寒風に負けるもんかと下向きの椿の花が一輪二輪
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搜すあて会うつてなども閉ざされて屋根からの雪ドドドっと落ちる
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春風の運んだような筆跡で 顔も知らない君に恋した /創作短歌「手紙」
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一筋の祈りみたいな名前やね「のぞみ」私は東京へ発つ
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エアコンの温風ならずフィルターを開けてビックリ埃の山で
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木の枝の何処に潜みし寒すずめ一斉飛び立ち空色変へし
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平行線交わらぬまま居心地の良き安寧の日を静かに重ね
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勉強に しがみつくのは 辛いけど 手を離しても 行く場所はない
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朝日射す清くて強い眩しさに私は灰になってしまおう
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きっと君は女を使い捨てしないでもそのノックに応えられない
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追いかけて つかまえんとして 逃げられて 空に召されし 君の温もり
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雪にさす 朝陽あさひの色は 生成り色 忘却の彼方かなた 竹を編む人
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留守電の長々しゃべる候補者に入れませんよとつぶやいてみる
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雪国の厳しさ少しは知った今春の気配に浮かれもできず
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アルバムをめくりて若き吾に問ふ 夢見た未来獲得出来たか
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如月の朝の光は春近し 夜泣きの孫も一年生に
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へこんでた 友が笑ってくれたから 昨日の失敗 しといてよかった
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やっぱりね住めば都だ 片付けを終えて眺める新しい土地
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方角も 無言もなしの 恵方巻き 美味しく食べて 幸せであれ
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退職の日は近づきて 吾の中に 被害者という 鬼が目を出す
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われの政治に沈みゆく午後の選挙車へ冷たき瞥を送る
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パンまつり 白いお皿が もう何枚 我が家はしばらく パン祭り
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喧嘩して、仲直りして、ご飯食べ。家族という名の終わらない恋
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「親」という役を降りない母と飲むクラフトビールの苦い延長
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「ですね」から 「だよね」になった 瞬間も 気付かないふり 気付かれぬよう
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甘言に迷わされずに一票を思うが誰がなっても一緒
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頭痛さえラベルのように貼り替えて 悪友と飲むクラフトビール
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一人勝ちサナエパワーの恐ろしさ 驕らず笑顔絶やさず前へ
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雪国の春雪原せつげんの凍み渡り これに勝る愉しみは無し/異論は認める
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昼の月 凍らせあおく 吹く風の ふくら雀の 胸毛返せり
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