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新潟の事件出来事LINEにて送る子二十歳東京に居り
9
山椒の新芽の相違 尋ぬれば
犬山椒
(
いぬざんしょう
)
なる憎めぬ騙し
9
雨打たれ 散った桜は 悲しげも 隣に咲いた 藤は輝き
36
好きだった彼女の声を聞きたくてまだ捨てきれず昔のガラケー
13
その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の
百足
(
ムカデ
)
15
門口に座布団積みて
哄笑
(
わら
)
う
女
(
ひと
)
ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
11
わたくしの 椿のような 恋心 終わった時に 「落ちた」と呟く
16
たまにはと昆布と鰹で出汁をとりうどんをすする春雷の宵
43
聞き慣れた 値上げインフレ 少子化も 現時点では 序の口という
13
痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
28
残雪に うさぎの姿浮かび出で 雪解け水が田に満ち光る
25
悠久の歴史桜は吉野山薫り今でもみんなの故郷
39
価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
29
戻らばや花かんざしの
童女
(
わらはめ
)
の姿包みし春の夕暮れ
15
どこでまだ咲いてるんだろ花びらが風に吹かれて路上を転がる
20
杜若
(
かきつばた
)
躑躅
(
つつじ
)
蒲公英
(
たんぽぽ
)
不条理の漢字あれども歌楽しけれ
13
書くことも 読むことすらも 遠ざかり 私の文字は 未だ汚い
22
春鬱
(
はるうつ
)
(
)
ゝ
(
)
頓服
(
くすり
)
で
眠
(
ねむ
)
りに
落
(
お
)
ちてゆくそれでも
飲
(
の
)
まねば
自
(
みずか
)
ら
弔
(
とむら
)
う
39
いつの間に肝っ玉母さんになった
娘
(
こ
)
よ 三児の母は我が目にまぶしく
41
今も今 桜前線 北上中 例年よりも 気が早いらし
14
催花雨を草木に注ぐ雷神ともう一度だけ誓いを交わす/折句・さくらもち
11
青春のあわきを知らず老いという深き静寂に独り入りゆく
29
青天に応える如く銀杏木のちっちゃな若葉 愛らしく萌ゆ
31
夫の笑み思いつ供ふ桜餅 春茜見つお下がりを食む
38
春雷の空に幹割れ雨に沁む 凛と芽吹く葉 若菜色して
26
鮮やかな山吹咲いた畑の隅
黄金
(
こがね
)
の塊輝いて見ゆ
26
パンツルック
流行
(
はや
)
りて街に 活気あり
背
(
そむ
)
きて揺らげ スカートの花
29
やりとりがあった
証
(
あかし
)
の既読とはきっとまぼろしだったのだろう
37
汽車を待つ あなたの肩に 舞ひ降りし 花びらに願ふ 無事の帰りを
17
風となり卯月の君へ捧ぐのは散り急く白き菫の香こそ
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