雷光の度に強まる雨音を一人聞いてる音の無い部屋
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かなしいな 短歌づくりに気をとられ お肌の手入れちょっとおこたる
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石垣に垂れ下がる葛花咲きてシジミ蝶いく蜜を吸いつつ
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亡き夫の好みしおはぎ供えんと朝から小豆コトコトと煮る
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随分と 薄れた空の 青色と 薄れた君の 声や面影 
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えいやっと私の中の風呂キャンを背負い投げした午前3時
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馬鹿みたい われを縛るは われ自身 力を抜いて 勇気を出して
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雨続き秋は静かに深まりぬハロウィンを待つかぼちゃのランタン
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あす休み 私の中の 風呂キャンに 今日は負けます おやすみなさい
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何気なく腹肉掴みその厚さにたまげるやら憎らしいやら
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豊作の冬瓜欲しがる人わずか所在なさげに小屋の隅っこ
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鳥渡る 諏訪湖の水辺賑わかせ冬を遊べや春帰るまで
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千日の回峰行に憧れた心を共に街路を巡る
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頑なは自ら望み閉じ籠りこじ開けたのはなんと煩悩
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独りでも 生きよと諭す 声に似て そよ吹く風に 母の恋しき
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秒針と分針ズレているような違和感のまま終わった会議
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五平餅売らる茶店の灯も落ちて紅葉祭りも日暮れて終わる
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いなり寿司けんちん汁に串揚げを作り孫待つ猫とじゃれつつ
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一列にまとまるムクドリ鳴くを止め首傾げ見る駅向かふ人
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どの家も玄関明ければその家の安堵と云ふ名の匂ひのありて
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人間の嫌なところをこうぎゅっと凝縮したよな女だあんた
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緩んでる蛇口のようにポタポタと 秘めてたはずの想いが漏れる
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病室の窓たたく音もしかしてピーターパンなら行くかもわたし
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病室の壁があまりに白すぎて何かぶつけてやりたい夜更け
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目覚めればまだ付いている取れてない抜けないたまり場脳疲労宴
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絵手紙を描いて再会不倫にはしたくないから愛して欲しい
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土をわり芽吹く緑のえんどうの産声聞こゆ木枯しの笛
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好きだから時間をかけてやわらかくふっくらくらと黒豆を煮る
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子の帰省に ついて意見が 対立し 言葉通じず  異星人に見えた
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さみしさと 煩わしさを 比べたら 前者がマシと ひとりごと言う
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