岩肌に 沁むる霧雨 走り去りて 薫る草花そうかの 色新しき
13
飛ぶ鷹へ爪を隠せと言わねども 平和を告げる鳩でありたい🕊️
22
「つかれたね」濡れたシーツに寝転がり君は全裸でフライドポテト
5
まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
7
群青のスーツに笑みを貼り付けた青年がゆく四月一日
16
レコードになったことない作詞家の夢レコードを聴くプレーヤー
35
ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
22
西行の歌をそらんじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
18
桜咲く路地は夕暮れぼんやりと僕らはいつも世界のとりこ
46
業務スーパーぎょうスーで 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
30
雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
30
生け花のデモで舞台にサクラ咲く 片付けはあっという間に終わる
10
廃屋の荒れにし庭に水仙の栄華の名残り一隅を照らす
23
東京はなにもなくてなんでもある 白い桜と枯れた空とか
11
春だから訪問看護師入れ替わり前任者の今ずっと気になる
33
術もなくニュース見つめる白鳩の口に咥へし反戦ポスター
42
冬枯れの いばらも蒼く芽を吹きて 待ちにし季節ときよ桜咲くなり 
27
桜花なり 僅か十七逝きし友 存えながらし身は恥の多くて
15
ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
34
外来の「ブログはじめました」の張り紙のQRコードにスマホの音なし
11
満天の星になれずに真っ黒な池の水面に浮かぶ花びら
19
ひさかたの光散らしむ 忘れないよりも忘れるほうが優しく
11
無謀でも 寛容だった 昭和時代 木登り遊び 今は懐かし
34
大丈夫サンタのいない子供たち僕もこうして何とか生きてる
16
トランプにハラスメントのカードなし僕の手札に切り札がない
9
好きだった彼女の声を聞きたくてまだ捨てきれず昔のガラケー
13
わたくしの 椿のような 恋心 終わった時に 「落ちた」と呟く
16
痩せないといけないのかな?寝る前にとりあえずやるストレッチだけ
28
悠久の歴史桜は吉野山薫り今でもみんなの故郷
39
春鬱はるうつ頓服くすりねむりにちてゆくそれでも まねばみずかとむら
40