Barnowl
6
7
投稿数
16

はじめまして

消えたいと思う自分の影法師君もつらいと感じるんだね
11
青空を雲が覆った昼下がり涼しい風が背中を押した
6
空想の世界にいつか行きたいとこぼした君の儚い瞳
7
僕なんかその五文字だけ渦を巻く君の隣にいては駄目だと
4
「拗ねたから機嫌とってよ」そんなこと言えばいいでしょ、想い人にさ
5
晴れた日に並ぶ背中はどう見える緊張するのはただ私だけ
8
今日こそは覚悟を決めたその顔が哀しく笑い涙が落ちる
7
日が落ちて明かりが溶けた海を見て空にきらめく君を夢見る
9
隣り合い肩に感じる君にふと無音の思い届けと願う
13
そよぐ風見つめる君に春を見る気づけばそれは晴れ空になる
11
海の町送り出すとき歌う歌指揮振る君のそばにいるよと
7
交差点ふと空を見てよみがえるラムネの甘さに街の喧騒
10
気が早い言わんばかりの冷めた目は聞くまで待ってもう少しだけ
3
流れるは車窓に季節去りゆくは人と思えば偲ぶは心
4
また明日別れの時はすぐそこに明日の風と行ってらっしゃい
9
夕焼けに背を向け君にさよならを「夜は来るけど日は昇るから」
10