あと一品買えば送料無料です罠と知りつつカゴに一品
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闇のなかフロントシート倒しゆく境界線がなくなるような
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WBC 生で試合観れずとも ドームの外で熱気分かち合う
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ぼんやりと 車窓流れる雲見つめつ 春の夕暮れ 君待つ我が家へ
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かつて吾を守った父を追い越して あたたかな昔洗う夕暮れ/老いた父へ
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まっすぐな学ぶ姿勢の眩しかり小さき歌会の仲間のことば
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微笑めば微笑み返すレジ台にやっと届いた小さき子の指
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雨上がり 立ち上り来る土のを 風が運びて啓蟄のこう
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俯きて君を見送る紫のクリスマスローズ風のささやき
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見晴し台広がるいなべ花の海助走をつけて飛び込んでみよか
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ぷっつりと噛めばはじける春の香の 翠の粒やえんどう豆食む
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衣川 仁王立ちして 死してなお あるじを守る 盾の弁慶
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再婚に 人並み外れ 臆病に われの心は オセロのよう
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また来ます または何時かと 訝しむ 吾の脳内は いまだアオハル
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午後一時 待ち合わせする バス停へ 切りたての髪 足取り軽し
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風のにひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
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自炊の字すらも浮かばぬ三年目TKGなら作っているよ
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AIで自律し人追ふドローンらは きれいな戀の歌を詠むらし
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実家のタヌ ちゅーるも食べぬ朝が来た まだ生きてくれ まだ生きてくれ
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里帰り 最寄り駅にも ホームドア ところどころに 令和の文化
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サイゼにて待ち合わせしたいもと吾は互いに老けてしばし気付かず
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神社での 春の茶席で 祭り終え しんおとこには 神が宿りて
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ミモザ色に 願いを託し 植樹する 毎日会えるね 声もかけるね
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植民地支配のやうにアメリカのねっとふりっくすだぶるびーしー
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総長との 対談進み 先生は 足組み給う ミモザの前に /3月8日坂口志文特別栄誉教授と熊ノ郷淳総長対談
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孤の粒で磨けば光る木目かな熱に応えて艶は浮き出し
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生き抜けばいつの間にやらフル装備キズは消せないあとの祭りで
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春のはず視界は温し凍る風お昼の旅びと陽風サンド
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また来ます またとは何時か ふわふわと 予定に書けない 予定が増える
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羊焼くアベルを神は寿ぎて 穀物捧ぐカインを疎む
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