Utakata
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蒼鷺
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短冊に書けぬ願いを銀漢の底に沈める 今日は七夕
11
織姫と彦星くらい離れたら夫婦喧嘩のやりようもなし
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青空の
一朶
(
いちだ
)
の雲が白いから残夜の坂ものぼっていける
14
あめつちの猫の模様を集めたら宇宙の謎も解ける気がする
15
朝7時天気予報を聞くように命はただの数字になった
15
天空に積乱雲が見えたから「竜の巣だ…。」とそっとつぶやいた
14
売り物のミカンの木の葉を
貪
(
むさぼ
)
る彼らが蝶になれますように
22
紫陽花の名前がダンスパーティーだから雨だけど踊ってほしい
10
あなたから離したでしょう?私の手 今さらそんな顔されてもね
22
葉陰から青梅が顔のぞかせる そろそろ納屋で瓶を探そう
23
朝ぼらけ
遣
(
や
)
らずの雨を祈りつつ澄ました顔でコーヒーを
注
(
つ
)
ぐ
17
「恐竜は元気だろうか?」もうずっとシーラカンスは考えている
71
心あてに選んでみようコンビニで人惑わせるスイーツの棚
11
生け垣のバラの花弁に宿る露 夜にはきっと空へと昇る
19
雨だから「梟の城」読み返す 久しぶりだな!
葛籠重蔵
(
つづらじゅうぞう
)
!
9
そういえばこの封筒で送っても受け取る人はいないのだった
15
春過ぎて夏来にけらしカメムシと顔を合わせる日が増えていく
14
青空と
黄金
(
こがね
)
の麦を揺らす風さらさらと吹けウクライナにも
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この海は三葉虫がいた頃の水温でブリを育てている
19
催花雨
(
さいかう
)
がアジサイの葉を揺らすので手にとってみる古今和歌集
19
ブロックをつなげて肩に構える子「きりんがくるのばーんつくった!」/「麒麟がくる」放送当時
10
占い師気象予報士そろえても天の気分は「かも」「かも」「たぶん」
14
つぶやきが皮膚の下まで裂いてくるこんな場面は何度もあった
14
折り鶴がカサリと落ちる音ひとつ引き戸の指を引き留める朝
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スプーンの上でゼリーは回転し今夜の夢を甘く彩る
15
抽斗
(
ひきだし
)
の奥の指環が見る夢は青い
飛沫
(
しぶき
)
があがる公園
17
若冲
(
じゃくちゅう
)
の
鶏
(
にわとり
)
は夜ぬけ出してとなりの
蝶
(
ちょう
)
を
啄
(
ついば
)
んでいる
17
雨音がやんで晴れ間が見えたとて君の
腕
(
かいな
)
を枕に
微睡
(
まどろ
)
む/雨音Side-B
12
雨音に包まれているこの刹那君の寝息を
腕
(
かいな
)
に抱いて/雨音Side-A
11
コーヒーセットを渡して思い出すそういや私も母だったわ
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