ユニシロ
982
419
投稿数
223
猛暑日のわたしの頑張り褒めるため コンビニで待つ白熊アイス
46
「バイバイ」とトイレに流すちっちーおしっこに いつも手を振るもうすぐ2歳
41
「7月に家族で旅行に行くんだよ」片麻痺のとも笑って泣いて
37
あせも止め 吾子の体に塗る薬 小さな小さな背中を撫でる
45
生活の刹那そのまま切り取って湯気が立つよな歌詠いたい
52
「駆け抜けてみれば一瞬だったよね」笑える僕らは歴史を紡ぐ
43
一粒の塩を落とした水を飲む 我なる海に夏を伝える
58
夕焼けのサーモンピンク揺蕩たゆたって 昼と夜との儚い合間
48
校庭に響く歓声 子どもらは朝時から本気で遊ぶ
40
新月と満月ゆっくり行き来する あなたとわたしのこころの継ぎ目
38
18時半の夕空明るくて 人生全てを一瞬許す
56
ひそやかに小さな本棚組み立てる 幼子眠る土曜日の午後
42
芝生には立ち入り禁止のロープあり 輝く初夏の聖域のよに
37
誰だって誰かを失い生きていく 色んな後悔心に綴じて
50
シンプルな言葉で組んだ万華鏡 歌の理想を心に留め
37
UNIQLOの鏡で見れば私でも何処かにいそうな誰かになって
46
額買って子どもの描いた絵を飾る 夏が始まる今日を祝って立夏
41
ツツジ咲く 幼きわれが通り過ぐ 花をくわえて通学路往く
33
ゴーカート 君の最初のドライブは、僕の〝人生最高〟になる
54
ピーラーで薄く皮剥くアスパラの 緑と白と 春は此処にも
47
八重桜 共に過ごした年月が 古き団地に静かに咲いて
53
幼子は狭き我が家を駆け抜ける まだまだ寝ないと親から逃げて
37
ぽつぽつと落とすパン屑真似るよに 日々を歌って道標どうひょうにする
51
もう少しお昼寝しよう 午前見た桜の丘の夢でも見よう
39
春待ちの列車に揺られ僕たちは 良い日、悪い日、行ったり来たり
61
春嵐も過ぎゆき晴れの門出かな 澄むよに青い空よ続けよ 
45
卒業と入学のの春風は、こぶしの白い花を揺らして
43
イヤ、イヤ!と どこか得意気一歳半 言葉が気持ち運ぶを知って
41
亡くなりし犬のにほひの残る家 庭の白梅シラウメ今年も咲いて
52
子どもとの昼寝に勝るしあわせは 中々無くて家事は山積み
48