柚子の香の熱湯あつゆに入りて憂きことを洗い流して変身解除
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老い花の恋はまことに見苦しい年老いた今恋も抱かぬ
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教室の隅に透明な僕がいて ポケットの中、拳は熱い
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僕たちの未来が朝を連れてくる落第点でも明日はくるよ
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守りたい、の「い」で拳を握りしめ 駄目な僕ごと未来へ放つ
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今もなお長々ながながし夜に一人寝る仮庵かりほの上に雪はふりつつ
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足早に前を横切るキジ猫の耳にひとひら桜刻まれ
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通学の自転車の群れ見送ってはるか昔を思い出す朝
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留守電の長々しゃべる候補者に入れませんよとつぶやいてみる
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香箱で陽光迎へ猫二匹「背中は任せろ」薄目でチラリ
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土曜日の朝はロイヤルミルクティー 東京ばな奈のレーズンサンド
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ねこ病院 ちょっとさむいから まふらーを 巻いて行こうね じてんしゃさんで
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繁盛を願ってお揚げで混ぜずしを生姜人参全て有り合わせ/仕込みを明日初午
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あたたかい猫の惑星あるならば私の仕事は猫用ソファー
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猫の星あったかくってフワフワな満員電車に乗りに行くかな
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猫あるじ僕の肉こそ食べないが強く殴って遊びはするね
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都心部を避けて廻るや武蔵野線 常盤木の杜 竹叢たかむらの青
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豪雪に渇水などと裏腹さ さながら真冬の室内・戸外
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寒晴れや武蔵野線から見はるかす 筑波の山の二角ふたづのの峰
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まっすぐに背筋伸ばして歩む時 わたしはわたしの王様となる
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調つき神社(浦和)名物うさぎの彫り物は ちょっとかわいく作り過ぎなり
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エリートの文字を消し去り夕闇に灯る我が家の窓こそが幸
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雪国の厳しさ少しは知った今春の気配に浮かれもできず
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ようやっと自分の道を取り戻す 舵取りしようと奮い立たせる
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立ち尽くすスターハウスの真ん中に星がすうっと吸い込まれた夜
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大根の 鋭利な旨味 一筋ひとすじに  集めてからし かいわれ大根 
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「生きるとは誰かを想うこと」と言う君の心に棲む人に傘
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高さこそ突きつけらるる峰の花 霞の中にてとくと見据えん
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高まりにシーツを掴み 靴下はいつ脱ぐべきか考えている
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胸うずく想いする短歌うた高校生?帰れぬ日々を思い出します
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