猛暑日が九月になるも続くなりそれでも咲くや秋の七草
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それなりにスマホメールに慣れし今 二日後に来る郵便待てぬ
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懐かしい匂いと声に乱されて 危うく君を引き止めかけた
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なぜこうも市民の期待裏切るか 常識もなく無恥で厚顔
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万博を開催中の大阪は降雨予報が外れてばかり
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リモコン手に嫌なニュースやコマーシャル逃げるが如くチャンネル変える
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消えたいと願ってネガって呟いてそれでも変わらず在り続ける生
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少しでも安くて良い物買いたいと車使って遠くまで行く
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薄闇に夕刻の鐘鳴り響く 帰路の背を押す涼やかな風
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昼起きてほのかに未来見えた日の君の目尻のあれは幻
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不自由な三十一文字みそひともじに溺れれば、呼吸ができる 自由になれる
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君よりも もっといい人がいるなんて わかってるけど 君じゃなきゃ駄目だ
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かなしいな 短歌づくりに没頭し 電車のりこし多摩川を越す
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夕立の音がかき消す啜り泣きバレないように起こさぬように
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夕空を懸命に飛ぶ蝶々に夏の終わりを教えられない
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飼われてるつもりもなくて水槽の小さな自由を金魚は泳ぐ
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欠ける月 いとしい人よ いまもまだ たったひとりでいるのだろうか
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日々眺む伊吹の山に登り来て途中で降参心残して
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揖斐川へ夏の終わりの「鮎料理」今日の気温は熱燗が合う
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「疲れた」と呟きながら息を吐く 吐いてしまえば後は吸うだけ
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彼岸花まだ咲かないと故郷の友のメールに同じと応え (もう咲いたかな?)
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いつ聴くも心に沁みる歌謡曲時代を超えて言葉で紡ぐ
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随分と 薄れた空の 青色と 薄れた君の 声や面影 
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伝統の社交クラブも様変わりマナー無視する新人が増え
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もう一度 貴女と仕事が できたなら 笑顔に見惚れた 朝の一時
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自魚を フライと刺身 で味わいて 漁港とカモメ 眺めし昼餉
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ジャガイモに気付けば若芽生えていて僕らはきっと終わりなんだな (アジカンのソラニンを聴いて)
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名を呼ばれ 嬉しく胸が 熱くなる 貴女と一緒に 仕事をした日々
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二百勝確かに凄い数字だが完投勝利の数も知りたし
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花の色 草の緑を 焼きつける あとひと月も すれば白銀
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