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ハウスにて出番を待てる苗障子 待ちわぶ
蝌蚪
(
かと
)
の揺らす青水
19
目を閉じる願いはひとつお互いが 幸せな日々送れますよう
41
ちぐはぐな組み合わせだね冬コート 春を先取り白の
タイトスカート
(
タイト
)
で
41
はい!と言い 卒業証書を 受け取って 毅然と礼した 涙腺崩壊
10
一言じゃとても足りないだとしても 贈る言葉は「おめでとう」
9
すすり泣く 生徒父兄に 感化され こんなん泣くわ答辞の言葉
9
ストライク勝負はいいね完勝の逆転になるまた追加点
12
花束と共に帰る日少しだけ君のことばを想ったりする
9
保育園 六年間も 行ったのか
生
(
お
)
い立つ
倅
(
せがれ
)
少し遠くに
24
駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
34
田舎道陽射しを浴びてひとり旅 蓮華の紫快晴の蒼
45
手の冷ゆる 彼岸の午後の 徒然に 甘めの紅茶 時かけて飲む
23
父と母 二人の兄の 思い出を にれがむうちに 中日(ちゅうにち)は過ぐ /にれがむ=反芻する
16
故知らず 人恋しくて 茶を啜る 彼岸の明けの 薄日さす午後
18
潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
18
知りたいよ貴方を構成する全て 好きなパンとか私も買うし
9
涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
35
海泳ぐ
弥生尽
(
やよいのつぐ
)
の太陽の 目を細くしてシャッターを切る
15
岩肌に 沁むる霧雨 走り去りて 薫る
草花
(
そうか
)
の 色新しき
13
「つかれたね」濡れたシーツに寝転がり君は全裸でフライドポテト
5
花弁
(
はなびら
)
が 妻 居た部屋に 舞い入りて 笑顔こぼれる「お帰りなさい」
45
春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
46
レンギョウの黄はまぶしき光となりうつの
脳
(
こころ
)
にまっすぐ刺さりぬ
33
雨やみて 窓に張りたる 花びらに
季
(
とき
)
儚きを 想ひ知るかな
19
満開の桜が告げる新年度 気分一新それぞれの春
20
雲去りて 沈む心を 撫でる風 照らす望月 光の衣
41
目薬を差したら何か変わるかな 何度でも巡って来る春愁
11
群青のスーツに笑みを貼り付けた青年がゆく四月一日
16
風そよぐ今宵を照らすピンクムーン花の薫りに揺らぐ月影
20
欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
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