ユニシロ
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故郷の冬は寒くて冷たくて夜は暗くて星が綺麗で
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来し方の出逢い全てが星となり瞬いている真冬の銀河
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街角を曲がれば丸い冬の月僕の心臓浮かんだようで
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幼子を膝に抱えて朝ごはん温もり愛し冬はつとめて
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心臓を切り取る様なメロディよ鳴り止まないで冬夜の鼓膜
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玉響(たまゆら)の雨が今宵を包み込む眠れる僕も眠れぬ君も
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祖父祖母の昔語りをしんと聞く時の彼方は夢幻のようで
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少しだけ居心地悪い義実家も年賀の味と交わす盃
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日常は泡沫なれどおもうより沢山のうた此処に集いて /良いお年を。
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氏社(うじやしろ) 幟(のぼり)提灯(ちょうちん)飾られて 年神迎う一夜のまつり
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染みついた密かな陰を隠すよにイルミネーション輝き白く
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少しだけゆっくり刻む玉葱も今夜のシチューは特別だから
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青色のトラック星でラッピング 吾子(あこ)よサンタは今年も楽(たの)し
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感情は殺せないだろ大人でも吠えたい夜に見上げれば月
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いつの日か鳶(とび)にとられたコロッケよ二人笑って見上げた空よ
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また明日遊ぼうねって今日の日の終わりを惜しみ吾子とつなぐ手
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粗大ゴミ置き場置かれた姿見に映る私に見覚えは無く
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キッチンの小さな明かりで啜る時カップヌードル本領を出す
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冬風と戯れるよに舞う鳶(とんび) 空は遥かに広くて青い
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きび糖の熱い珈琲牛乳の甘さは記憶いつかの冬の
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今日という特別な日よ吾子からの人生最初の〝おかえり〟の日よ
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心なる野生があって私なる中途半端な生き物がいる
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ファミレスに行って帰っただけだけど じぃじ・ばぁばと大切な今日
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にびいろの冷たい空に湧き上がる憂鬱の霧わたしを閉ざす
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冬空に明星一つ煌々と遺す光は地上を照らす /追悼 谷川俊太郎様
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悪くない風が吹いてる小春日は会えない人に会いに出かける
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マッチ売る少女の灯す温もりも絶望も無し電子の煙草
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何故なのか分からないけどわたし今ここでこうして元気でいます
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いわし雲うろこ雲とか昔日の人々海を愛していたね
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どんぐりを蹴ればカラカラ転がって笑って歩く小道は秋へ
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