Utakata
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ユニシロ
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夏という季節決壊した様な豪雨が僕を叩き続ける
13
鳳蝶
(
アゲハチョウ
)
ひらりひらりと舞ってゆく 季節に乗って翔び去ってゆく
21
無花果
(
いちじく
)
のほのかに甘い風香る 無花果の木の小さな木陰
28
丁寧な暮らし生き方憧れる せめて歌はと丁寧に詠む
50
新しい街の生活 少しだけバカンスのよに一週が過ぐ
41
六十年ともに過ごした古ラジオ 時代・時代の歌を聴く
朋
(
とも
)
31
純白の彼岸花咲く 夏の陽に秋の風吹く団地の端に
31
いつだってぼくらはきっと若すぎる 上手くできないことばっかりで
40
子を産んで2年育てた家を越す 壁のシールを剥がすも愛し
45
通勤の改札出れば天気雨 夏の終わりの香りが満ちて
48
茹でたての枝豆を噛む喜びよ 夏という名のご馳走がある
38
降る雨の雫の中に秋がある 清めの如く
轍
(
わだち
)
を染めて
32
どんなにか素敵だろうかあの人に〝ありがとう〟って伝えられたら
42
蝉時雨 ふと立ち止まり目をつむる 矢の如くゆく光陰の中
37
油絵のような大雲黄金色 夏の夕暮れただ息を呑む
35
気がつけば靴も鞄もTシャツも電車柄だね二歳のわが子
35
五輪祭 地続きで鳴る銃声よ
79
年の広島忌
哉
(
かな
)
33
音も無く
陽炎
(
かげろう
)
ゆれる濃い桃の
百日紅
(
さるすべり
)
咲く 誰も居ぬ午後
47
夏休み静けさの中出勤す 校庭には
早
(
はや
)
工事の足場
39
気に入りのクッキー缶に本年の七夕飾りしまい納涼
37
恥ずかしい思い出ばかりが甦る 恥を知らずに生きてきました
35
手を貸すと
いーよ
(
嫌よ
)
いーよ
(
嫌よ
)
と怒られる 吾子は一人でズボンが履ける
38
七月ののっそり沈む夕陽から種火盗んで夜通し語る
49
猛暑日のわたしの頑張り褒めるため コンビニで待つ白熊アイス
42
「バイバイ」とトイレに流す
ちっちー
(
おしっこ
)
に いつも手を振るもうすぐ2歳
39
「7月に家族で旅行に行くんだよ」片麻痺の
朋
(
とも
)
笑って泣いて
35
あせも止め 吾子の体に塗る薬 小さな小さな背中を撫でる
43
生活の刹那そのまま切り取って湯気が立つよな歌詠いたい
49
「駆け抜けてみれば一瞬だったよね」笑える僕らは歴史を紡ぐ
40
一粒の塩を落とした水を飲む 我なる海に夏を伝える
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