暗くなる気持ちにブレーキかけるのは美味しいものを食べた思い出
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梅雨明けの太陽のようエネルギー満ちたその人まわりを照らす
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連休の中日田舎の投票所映るテレビの相撲も中日
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風呂で見し亡父弾痕物語る少し外れて我に生なし
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今朝もまた命謳歌の蝉時雨 我も元気に一日始む
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灼熱の列島パズル埋めるよう代表決まる甲子園かな
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ひもすがら命を守るエアコンに足を向けずに埃を払う
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ドジ爺はあわてんぼうよレジのあと惣菜こぼす泣きべそ隠す
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ひもすがら命を守るエアコンに足を向けずにしばし合掌
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助っ人で来たのに邪魔をした私 アイスクリーム奥歯にしみる
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紺碧の空をキャンバス一条の飛行機雲が夏を彩り
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山にり 機械担いで 急斜面 還暦間近 体が悲鳴💦 /我きこり
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山中さんちゅうは 鳥の鳴き声 蝉の歌 木漏れ日のもと 独り作業す😁
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警報も 海なし県は 蚊帳の外 海水浴は 遠き思ひ出
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僕が部屋で何をしてるか知ってるの 壁と家具とスマートフォンだけ
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黄昏て セピアに染る 田や畑 溜め息一つ 我も黄昏
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柑橘の はじけるこうと 茶のしずく 新たな風が 朝日をくぐる
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胸底の 黒いタールを みつめてる 白い世界へ 往く日のために
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自己嫌悪、白いブラウス着たはずだ。来る人がうつす真っ黒な羽根
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夢を見る 本間ちゃんとのむ 珈琲は 森の喫茶店 千百円也
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誕生日祝うケーキとあと何種出会えることができるんだろう
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この頃は、体がいちばん謎です。微熱は出るわ体重減るわ
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夜明け前 薄暗闇に手を伸ばし 変わらぬ君の心音を抱く
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立秋が残暑見舞いの起点とか 時候を破壊沸騰地球
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アガペーの御空に光る十字星 導きあるに煩悩の闇
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物高く楽しみ削る慎ましき君の弾むはあさがおの朝
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この夏の記憶はきっと薄れゆく 耳の間に顔をうずめる
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一匹の 蟋蟀こおろぎの声 ききながら 眠りにおちる とがなくて死す
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クルマを買う。それは人間の愚かさと儚さを象徴する。
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山の端の ちっちゃな青空を めざして 雨を泳ぐよ くじら12 / ドライブBGM
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