月は秋 気温は四十 更新す 夏は終わらず 暮らしを工夫
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アボカドの水耕の種変化無く夏の絵日記白きままなり
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憧れた田舎暮らしにさようなら都会の暮らしに夢を語ろう
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まっすぐな線路が敷いてあるように進んで行こう花も咲いてる
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東北が暑すぎ食事が通らない「ゼリーで充分」精神科医言う
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何となく太くなりしかコガネグモ庭に居続けひと月が過ぐ
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月光が 部屋の奥まで 照らす夜 心と同じ 揺れる蜘蛛の巣
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赤毛のアン まさに今また 読破中 毎夏泊まりし Pプリンスエドワード/猫母CAT様
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学んでも 学んでもなお 我が成績 良くはならざり ペンだこを見る
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蒼き蝶フジバカマ咲く山里へひらりと降りて羽を休めむ
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野っ原はススキと野菊に覆われてアキアカネ待つ頃となりけり
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隠れ里 そんな世界に いるような 苔むす庭に 日常忘れ
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晩夏には百日紅サルスベリの花遅れ咲きつくつく法師の鳴き声あはれ
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人生の三叉路に立つわたくしに秋はやさしくあいさつをする
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目が覚めて 旅先にでも 来たような 空気涼しく 空は明るく
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秋彼岸 ひと足早く 墓参り 虫の音を聴き 線香を焚く
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なぜかしらもつれた糸をほどいたらわだかまりまで解ける気がして
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山登り 山頂からの 絶景は 川や電車も ジオラマのごと
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茜空 夏を見送る 風が吹き 今日が最後の 真夏日なるか
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曼珠沙華 緋色あざやか 彼岸入り 一目だけでも また会えたなら
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30で終わらすはずの私小説なのに貴方を書き出していた
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乱筆のわたしが書道七段のきみのとなりに寄せ書きをする
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木々溢れ 坂道登り 社から 見える街には 移りし時が
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十数年 想いも距離は 縮まらず どうしたらよい 悩みし日々を
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十数年 叶わぬ思いは 時間無駄 仲間の指摘に 目が覚めた吾
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積年の 想い乗り越え 進む道 彼岸花咲く 青空の下
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白黒で はっきりさせないこともまた 美しさかも 百鼠色
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おおらかに生きたいと言う 執拗に秋刀魚の小骨除けつつ君は
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十六夜の明き月の傍らを星粒の如飛行機の行く
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共生が難しいのは同じこと険悪なれば家族も切り合う
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