勾配は何 パーミルかその先に何が見えるかまた明日が来る
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他意の無い「励ましたい」がそんまんま伝わると良いな今度会ったら
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今は無き 故郷こきょうの古き喫茶店 記憶を灯す 茶色のランプ
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こんなにもみんなで帰る道のりが愛しいことを最後に知った
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人の世と 猫の世つなぐ 縁側で 冬用毛布をたたんで くしゃみ
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並び立つ者などいない君ひとり誰もが誇れ己が命を
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吾妻山 種蒔きうさぎ 顔出して 身を乗り出して 急ぐ春なり
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奥歯欠け 型取りまでに 二週待ち 接着までに もう二週とは
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思ひ出と共に 今も手元に残る あるじなき 祖父母の家の鍵
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一九三一年九月画を画き戰端を開きぬ旧宗主の名を日本 といふ
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夜に発つ白鳥姿は見えなくとも子犬のような派手な声量
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コンビニで冷やし中華を見かけたよ 今年もきっとたくましい夏
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せわしない令和の音に逆行す余白の多い音符の心地/ラジオから
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義母とゆくお墓参りの道のべにおおいぬふぐり見つけ摘みたり
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もう桜咲いてしまうよ咲くんだよ咲くんだよあなたがいなくても
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春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
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透明の水彩画からこぼれ落ちだいじな欠片かけらうまくけない
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久々に 風邪をひいたか 重い腰 上げて加湿器 お手入れからだ
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「花は咲く」ピアノかなでる学生の仙台空港弥生の空に
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夕方はすみれ色してまほろばの如く優しく染まる街角
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凍らせた感情溶け始め痛む18年目のサバイバルにて
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砂塵より 花粉舞い散る 舗装路の 公的工事の 適正を問う
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いただきを 目指せ 困難 有ろうとも 高い場所ほど 風吹くものだ
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バスの外いつも通りの街と人 いつも通りがありがたい今日
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「もう」なのか十五年とは「まだ」なのか震災の日から十五年過ぐ
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風止んで 瞬く空や 暖を取り スマホ立て掛け 聴くドビュッシー
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ちぐはぐな組み合わせだね冬コート 春を先取り白のタイトスカートタイト
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サックスの音色の響くライブにはナベサダさんの柔和な笑顔
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忘れない 君はここにいる 受け継ぎし 孫のしぐさに 君生きており
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人肌を忘れたてのひら愛されぬよりも愛さぬことをこそ憂う
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