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「赤い糸」なんて信じていなかった 紅茶に溶ける砂糖の白さ
27
悩み事さえもビタミンになるような そんな気がして剥く冬みかん
26
愛犬の骨壷を抱く 嗚呼キミもここに一緒に来たかったよね \ 新居に移りました
60
暁がほころんでゆくきっかけとなるべくチャリの明かりを灯す
16
一面に白き寂寞降り注ぐ庭に
紅
(
くれない
)
差す寒椿
16
歯の隙間 誇らしげなる 子の笑顔 小さき前歯 生えし日浮かぶ
28
ほとほとと心つかれて白い花 息の白さがかすむくらいに
11
夕暮れ レースカーテンの拍動を私はひとりで眺めている
9
悲しみに遭わないよりも遭ってなお笑える生をあなたに願う
20
零度ですエアコンが言う外気温まちのすべての暖房つけよ
9
冬の午後 君(猫ちゃん)がうたた寝 その横で 僕も静かに 眠気が誘う
21
幻肢痛 中途半端に片付けた部屋にかつてのギターの在り処
19
「ほんとはね」きみの気持ちを知った夜やさしい言葉がわたしを包む
42
ユーミンの歌詞が優しく飛んでゆく冬と春との間の空に
64
言葉には収めきれない思考あり自分で自分に感じる孤独
20
吐く息にいつか消えてくときめきと君が焼いたパウンドケーキ
14
眼裏
(
まなうら
)
に浮かぶ何かに呼びかける返ること無い返事を待って
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春らしいひかりが僕の自転車に反射している きみに会いたい
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春風が吹いて香りと思い出の切ない化学反応起こす
19
枯向日葵にしろき窩數多ありて項垂れつつ零す種子を
28
嬰児虐殺に残りたる頭の割れて受難人形劇の耶蘇置く
22
締切と 雑務に追われ ひと月が 過ぎて気づけば 花香る春
20
椿散るさよなら冬が好きなひと あとに残るは春と桜と
15
薄紅の 桜咲くたび 色褪せぬ 心の中の 君に伝える
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何もかも管理対象房総の菜の花たちも人の心も
8
イスからの立ち上がり時に膝激痛 行くのためらう映画「スペシャルズ」/観たいけど(泣)
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待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
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目を閉じる願いはひとつお互いが 幸せな日々送れますよう
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はい!と言い 卒業証書を 受け取って 毅然と礼した 涙腺崩壊
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一言じゃとても足りないだとしても 贈る言葉は「おめでとう」
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