価値観の違う世代と暮らしいて心揺れるもぶれずに生きる
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言の葉の降りて来ぬ日の焦燥感 鈍き音にも探す歌種
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キャンディの包み紙まで桜色 今日のチラシもどこもかしこも
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雪洞ぼんぼりの まろあかりに 伏す君の 手弱女たおやめの如き 長き睫毛よ
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虚無感を 煽る言葉を 迎え撃つ ミサイルほどの 絵空事 欲しい
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言葉放つ嘘では無くも半分は好印象欲し本音もありて
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吹きゆける この北風に 頬こごえ 春よと願う 藍の夕空
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優しい日々でありますように時々僕を思い出しますように 一重の君へ
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医者行かぬ 我の収めし 保険料 病む人の為 なれば良しとす🙆
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雲流れ 冷たき風の 吹く春も 無常のままに 時の過ぎゆく
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沸騰を待つ数分を味方にし 未来を少し待たせておこう
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デイ行かば欠席多し 寒暖差調整かたし後期高齢
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冒険という名の種族 転んだり笑ったりするそうして生きる
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遠き日に 思い描いた 夢多く 白髪混じりて「夢」夢となり
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涙する 悲しみさえも 食いしばり 負けるものかと 静かに立てり
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きっかけも動機もあって進めない生活保護は優しい束縛
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蝋梅へ 夜明けのひかり 満ちゆきて 甘やか黄金こがね 濃く匂いたち
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縁ありて 繋がりし友 再会し 辛い話も 笑えるほどに
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月もなく 猪口に映るは 闇ばかり  ひらりとりし 花びらを呑む
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ほどほどに石橋叩きて歳月とし過ぐも地図捨てた日の欠片もありて
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春あさき 皇居の庭の 「袖隠そでかくし」 たちまち江戸へ タイムスリップ / 椿
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鎮魂の祈りを捧ぐこのひと日 心に刻む活きてる大地
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「ありがとう」言える距離には君がいて 蛇口をひねれば水が出る春
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この身吹く風の音が聞こえる そうかそうなのか 友の逝きし夜
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待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
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あの余波が 友を飲み込み 連れ去りし 手元に残る 手紙と語る
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言葉にはならない気持ち 春風が吹いて撫でてくこの感情を
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まだ何も 踏まぬ足うら ふわふわと 雲の上む 母をみつめて
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落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
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三月の まばゆい春の 昼下がり 懐かし友と 心が通ふ
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