学生服 友とはしゃいだ あの頃に もう戻れない 戻りたくても
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「うまい棒」思わず「うまか棒」と言うあなた九州出身ですね
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銃声はきこへて来ない非正規も正規もならび牛丼たべる
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大国は命を喰らふケルベロス血に飢ゑギラリ牲義を掲げ
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ドラえもん短歌でついに入選を頂きました感無量です/ドラえもん映画短歌コンテスト
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あゝハズいおゝ意外かなすゞめかなつゞる踊り字こゝろ躍らせ
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雲流れ 冷たき風の 吹く春も 無常のままに 時の過ぎゆく
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お雛様 今年は受験で 愛想出来ず しばらくオヤスミ 明くる年まで
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愛されるセンスが足りない変わり種まったくネタには困らん奴だ
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眠いのに抗うクセは拒眠症 死んだらゆっくり眠ればいいさ
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自閉症苦にもせず笑み快活なあの娘はきっと幸せになる
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啓蟄に 根雪も解けて虫たちも 温む大地に手招きをする
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紅富士に寄りて映えるや十六夜の月に引かれて通院の朝 (3/5)
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ひもすがらネット揺蕩う老人の終の住処か雲井の空は
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早春の寒夜 窓外そうがい眺むれば 冴ゆる星空 オリオンは西へ
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生きづらさまったく感じていないなら人間やめて迷惑だから
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朝ラジオ 『ジャマイカ療法』教えたり 魔法のことば 『じゃ、まっ、いいか』
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車窓には鶯谷のホテルネオン 次は大宮 雪深き地へ
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書店での逢瀬重ねる春の夜 新潮文庫の天はギザギザ
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誰の手も 届かぬように しまい置く 櫛笥(くしげ)の中の 玉櫛の妹(いも)
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水温む 水面にマガモ降り立ちて 藻屑ついばむ のどけき風景
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「ありがとう」不意にこぼれて春の日に ミニカーだけが知る青い空
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五円玉十円玉の幅きかす駄菓子選ぶや子らの王国
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注文のQRコードを読みとれば まなざし優し子と春の昼
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寒緩み買い物帰りにセカストで明るき色のコート手に取り
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爆撃の報せ聞きつつ朝餉あさげ食み平穏といふ常を知るらむ
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手を引かれ商店街の西はずれ 焼き鳥タレの指舐めし日よ
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宇宙(そら)に咲くアカシアの黄よ夢ならば漂ふ香こそ瑞々しけれ
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片道じゃ無くなったけど君も憶えて無いかもだけど何時か乗れたら神奈川行きの
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薄紅の 桜咲くたび 色褪せぬ 心の中の 君に伝える
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