ズルズルと わかっちゃいるけど やめられない 見かねた雷神。 怒号と閃光
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風力の白の巨大なプロペラは誰より早く季節にさわる
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パッと見はコミュニケーションできるふうなれど氷河をあるくわれなり
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君がためテクノロジーに背を向けて今朝も落ちゆく高台の雫
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目の前を日焼けした子が駆けてゆく慌てなくても夏はあるわよ
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姉さんに 褒められスルーす 弟は 同じコーデで また出掛け
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それぞれの 朝を迎えて 支度をし ベルで着席している不思議
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おっちゃんの こってりラーメン大盛りに ニンニクマシマシ 失恋の味
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虫食いの あとは涙の かたちして くもり空にも 朝顔は咲く
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いつまでも続いて欲しい信号が 変わって私今交差点
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人力車 発明したの日本ですと知った時の納得感よ
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AIが「風呂無理せず」と言うならば そうしてしまう自分がコワイ
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スイーツを見た時・猫に会った時。どうして同じ表情かおになるんだろ
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月光夜どうしようもなく秋の風あしたは桃を買ってきましょう
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君の名をよぶとき息を整えはじめてる、さがさないでください。
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寝ころんで時計ながめる 11 時…2時…3時… あれ?、何してるんだろ
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二十二時以降返信いたしません わたしを守ると決めた静寂
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うらはらに思いと違い進み行くわたしはどこへ行くのだろう
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憧れた田舎暮らしにさようなら都会の暮らしに夢を語ろう
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シクラメン居心地いいのか十ヶ月 次々現わる小さなつぼみ \ 11月からずっと咲いています
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草は伸び 虫も飛び交う 猛暑日も 進化か淘汰か 我ら人類
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夕焼けの 沁みた空気の 手触りと 色と香りは 時間を止める
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人生で 妄想時間 控除せば 有効稼働 いかほどか
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野っ原はススキと野菊に覆われてアキアカネ待つ頃となりけり
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懐かしい匂いと声に乱されて 危うく君を引き止めかけた
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晩夏には百日紅サルスベリの花遅れ咲きつくつく法師の鳴き声あはれ
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朱が夜に 染まる境は ビル群の狭間 ちょうど僕の真上に
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読ナみゾ方機さ能え も縦知中ら横なをか使っいたたのい
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「この惑星ほしに生まれて来るのは早すぎた!?」 「構いやしない。世界は滅ぶ」 /👾
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十五の夜 隣で眠る横顔の奥に 私と同級の母
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