたにそれを言われたくないか
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雨の降る 少し前には 土の香が 森の香りも 運ぶ春の日
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師の夜も長いだらうか『山月記』人虎の交わり忘形の友
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枯渇した土に恵みの雨が降り 萠えいづる春へ 拍車をかける
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あたらしい 詩うまれてく春らしく 老木朽ちても 生を刻みて
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晴れ間なく ずっと雨降り続いてる だあれもいない わたしのまわり
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「背中向け寝ているのはね後から愛して欲しいのよ」はもう過去
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まだ君と さよならできそうにないから すこしさ 春泥棒になってしまおうか
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「終わりたい」母の言葉の裏側に 「生」への切望見え隠れせし
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崖の縁走る兄弟見守りて大犬と行く父の子育て
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ドクターヘリ つまの生還 時を経て まさかの坂を 幾つ登れり
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陸橋に揺れるスカート西陽差し冬の終わりは風の音に知る
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らしさって縛られちゃうと自滅するものなんですよほどほどがいい
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言の葉に秘めらる光遮りて己みづから闇となすまじ
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さりげなく苔を纏った若桜 粋な着こなし春を誘って
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