どんぐりを拾う媼の声弾み童に帰り秋の野遊び
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泣きたくて 入ったトイレ 汚すぎて 夢かと思った 現実だった
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物価より定数削減先ですかラジオ相手にひとりごつとて
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瑠璃紺の サテンの生地に 縫いつけた 銀糸のような 秋の星空
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一時過ぎ 栄養剤など服用し 五秒で眠る 受験期の日々
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萬歳三唱の就任ぬけ出でて英靈とふ悉皆靈の惡も反故 か
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「私が死んだら悲しんでくれる?」なんてわざわざ聞くことじゃないよね
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テレヴィのなかの日の丸にほほゑめる首脳に光差す優生卵
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孤独 孤独 孤独 あれ、会話ってどうすればいいんだっけ
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私が今日 風邪で辛くて 休もうが 模試のある日は やって来るのだ
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甘すぎて 喉を焦がした チョコレート 夢の欠片を 吐き出す夜か
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葬儀屋のネオンサインは煌々と大河の様な国道の脇
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青春を共に歩んだ筈なのになぜ年老いぬ竹内まりや
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悩んでる徴候だろうまた君は窓際に来てメガネ拭いてる
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あの山も この山もまた 唐松の 黄金おうごんの山 ドンと座したり
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愛犬の匂いの残るこの布団 そおっと下ろす小さな骨壷
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シリウスは オルゴールのごと ティンコロと 優しき音色で またたきており
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いつの間に冬はぬらむ一人るわが衣手に霜ぞ置きにける
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なんてことない風景が愛おしいうどん屋さんで心ぽかぽか
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幼き日乗った車を運転する 昔は空を見るだけだった
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わがいほは木の葉散り敷き道もなしいづくを分きて冬のきぬらむ
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木枯らしの吹き余しつる草のいほにさらにびよと照る冬の月
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神無月誰に手向たむけむぬさぞとて紅葉吹き払ふ木枯らしの風
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草の庵にかけひの水のおとづれも途絶えがちなる冬の山里
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冷ややかな 空気に触れる 鼻先を 風がさらりと 撫でて冬来る
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一つ石二つ体を寄せ合いて一つ衣の夫婦地蔵よ
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誰だってまぶたの裏に隠し持つ今よりもっと高かった空
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嫌いなこと、嫌いなひと、嫌いな… あー嫌いです 近寄ってこないで
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暁の寝覚めに鐘の音冴えて露は霜にや置き替はるらむ
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けば モミの木、イルミ、 ジングルベル… まだ霜月よ? 気が早いって
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