青々と 次々伸びゆく小松菜の 蕾膨らみ春を告げをり 
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技芸練り 澄み渡りし 鶯の 声はすれども 姿は見えず
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月明かり部屋の中まで差し込んで今夜は春を纏って寝よう
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花のを振り散らすよな北風に コート無しの身固く縮まり
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ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
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何であれ通院てのは疲れるねぇ夕餉の支度出足遅れる
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漱石がかつて座った縁側にじっと佇み春風に酔う
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パンパンな ボンボンドロップ シール帳 石油なのでは 有事なる今
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成立って いてもなくても かまへんわ おばさま方の くっちゃべ祭り  
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フィンランド発のスポーツ「モルック」の魅力にしばし時を忘れて/デイケアでやった😄
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深谷ねぎ使って作るねぎ味噌は高級料理にも負けぬ味
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羊羹とチーズぺろりとたいらげる脂質糖質まみれのカラダ
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幾たびか 花は生まれて 花は死に 弔いて行かむ 絵筆にたく
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ゆっくりを瞬きをして慰めてくれるか照明店の黒猫
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新生活 心と身体からだが 揺れる時  どうかいたわり 過ぎて下さい  
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バッグ抱えデイの窓辺貼り付く義母に くるり背を向け気づかぬ振りを
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左右からライトの当たるキッチンに晒す吾の抱く影のさまざま
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二人してベランダで見る赤い星東の空はもうすぐ夜明け
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毎朝に とりの過酷を 思いやる 大きさよりも 殻の薄さに
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雨上がり蝶かと紛う白き花 スナップえんどう夢をひらひら
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薄冷えの夜半よわ ベランダにで 空を仰げば 北斗七星高し
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爆笑で沸き出す脳の幸の波「は」が満ちて虚脱の吐息の僕ら
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凛として  寒さ忍びて  花咲かせ  春の日告ぐる  深紅ふかくれないの花
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見栄はってコートを着ずに出歩いて 取り憑かれたかよこしまな風
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のど痛しこれから始まる展開に 暗澹とする来週多忙
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君まさば 妙なる和歌を 詠みなむを なくて淋しき 佐保川の花
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稲妻の 如き君らか 葦牙(あしかび)の 萌えいでし日の 過ぎて遥けし
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聴かれない副音声としてもなおあなたの歌を詠み続けたい
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春嵐ひとときの夢散り残し季節は先にゆこうとしてる
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雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
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