8月の31日午後時3等分の白桃1つ
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今日を終え 空っぽになった 教室に 喧騒ぬぐう 秋風が吹く
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惚れそうに なるのを止める 臆病で 失恋すらも 出来ぬ身だから
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東北が暑すぎ食事が通らない「ゼリーで充分」精神科医言う
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病み上がり 外出て見上ぐ 青空は 酷く鮮やかで 眼がぎゅうんとした
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学んでも 学んでもなお 我が成績 良くはならざり ペンだこを見る
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気遣いを しようと意識 しなければ 出来ぬさがだから 頑張ってみる
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晩夏には百日紅サルスベリの花遅れ咲きつくつく法師の鳴き声あはれ
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目が覚めて 旅先にでも 来たような 空気涼しく 空は明るく
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担任がイケメンなので化粧にも気合いが入る授業参観
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参観に来てもいいけど先生にチップあげるのやめてよねパパ
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次のひと 見つけたようね? 水注ぎ 次こそ枯らさず お幸せにね
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敬老を祝えば老を主張する気がして名を変えギフトを渡す
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テレビ前 後ろで手を組む父と息子は おんなじかたち やっぱり親子 \ 世界陸上観戦
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鰯雲近くなったか屋根の猫秋刀魚焼いたらすぐ降りてくる
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30で終わらすはずの私小説なのに貴方を書き出していた
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おしなべて 花蕾からいは天に 向かいおり 空色の花 咲かせるが為
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家と家細い隙間になお細い三日月浮かぶ僕の街角
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十数年 叶わぬ思いは 時間無駄 仲間の指摘に 目が覚めた吾
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積年の 想い乗り越え 進む道 彼岸花咲く 青空の下
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もう一度 貴女に認めて もらえたら 強き心で 前を向きつつ
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温かな 提灯の灯を 頼りにし 街道歩く いにしえ感じ
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未熟さと 不甲斐なさを 痛感し 食事も喉を 通らぬ私
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名古屋とは 思えぬ静かな 佇まい 短歌の名を持つ 熱い施設は
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今日もまた豆をコリコリミルを挽く芳醇な香り朝の始まり
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不条理を生き抜く先に浄土あり怖れ抱かぬ心広がる
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もう二度と 書けぬ名前が せつなくて 唇を噛む 国勢調査
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半歳も何もない鉢に今朝見れば大きな芽が出ている何やら期待
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ごはんつぶ一粒づつに感謝する汗を流せし稲作想起せり
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とくべつな夏を忘れぬラベンダー再び咲きて雪虫の舞う
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