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道玄坂 葱まみれの蕎麦すすり浮かれた夜を正常化する
23
また一つ増えてしまった不安ごと 息子の健診結果を盗み見
34
久々に犬も食わないナンとやら 秋刀魚の塩焼き二人で黙食
56
泣きたくて 入ったトイレ 汚すぎて 夢かと思った 現実だった
24
萬歳三唱の就任ぬけ出でて英靈とふ悉皆靈の惡も反故 か
17
椋鳥の大群賑やか大宴会 味をしめたか柿は食べごろ
55
揚げ油にキッチンペーパー被せたら泣き出すみたいに染み広がった
24
亡き祖母の干したシーツはふんわりとグーグルマップで過去を辿れば
29
私が今日 風邪で辛くて 休もうが 模試のある日は やって来るのだ
27
「光あれ。すると光があった。」マジ? お金あれ。「いや、そういうのじゃない。」
18
まだ遠く 会えないあなたもいつの日か 大丈夫。未来を信じてる
9
紅葉を眺めるベストな角度かな座る人なきベンチ微笑む
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街
歩
(
ゆ
)
けば モミの木、イルミ、 ジングルベル… まだ霜月よ? 気が早いって
23
間違いか正解かとかいうよりも別の答えが出てくる人生
17
別にいいルービックキューブ インフルよ 感染ってもいい愛しています
9
分かり合うこと目標にしなくても励まし合ったり笑ってみたり
34
彼
(
か
)
の
岸
(
きし
)
のふたおやの声おもはする こはるひよりのやはらかな朝
25
流れ星を 喰らうように 強く健気に 泣きながら生きている
10
透明な砂がこぼれていくようなまだあたたかい夢をみている
23
目薬を よく使うように なってから 泣かなくなった 泣けなくなった
12
ふわあっと 見上げた空に オリオン座 去年ぶりだね お久しぶりです
26
無人駅 氷雨で濡れる単語帳 私は私を好きになれない
17
山芋も皮を
剥
(
む
)
かなくなりました 手抜き料理は
破竹
(
はちく
)
の勢い
37
そこでまず相手の登記を確認し まだこの話サウナでします?
10
神秘なる満月のもと進む帰路一寸先はホワイトアウト/濃霧
30
ひさかたの光しづけき
垣
(
かき
)
にふる雪は
山茶花
(
さざんか
)
大雪
(
たいせつ
)
の朝
24
冷たいな 冷たくしたのは僕だった 優しくないと優しくされない
14
三十年住み慣れた家を後にする また新婚ね 小さなアパート
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風散れる イチョウ並木の 向こう岸 彼女は消えた 冬を残して
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北風の冬の朝には日が澄んで歌の言葉を
解
(
ほど
)
いてくれる
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