Utakata
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光含み 魔物のごと咲く 白き花 桜よ今年も 我は惑えり
25
ほかほかの白いご飯にねぎ味噌をかけて食べれば三杯いける
28
食べたいけどパンではない茨城の「僕のカスタードメロンパン」
10
木立打つ雨音枕辺に迫り 澱みたる悔いの念立ち現れたり
15
夫と行く遠き蕎麦屋の帰り道 芽吹く野山をふたり見つめて
31
「真夜中のドア」が流れて
夫
(
つま
)
の横 戻れぬ日々が不意に愛しき
30
だだくさ
(
適当
)
に一日過ぎれど良き日なり今日に感謝の刻印ひとつ
41
頑なな桜の蕾膨らみて私の愛も若葉の頃に
15
Utakataに猫の声せぬ朝なれば明かり灯らず雨戸を開けぬ / お持ちしています
36
晩年は
床
(
とこ
)
に伏す祖父 病名も知らぬまま 耳に残る
咳
(
しわぶき
)
36
清貧で正しきことを知る人とまた歩けてる今年この春も
14
積み重なった悔いの層一枚づつ剥がしてくれるのは 子の笑顔ありがとうのひとこと
12
通り道桜の有るたび確かめる開花宣言聞いた次の日
27
都合良く見えることだけ吐き出して そろそろ季節の
詩
(
うた
)
でも詠もか
19
字余りを 寄せて集めた 路余りに 君の心を ひとくち頂戴
8
笑わせてやろう恩着せ語れども妻の笑顔に実は癒さる
21
ご飯屋で スタッフ蔑む 形相の 4人家族に ゾッとしてもた
9
どうしても着けたいピアスを買ったから 自分に穴を開けているのは /「お洒落」「理由」
22
可愛い と 言うだけならば 罪だよと 見つめる瞳に 棘を忍ばせ
11
近くに見ても 遠くに見ても 美しき 光、闇さえ 従えし
桜
(
はな
)
25
満ちるより 欠けゆく日々を 愛したい 独りぼっちの 三日月のため
17
忘れない、どんな地獄に墜ちようと 大好きだから君は置いてく
19
クラスの子みんな知ってる恋なのに貴方は言うまで気付かなかった
11
魔術師は春風に乗り現れる桜の花に躍らされる
民
(
たみ
)
33
零時過ぎ白鳥に似た声を聞く北帰行ならさみしすぎるよ
33
一羽だけ鳴いているのか白鳥が私の耳は何を聴いたか
34
悠々と漂う月に魅了され かぐや姫にもヤキモチを焼く
11
偶然に彼と出会った雨宿り神様からのご褒美かしら
14
寝
(
いね
)
られず 咳止まぬ我が背中をば さすりぬ母の手 幼日の
夜半
(
よわ
)
32
ぶきっちょで上手くできずにべそかいた白詰草の乙女の
冠
(
ティアラ
)
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