茜雲広がる風景君からの1枚今でも待ち受け画面で
25
脆きひと 見てもいられぬ傷のひと 避けど寄せ付け、此れは天性?
7
涙鳥るいちょうの天に舞い立つりくりゅうの光に酔いし明けの金星きんせい/コルティナ五輪
34
ねこたちを ふたり同時に いだくこと 稀な幸せ いついつまでも
27
体調がすこぶる整うデイケアに通う事こそ今の我が仕事
30
「ボッチャ」てふ競技あること知らなくて デイケアに来て楽しめる今
33
ヤオコーの店内ソングの謎を解き 誰かに言いたい「中押しの市」
15
スーパーの店内ソングの特集を テレ東あたりでやらないかしらん
16
フロジンを一月分はもらえない悩み過ぎては髪また抜ける
25
皆が愛づ梅の花こそねたましや 水仙ナルシスはただうつむくばかり
22
水仙ナルシスは犬に小水かけられて むっとしてをり桜待つ春
26
夕焼けを見るたび今日も想い出す 君の温もり煙草の匂い
23
落ち込みぬ日に一欠片ひとかけらのチョコ 心に沁むる 慰む甘味
32
遊び着のままで舞うよな氷上の十七才のファンキーな笑顔
25
嬉しさは 尾っぽの振りにあらわれて 家人帰れば ちぎれんばかり
24
窓辺から聞こえてくるは車の今夜も誰か今を生きてる
12
手を尽くし誰もが解けぬ知恵の輪を最後に解くは力技のみ
9
春近し 古木の白梅咲きそむる 若草色のメジロが二匹
25
川鵜らはV字に列を編成し 冬を求めてこの街を去り
26
「我々は寒い所が好きである」 川鵜の族長言い残し去る
19
あの頃の父母おやと同じ歳なのか何たる迂闊何たる未熟
14
細胞のひとうひとつの窓を閉めこれより始まる幽体離脱
10
昼食の支度をせねばと思うほど 突き付けられる身の不自由よ
19
針穴が従来よりも四倍と触れこむ裁縫セット吾も欲し
13
氷雨ゆき軒の下こそ暖めつ 虹の青いろ冴へ冴へと見ゆ
20
3時半おやつ食べたら病みつきにでもゲームはねすぐに飽きぬる
15
あたたむる役割放れ 羽撃はばたひて ホーム下落つマフラー 哀れ
27
掛け軸の五段飾り雛わすられじ貧しきなれど心みたされ
23
老爺ひとり峠を下る杣道の目に映りしは苫の煙か
14
みそひとの呂律の波の荒ぶれば詠み手読み手の櫂の抜き差し
18