Utakata
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蒼鷺
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裏山で
法師蝉
(
ほうしぜみ
)
鳴く夕月夜 文字でノートを満たしたい秋
14
紫と緑で描ける朝顔の葉先に滲むレモンイエロー
8
涼風はどちら側から吹くでしょう?夏と秋とがゆきかう
路
(
みち
)
の
16
車内にて寝るおじさんの口からは
御魂
(
みたま
)
がふわり金曜の夜
9
「好きだよ。」とあなたが言ってくれたから 死んでもいいわ満月の下
10
軒先の金魚鉢から仰ぐ空 ラムネの瓶のビー玉の色
13
薄紅の積乱雲が映り込む池のほとりを白鷺がゆく
16
階段の隅におかれた水槽で鈴虫が鳴く雀色時
14
手のひらにおさまるほどの紫陽花が青を深める 今日は梅雨入り
15
石楠花
(
シャクナゲ
)
がぱらりぱらんと落ちた日に今年はじめて半袖を着る
16
はじめての家出で買ったコンビニのコーヒーとチョコ 苦味がいいの
13
若楓アオスジアゲハ晴天と青の種類が今日は豊富だ
11
本日の天気みたいな胸のうち低空飛行のツバメがよぎる
14
5歳児がちまき抱えてズンズンと薫風とゆく横断歩道
15
廃校の桜のもとを訪れた眠りをさそう春の静寂
12
そのへんの伊達男よりイカしてる桜の花をくわえたスズメ
18
明日から田植えはじまる水田に白く揺れるは春の夜の月
18
春の夜の月をペンではえがけない 白く滲んだ雫みたいで
14
薄闇のなかに一本伸びている
骸
(
むくろ
)
の腕のようなススキが
7
はしゃぐ子の足をほぐすは道後の湯ひらりと落ちる桜の花弁
14
川岸の桜がヒラと舞い落ちる四十九日は来週だった
12
新年度だから何って思うけど行きかう人は日だまりの中
14
この星はむかし誰かが見た星で私の後の誰かが見る星
14
風はなく鏡のような凪の海 何も起きるな何も起きるな
22
待ちわびた春はそんなに遠くない 雪解け水がポタンポタンと
18
ピーヒョロと窓の向こうで
鳶
(
とび
)
が鳴く 「空はいいぞ。」と言われたようで
33
いつだって月に
叢雲
(
むらくも
)
花に風 スマホの写真データは
何処
(
いずこ
)
13
雪雲が山の頂包むとも春をはこべよ
蝋梅
(
ろうばい
)
の花
26
一粒の涙も見せぬ家までは ファンデは
戦装束
(
いくさしょうぞく
)
なれば
22
おとなしく聴力検査うける子の肩ごしに見る 白い氷雨を
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