Utakata
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さっきまで舌鼓打ち食べていた魚の骨がノドで逆襲
15
Utakataの知人が近くに旅の途の湘南の風に今つつまれて \ お気をつけて
12
マッコリを飲んでみたいの おおむかし 飲んだけど味をすっかり忘れた
10
最良を越えた先にて待っている やわらかさに手招かれて、冬
6
密林でさえずりつづける鳥のよう 不思議な言語の異国の女性ら(電車内)
14
何ゆえにイガイガ尖る栗の実よ外界そんなに恐ろしいのか
25
第二さえ覚えられずにその上に三まであるとかラジオ体操/第二の音楽の変調が苦手
9
冬なのに溶けてしまったアイスとかそれを忘れて過ごした二人
6
まっさーじ あごをナデナデ きもちよい ねこのぽいんと ねこそれぞれよ
13
五時告げるサイレン音の「新世界」 箱の部屋窓あかり灯りて
14
沸きもせず冷めるほどでもない加減 ぬるま湯なればこその安楽
19
二組がいいと思いし人間の初の羨望グリーングリーン
7
"Regrets, I had a few."と口遊むマイウェイ ヒュウと吹く空っ風
8
父の死で 喪服取り出し まず端に クリーニング頼む 晩秋の夜に
16
今日もまた眠れない夜やすらかに輝く月を一人占めする
15
ねこ母の お腹踏んでゆく チビ猫の あんよひんやり 早よあったまり
18
消えるとか居なくなるとかいう言葉。口から手が出て言うなとふさぐ
19
生きるとはいきをすることねむる子に頬ずりすれば息かすかなる
16
遠い地のホテルのテレビ眺むれば天気予報の画面馴染まず
20
毎朝の下り腹には苦労する 電車中の「四六の蝦蟇」で(冷汗たらーり)
9
こんな所荷物置いたら通れない朝いちばんにつく悪態を
8
読み聞かせ一年生ならウケるかな一か八かのミッキー声真似
13
いそいそと 父の好物 詰め込んで 姉妹集まる 小春日和に
16
温かい羽毛布団に包まれて蕾のままでいたいよ、かみさま
26
日中は 全部網戸で快適に 信じられない 立冬も過ぎて
18
じぇらしーを メラメラしたりも するんだよ ねこにあいじょう たしかめさせてね
13
愛の石
(
ローズクォーツ
)
たまに身につけておかないと 愛の在処を 見失いそう
16
政治とは豊かな未来築くもの一寸先が闇では困る
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泣かされて傷付いたとて 一種の祈りのように誰かを好きになる
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電車乗り相撲動画をチェックする ギガ食うからと女房嫌み言うも
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