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何気なく腹肉掴みその厚さにたまげるやら憎らしいやら
13
挨拶を交わしつつ行く朝散歩豆朝顔の揺れる道の辺
26
あの店のこのパン一個で表せる小さく大きな今日のしあわせ
24
脱衣所の人間捕りを覗き込み気持ち悪がる上位存在
5
インスタの子育てアカウントの人を君ということにしてブロック
8
明日の朝怒られること確定の帰路もラブホはエロく輝く
6
秋空の 青と白とに 刺さりたる
常磐緑
(
ときわみどり
)
の
松葉鮮
(
まつばあざ
)
やか
20
手土産の かんころ餅が 呼び起こす この懐かしさ
未
(
いま
)
だ
解
(
わか
)
らず
16
温かい茹で栗両手で持てるだけ持って走って届けに来た子
49
時を超え
命
(
ぬち
)
どぅ
宝
(
たから
)
受け継がれ
御嶽
(
うたき
)
の祈り
永遠
(
とわ
)
に続けと/改めて戦後
80
年
21
この場所に消えゆく君の痕跡が記憶もうすれ濡れもしない雨
21
大好きと 気まぐれにしか 言えぬから 初めて君に 会いし日想う
10
しとしとと 雨の降る日も いいもので 雨垂れの音 雑踏かき消し
25
三度目の 金木犀が 香っても 下書きのまま フォルダの中
22
愛し合う 二人で一組 じゃなくても 私は私を 愛しているし
25
ぴょんころろ ぷわぷわぶにゃり にょーんとね 短歌は気張らず 楽しんでいい たぶん
25
国の未来 知らしめるように 次つぎと 咲く場所呑み込む 外来種の花
21
夜逃げから始まる新婚もいるらし ドリンクバーで4時間粘り
8
歳重ね別れが身に沁む吾がいて別れに慣れゆく吾もまたおり
25
夕暮れの 南の空に 三日月が 目を細めては 微笑みかける
26
携帯が震えてほしい一心で罵詈雑言の売買をする
12
足下の冷ゆる車内は 木枯しに気づかぬ 乗客は寒からう
25
鮮やかな キャベツ育った 畑より 夕陽の赤に 電車照らされ
30
いたずらに お菓子欲しがり 取りこぼす そんな僕らの ハロウィンの夜
13
満開の 金木犀の 笑い声 薄日が差して 優しく光る
30
手打ちうどん 初の御披露目 父母も見に来ていた 在りし日の文化祭
31
甘すぎて 喉を焦がした チョコレート 夢の欠片を 吐き出す夜か
15
0
時過ぎ 魔法は解けて 乗り損ね 中身空っぽ 馬車だったもの
10
遅まきの誕生祝いと
次男
(
こ
)
の誘い紅葉の下の足湯に浸かる
33
auは圏外 秘境の田舎道 通信という 手縄解かれ
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