自身さえ 忘れてるうた 掘りおこし ありがとうです ハートの光り
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道端に打ち捨てられた私さえ 煌めく君が巻き込んでいる
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消えた短歌思い出してはメモに書きまさに推敲二つ三つ四つ
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さくらもち葉ごと含めば二人して難儀忘るる春香はるかに染まる
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ブロッコリーに おかかを混ぜて つゆをかけ 春の味する 朝の食卓
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死ぬ事に不服は無しと豪語せし 我の服薬手のひら一杯
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「さくら味バウムクーヘン」食べてみたなるほどこれは桜餅味
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降り積もる桜吹雪の公園に光差す午後蝶の飛び交う
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誰よりも 優しききみの 未来には わたしと違う 姿ありけり
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さよならと 世界に別れを 告げしとき またどこかで 世界始まる
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頭ばかり しっかりしっかり つぶやくが 心でないかい 最終的には
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トーストは人の生き方ふわふわでもちもちだけがいいわけじゃない
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降り止まぬ雨を味方にデイ拒む 義母を抱える私の胸にも雨
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桃林は花盛りなり喜寿の春楽し日もあり夢持ち生きる
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下手くそな短歌うたにいいねをありがとう 気持ちは今もあの頃のまま/花の音さん、ありがとうございます
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出来上がり二、三日後が美味くなるきな粉ねじりは待てば歯ごたえ
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冬枯れの いばらも蒼く芽を吹きて 待ちにし季節ときよ桜咲くなり 
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夜明け前 日の出を急かすかのように イソヒヨドリの笛の音響く
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地球儀をまわせば指が街を消し 僕らは桜の圏外にいる
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既読はね、まだ付けないでおくからさ 気が変わったら、そっと教えて
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晴れ空の下 走るバスの研修車 桜吹雪のエール受けつつ
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山の蔭蒼く重なる懐に一本の桜淡く雪洞ぼんぼりのごと
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払うべき自動車税を払わずにファミチキを買い満たされていた
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歳を取りお互いほんと笑えないそんな話で笑いましたね
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白昼の 雅な舞いに 相反す 月の宴で 魅するまなざし
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最終便  繋ぐ右手の温もりと左手刺さる入場券と
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東屋あずまやでひと時いこう花見行き先客の花びらが鎮座す
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暑い時毛糸さわるの嫌だから束子たわし編むのは春の手仕事
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「たまに良し」ビールの泡に閉じ込めて 蕎麦を待つ間の自由な私
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咲けば散る 愛しきゆゑの 儚さに 夢か現か 桜花日月
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