落とし込むギュッと丸めて泡に込めつつく烏がいない夜空へ
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「触れちゃダメ!」カタンッと響いたピタゴラが狙う命は館の中で
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花を持ち ご婦人方が レジを待つ ああお彼岸か 変わりなきこと
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「元をとるためだよ」と朝四度目の風呂に入りてこの歌を詠む
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息切らし登った先の青空にぽっかり浮かぶ雲を追いかけ
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親切も絆も義理も振り払い泡沫 Utakataの淵 万華揺らめく
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自分史をながなが語る男には あくびとともに哀しみ誘う
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ほー法華経 千葉の田舎の工場の駐車場にて初鳴きを聞く
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くさや好き差別されても耐へぬいて 妻に隠れて独り味わふ
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借りに行き積読してる図書館の本チラ見して 彼岸中日
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多様性だからといってなにもかも受け入れるほどタフではなくて
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「雑草という草は無し」  よぎりつつ 次々抜き取る我非情なり? /牧野富太郎博士の言葉より
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遠き日の 彼岸に会いし 人々を 偲ぶともなく ぼた餅を食(は)む /3月20日彼岸中日
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太陽の  まぶしき光  に受けて  わがほしと  しずかに燃ゆる
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女童(めわらべ)の ように小さき 母の肩 揉み参らせて 淋しかりけり /母を恋ふる記
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そよ風に 揺れる木の葉の 音色にも 春のきたるを 奏で知るかな
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美意識の 高いおばちゃん 温泉で パックの効果は 如何ほどですの
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皮だけを残して枝にある檸檬 君の心の器に似合う
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四半世紀この耳かきと共にあり 今日もホリホリ至福の時間
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死んだなら棺の中に入れてくれ パワーストーンとこの耳かきを
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お隣で 名前もかなり 似てるのに 「Vladimir Putinプーチン」さんと 「Volodymyr Zelenskyyゼレンスキー」さん / 歴史・戦争・隣国
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学舎まなびやも廃校 止まぬ老朽化 郷愁きょうしゅうがしづかに消ゆ故郷こきょう
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圧政に ひれ伏しおだて 機嫌とる 人を無にして 生きる輩や
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食べたいけどパンではない茨城の「僕のカスタードメロンパン」
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飛行機が 新幹線が マイカーが 徒歩に変わりて新時代なる
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百年後君を思い出すための鍵 Blue Jeans 古いスニーカー
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一年が一日ならば夜明けならむ今日は春分、彼岸の中日
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お袋の寝息に合わせ息を吸う 実家暮らしのメリットね、コレ
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AIは「歩兵」の稽古に付き合って攻める敵陣「と金」に鍛え
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暗闇を 熱き気迫で 蹴散らして ベートーベンは 赤い灯火
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