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優しい日々でありますように時々僕を思い出しますように 一重の君へ
8
義母とゆくお墓参りの道のべにおおいぬふぐり見つけ摘みたり
29
春ゆくをまわり道せむ 手を繋ぎ月の蒼きに追ひかけられたし
23
久々に 風邪をひいたか 重い腰 上げて加湿器 お手入れからだ
26
何処
(
ゐづこ
)
から 風に
攫
(
さら
)
はれ
零
(
こぼ
)
る種
健気
(
けなげ
)
に咲く 道端のビオラ
34
「花は咲く」ピアノかなでる学生の仙台空港弥生の空に
39
凍らせた感情溶け始め痛む18年目のサバイバルにて
10
川沿いの 河津桜に 見とれつつ 和服の貴女 想い微笑む
32
庭園を 和服の貴女と 散策す 夢見て目覚め 幸せな朝
36
鎮魂の祈りを捧ぐこのひと日 心に刻む活きてる大地
23
「もう」なのか十五年とは「まだ」なのか震災の日から十五年過ぐ
31
落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
23
ちぐはぐな組み合わせだね冬コート 春を先取り白の
タイトスカート
(
タイト
)
で
39
慰霊碑に刻まれし子の年齢は二歳とありて孫と重なる
23
もし明日命尽きてもそうするか正しさよりも愛おしきもの
14
若人
(
わこうど
)
よ
無闇矢鱈
(
むやみやたら
)
を 恐れるな
倫
(
みち
)
を守れば あとは自由だ
19
いかにせむ眠れぬ子へと伝へよう 恐るることはないと言ふのに
10
人肌を忘れたてのひら愛されぬよりも愛さぬことをこそ憂う
7
いい嫁を 演じるつもり ないけれど 遣う気の分 魂抜ける
25
蓬
(
よもぎ
)
摘み 指に残った
馥
(
かお
)
りから 春に
邂逅
(
かいこう
)
今日は
佳
(
よ
)
い日だ
23
豚こまを 醤油と
葱
(
ねぎ
)
と
大蒜
(
にんにく
)
と 炒め
拵
(
こしら
)
う 即席の薬
16
「
おめぇ 誕生日だんべぇ ほれ
(
お前 今日誕生日だろう ほら
)
」と 刺身の
御馳走
(
こちそう
)
…「母」母たる由縁 /本人 忘れてました😅
34
携帯も 本も見ずただ 穏やかな 景色を眺む 各駅停車
32
陸奥
(
みちのく
)
の 花の盛りを 見ぬままに 時は過ぎ去り 十五年
20
父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
60
街明かりと 星の灯りの ボーダーで グズグズしてる 春分け近し
47
元部下と 神田駅にて 再会し ランチ富士そば 思い出の場
29
悲哀とは 幸福たちの 存在を 証明し得る 唯一のもの
16
保育園 六年間も 行ったのか
生
(
お
)
い立つ
倅
(
せがれ
)
少し遠くに
22
死ななくていいんだよって
理解
(
わか
)
らせて機械になりきってきた身体に
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