着実に進む浮足立たずさあ待望になれ青春になれ
29
虚無感を 煽る言葉を 迎え撃つ ミサイルほどの 絵空事 欲しい
49
言葉放つ嘘では無くも半分は好印象欲し本音もありて
36
吹きゆける この北風に 頬こごえ 春よと願う 藍の夕空
10
明日を待つ春雨の日の夜は長く冬の香りを懐かしみけり
18
風が吹く風に吹かれるカーテンを透かす光はもう春の色
49
心臓が 耐えられぬなら、と 結局は 変える未来より 安静を選ぶ
26
優しい日々でありますように時々僕を思い出しますように 一重の君へ
8
今朝はまた気圧配置に救われた昇る朝陽よ我の援軍
14
「相棒」の最終回の予告見て 春が来るんだ毎年想う
36
医者行かぬ 我の収めし 保険料 病む人の為 なれば良しとす🙆
39
雲流れ 冷たき風の 吹く春も 無常のままに 時の過ぎゆく
33
沸騰を待つ数分を味方にし 未来を少し待たせておこう
32
水曜の美術館前バス停で春めく君の頬にひとひら
26
デイ行かば欠席多し 寒暖差調整かたし後期高齢
39
遠き日に 思い描いた 夢多く 白髪混じりて「夢」夢となり
38
涙する 悲しみさえも 食いしばり 負けるものかと 静かに立てり
34
宵闇に散り際を急く花ふらし ゆく春惜しみ並ぶ歩早む
21
運命の残酷はしみじみとした共感も脅かす凶器だ
18
キラキラとまばゆ水面みなも見上げると 飛行機雲が果てなく延びる
42
塾へ行く 道に毎日 向かい風 負けてたまるか 待ってろよ、春
30
きっかけも動機もあって進めない生活保護は優しい束縛
33
夕方はすみれ色してまほろばの如く優しく染まる街角
51
蝋梅へ 夜明けのひかり 満ちゆきて 甘やか黄金こがね 濃く匂いたち
11
詰んでいる寒くて辛く悲しいと言うあてが無くなるとはこれか
16
縁ありて 繋がりし友 再会し 辛い話も 笑えるほどに
35
月もなく 猪口に映るは 闇ばかり  ひらりとりし 花びらを呑む
22
いただきを 目指せ 困難 有ろうとも 高い場所ほど 風吹くものだ
33
春を編む文字の飛び込みはっとすは闇夜に詠みしやさしこころね
17
ほどほどに石橋叩きて歳月とし過ぐも地図捨てた日の欠片もありて
48