何をかを 必死で隠す 様相で 深々と降る 黙々と降る
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ほっとけば 不幸に流る 一族に 手を延べるほど 器量もなくて/ 歳末
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ガザを擁護せるはあれどアメリカとイスラエルを批難せるはあらざり
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プロレタリア投獄されて長々しある島国の平和なる日々
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十八に 伸びしろふくめ あがないし スーツは六年 隙間もあらず
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こんな時 笑い話を あえてする 地獄を生きた 友の優しさ
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人生は こんなに早く 過ぎるのか 目に映るもの 全てが愛しい
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母のぐ スナップえんどう サッと茹で 春の香りを 一足早く
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ふゆうらら しずくがうがつ のきしたの 雪のふかくに うみのいろあり
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家人寝て、一人コトコト小豆炊く 静かな夜の季節を惜しみ
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吾子にもう あんまり来ない でと言われ しょんぼりの帰路 雪解けのみち
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北海道に新婚旅行夢見てた妻とハワイも今は難病
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天上から 汽笛の音が なり響き ガタンゴトンと 動きだす春 / カムイ号
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アルバムがいっぱいうちの財産だフィルムカメラを好きで良かった
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ラインより手紙がいいと書きまくり返事を待てど来なくて短歌
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亡くなりし犬のにほひの残る家 庭の白梅シラウメ今年も咲いて
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裏庭の 容積率が 満ぱいで 津波のようだ 押しよせる雪 / 早春
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胸を打つこの衝動に動かされ裾をまくった この板の上
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君のこと画面越ししか知らなくてでも愛しくてこの距離感
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失敗を恐れず真っ直ぐ努力する 君は本当にひかっているよ
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だって、あたし君の顔好きだし ちょっとのミスだって許せるし
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言の葉が 胸に詰まって ヒリヒリと 痛む夜には うたかたが効く
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病棟の 父への葉書に歌一首 余白で伝わるものの多かれ
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何のためでもない僕のちょっとの愛と勇気と少しの苦悩
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見る度に 遺影の君は 違う顔 怒っていたり 笑っていたり
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和だんすの 遺品整理で 見つかりし 結婚指輪と 息子のへその緒
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音もなく 去りゆく人の 面影を うつしもせずに 春の十六夜いざよい
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いつだって 桜が散りゆく速度すら すぐ追い越して 遠ざかってく
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三月が 三日くらいで 過ぎ去った ような気がする まだ雪が降る
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長旅をしてまで会いに向かいます 片道切符花束ひとつ
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