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蟠
(
わだかま
)
る。漢字の由来 知るにつけ 永い歴史の 人の魂
42
ふと目にせし「フィンランド湾」が気になりてグーグルマップでヨットを数ふ
9
くるくると渦を巻き巻き咲き誇るラナンキュラスは心の深部
17
空き家から売り家に変はるその庭のタンポポの花 降る雨に閉づ
47
手際良く落ち葉
抄
(
すく
)
ひし老人の水車の音聞くひと日始まる
37
子の歩む速度で木々の
間
(
ま
)
を行けば卯月の枝に
早
(
はや
)
蝉の殻
51
東屋
(
あずまや
)
に雨
除
(
よ
)
け入れば眼前に角度変はりて
湖
(
うみ
)
の広がる
29
学校に少しは慣れたか一年生タンポポ色の帽子駆け往く
39
バナナにも背中とお腹があるのだと吾子に教わる春の朝食
61
春雨に濡れ滴って青合羽我も一つの小川となりて
38
埋め方がわからないから散らかしたままで寝ている 部屋も心も
19
朝出会ふ
媼
(
おうな
)
畑の草を抜く丸き背中は土慈しみ
46
やみくもに剪定をせし紫陽花は今年も小さき花芽膨らます
15
馴染めずにはみ出していく人生のそのどこまでが個性だったか
24
暑くとも日射しが欲しや今日の日は干し物揺らす少しの風と
40
反戦を唱うる口で菓子を食み文字だけ拾う平和の国で
45
店先に焼き鯖並ぶ半夏生我が家は生姜たっぷりにして
29
誕生日、クラスラインで知らせても 唯一来ないあなたの祝福
19
君の身に絶えず降れよ幸せが流星群のように静かに
19
会えなくてはち切れそうで胸が痛いあたしこんなに可愛くなったよ
11
あす病院タクシーで行けと言う母は私が使えぬチケットがある
24
歩き出す 君の背中を 見送りて 私は今も ここに佇む
20
時は過ぎ 巻き戻せぬと 腑に落つる 一人旅での 静かな夕べ
24
小遣いをちょっぴりもらう程度なら母に手伝う事はしない
娘
(
こ
)
28
晴天だ晴れたら出来ると待ちながらいざとなったらほとんど出来ない
29
痛くない傷に限って誰からも見つかりやすい場所についてる
27
冗談のように言った好きは今 微妙な色を持って沈んでく
20
人生という名の旅人の休憩地コンビニへ寄る人は様々
14
カメロンパンひとくち食べてあの頃の祖母が一緒にいる気がしてる
19
もうどこで何をしてるか知らないがあの観覧車に乗ってたりするかな
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