散り桜 逝きし誰かれ そこ此処に蘇りしも言葉交わせず
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春のよの あさき夢にし君が影 満ちゆく月にかかる薄雲
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飛ぶ鷹へ爪を隠せと言わねども 平和を告げる鳩でありたい🕊️
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中々にご立派でしょう うちの子のシール帳ですニ枚のふすま
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山肌を 染むるとばりの 残照に 君の面影 重ね映さむ
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花弁はなびらが 妻 居た部屋に 舞い入りて 笑顔こぼれる「お帰りなさい」
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雪解けて ほこり舞う道 おそるおそる アクセルを踏む 桜を乞うて
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主軸たる 者が操る 刺さらない 言葉の本意を 知る由もなく
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萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
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曇天に見上ぐ桜で雨宿り奥の枝先ヒヨドリが来て
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レンギョウの黄はまぶしき光となりうつのこころにまっすぐ刺さりぬ
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日焼け止め  塗らんと外に  出てもうた  桜の花に 早く会いたくて 
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足るを知り 自然に合わせ 乗り切るか 学ぶことあり 昔日の知恵
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雀去り地に花咲かす桜花 時折に吹く風に舞いけり
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罪咎つみとがをしばし忘れし散り桜 何人なんぴとの上分け隔てなく
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軽快なミシン作業で過ごす午後おもいがけずに時を忘れて
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立ち止まり迷う私のかたはらに 黙して笑う春の陽の夫
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なんとなく月を見ている特別に寂しいわけでも無いのだけれど
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青々と 次々伸びゆく小松菜の 蕾膨らみ春を告げをり 
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技芸練り 澄み渡りし 鶯の 声はすれども 姿は見えず
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月明かり部屋の中まで差し込んで今夜は春を纏って寝よう
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花のを振り散らすよな北風に コート無しの身固く縮まり
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ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
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立ち寄り湯人のまばらな薬湯に知らぬ媼と桜を語る
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漱石がかつて座った縁側にじっと佇み春風に酔う
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パンパンな ボンボンドロップ シール帳 石油なのでは 有事なる今
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すぐそばに桜の名所ありながら毎年スルーものぐさゆえに
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成立って いてもなくても かまへんわ おばさま方の くっちゃべ祭り  
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欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
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新生活 心と身体からだが 揺れる時  どうかいたわり 過ぎて下さい  
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