春霞立つ雪の辺の道しるべ来よと振る振る狐の尻尾
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仕事終え 千鳥ヶ淵の 桜愛で お茶を一口 幸せ感じ
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飛梅とびうめの さくに結びし 『吉』神籤みくじ  『大』がつくまで 引いてみようか
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上向いて落ちる椿の見るものはまばゆい空か蕾の子らか
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トゲのない言葉を探す会話するへとへとになる今日も一日
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散り桜 逝きし誰かれ そこ此処に蘇りしも言葉交わせず
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春のよの あさき夢にし君が影 満ちゆく月にかかる薄雲
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飛ぶ鷹へ爪を隠せと言わねども 平和を告げる鳩でありたい🕊️
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中々にご立派でしょう うちの子のシール帳ですニ枚のふすま
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山肌を 染むるとばりの 残照に 君の面影 重ね映さむ
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雨音が響く暗がりリビングで 君へのメール読み返してる
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春の雨秩序を持って屋根叩く子守唄にはだまされてみる
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萎るるを知らず散りたき桜花散り敷くものは涙なりけり
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本当はすべて綺麗だ 狭量な僕が認めぬ歌があるだけ
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レンギョウの黄はまぶしき光となりうつのこころにまっすぐ刺さりぬ
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軽快なミシン作業で過ごす午後おもいがけずに時を忘れて
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なんとなく月を見ている特別に寂しいわけでも無いのだけれど
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ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
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漱石がかつて座った縁側にじっと佇み春風に酔う
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欲しいもの挙げ連ねたら切りがなし 人の欲とはおそろしきかな
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朝の縁 答えに触れぬ 問いばかり それでも重さ わずか移ろう
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心配のタネを流しに川の道 何度もそうして過ぎし歳月
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雨に濡れ 桜色増す 老木を スマホに写す 笑顔の夫婦
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新年度 あいさつ回り 時追われ 雨天の土曜 車中で一息
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春の陽に浮かれし僕を恥ぢにけり遠き戦火の子らへ何せむ
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雪解より湧き立つ土の匂ひこそ生きている日の切なき証
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誰よりも私に優しいA.I.は性別も無く蔑視するも無く
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古都の夜の宿の池辺に鹿ぞ鳴く春の嵐を愁うがごとし
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久々にサイト開けた喜びは短歌うたへの思いかみなさまへの思慕か
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うたかたの皆さまの短歌愛しくていいね押すのに忙しい夜
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