Utakata
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桜咲き 浮かれ気分のそんな中 北国にまた雪予報あり
21
目覚めれば 何処から歌声
東風
(
こち
)
に乗り 聞こえ来るよな春の朝
20
息切らし登った先の青空にぽっかり浮かぶ雲を追いかけ
15
親切も絆も義理も振り払い
泡沫
(
Utakata
)
の淵 万華揺らめく
33
そよ風に 揺れる木の葉の 音色にも 春の
来
(
きた
)
るを 奏で知るかな
19
角番の危機は綱取り一転の力なくもう人生なのか
27
一緒に居たあの頃よりも あなたのこと考えてる自分 戻らない
時間
(
とき
)
20
外晴れてちょっと遠くの通りまでカラオケ屋から「なごり雪」聞こゆ
19
サイレントマジョリティーはいざ知らずわが暮らしぶり静かに堕つる
18
耳かきをしている時のあの顔は誰にも見せれぬ顔であろうな
26
夕日浴び独り本読む君を見てブックカバーを恨む放課後
12
母眠る永代供養の納骨堂 よく来たねえと写真笑みをり /春彼岸
30
苔むした義父の墓石 労るようにそっと撫で合掌す 在りし日の夫
20
球根の
出
(
い
)
でし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
24
Golden slumbers にくるまれて浮かぶ 胸から泡立つ、ゆるく
13
あの方は今はどうして居るのだろう連絡先も知らないくせに
30
旅立ちの 季節を迎え若者よ 大志を抱け大海出でよ
20
今年もまた 感謝の想い伝え来る 墓に春の陽降り注ぐ朝
23
出発の朝は一面銀世界 懐かしさ込めぎゅっと踏み締む
31
空き缶をジェンガのように積み立てて一気に崩すそんな妄想
14
ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
18
ごほうびのシールもらいし子は「はって」から「はる」を口にし三月
12
御贔屓
(
ごひいき
)
の
老舗
(
しにせ
)
畳まれ スーパーで
購
(
あがな
)
ひぬ 牡丹餅を供へり
32
白梅の 花びら浮かぶ 柄杓より 水琴窟に 水注ぎけり /四季倶楽部京都加茂川荘
15
ご飯屋で スタッフ蔑む 形相の 4人家族に ゾッとしてもた
9
公園の 桜見上げ「かわいいな」 つぶやく翁の まなざしいとし
19
就活に追い詰められてもutakataで心安寧まんまるになる。
30
アメリカでアメリカナイズされたリカちゃん人形だけ入管違反
13
慎重に針落としては聴いていたフォークルを今
i
P
h
o
n
e
で聞く
20
月が綺麗 あなたの好きな 細い月 見て見てなんて 言える距離なら
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