蒼鷺
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投稿数
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抽斗ひきだしの奥の指環が見る夢は青い飛沫しぶきがあがる公園
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若冲じゃくちゅうにわとりは夜ぬけ出してとなりのちょうついばんでいる
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雨音がやんで晴れ間が見えたとて君のかいなを枕に微睡まどろむ/雨音Side-B
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雨音に包まれているこの刹那君の寝息をかいなに抱いて/雨音Side-A
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コーヒーセットを渡して思い出すそういや私も母だったわ
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水底でうごめく者はいないからプールで一人背泳ぎをする
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手袋は履くものじゃない、はめるもの。お国言葉と知った衝撃。
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大声でBling-Bang-Bang唱えても広げたノート真っ白なまま/宿題やれ!!
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カタカタとささやく絵馬を順番に裏に返せば呪いの木札
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再戦の狼煙のろしをあげる日くらいは蒼天でとびに舞ってほしい/そろそろ復帰
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振り向くな逢魔おうまときに足音が聞こえて「ねぇ。」と尋ねられたら
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「水泳と筋トレすれば?」ご冗談?三段腹のアンタが言うな
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「真面目に!」が猛スピードで追ってくる。迎えに来てよ月の舟、今。
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りんご1個分軽くなる心地すイソヒヨドリの声を聴く朝
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真夜中に乳液のフタ閉めながら思い浮かべる君の指先
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この先が氷石こおりいしで見えたならば賢く生きていけるだろうか
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曲線と円でなりたつ嬰児みどりごが今夜も深く眠れるように
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聞こえない?アンタが口を開くたび火打石がカチンと鳴ってる
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物騒な一首ができてしまったの。どなたか解毒剤をください。
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残雪の下からのぞくトリカブト 摘むとアイツの顔が浮かんだ
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休日はどこに行ったら買えますか?コンビニですか?路地裏ですか?
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「真夏日」と告げるキャスターの肩口に炎帝えんてい双眸そうぼうを見た
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砂浜に打ち寄せられるモノたちはかつて誰かの物だったもの
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毎日が誰かのおめでとうだから しばしこちらにとどまっている
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五月晴れ連休なんて名ばかりで掃除と子どもの世話で終わる
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そわそわと君とブーケの帰宅待つ 青葉雨降る陶器婚式
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その日まで、いるわけないと思ってた。ピンクのYシャツ似合うおとこが。
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青空と緑まぶしい今日なのにズキズキうずく心と奥歯
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宵の口カモが飛び立つシベリアに私も行きたい ここよりはマシ
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日曜日 私の休日落ちてない カバンの中も机の中も
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