そうでス わたスが へんなおじさんでス 税、納めてまス 職、就いてまス
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お役所を目にするだけで不快です 大事なのは住民より己
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守るとか守られるよりガラス製の靴と天井一緒に壊そ
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小さな後悔を積み重ねる日々 いつか大きな魔物に変わる
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真夜中に歯みがき粉切れて、ものすごい勢いで口をすすいでる顔。
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学び舎の師の声に舞う花の雨 友と別れを暫し惜しむらむ
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仕方なく今日ドラ焼きを二個食べた賞味期限を過ぎていたから/昨日だった
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ズキズキと 忍び寄る棘 増す痛み 足を引きずり 帰路を急いで
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東京の家賃を見れば怖気づき今の生活続けと願う
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あと少し 答え掴めぬ小テスト 蝉のせいよと ひとりごちする
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ソーダ水潜らせボクの恋心ほんの少しでも弾けてくれたら
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石膏像 見つめる先に いわし雲 校舎で独り 哲学をする
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出たはずの息子が慌てて戸を開ける マスク忘れた! 嗚呼そういえば
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あと少し君の指まで3センチ 触れてしまえば終わるのだけど
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ざばざばと雨水垂らす憎き空 部活がしたいの引退目前
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お疲れさん 去りゆく君のテールランプ おんなじ家に帰れりゃいいのに
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じゃあまたね 遺品整理し祖母の家 気をつけてな の言葉もう無し
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好きですと 言わずも漏れた恋心 それなのになぜ 聞き流せるの
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塩対応 キミの気まぐれ慣れっこさ 拗ねたフリして微笑み待つから
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体裁を整えた解 用意する 母の欲しがる良い子になって
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ぬいぐるみ 幾つも並べて何とする 川の字 真ん中 母陣地狭し
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ぶらんこに揺らされたまま恋心 もうちょっといてと言えないせいで
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窓叩く 暴力的な梅の雨 洗濯物と途方に暮れる
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数学も理科も社会も役立たず 憎いあの子を振り向かすには
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いいな君 これから彼に会うのでしょう? 花柄の服で しあはせさうに
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天ぷらを 揚げて後悔さき立たず 誰がこの床拭いてくれるの
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君と食う パキンと割った氷菓子 病床だとは思えぬ明るさ
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甚平をちょいと着こなし七歳児 少し前まで指吸ってたのに
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言い訳を100個飲み干す夏の夜 ストロングゼロ きりりと染み入る
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幸せにできると信じていた夏の あのうだる暑さ 今は底冷え
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