デイケアに見知らぬ人の集い来て会話弾みぬ学びの場かな
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喧嘩して、仲直りして、ご飯食べ。家族という名の終わらない恋
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生きること 喜びあえる山めざす 道の左右に 駒草咲いて
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「親」という役を降りない母と飲むクラフトビールの苦い延長
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「ですね」から 「だよね」になった 瞬間も 気付かないふり 気付かれぬよう
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甘言に迷わされずに一票を思うが誰がなっても一緒
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頭痛さえラベルのように貼り替えて 悪友と飲むクラフトビール
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桃いろのプリマのごとき梅の木の燃える想いを冷やし雪ふる
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一人勝ちサナエパワーの恐ろしさ 驕らず笑顔絶やさず前へ
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雪国の春雪原せつげんの凍み渡り これに勝る愉しみは無し/異論は認める
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昼の月 凍らせあおく 吹く風の ふくら雀の 胸毛返せり
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流麗な詩文のような女性ヒトがいて微かに香る花の色香が
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YouTubeデビュー先日しましたとスマホ音痴のしつこいメール
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午前四時 目覚めて月を探したら 孤独を溶かす 蜜のしずくだ
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今日もまた納豆もやしを並ばせて財布の底の静かな反乱
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梅が枝に降りし小雪の消え残り目白しば鳴く小さな声で
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仏頭にさき傷あり境内けいだいの庭の日陰に斑雪はだれ残れり
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着信の 画面を伏せて 深呼吸 愛していると 逃げたいは、似る
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ピーと鳴り炊飯ジャーを空けた後卵一個で地上の奇跡
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りゅうこつ座 古き時代の 英雄に 想いを馳せる 深夜二十五時
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花屋にも春の色合い並ぶ時期少しお洒落をして出かけよう
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食欲が戻り口にすトーストの小麦の香りが幸せだったり
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終日を静かな雪を窓に見て春はどこまで来てるだろうか
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若人が雪と氷を友として 命謳歌すミラノコルティナ
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掃除機をかけてないこと黙ってる旦那には黒は決して着せない
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春色の陽射しに背中押され行くリハビリ散歩で気持ちもほぐ
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月と星 そらたわむれ 夜が明ける おいてけぼりの 月は鬼役?
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白湯啜り いっぱしの風邪 なりおれば 家の静寂が わたしを包む
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おじいさんとおばあさんが手をつなぎゆっくりイオンを後にする。ほろっ
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下敷きに推しの切り抜きはさみこみ昭和の子らは恋をしている
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