Barnowl
8
9
投稿数
61

高三です よろしくお願いします

「内緒だよ」教えてくれた公園で不意の初雪芝を覆った
10
対岸へ最後の一歩踏み出すの怖いと言って突き飛ばしてよ
5
目を閉じてたった2秒の表情が私のアタマの待ち受け画面
6
目が合ってすぐにそらしてはにかむと自信を持っていいって合図
9
この街を自分の街と思えても別れは来ると今日が囁く
8
いつまでも君に会えない淋しさは僕と会わない君にわかるの
6
近づけば消えてしまうのわかってる雪より脆い凛とした君
8
臆病ですれ違ってる君と僕見つめ合ってるあなたと私
5
星空の下に浮かんだあの小舟漂う先に家路を探す
9
すれ違うことがあってもお互いを気遣い合って笑顔でいよう
10
覗き込み「何読んでるの?教えてよ」君の笑顔が口を塞いだ
7
あの時の涙知るのは私だけ笑顔はじける光の最中
9
君はもう「コミュ障」なんかじゃなくなって私はずっと好きだったのに
14
見つめ合う二人の下を先取って空の色咲く蘭が爆ぜゆく
10
別れては過去に縋った花は今未来を見てる色鮮やかに
10
雲を追う鳥を見つめた道のりに勇者は誓う「僕が守るさ」
9
冷たいよ寒くないのと触れた手にぽっと微かな夢が灯った
13
僕がすぐそばにいるよと遠くから想いを送る夕焼けの空
10
微笑んだ君の視線のその先の何かが僕を不安にさせる
8
君はただ仲がいいだけそれなのにぽっかり空いた隣を見てる
10
もう今さら等身大になれないと君を見ていた一輪の花
11
星が浮かぶ空は僕らの背景に「一つ約束」覚えていてね
8
暗闇を探す私を見つけては背中を向けるあなたが嫌い
4
悔やんでも秋が見えない夏の日はあなたとだからここまで来れた
9
線香を明るくすればするほどに君は煙の向こうへ行くの
6
思い出が涙に見えるにわか雨今日がお別れ雨上がりまで
4
好きだよと言われる度に君は僕を好きだと言った僕じゃなくする
9
黒丸の音符が誘う空の旅どこでも行ける僕らは自由
12
君と出会い距離が変わった一年に僕も少しは変わったのかな
10
狭くても木漏れ日が降るこの路地に君への想い置いておこうか
13