乾燥し 鼻腔の奥がぴーすかと 鳴るのを一人密かに楽しむ
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子は母を母は子をみて安堵して最後に我に礼云いて去る
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油絵と冬季五輪にはさまれし待合室の白にさす紅
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雪割りが冬季種目だったならメダル獲得圏内の成果
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天気予報の明後日がなくて地球滅亡を感じる
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退屈の授業を受ける間にも、君は如何にか息をしている(のかなぁって)
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湯たんぽを 胸に押し当て 心臓を 二つに増やす 冬の寝支度
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だらしなく開いた花弁のすえたような甘さが満ちた剥き出しの春
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声高に いや冷静に 台詞読む サナエノミクス 誰の台本
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雪深き ときはもういい 終われ冬 思うが減ると 寂しく想い
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風さやか 山(嶺)ねすずけし 夏盛り 陽炎立ちて  去(い)ぬ後ろ影
9
差別化は 機能を付け足す だけじゃなく 機能を絞る ことが重要
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日々がまた 劇的なれば 根が腐り 旬が消え去り 路頭に迷う / 安寧そして …
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‪マジックの‬ ‪タネを直接‬ ‪マジシャンに‬ ‪聞くのと同じ‬ ‪ことをしている‬
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以下で詠む短歌は全てAIが作ったのかも カミングスーン
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この涙 人知れず泣く 勇気なく 枯れた心に むせび泣くよう
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愚かなる 人の思いと 望みとは 叶えば地獄 計算違い
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逃げられた と言ふ飼い主 本当ですか? もう飼いきれない そう言ってましたよね
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青い鳥 探しに行って 見つからず 家に戻れば 夕食時に
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古くて黒ずんできたフリスクで爽快になる口と胃の中
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波がしら 引いては寄せて 泡となる 朝霧湧きて 磯小島映え 光さし 目覚むる海に 舟を出す 静寂(しじま)を抜けて 明日(あした)を拓かん
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きみがいう のこったしろみは どうするの? のこったしろみに きみをかさねて
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五輪ロス 祭りが終わり 現実に 引き戻される モノクロの日々
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カメラ持ち 職場の近く 溜池の 鴨を撮影 呑気なもんだ
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娘から 言いたいことを 言わぬよう 忠告されて 学童二年
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失明を 恐れすぎても 仕方なし 目が見えること 今は感謝し
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冬晴れの ひともと咲くや 水仙の  香りこぼれて 風に漂い 冬の朝
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独りゆく 雪の足跡 振り返り 雪降りしきり  木立凍てつき 枝を透かして  氷る月影
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冬凍る 足跡絶えて しじまかな おろし風吹き 白銀の舞い 凍てつく梅の 香り溢れる 春隣
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春風が いつもは暇な 町医者に 子供を連れた 患者を運ぶ
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