冷笑と言えば簡単な時代は起きぬけの鼻息で飛ばされた
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あかつきの たなびく雲を 目で追って  たばこくゆらす あなたの色香 
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雪景色 君への想い 降り積もる 春の訪れ まだ先にあり
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ソリになろういや雲になろうどこへでも貴方が連れていってくれるなら
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うそつきにつける薬があるならばリボンをかけてあなたにあげる
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飴玉をミント系のに替えたから散歩のみちはすでに早春/花粉症
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ブラックな会社は辞めれば済むもんなセルフブラックどうしようかな
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赤色のリンゴが落ちて気がついた 僕ら互いに惹かれあってる
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片思いしていた頃の僕ならば 今の僕見てきっと殴るよ
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冬の夜に煙と共に溶けてゆく昨日までの「愛してるよ」が
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生まれ落ち 今を生きたる 我が身でも 馳せる妄想 和歌と通ずる
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うるかしたもち米をザルにあげたならふかし布に包んで蒸して
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ビーと鳴るもちつき機の前しゃもじ持ちふかしたてのもち米をすくい
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怖くても夜は優しくいつまでも彷徨うとしても苦楽と共に
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新人の 婆さんたちも 一年を 過ぎればすでに 鬼の形相
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おとなしい 新人さんも 年明けて 自信がつけば 鬼の形相
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頼むから ずっとそのまま 猫被れ 仮面の下は 鬼の形相
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好き嫌い 言ってるうちは まだまだだ どっちがましか 逃げ回るだけ
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嘘をつく 上手に嘘を つきたれば 百の方便 駆逐さりけり
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冷え机 夏に恋しき 冷たさよ
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指し示す アプリの針は 南南東
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そぞろの神に 誘われて 道を行く 我に返るなり 身ぐるみ剥がされ
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なんぼでも 答えますよと AIの 鼻高々な 囁き聞こえ
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降る雪の 白きを眺む あかつきに こころばめれば またの年けれ
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朝起きて五秒でブロック手にする子このまま好きを抱き続けて
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推しじゃない曲聞こえても雑音に聞こえる今は推し押しまくる
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君は云う 好きになって ごめんなさい 卑怯だよね 好きになっちゃう
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口にしていいのと問うた臆病なわたしにきみはふと独り言
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ノンアルのビールでつまむお好み焼き妻子迎へるまでの二時間
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夕間暮れ明日はなに色不登校の子を詠むだうた読む家にひとり
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