必要とされない話すことできず 要らぬ存在 それでも生きる
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父逝きて吾子寄り添いし傾聴これが俺からのオヤジ孝行
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暇人が 正論ぶって抗議する ムダな業務を増やすなカスが!
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懐かない猫のあくびに報われたような気がした夏の終わりに
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しろは白くろは黒だと言えぬから 見るものすべて灰色になる。
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夢だからダメージないし大丈夫ゾンビと俺が服被っても
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生田の地 試験行なう 丘の上 初秋の風は 我をたすくか
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天下楼ひとり立ちたる太閤に大地ひらける空のはてまで
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白黒で はっきりさせないこともまた 美しさかも 百鼠色
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急流のようスーパーの人混みをすり抜け走り去る子供たち
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殺生は好まないだが本日がこのゴキブリの命日となる
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ぬるい湯に全身ほどけて溶け出しぬ今日一日の心の痛みも
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突然に赤と白とが並び咲く彼岸の時をしばし遅れて
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釣ってから放置するとか酷くない?私の惹きかた心得すぎです
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無精卵涙流して産んでいるうちのカメってメスだったんだ
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曇天の上は いつも満天の星空なのよと 微笑む君は
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テーブルの下に射し込む朝の陽が 炬燵の様に足元温ぬくめて
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同窓会散り際またねと手を振ればふと吹き抜ける放課後の風
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今日もまた豆をコリコリミルを挽く芳醇な香り朝の始まり
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今我の手に触れた風は止まらずにどこの誰かの頬を撫でる
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画達えかきらの筆の捌きの さありたし こまやもえらく惑うなき線
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現実はフィクションよりも世知辛いピンポンパール誘拐事件
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言はば彼女薄荷煙草の香まとひ清涼漂いて鎮静を誘ふ
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秋雨で 進む季節は 冬支度 着るもの悩み 途方に暮れる 
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逝きし友息子の家の居間に収まりて遺影の笑顔は何を語らん
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「秋」なんて本当に来るの?「暑い」「寒い」極端な2択しか無いと言うのに
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見つめ合う君と私の行間を・・・てんてんてん点は繋いで道を作るよ
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積まれてく本のため息きこゆるは私も彼のページの外へ
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受験とは 模試に追われる シャトルラン 疲れて休む ことなど出来ぬ
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ギリギリで のぞみで向かいし アポ先へ 資料作りは アイディア勝負
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