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雪の木戸まだ起きぬ街
微睡
(
まどろ
)
みの中で燻らす煙草の寂しさ
13
目標を見失いかけてもう泣こうかな思うより句を歌を詠む
16
嫌なこと忘れる努力するよりもまた初恋をしまくる若さ
10
方向は正しい続けたら見えるゴールに春が待ってる
13
月命日 長き通い路耐えかねん 泣かせてくれるな待宵の君
9
留まらぬ
憶
(
おく
)
と面影
懐
(
おも
)
いつつ 君の口癖さえ忘らりょか
7
幼子を膝に抱えて朝ごはん温もり愛し冬はつとめて
35
滲みゆくロングコートの主は
亡
(
な
)
き 抱けど話せど片道切符
13
ふじの色見えぬ澄空結露越し センチメンタルだけの残月
11
茜空彫るは富士の
嶺
(
みね
)
の黒
直
(
じき
)
に消えよう
蒼
(
あお
)
に交じりて
11
軒の下明けてくれるな松の内 友の年賀はたった四枚
11
ひび割れのモルタル寂し公団前 人は変われど街も変われど
9
親という 一番近い歴史見て 繰り返さぬと誓ったんだが
45
ゆるやかな丘の連なる英國の夏の夕べはどこか哀しき
12
モノクロの雑踏掻き分け上野口 デッキの雪さえ心
温
(
ぬく
)
く
9
音痴でも構いやしない気持ち良く歌う息子のもう見れぬ過去
22
人知れず春の種蒔く人のよに雨はそぼ降る日の出の前に
44
字が綺麗それだけなのに得をする人柄までも綺麗みたいに
44
祈るよに
抱
(
いだ
)
きよせるよ言葉にはならぬ気持ちに突き動かされ
38
誕生日おめでとうとは嫌味かと迷いながらも飛ばす飛行機
18
作詞家を夢見た結果レコードにならない無駄が句を歌を詠む
20
枝先の
蕾
(
つぼみ
)
見ながら 手入れする 梅の老木
風花
(
かざはな
)
が舞い
27
転寝
(
うたたね
)
のふくらはぎから沁みてくる猫がいてくれることの幸せ
19
わたくしは母であります女です
齢
(
よわい
)
五十をとうに過ぎても
23
「撫でさせてやってもいいぞ」と横たわり撫でるまで猫はそこに居る。ずっと
17
待ち切れぬ信号の紅向う岸 君の背中はもう第三者
11
もう
明日
(
あす
)
か。予定持たない休日は意味を持たない日々と似ている
25
あの時に家出できずに律儀なる吾にいまさら馬鹿と言いたい
21
腰丈
(
こしたけ
)
の髪を背中で切ったけど誰も気付いてくれないものね
22
作業着の 破れ
繕
(
つくろ
)
う 針と糸 妻が
遺
(
のこ
)
した 白い裁縫箱 /糸通りません😓
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