かのひとを想ふよすがの曼殊沙華 時の埋火うずみひ 葬頭河そうずか
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夕方に 散歩に出られる嬉しさよ 秋の空気を肌に感じて
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一日の最後に押すの破棄ボタン 音楽作りが楽しくなくて
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見晴らしのいい青空で映写機になって未来へ視線を飛ばす
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足跡の遠く途絶えた思い出がもうほぼ虹になってさみしい
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何気なく振り向く君の無防備を記憶の森に額装したい
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日々眺む伊吹の山に登り来て途中で降参心残して
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揖斐川へ夏の終わりの「鮎料理」今日の気温は熱燗が合う
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良き父の 姿になりし 君の人生とき 喜び吾も 母の道ゆく
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朝の陽を あったかいなと思うほど 山の空気は冷たくなって
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春陽にタイマンするは父墓前少女となりし月命日かな
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思い出は哀しからずや二人紀行心詠みすること楽しけり
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野仕事の夢中になりし時がいい汗流れ落ち憂い浄化す
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寂しさをふところ深く包んでくれたあの日のあなた親鳥だった
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旅途中立ち寄りしあのさくら寺先逝くあなた納めし初秋
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雪の街たはむる娘眺めつつ遠きかの日にタイムスリップ
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初宿の語らうことぞ楽しけり今宵は眠れぬ雪の宇奈月
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海崖に荒波打つる東尋坊聴きしに勝る柱状節理
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邂逅は常なる内の泡沫うたかたに ひそやかな色彩いろ 耳目澄ませば
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穴なんて そこいら中にあるだろう おまえの笑顔かおが 忘れられない
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孕まされ 羽蟲育てて膿み堕とす シアワセだろう 潰してやろか?
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押しちゃ駄目なボタンを君と全部押す どうせ世界も終わることだし
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この國は どうでもいいことだけ煽り 悪い奴らは野放しの糞
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アニヲタが 世を還るならテロリスト 喪うものない 死すれば2次元
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必要とされない話すことできず 要らぬ存在 それでも生きる
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父逝きて吾子寄り添いし傾聴これが俺からのオヤジ孝行
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暇人が 正論ぶって抗議する ムダな業務を増やすなカスが!
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懐かない猫のあくびに報われたような気がした夏の終わりに
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しろは白くろは黒だと言えぬから 見るものすべて灰色になる。
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夢だからダメージないし大丈夫ゾンビと俺が服被っても
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