Utakata
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ユニシロ
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農園の紅いネットにぶら下がり小玉スイカの縞夏を告ぐ
42
「のきばって何?」って聞かれ分からない 親子笑ってささのはさらさ
35
アメリカンチェリー一粒ちょっとした言葉の棘を反省してる
51
何処
(
どこ
)
からか届く虫の音ゆっくりと更け行く夏の夜のリズムよ
51
ゆっくりと瞳に
溢
(
あふ
)
れ出してくる涙を見てる怒れる人の
35
今日の日は悲しい調べ南風夫婦喧嘩の自分を恥じて /慰霊の日
38
希望にも似た温もりと明るさと夕風の街夏至近づいて
42
幼児
(
おさなご
)
を膝に抱えて二人して歯磨きしてる今日は父の日
57
水無月の雨に打たれてヤマボウシ一人バス待つ私の横で
53
舗装路に青梅コロリ転がっていつか誰かの孤独のようで
59
夕暮れのフェアウェイ行く芝刈り機揮発していく六月夏日
35
遠空
(
とおそら
)
に白雲むくと起き上がる夏はもうすぐそこに来ていて
44
フード越し雨は弾けてパチパチとレインダンスは瞳を閉じて
40
梅落とす雨に降られて風薫り山が笑った五月も終わり
42
揺れている若葉の枝も魂も五月の風が吹き抜けてゆく
39
「ねぇパパは保育園どこいってるの?」帰宅のパパへ素朴な疑問 /吾子二歳
58
来る夏の衛兵のごと門前に立ちて優しい立葵かな
40
おままごとプラスチックのレモン
1
つ
21
時の洗面台に
39
束の間に通り過ぎ行くだけだけど五月の庭の薔薇は美し
39
新じゃがと新人参と新玉と実は特別母の日カレー💐
34
春嵐に吹かれ散りゆくつつじ花五月の雨は
生命
(
いのち
)
の香り
47
春雨に濡れ滴って青合羽我も一つの小川となりて
36
バナナにも背中とお腹があるのだと吾子に教わる春の朝食
60
いつだって駆け出して行くわが子
哉
(
かな
)
カメラロールは背中ばかりで
44
たおやかな夜風よ運べまごころの
グッドナイト
(
Good Night
)
を君へと運べ
34
気の早い初夏の風吹く通学路夏服のよなミズキの白よ
48
子の歩む速度で木々の
間
(
ま
)
を行けば卯月の枝に
早
(
はや
)
蝉の殻
49
パン、トマト、チーズ並べて新しい4月の朝は異国の如く
39
詰め込んだ家事の合間のパック寿司慣らし保育という非日常
32
海月
(
うみつき
)
と書いて
海月
(
くらげ
)
と読むような月ぼんやりと春の霞に
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