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六十年ともに過ごした古ラジオ 時代・時代の歌を聴く
朋
(
とも
)
37
新しい街の生活 少しだけバカンスのよに一週が過ぐ
41
丁寧な暮らし生き方憧れる せめて歌はと丁寧に詠む
56
無花果
(
いちじく
)
のほのかに甘い風香る 無花果の木の小さな木陰
36
晴れ着着た
小
(
ち
)
さき手を取り 踏む砂利は 人生時計 秒針の音
18
遺された 毛糸で膝掛け 編む夜は 胸に去来す あの日の笑顔
21
魂消
(
たまげる
)
(
)
なぁ今日は大寒の筈なのに陽光燦々三月の気温
13
祈るよに
抱
(
いだ
)
きよせるよ言葉にはならぬ気持ちに突き動かされ
37
吾に声 掛けし笑顔の 看護師は 「十五の春」の 面影残せり
14
お野菜は三食取りなと言った日から 確かに歳を取った気がする
17
もふもふの
愛犬
(
いぬ
)
の形の空洞を抱えて生きる ささ身を供える
15
リハビリの窓に眺める茜雲音も無くゆく日を追いかけて
38
冬晴れに物干し竿にジョウビタキ止まりて首をふる白き紋の冴え
14
手挽きミルゆっくり回す日曜日眠る我が子を起こさぬ様に
61
夢で逢ふ 亡くしたばかりの
犬児
(
いぬころ
)
も 聲を忘れたファムファタールも
13
明日には忘れてしまう
細
(
ささ
)
やかな事等飛び立て言の葉に乗り
43
小鳥たち春の日射しだ みな歌へ唄 声聞けば草木も芽吹かん
15
我が輩は棒鱈よりもカスベよし
五十集屋
(
いさばや
)
なければ何処で
購
(
かう
)
らん
11
誰からのアンコールかな降る雪に桃の節句は白く染まって
59
大丈夫こんな事では離れない きっとおんなじ月を見ている
24
LOOKチョコ大好きだけど
168円
(
イチロクパ
)
1度手に取り棚に戻した
25
履歴書の特技の欄にいつか書く「自分の機嫌 取るの上手いです✴︎」
11
眠れないまたも嬉しい寝不足はお泊りに来た君のせいだよ
17
これからは刺し子と
短歌
(
うた
)
を趣味にする 残りの人生楽しく生きる
28
通夜席の 御膳の固形燃料に チャッカマンにて 火付けてまわる
33
そんなこと 自分でできると 疎まれて いつまでも付かぬ 御膳の燃料
30
五月雨
(
さみだれ
)
というには冷たい 雨がふり 苗の植え時 また
一日
(
ひとひ
)
伸ぶ
41
遠空
(
とおそら
)
に白雲むくと起き上がる夏はもうすぐそこに来ていて
44
見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
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雨が降り 晴れの日よりも嬉しそう そんな紫陽花 元気をくれる
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