Utakata
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ユニシロ
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春風に乗って漂う風船よどこへ行くのかどこまでも行け
33
ぼた雪に降られこぶしの花はらりぼんやり見てる卒業の朝
48
一塁
(
ファースト
)
はポニーテールの女の子少年野球の言葉ぞ古し
40
硝子戸の中の日溜り白黒の猫眠ってるゆったりと伸び
35
雨音を静かに聴こう春の朝眠りと目覚め
間
(
あわい
)
の中で
44
なるようになるさと言えることもまた勇気なのだと弥生の駅舎
37
春だからてりたまを
食
(
は
)
むバーガーの包み紙にも咲く桜花🍔🌸
38
また一つ冬を超えたね
掌
(
たなごころ
)
皺に塗り込むハンドクリーム
52
傘の下耳を澄ませて聴いている降っては積もる雪の衣擦れ
42
誰からのアンコールかな降る雪に桃の節句は白く染まって
59
澄み切った空の季節よさようならオリオン西に
傾
(
かし
)
いで淡く
47
優雅なる馬車に引かれて春は来る轍にとりどり花々咲かせ
34
午後の日の陽だまりの部屋コーヒーと電子書籍と静けさの中
32
惜別の気持ちを込めてザクザクと踏む霜柱少しおどけて
49
バス停に並び見上げる冬の星
瞬
(
まばた
)
く度に広がる宇宙
32
明日には忘れてしまう
細
(
ささ
)
やかな事等飛び立て言の葉に乗り
41
満天の星空の下バス停にぽつり佇むバスは遅れて
36
冬と春満天の空掻き混ぜて入れ替わりゆく如月の夜
40
満月に誘われるよに南から一等競い春風は吹く
36
冬七に春三分程日の光 少し切なくなる白い色
35
手挽きミルゆっくり回す日曜日眠る我が子を起こさぬ様に
60
自転車を漕ぐ間に昇る朝の陽の熱に溶けゆく真白き吐息
43
ひらひらとなにか舞ってる見上げれば白く小さなあゝこれは雪
30
リハビリの窓に眺める茜雲音も無くゆく日を追いかけて
37
鳶色という言葉知るあの人を思い出してるその眼差しを
31
冬晴れの団地の中の公園は遺跡のようで空は静かで
54
明星の方に向かって漕いでいく今日もなんとか稼いだ帰り
35
祈るよに
抱
(
いだ
)
きよせるよ言葉にはならぬ気持ちに突き動かされ
35
人知れず春の種蒔く人のよに雨はそぼ降る日の出の前に
43
故郷の冬は寒くて冷たくて夜は暗くて星が綺麗で
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