Utakata
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ユニシロ
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もう少しお昼寝しよう 午前見た桜の丘の夢でも見よう
40
春待ちの列車に揺られ僕たちは 良い日、悪い日、行ったり来たり
62
春嵐も過ぎゆき晴れの門出かな 澄むよに青い空よ続けよ
46
卒業と入学の
間
(
ま
)
の春風は、こぶしの白い花を揺らして
44
イヤ、イヤ!と どこか得意気一歳半 言葉が気持ち運ぶを知って
42
亡くなりし犬のにほひの残る家 庭の
白梅
(
シラウメ
)
今年も咲いて
53
子どもとの昼寝に勝るしあわせは 中々無くて家事は山積み
49
家人寝て、一人コトコト小豆炊く 静かな夜の季節を惜しみ
43
帰り道、雪に埋もれた路地裏は 何処とも知れぬ 白いまぼろし
40
落花生 投げては拾いまた投げて 吾子はよびこむ わが
家
(
いえ
)
の春
40
一歳半 床に突っ伏し駄々こねて 小さな神様 にんげんになる
56
断乳に張り裂けるほど泣く吾子を 抱きしめる夜 卯の
小晦日
(
こつごもり
)
42
ブロッコリー トマトにみかん パン うどん 一歳児にも食の歳時記
44
人間は いったい何本人生で フライドポテトを食べるのだろう
32
ブランコが高く上がれば上がるほど 美しくなる 重力の虹
37
一歳の我が子は全ての食べ物を ば・な・な、ば・な・な と呼んで笑うよ
34
父母
(
ちちはは
)
とむかし泳いだ海街で 獲れた蜜柑を我が子に与う
32
幼子が小声で歌う鼻歌を 聞いて
瞬
(
またた
)
く冬の星々
35
ここに今 わたしがいると知っている わたしのために
篝火
(
かがりび
)
を焚く
33
病床で歌う「ふるさと」ゆるやかに かのやまの
彼
(
か
)
を
忘却
(
わす
)
れゆく人
35
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