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父と母 二人の兄の 思い出を にれがむうちに 中日(ちゅうにち)は過ぐ /にれがむ=反芻する
16
故知らず 人恋しくて 茶を啜る 彼岸の明けの 薄日さす午後
18
頬
(
ほほ
)
伝
(
つた
)
ひ 涙を隠す 春雨は 在りし日思ふ 弥生のしらべ
42
雨音が私を過去に引き戻す
現在
(
いま
)
を選んだ22の春
47
涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
35
海泳ぐ
弥生尽
(
やよいのつぐ
)
の太陽の 目を細くしてシャッターを切る
15
やっとこさ子らの進学準備終え次は自分の異動の準備
24
勧誘に 問われて 光覇明宗です と真顔で答える 君に合わせる
36
この世には限りがあると諭されて今満開で咲き誇る
13
朝採れの 菜花、スナップエンドウの たっぷりパスタ 春きらめきて
22
春霞立つ雪の辺の道しるべ来よと振る振る狐の尻尾
15
岩肌に 沁むる霧雨 走り去りて 薫る
草花
(
そうか
)
の 色新しき
13
中々にご立派でしょう うちの子のシール帳ですニ枚のふすま
42
山肌を 染むる
帳
(
とばり
)
の 残照に 君の面影 重ね映さむ
13
雨音が響く暗がりリビングで 君へのメール読み返してる
40
春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
46
萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
14
レンギョウの黄はまぶしき光となりうつの
脳
(
こころ
)
にまっすぐ刺さりぬ
33
目薬を差したら何か変わるかな 何度でも巡って来る春愁
11
軽快なミシン作業で過ごす午後おもいがけずに時を忘れて
33
風そよぐ今宵を照らすピンクムーン花の薫りに揺らぐ月影
20
欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
31
雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
29
久々にサイト開けた喜びは
短歌
(
うた
)
への思いか
人
(
みなさま
)
への思慕か
26
うたかたの皆さまの短歌愛しくていいね押すのに忙しい夜
27
過信せず 予断許さず 生きるすべ 守り破りて
愛
(
いと
)
し人間
23
兄弟がたくさんおって幸せと話す義姉の記憶は幻
30
逢えぬ日に抱く微熱の囁きを星ひとつ詠む夜の短さや
23
廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
22
道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
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