Utakata
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ユニシロ
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冬空に明星一つ煌々と遺す光は地上を照らす /追悼 谷川俊太郎様
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悪くない風が吹いてる小春日に会えない人に会いに出かける
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子どもって親のすること見てるんだ オムツにスタンプ押す真似してる
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マッチ売る少女の灯す温もりも絶望も無し電子の煙草
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ふと問われ心の形を考える気体のような銀河のような /ひとふで様のあたたかい歌に
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何故なのか分からないけどわたし今ここでこうして元気でいます
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いわし雲うろこ雲とか昔日の人々海を愛していたね
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どんぐりを蹴ればカラカラ転がって笑って歩く小道は秋へ
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Googleが教えてくれた 去年の今日わが子が初めて歩いた日だと
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包丁を逆さに持って皮を
削
(
そ
)
ぐ ゴボウの白さにいつも驚く
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帰宅してシャワー浴びれば流れゆく私の形の見えない何か
49
海底を二万
里
(
マイル
)
も行くように静かに静かに寝ます おやすみ
35
木犀の香り今年も漂って案外僕らは幼いままで
30
解体の音もさみしき秋の雨誰かが住んだ家が無くなる
50
この気持ち喜怒哀楽のどれなのか分からないまま涙は流れ
32
月という隣人がおりその人はそっけないけど美しい人
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葬列も散り散りとなり午後三時金木犀の香りの西日
60
水たまり遊び帰って吾が子ふと「
あめ
(
雨
)
いたねー」とつぶやき笑う
34
水たまりぴしゃぴしゃ弾むステップで吾が子は踊る時を忘れて
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吾子からの人生最初の「ごめんね」は、「(ママの牛肉食べて)ごめんね」
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疱疹
(
ほうしん
)
は赤く
脹
(
ふく
)
れて我に告ぐ「このお
身体
(
からだ
)
はお疲れですよ」
55
偶然が偶然を呼ぶこの
惑星
(
ほし
)
で一緒に焼こうお好み焼きを
42
波音に耳を澄ませば満ちてくる 人は何処かに
渞
(
みなもと
)
を持つ
34
午後の陽が少し傾く夏がゆく 跨線橋から電車を見てる
38
ゆりかごの歌を一緒に口ずさむ 親子互いの歌声聴いて
30
夏という季節が決壊した様な豪雨が僕を叩き続ける
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鳳蝶
(
アゲハチョウ
)
ひらりひらりと舞ってゆく 季節に乗って翔び去ってゆく
31
無花果
(
いちじく
)
のほのかに甘い風香る 無花果の木の小さな木陰
34
丁寧な暮らし生き方憧れる せめて歌はと丁寧に詠む
52
新しい街の生活 少しだけバカンスのよに一週が過ぐ
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