父に似た人 二度見して すれちがい 背中見送り 春 ひとめぐり
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街明かりと 星の灯りの ボーダーで グズグズしてる 春分け近し
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元部下と 神田駅にて 再会し ランチ富士そば 思い出の場
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死ななくていいんだよって理解わからせて機械になりきってきた身体に
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クシナダは 春の陽を浴び プラチナの 光りを放つ つるぎ のような
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病窓に朝を告げ来る鳥の声見上げる空に朝焼けの雲
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思い出は 巡る季節に 風化して この春消えた 君の面影
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今はまだ他の楽しび知らねども 新芽のやうに伸ぶるてのひら
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駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
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ランドセル 登校最後 君の背が 大きく光る 六年の時
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幸運を祈っているよ自らの春を目指して飛立つツグミ
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打ち合わせ 終えて飛び込む とんかつ屋 勝利を願い ヒレをほうばり
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メイドイン ジャパンの武器で あの子らが ころされる前に やめてください
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今までに捨てたレシートを集めて 何度折ったら月に届くか?
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おぼろげな光をまとい 春の月 しんと更けゆく夜を照らしつ
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卒園式 子どものパワーに負けまいと フルートを吹く 気合いを入れて / 謝恩会にて
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大切にしてもらったね先生にいつかどこかでまた会いたいね
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菜の花の 苦味が鼻を ぬけてゆく 熱燗にして 「立山二合」
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あの頃はヒロシマだった広島の戦後八十年も戦前
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無駄足を何度も踏んだ野心家はしつこく古希の初恋をまた
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球根のでし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
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枝先に 萌黄色のちさき若葉 心細げに 春風に震え
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君逝きて がらんどうの身旅幾度 囃す友あり「メリーウィドウ」
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「反戦歌うたっても武器作るなよ」被爆二世が言ってもムダか
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居た場所に もう居ないこと 追いかける 言葉はゆっくり 植物に似て
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これほどに 待ち望む花が 他にあらむ 古きより胸に 刻み込まれて
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転々と 君を追いかけ 春の中 今点々と 咲くシバザクラ
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ハイハイで 一目散に 孫三女 ママをスルーし たこ焼き見つめ
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二日間 メールを開けず 仕事して 週明け未読 百件超えて
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夜桜が 風にさざめく 根もとには 美しき魔が ひそみ誘う
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