Utakata
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ユニシロ
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咲ききれば
伐
(
き
)
られる定め
古桜
(
ふるざくら
)
何も言わずにただ咲き誇る
7
本当に美しい日はおそらくは忘れてしまう程穏やかで
20
ベートーヴェン ピアノソナタ8番の第2楽章みたいだ 春だ
19
菩提寺の桜今年も咲き初むる巡る季節と流るる時と
36
丘の下何故だか甘く懐かしい 丘を登れば菜の花畑
24
春風に乗って漂う風船よどこへ行くのかどこまでも行け
29
ぼた雪に降られこぶしの花はらりぼんやり見てる卒業の朝
46
降ってきたそばから溶けるみぞれ雪次々降って次々溶けて
26
一塁
(
ファースト
)
はポニーテールの女の子少年野球の言葉ぞ古し
37
硝子戸の中の日溜り白黒の猫眠ってるゆったりと伸び
34
雨音を静かに聴こう春の朝眠りと目覚め
間
(
あわい
)
の中で
42
日の名残り橙色と紫のグラデーションの中の街並み
26
なるようになるさと言えることもまた勇気なのだと弥生の駅舎
34
二十二時宵暖かく街灯の下白梅の花風に舞う
24
春だからてりたまを
食
(
は
)
むバーガーの包み紙にも咲く桜花🍔🌸
37
また一つ冬を超えたね
掌
(
たなごころ
)
皺に塗り込むハンドクリーム
48
高台の庭に咲いてる水仙の黄色い色の春の足跡
29
春は青夏は
朱
(
あか
)
とて何色に染まることなき君といる今日
25
傘の下耳を澄ませて聴いている降っては積もる雪の衣擦れ
40
誰からのアンコールかな降る雪に桃の節句は白く染まって
54
澄み切った空の季節よさようならオリオン西に
傾
(
かし
)
いで淡く
45
優雅なる馬車に引かれて春は来る轍にとりどり花々咲かせ
34
如月に我が子の歌うジングルベル何でもない日の無事寿いで
26
晩冬の夕方にしかないような静かな静かな時間があった
30
ディールなる言葉飛び交う昨今に死地へ赴く命の価値は
28
城跡の山の公園梅咲いて吹く春風に乗る笑い声
28
午後の日の陽だまりの部屋コーヒーと電子書籍と静けさの中
33
惜別の気持ちを込めてザクザクと踏む霜柱少しおどけて
47
バス停に並び見上げる冬の星
瞬
(
まばた
)
く度に広がる宇宙
34
明日には忘れてしまう
細
(
ささ
)
やかな事等飛び立て言の葉に乗り
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