Utakata
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ユニシロ
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ステップを踏んだ数だけ幸せになれる訳ではないけど踊ろ
13
僕の持つ時のすべてが尽きる日のためにあなたの笑顔をそっと
11
僕らみな花火みたいに見えるかな 違う時空のどこかで見れば
20
すれ違う浴衣の袖に揺るる花過ぎゆく夏のなごりの光
21
向日葵のこうべを垂れて夏送り今年はどんな景色を見たの
23
青蜜柑
(
あおみかん
)
鈴なりなって真夏日の白い光と葉叢の陰と
12
束の間の帰省の後のねこじゃらしママにお土産ぎゅっと握って /吾子四歳
16
特別な魔法だったとありし日の祖母と作りしお盆のおはぎ
30
漂白の白いTシャツ帆の如く僕は何処にも行かないけれど
16
薄羽の黒い
蜻蛉
(
とんぼ
)
が夕風をふわりと降りて余熱の路上
19
鉄黒の瓦にポツリ雨雫乾く合間に雷雨となりて
12
山並みの向こうの街は見えないが入道雲の頭が見える
14
「お魚ととうもろこしのジュースです」お店ごっこの君と乾杯 /吾子三歳
17
真っ白な百日紅だけ揺れている真夏の真昼陽炎の中
19
残光を風が静かにしまってく十九時空に余韻を残し
11
プールから小さな虹を眺めてる今日という夏永遠であれ
22
俄雨
(
にわかあめ
)
後の夕風涼しくて夏の空気を大きく吸って
13
コスモス
(
〝宇宙等〟
)
は
何処
(
どこ
)
にでもあり陽炎の跨線橋から見る隣町
9
水盆の中にトマトの転がって今日の生活始まっていく
15
どこからかレモングラスの漂いて庭の小径に夏への扉
35
ヨイトマケ言葉知らずも
歌詞
(
うたことば
)
胸に迫りて逝く星ひとつ
32
熟しゆく
碧
(
あお
)
き葡萄の密やかに蔓の
庇
(
ひさし
)
に夏至を祝えり
18
さくらんぼ夏至の味して子と父と種の出し方練習してる
20
水底
(
みなそこ
)
の魚みたいに六月の雨を聴いてる静かな雨を
26
足元の赤い長靴鮮やかに雨も吾子には遊びの朝で
11
現在と過去と束の間交差する真白き花の香りの中で
9
霧雨に香る
梔子
(
クチナシ
)
在りし日の祖母が過ごした庭の思い出
22
梅雨空の天使の如く真っ白な夏の衣で君
人群
(
ひとむ
)
れに
12
この浜の岬の先の灯台の光の先の夜の水平
15
颱風の日だけ一人で歌うのは風が歌声掻き消すからさ
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