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夏服の裾を絡げて走り去る、もう戻れない季節の君よ
5
昨日から続く明日が今日ならば、私は私をいつやめようか
4
マジパンとクリームの味がしてそうなサンタ服着た君のデコルテ
3
たっぷりのウールの壁におおわれた首のうぶ毛をさわさわなぞる
3
進歩なく終わる二月もあっていいよね、と笑って鯛焼きを食む
4
ひとりでも油淋鶏は美味しいし、ひとりにだって春はやさしい
9
メレンゲを食べるなどしてふわふわの君の寝癖を思い出す朝
6
理想とは 人を気高く 築きあげ 神の種族と 呼ばれる理由
1
好きでした。君が歌ったあの曲も。あの曲を歌うあの日の君も。
11
自転車が走り去るより高速で褪せろよ君と、君の思い出
4
カラオケの安っぽい恋愛ムービーに似てきた僕らを過去が笑った
3
嘘だった言葉を投げかけ止まる足 首から下だけ見つめている
2
ふるふると潤んだ君のくちびるを思い出してる。水ようかんに
6
レモンサワーよりも酸っぱいことをしよう それでも僕は君が好きです
3
丁寧に機嫌伺い世話をする 私は自称肉の執事です
3
父だった人から届く売り言葉 買わずにおいてよかった日よ来い
11
ファインダー
縁
(
ふち
)
から
溢
(
あふ
)
るる
向日葵
(
ひまわり
)
ら
現像出来
(
げんぞうでき
)
ぬ
広
(
ひろ
)
がりを
見
(
み
)
せ
4
人類で 薄めてあおる なさけなさ 主語自分 では 濃くて飲めない
15
冷めたら汚物のように捨てるだろ。マンホールの奥暗がりまで。
2
地獄だと自覚があるだけ褒めてよ。生きてるだけで大惨事でしょ。
6
じゃんけんが好きな君のその指と私の小指は繋がりますか。
3
低血糖よ。そう言って君の首に噛み付いて震えてるからさ。
2
文学の過剰摂取は眠剤を飲んだあの夜と一緒だから。
6
ピンクより黄色が似合う君だから、別れの花はタンポポとする
8
陽だまりの特等席を定位置に老猫まどろむ耳を立てつつ
18
ノーアウト満塁からのサヨウナラ さらわれてゆく足音までも
/
ハム
8
ふとすると かいた恥ばかり 思いだす ささやくように ほーれほれと
10
なにごとも 神は細部に やどるらし すみに張りつく 髪の毛ながす
14
だれもみな 命をかけて 生きている それはそうだわ 産まれてきたから
/
夢路
11
すみっコぐらしの アイコンが 雪になたよー
小
(
ち
)
さくて わからんかー
/
菲菲
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