早々と木蓮もくれんの花散り落ちる 1面広がる白い花道
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病人の肩をさするその温さ気の毒なのに羨ましいのだ
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昴の空 飛行機一機飛び立った 思い出すのは神格化した君
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君のこと特別な人と勘違い 結局周りとおんなじ他人A
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深夜二時、低く唸る冷蔵庫。鼓動が共鳴して平行線。
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大丈夫 もう大丈夫 と繰り返す 魔法が呪いに変わらぬように
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指先で心を吐いて傷を縫う 明日が怖い仲間にエールを
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人間のとしで数えて受け入れる他にはないと分かっていても
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夏と冬 苦手な君が息を吸うように呟く 「猫になりたい」
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5時ちょうど 音の鳴らない秒針に合わせて閉めた家出するドア
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レジ(アイス+ロック+スチル)×3 麻雀で言えば役満
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ネットにて鉢植えの花贈られて御礼はLINで開花を写メに
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ゼンマイは 巻き過ぎちゃうと 切れますよ 心も同じ ほどほどが良し
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「行って来ます」出勤する息子を見送れば ほのかに漂ういつもの香り
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菊の脇 黒縁写真に 語る母 震える背中 我は見守る
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あの人が密かに植えたチューリップ寄り添う様に赤、黄色
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線香の 煙が揺れて 描く文字 きし二人へ 草書そうしょの手紙
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にじむ空 重なる不幸に ふで ふるへ  うたばかりの やぶれし心
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十字架草と呼べば清らか ドクダミは 「自己犠牲」の花言葉持ち \咲弥様へ
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「あと千歩」まだ歩こうとする父の残りの数を僕も数える
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19%パー残り少しの充電を 満たすために夢を喰らう
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我を越え三児の母となったは ネイルでおしゃれ 嗚呼まぶしいかな
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杖をつき 前行く老人 カートには 花束一つ ゆっくり揺れる
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ブロック塀 かたむくほどの 奔放さ 空き家の藤の 紫さえて
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朝凪に 鳥らの声しか 聞こえない 世界にただ 一人の私
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もし君がまだあの場所にいるのならどんな言葉をかけてあげよう
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通学路行く手を阻む水溜まりどんな海より広く大きく
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青空にたなびく雲が知らぬ間に僕ら二人を追い抜いていく
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見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
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コガネムシコンサルタントコバンザメコピーライターコメンテーター
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