Utakata
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ユニシロ
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明日には忘れてしまう
細
(
ささ
)
やかな事等飛び立て言の葉に乗り
41
満天の星空の下バス停にぽつり佇むバスは遅れて
36
冬と春満天の空掻き混ぜて入れ替わりゆく如月の夜
39
満月に誘われるよに南から一等競い春風は吹く
34
冬七に春三分程日の光 少し切なくなる白い色
35
手挽きミルゆっくり回す日曜日眠る我が子を起こさぬ様に
56
今まさに寒さの底にいるのだと二月七日星空の下
29
自転車を漕ぐ間に昇る朝の陽の熱に溶けゆく真白き吐息
43
二房の蜜柑とチーズ一枚と二歳の吾子の等価交換
28
冬の月二重に見えて僕の目が乱視なんだと知る帰り道
30
ひらひらとなにか舞ってる見上げれば白く小さなあゝこれは雪
31
リハビリの窓に眺める茜雲音も無くゆく日を追いかけて
36
鳶色という言葉知るあの人を思い出してるその眼差しを
33
冬晴れの団地の中の公園は遺跡のようで空は静かで
54
明星の方に向かって漕いでいく今日もなんとか稼いだ帰り
37
祈るよに
抱
(
いだ
)
きよせるよ言葉にはならぬ気持ちに突き動かされ
35
人知れず春の種蒔く人のよに雨はそぼ降る日の出の前に
41
故郷の冬は寒くて冷たくて夜は暗くて星が綺麗で
46
来し方の出逢い全てが星となり瞬いている真冬の銀河
44
街角を曲がれば丸い冬の月僕の心臓浮かんだようで
35
幼子を膝に抱えて朝ごはん温もり愛し冬はつとめて
33
心臓を切り取る様なメロディよ鳴り止まないで冬夜の鼓膜
32
玉響
(
たまゆら
)
の雨が今宵を包み込む眠れる僕も眠れぬ君も
33
祖父祖母の昔語りをしんと聞く時の彼方は夢幻のようで
30
少しだけ居心地悪い義実家も年賀の味と交わす盃
35
日常は泡沫なれどおもうより沢山のうた此処に集いて /良いお年を。
43
氏社
(
うじやしろ
)
幟
(
のぼり
)
提灯
(
ちょうちん
)
飾られて 年神迎う一夜のまつり
37
染みついた密かな陰を隠すよにイルミネーション輝き白く
31
少しだけゆっくり刻む玉葱も今夜のシチューは特別だから
41
青色のトラック星でラッピング
吾子
(
あこ
)
よサンタは今年も
楽
(
たの
)
し
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