Utakata
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ユニシロ
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一粒の塩を落とした水を飲む 我なる海に夏を伝える
61
夕焼けのサーモンピンク
揺蕩
(
たゆた
)
って 昼と夜との儚い合間
50
校庭に響く歓声 子どもらは朝
8
時から本気で遊ぶ
42
新月と満月ゆっくり行き来する あなたとわたしのこころの継ぎ目
40
18
時半の夕空明るくて 人生全てを一瞬許す
59
ひそやかに小さな本棚組み立てる 幼子眠る土曜日の午後
46
芝生には立ち入り禁止のロープあり 輝く初夏の聖域のよに
40
誰だって誰かを失い生きていく 色んな後悔心に綴じて
54
シンプルな言葉で組んだ万華鏡 歌の理想を心に留め
41
U
N
I
Q
L
O
の鏡で見れば私でも何処かにいそうな誰かになって
49
額買って子どもの描いた絵を飾る 夏が始まる今日を祝って
/
立夏
43
ツツジ咲く 幼き
吾
(
われ
)
が通り過ぐ 花を
咥
(
くわ
)
えて通学路往く
35
ゴーカート 君の最初のドライブは、僕の〝人生最高〟になる
56
ピーラーで薄く皮剥くアスパラの 緑と白と 春は此処にも
50
八重桜 共に過ごした年月が 古き団地に静かに咲いて
58
幼子は狭き我が家を駆け抜ける まだまだ寝ないと親から逃げて
40
ぽつぽつと落とすパン屑真似るよに 日々を歌って
道標
(
どうひょう
)
にする
54
もう少しお昼寝しよう 午前見た桜の丘の夢でも見よう
42
春待ちの列車に揺られ僕たちは 良い日、悪い日、行ったり来たり
64
春嵐も過ぎゆき晴れの門出かな 澄むよに青い空よ続けよ
46
卒業と入学の
間
(
ま
)
の春風は、こぶしの白い花を揺らして
46
イヤ、イヤ!と どこか得意気一歳半 言葉が気持ち運ぶを知って
42
亡くなりし犬のにほひの残る家 庭の
白梅
(
シラウメ
)
今年も咲いて
56
子どもとの昼寝に勝るしあわせは 中々無くて家事は山積み
50
家人寝て、一人コトコト小豆炊く 静かな夜の季節を惜しみ
44
帰り道、雪に埋もれた路地裏は 何処とも知れぬ 白いまぼろし
41
落花生 投げては拾いまた投げて 吾子はよびこむ わが
家
(
いえ
)
の春
42
一歳半 床に突っ伏し駄々こねて 小さな神様 にんげんになる
58
断乳に張り裂けるほど泣く吾子を 抱きしめる夜 卯の
小晦日
(
こつごもり
)
42
ブロッコリー トマトにみかん パン うどん 一歳児にも食の歳時記
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