マップには溢れるほどのPの文字 ハンドル切ればポイ活通りへ
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おもちゃ箱包む手もとを見上げてるさき瞳に射抜かれていた
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金魚二匹カーテン透けて陽に泳ぐWBC終戦の午後
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君を知る 父母も知らぬ 君の世界 はじめて触れる 君築きし歴史
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かびていたのかもしれないパンと同じ匂いを風の中に感じて
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包装の 角が刺さりて 血が滲む 指の肌(はだえ)の 老いて衰う
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サムライがひと足早く散り果てて 開花を急ぐ桜列島
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この道で 毎日見ていた はずなのに 思い出せない 更地になる前
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はだか木に鈴懸の実の風に揺れコシノヒガンは一分の芽吹き
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僕はもう大人ですから皆様が今川焼と言うなら合わせる
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和三盆さくら餅など選んでは仏壇にそなうホワイトデー
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コーラスの歌声響き 窓越えて さえずる小鳥とハーモニー奏で
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満艦飾の衣着て新船ひと吠えす 三十年振りの壽ぎに児らも集いて
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父母の家 月の裏より 遠きにて 日月ばかり 過ぎ去りにけり
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おなじ空ながむる我もかき暮れて心ひとつに惑ひぬるかな
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賽投げて 八十億人 通過して 巡り巡りて わが手の中へ / 世界人口百億人時代?
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鉄道の韻律わが身抜けゆきて乱るる魂は歌ひそめにき
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公園で 二人並んで 影おくり 晴れた空には 友の証が
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ユズの花散り往く私といない日に貴方には空を見上げて欲しい
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幾年も空をうつした川面にて 恐れをそっと手放してみる
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とりあえず大人なんだから僕たちは綺麗事くらい胸張って言え
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昼過ぎの春の匂いを吸い込んで踵を鳴らす紺のローファー
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トランプは 軍隊持った 商人で 儲けるために 戦争起こす
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金儲け 何でもありの 知能戦 そろばん弾き 原爆二発
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水温み 淡雪溶けて せせらぎの 流れ渦巻き 岩を噛みつつ
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病人の 布団をはいで 持って行く 非道の感じ 税務署は持つ /税務署
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抜け目なく 退職金を 懐に 佐川の奴は 今どうしてる /佐川宣寿元国税庁長官
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グーグルに『デグー』と打ち込むそのたびに、『寿命』と候補が出てくる悲しさ。
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春よりも春らしくいる春のうた聴こえないまま歌わないまま
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人間を愛してくれてありがとう きみの毛並みよ永遠となれ
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