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青々と 次々伸びゆく小松菜の 蕾膨らみ春を告げをり
27
技芸練り 澄み渡りし 鶯の 声はすれども 姿は見えず
11
月明かり部屋の中まで差し込んで今夜は春を纏って寝よう
32
花の
枝
(
え
)
を振り散らすよな北風に コート無しの身固く縮まり
23
唯
(
ただ
)
ひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
21
何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
26
漱石がかつて座った縁側にじっと佇み春風に酔う
17
パンパンな ボンボンドロップ シール帳 石油なのでは 有事なる今
33
成立って いてもなくても かまへんわ おばさま方の くっちゃべ祭り
9
フィンランド発のスポーツ「モルック」の魅力にしばし時を忘れて/デイケアでやった😄
27
深谷ねぎ使って作るねぎ味噌は高級料理にも負けぬ味
29
羊羹とチーズぺろりとたいらげる脂質糖質まみれのカラダ
29
幾たびか 花は生まれて 花は死に 弔いて行かむ 絵筆に
託
(
たく
)
し
32
ゆっくりを瞬きをして慰めてくれるか照明店の黒猫
22
新生活 心と
身体
(
からだ
)
が 揺れる時 どうか
労
(
いたわ
)
り 過ぎて下さい
18
バッグ抱えデイの窓辺貼り付く義母に くるり背を向け気づかぬ振りを
19
左右からライトの当たるキッチンに晒す吾の抱く影のさまざま
21
二人してベランダで見る赤い星東の空はもうすぐ夜明け
18
毎朝に
鶏
(
とり
)
の過酷を 思いやる 大きさよりも 殻の薄さに
42
雨上がり蝶かと紛う白き花 スナップえんどう夢をひらひら
41
薄冷えの
夜半
(
よわ
)
ベランダに
出
(
ゐ
)
で 空を仰げば 北斗七星高し
33
爆笑で沸き出す脳の幸の波「は」が満ちて虚脱の吐息の僕ら
26
凛として 寒さ忍びて 花咲かせ 春の日告ぐる
深紅
(
ふかくれない
)
の花
11
見栄はってコートを着ずに出歩いて 取り憑かれたか
邪
(
よこしま
)
な風
21
のど痛しこれから始まる展開に 暗澹とする来週多忙
21
君まさば 妙なる和歌を 詠みなむを なくて淋しき 佐保川の花
14
稲妻の 如き君らか 葦牙(あしかび)の 萌えいでし日の 過ぎて遥けし
14
聴かれない副音声としてもなおあなたの歌を詠み続けたい
26
春嵐ひとときの夢散り残し季節は先にゆこうとしてる
36
雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
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