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馬鹿みたい われを縛るは われ自身 力を抜いて 勇気を出して
14
雨続き秋は静かに深まりぬハロウィンを待つかぼちゃのランタン
44
あす休み 私の中の 風呂キャンに 今日は負けます おやすみなさい
10
何気なく腹肉掴みその厚さにたまげるやら憎らしいやら
15
豊作の冬瓜欲しがる人わずか所在なさげに小屋の隅っこ
47
風邪の子に焼くオムレツの甘い香と休む仕事の後ろめたさと
51
鳥渡る 諏訪湖の水辺賑わかせ冬を遊べや春帰るまで
44
白壁の土蔵を覆う蔦紅葉きらめき揺るるそよ吹く風に
41
千日の回峰行に憧れた心を共に街路を巡る
18
頑なは自ら望み閉じ籠りこじ開けたのはなんと煩悩
11
独りでも 生きよと諭す 声に似て そよ吹く風に 母の恋しき
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檜葉の枝杉の木の枝花屋にて並び始めて冬の訪れ
46
大陸の 友と語りて笑いあう 小さき外交 祈りかさねて
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秒針と分針ズレているような違和感のまま終わった会議
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五平餅売らる茶店の灯も落ちて紅葉祭りも日暮れて終わる
42
いなり寿司けんちん汁に串揚げを作り孫待つ猫とじゃれつつ
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一列にまとまるムクドリ鳴くを止め首傾げ見る駅向かふ人
39
どの家も玄関明ければその家の安堵と云ふ名の匂ひのありて
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人間の嫌なところをこうぎゅっと凝縮したよな女だあんた
11
緩んでる蛇口のようにポタポタと 秘めてたはずの想いが漏れる
27
病室の窓たたく音もしかしてピーターパンなら行くかもわたし
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病室の壁があまりに白すぎて何かぶつけてやりたい夜更け
21
目覚めればまだ付いている取れてない抜けないたまり場脳疲労宴
22
絵手紙を描いて再会不倫にはしたくないから愛して欲しい
11
土をわり芽吹く緑のえんどうの産声聞こゆ木枯しの笛
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好きだから時間をかけてやわらかくふっくらくらと黒豆を煮る
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子の帰省に ついて意見が 対立し 言葉通じず 異星人に見えた
16
さみしさと 煩わしさを 比べたら 前者がマシと ひとりごと言う
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図書館で多めに借りていた本をようやく読める一月五日
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お月さま受験の子らを見守ってカゼひかぬよに雪降らぬよに
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