私が今日 風邪で辛くて 休もうが 模試のある日は やって来るのだ
27
甘すぎて 喉を焦がした チョコレート 夢の欠片を 吐き出す夜か
16
葬儀屋のネオンサインは煌々と大河の様な国道の脇
40
青春を共に歩んだ筈なのになぜ年老いぬ竹内まりや
22
悩んでる徴候だろうまた君は窓際に来てメガネ拭いてる
29
あの山も この山もまた 唐松の 黄金おうごんの山 ドンと座したり
46
シリウスは オルゴールのごと ティンコロと 優しき音色で またたきており
30
いつの間に冬はぬらむ一人るわが衣手に霜ぞ置きにける
15
なんてことない風景が愛おしいうどん屋さんで心ぽかぽか
17
幼き日乗った車を運転する 昔は空を見るだけだった
16
わがいほは木の葉散り敷き道もなしいづくを分きて冬のきぬらむ
13
木枯らしの吹き余しつる草のいほにさらにびよと照る冬の月
14
神無月誰に手向たむけむぬさぞとて紅葉吹き払ふ木枯らしの風
14
草の庵にかけひの水のおとづれも途絶えがちなる冬の山里
16
一つ石二つ体を寄せ合いて一つ衣の夫婦地蔵よ
44
まだ遠く 会えないあなたもいつの日か 大丈夫。未来を信じてる
9
嫌いなこと、嫌いなひと、嫌いな… あー嫌いです 近寄ってこないで
6
暁の寝覚めに鐘の音冴えて露は霜にや置き替はるらむ
16
紅葉を眺めるベストな角度かな座る人なきベンチ微笑む
46
けば モミの木、イルミ、 ジングルベル… まだ霜月よ? 気が早いって
23
無条件に愛を与えられない人間に与える愛はない
8
反論を飲み込んだ日のスーパーで長ねぎグッと折り曲げている
30
まつり果てて人影絶えた広場から梯子でピエロ星へと帰る
18
訃報欄思い出深き人の名をしみじみ眺む秋深き日に
37
分かり合うこと目標にしなくても励まし合ったり笑ってみたり
34
きしのふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
25
流れ星を 喰らうように 強く健気に 泣きながら生きている
10
叱られた遥かな記憶 耳掃除している祖父のそばで暴れて
24
休日の 灰色空と ため息に 生姜はちみつ あたたか琥珀
17
まぁるくも 五角形にも 嵌まらない ゆがみもあいす そんな性格/
10