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故知らず 人恋しくて 茶を啜る 彼岸の明けの 薄日さす午後
18
頬
(
ほほ
)
伝
(
つた
)
ひ 涙を隠す 春雨は 在りし日思ふ 弥生のしらべ
42
雨音が私を過去に引き戻す
現在
(
いま
)
を選んだ22の春
47
知りたいよ貴方を構成する全て 好きなパンとか私も買うし
9
涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
35
蕎麦屋まで道々芽吹く木々あれど 相方のなく ただ此処に春
19
海泳ぐ
弥生尽
(
やよいのつぐ
)
の太陽の 目を細くしてシャッターを切る
15
普段なら歩きもしない堤防に我を
誘う
(
いざなう
)
桜の力
20
岩肌に 沁むる霧雨 走り去りて 薫る
草花
(
そうか
)
の 色新しき
13
「つかれたね」濡れたシーツに寝転がり君は全裸でフライドポテト
5
花弁
(
はなびら
)
が 妻 居た部屋に 舞い入りて 笑顔こぼれる「お帰りなさい」
45
雨音が響く暗がりリビングで 君へのメール読み返してる
40
春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
46
レンギョウの黄はまぶしき光となりうつの
脳
(
こころ
)
にまっすぐ刺さりぬ
33
雨やみて 窓に張りたる 花びらに
季
(
とき
)
儚きを 想ひ知るかな
19
雲去りて 沈む心を 撫でる風 照らす望月 光の衣
41
目薬を差したら何か変わるかな 何度でも巡って来る春愁
11
群青のスーツに笑みを貼り付けた青年がゆく四月一日
16
風そよぐ今宵を照らすピンクムーン花の薫りに揺らぐ月影
20
欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
31
聴かれない副音声としてもなおあなたの歌を詠み続けたい
28
雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
29
久々にサイト開けた喜びは
短歌
(
うた
)
への思いか
人
(
みなさま
)
への思慕か
26
うたかたの皆さまの短歌愛しくていいね押すのに忙しい夜
27
過信せず 予断許さず 生きるすべ 守り破りて
愛
(
いと
)
し人間
23
逢えぬ日に抱く微熱の囁きを星ひとつ詠む夜の短さや
23
廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
22
道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
9
あさが来て 新大陸を 見たような 海が割れたの 庭の雪解け
49
ブロッコリーに おかかを混ぜて つゆをかけ 春の味する 朝の食卓
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