故知らず 人恋しくて 茶を啜る 彼岸の明けの 薄日さす午後
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ほほつたひ 涙を隠す 春雨は 在りし日思ふ 弥生のしらべ
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雨音が私を過去に引き戻す 現在いまを選んだ22の春
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知りたいよ貴方を構成する全て 好きなパンとか私も買うし
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涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
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蕎麦屋まで道々芽吹く木々あれど 相方のなく ただ此処に春
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海泳ぐ 弥生尽やよいのつぐの太陽の 目を細くしてシャッターを切る
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普段なら歩きもしない堤防に我を誘ういざなう桜の力
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岩肌に 沁むる霧雨 走り去りて 薫る草花そうかの 色新しき
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「つかれたね」濡れたシーツに寝転がり君は全裸でフライドポテト
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花弁はなびらが 妻 居た部屋に 舞い入りて 笑顔こぼれる「お帰りなさい」
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雨音が響く暗がりリビングで 君へのメール読み返してる
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春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
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レンギョウの黄はまぶしき光となりうつのこころにまっすぐ刺さりぬ
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雨やみて 窓に張りたる 花びらに とき儚きを 想ひ知るかな
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雲去りて 沈む心を 撫でる風 照らす望月 光の衣
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目薬を差したら何か変わるかな 何度でも巡って来る春愁
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群青のスーツに笑みを貼り付けた青年がゆく四月一日
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風そよぐ今宵を照らすピンクムーン花の薫りに揺らぐ月影
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欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
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聴かれない副音声としてもなおあなたの歌を詠み続けたい
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雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
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久々にサイト開けた喜びは短歌うたへの思いかみなさまへの思慕か
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うたかたの皆さまの短歌愛しくていいね押すのに忙しい夜
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過信せず 予断許さず 生きるすべ 守り破りて いとし人間
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逢えぬ日に抱く微熱の囁きを星ひとつ詠む夜の短さや
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廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
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道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
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あさが来て 新大陸を 見たような 海が割れたの 庭の雪解け
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ブロッコリーに おかかを混ぜて つゆをかけ 春の味する 朝の食卓
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