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炎天下 冷水求め 蛇口まで たどり着いたが 待ってた温水
16
温暖化 暑すぎ!エアコン つけたけど 電気使うので また温暖化?
12
八十の夏を数えた ひとつめは「あの夏」でなく 地続きの夏
15
溜めに溜め 積み重なった 積乱雲 雨よふれふれ 私の代わりに
14
白絵の具垂らしたようにかもめ飛ぶ空と海との青さ極めて
30
下ばかり向いていた日々 笑顔より思い出すのはキミのスニーカー
18
お互いに点を奪いあう甲子園クーリングタイムスタート
8
歌にして飲み込んでしまいたい気持ちに限って言葉行方知れず
15
さっきまでプーさんだった雲ちぎれ龍になって茜空とぶ
30
三階のボロアパートから見る月は道行く人よりわたしに近い
30
最悪が重なり合った今日だって夜の終わりはいつだって朝
32
よく冷えた麦茶を口に運んだら飲んだ先から夏が熟れゆく
28
夢を見た。妙にリアルな夢だった。君が幸せそうで良かった。
11
忙しない駅で何かを忘れたような まさぐるポケット 切符の角先
11
雨降って喜んだろか青稲は わたしは少し憂鬱だけど
9
嵐にも 距離にも負けず 君が来た そのことだけで 何もいらない
16
穏やかに 笑い合える日 君もまた 忘れぬ記憶 口に出さねど
14
喪失の 胸の痛みは 消えねども 想いの深さ 吾に教える
15
月面を駆け抜ける雲を惑星が成長痛に光浴びせる
22
訪
(
おとな
)
へる人の語らひ蝉しぐれ 盆の
軒端
(
のきは
)
にかげはあらねど
19
僕のこと見飽きた晩夏の金魚いて餌持たぬ限り近寄ってこず
32
祖父細り昔の時計頂けば脈打つ如く寂しさ湧いて
31
君のドア鍵がかかっているようだ三度優しくたたいてみるよ
30
夏空も そこはかとなく 秋空に うつろい行くは 秋匂うかな
14
隣家
(
となりや
)
のノウゼンカズラ垣を越え地を這い赤き花咲かせおり/お隣は無人
30
夏好きの我も凹んだこの暑さ 冬が来ればこれまた恋し
37
世界中で 戦争紛争が 収まらず 人間のエゴと 欲が渦まく
13
涼し朝庭の片隅コガネグモ バッタ捕らわれ糸まかれおり
28
休日は温泉巡り車旅
亡夫
(
きみ
)
と眺めし大夕焼けを
31
あちこちと旅する夢を語りしが君亡き今は夢のまた夢
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