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まだ暗き公園の中見渡せば枯れた木々には鳥たちの群れ
25
寒空の
下
(
もと
)
ひっそりと葉の裏に 剪定逃れ 残る
空蝉
(
うつぜみ
)
38
吐く息の
凍
(
し
)
むほど 夏が 恋しくて 雪より白い
彼夏
(
かなつ
)
の雲が
9
やっぱり麦茶はこの味が安心するなぁって、
彼女の家で
7
ねぇ、コーンポタージュだね、木のスプーンだね、幸せだね
9
目覚めたら どんな時間も スマホ
チェック
(
みる
)
君の気持ちが 届いてないか
15
願うのは 当直の君 起こされることなく 眠れてる ぐっすり休んで
13
焼け石に 水でもいいと しぼりだす 言葉 3滴 ジュッと蒸発
47
否定せず 自分を選び 感じ取る 「肩書き、空気」 それより呼吸
12
車内には 優しきハンドクリームの香り漂ふ 冬の通勤
39
黄昏
(
たそがれ
)
に一番星もまだ見えず 三日月
縋
(
すが
)
る爪痕のやう
22
君想い 長く伸ばした 後ろ髪 引かれてどうも 断てないのです
30
寝起きの二十七時 最悪の夕を思い出すための最悪のレモンティー
7
まず五文字 次に七文字 また五文字 ここで七文字 締めに七文字
9
父さんの
お母さん
(
おばあちゃん
)
から僕の子へ繋がっている眉毛のアーチ
48
月に雪 尽きぬ夜の雪 みちゆきに ことのはの
靱
(
ゆき
)
うつせみのはて
24
ベランダの 物干し竿に 紙袋 たしかに
サンタ
(
父
)
は 届けてた 愛
42
朝焼けの雲が輝く大空にひとり散歩で背筋を伸ばす
23
揺れていい 立ち止まっても いいじゃない 好きな歩幅で 続け暮らせば
12
聖夜明け、そ知らぬ顔の街角に 吹く
乾風
(
からかぜ
)
が私を嗤う
18
プレゼント、大きなケーキ、クラッカー 子供の頃は喜べたのに
20
眠気のままに目を閉じる 世界から静かにゆっくりと消えていく
10
他人を知らない人間は「さみしい」って感情すら知らないのだろうか
10
愛ってすばらしい だけどわたし以外に注がれる愛はすばらしくない
4
いつだってわたしの隣は誰もいない だれかをずっと待っているのに
12
あなたの目の前で死んでやる あなたの記憶にいつまでも残りたいから
5
大晦日 暇持て余しブックオフ 行ってもやっぱセールまだだし
14
「天国に忘れ物して取りに帰る」窓から消えたサッカーの子
8
迎えたくなき晦の朝迎へ孤独恐れて布団に隠るる
12
クリスマス 年末年始 独り身に 辛いイベント 続けざま止めて!
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