独りでもやっていけると息巻いて独りになるとやっぱ寂しい
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何もせず からっぽのまま 歳重ね 身体の中を 風がくるくる
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カップルが 闊歩する街で ただひとり トートバッグと 腕組むわたし
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僕たちの夏の終わりの窓外はゴッホの油彩みたいな景色
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ジャガイモに気付けば若芽生えていて僕らはきっと終わりなんだな (アジカンのソラニンを聴いて)
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慌し 朝の支度を 整えて 送りて気付く 都民の日とは
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湖に眠る木もかつて名前があって今は子供たちの家になっている
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滝汗に自転車出さずに悔しがる片道百メートル程歩く
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涼しさは日陰までなら来ていますさすがに日向はまだ勝てません
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受験とは 模試に追われる シャトルラン 疲れて休む ことなど出来ぬ
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今日もまた一度も開かなかった本 初めて電車に乗れてよかったね
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添付した遺書に関して明日までにお目通しのほうお願いします
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ガチ勢とバレたらハズいヒトカラは仕事帰りにふらりのテイで
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米問題抱えた総理似の案山子 たわわの稲穂さぞ嬉しかろ
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今朝の雲 いわし雲っていうのかな 忙しいけど 空でも見よう
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道玄坂 葱まみれの蕎麦すすり浮かれた夜を正常化する
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声優とオカルトとシールが好きです あなたのことは特になんとも
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おい 女子が恋愛相談してんだぞ 「そいつが悪いね」以外喋るな
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不意の熱 触れしいのちの萌ゆる火に慄けるわれ われも惑ひて
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二次元と三次元のアイドル達がアクスタとなり巡る伊勢志摩
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そんなことしてもあいつは悲しみも怒りもしないし好きにすれば?
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君が死に 二人で話した 言葉らは 私ひとりの 記憶となりぬ
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蕃茄ばんか買う 返してみたら 割れていた  今日のカレーは 赤くなる 
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渋柿しぶがきに 焼酎しょうちゅうかけて 二週間 甘柿あまがきよりも かがや身不知みしらず 
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秋の蒼 雲にはしごを掛けてなお届かぬ人の聲繋ぎ止め
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あきつ風 雲の通ひ路こころあらば ふみ吹き寄せて人に届けよ
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あの道の グラジオラスより 白きシャツ   君の視線の ただ 眩しくて
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月夜には 紅き酒 酌み交わそうと 囁き誘う 君はGPT
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ひたすらに眠ることと食べること 愛しさ増して 我が家の老犬 \ もうすぐ17歳
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匂いたつ香に誘われて駅そばの暖簾をくぐる乗り換えの間に
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