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ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
33
既読はね、まだ付けないでおくからさ 気が変わったら、そっと教えて
9
早緑の山椒の若葉艶やかに葉陰にひそと
小
(
ち
)
さき花咲く
46
外来の「ブログはじめました」の張り紙のQRコードにスマホの音なし
11
葉桜や川辺をゆけば陽を浴びて
水面
(
みなも
)
を飾る花筏かな
19
ひい孫が零れ桜の通学路嬉々として行くのどかなる朝
48
ひさかたの光散らしむ 忘れないよりも忘れるほうが優しく
11
人の世の 常とはいへど無情なり 親しき友の鬼籍の報せ
25
ほろ酔いの花渦まいて桜みち春の嵐に蒲公英の咲く
18
夜を裂く百足起こしの春雷よ何もせぬから刺すなと告げて
28
花は散り 桜の珈琲淹れる朝 淡きにほいに 満たされていく
19
「重たいか」心配そうに母の声 荷を持つための我が手なりしも
20
鳥の歌いつしかやみて花寒に空の涙の音のみぞする
18
玄関を出るたびひらく花がある「がんばれよ!」 と隣のじいちゃん
32
新潟の事件出来事LINEにて送る子二十歳東京に居り
9
山椒の新芽の相違 尋ぬれば
犬山椒
(
いぬざんしょう
)
なる憎めぬ騙し
9
雨打たれ 散った桜は 悲しげも 隣に咲いた 藤は輝き
36
好きだった彼女の声を聞きたくてまだ捨てきれず昔のガラケー
13
その姿 酌量の余地非ずして 厭われし者 朱色の
百足
(
ムカデ
)
15
門口に座布団積みて
哄笑
(
わら
)
う
女
(
ひと
)
ズレた軸に手添えなきを悔ゆ
11
わたくしの 椿のような 恋心 終わった時に 「落ちた」と呟く
16
たまにはと昆布と鰹で出汁をとりうどんをすする春雷の宵
43
聞き慣れた 値上げインフレ 少子化も 現時点では 序の口という
13
痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
28
残雪に うさぎの姿浮かび出で 雪解け水が田に満ち光る
25
悠久の歴史桜は吉野山薫り今でもみんなの故郷
39
古希の六月十三日は初恋の記念日いいね夜明けコーヒー
25
価値観で測れるものか人と人あなたとわたし心が遠い
29
戻らばや花かんざしの
童女
(
わらはめ
)
の姿包みし春の夕暮れ
15
どこでまだ咲いてるんだろ花びらが風に吹かれて路上を転がる
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