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咲く花火横から見るか下からか夏は気にせず過ぎ去りますよ
25
目の前を日焼けした子が駆けてゆく慌てなくても夏はあるわよ
29
体重計は 我に配慮など してくれず 「前より三キロ 太りましたね!😊」と
19
「耳障り」その一言に飲み込まれ望まぬ夏が閉じようとする
16
憂鬱が 肺の底から 押し寄せる。 苦しくなって ため息を吐く。
15
自転車を 漕ぎつつひっそり 息を止む 右前方に ごみ収集車
16
テストにて 「足枷」の字を 読めたから 今日はその字が 頭をめぐる
17
舌鼓満ち足り杖と炎天へ駆け入る童ドアあけどうぞ
28
夥
(
おびただ
)
しい 努力で出来た その能力 羨むだけでは フェアじゃないかも
14
涼求め
楠
(
くすのき
)
の下見上げれば繁る木の間にまほろばの蒼
28
サンゴジュの実の色付きし散歩道雀の遊ぶ涼風の朝
27
いつまでも続いて欲しい信号が 変わって私今交差点
18
わたくしの気持ち次第で蝉の声 憂いにも悦びにも聞こえ
24
君見つけ じっとり魅入る 炎天下 手元のアイスが 溶けてこぼれた
15
公園の木陰のベンチに赤き葉のふたつを伴に秋を思ひぬ
33
朝涼の車のかげにたらちねの猫は乳あげ仔猫のひとつ
24
ふくらんだ ホクロの真ん中に 毛が一本 孤島に生える ヤシの木みたい
13
休日に夕食終えて満腹の君の寝顔は少し物憂げ
10
バスの席われ譲られて老け見えを心配するも還暦近し
20
かたかなを つかわず書きし 恋ばなし 言葉おさへて 思ひ焦がれる
9
知天命 人生初の四十度 同居の蜘蛛にぼやく午後二時
21
見えねども
秋津
(
あきつ
)
ゆららにかろやかに 風の季節の
訪
(
おとな
)
ひを告ぐ
17
なぜ人は死ぬのかふいに知りたれり地球がずっと青くあるため
5
サヨナラの代わりに一筋光る
後
(
のち
)
、海の向こうへ夕陽が還る
13
ポテポテと床に押された足あとは風呂まで吾を追いかけし猫の
23
飛び立ちて鳴き声止みし時の間にヒヨドリ襲う蝉の逝く空
21
かろうじて身体収めるバス停に真っ直ぐ伸びる電柱の影や
10
二学期の始まりの朝子どもたちどうか生きてね生きてるだけで
24
四十度の 声を聞きつつ 長月に 紫蘇に穂が出て 秋のたより
18
憧れた田舎暮らしにさようなら都会の暮らしに夢を語ろう
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