花見へと一三八タワー駐車場どこもかしこも満車満車
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毒親の歪んだ愛に育つ子は一生愛に不自由するんだ
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近距離に在りしが触れず紅白の無数の桃の花よ悲しき
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花前線 桜前線 恋前線 開花の時は 待つ恋に似て
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移ろいの四季の描写に飽きは無く自転車辞めぬ理由の一つ
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聞こへ来るエンジン音さへ春の音 冷気ほどけし朝の向こふの
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私にも家庭と離れる日が来るの朝霧夕霧たつ北の街
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君だけに纏いて包むあたたかな春の微風よジェラシーも消せ
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積読を発掘中に重複をまた二つほど見つけ呆れる/持ってたのかよ!
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山頂に捧げしカフェの湯気へ乞う友との無事の劔の下山
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こんちはに こんにちはって1秒の会話が温い見知らぬ人や
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朝採れの 菜花、スナップエンドウの たっぷりパスタ 春きらめきて
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駆け込みで のぞみ飛び乗り 東京へ 桜の車窓 しばし見とれて 
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しんとした 病室にひとり 過ごす夜  廊下行き交う足音さえ恋し
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ひっそりと アイコンと名の アップデート 作風変わるか 初心者ン年目
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仕事終え 千鳥ヶ淵の 桜愛で お茶を一口 幸せ感じ
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草引きも畑も駄目と医者の言う庭の手入れは我の趣味なり
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朝靄に身を浸しつつ思ひをり 旅立つ私は一人でいいと
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父と夫二人の影を背に負ひて 息子のなかの光へ歩む
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暗闇の中 我探し鳴く君の声 聴こえた気がして じっと耳澄ます
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トゲのない言葉を探す会話するへとへとになる今日も一日
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春盛り髪邪魔になり留めてみて結んでもみて切る洗面台
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気だるげに目覚めて開くネモフィラを癒す音色のジムノペディの雨
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少しでも 形違えば 規格外 それでも良いと 寛容大事
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宅配で届いた空色ブラウスの清々しさが眩しい雨の日
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現実逃避 するなと人の言うけれど 生まれし日より 夢に生きたり
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今日までを過ごした仲間に手を振った 永遠とわの別れになる予感秘め
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中々にご立派でしょう うちの子のシール帳ですニ枚のふすま
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『だったらな』超能力者、魔法使い、清らかだったなもう夢も無い
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盛り付けの美的センスを見せ合って苦き笑顔のセルフスイーツ
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