飛ぶ鷹へ爪を隠せと言わねども 平和を告げる鳩でありたい🕊️
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「つかれたね」濡れたシーツに寝転がり君は全裸でフライドポテト
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まだ恋にしたくない春 夕焼けが綺麗に見える謎はそのまま
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群青のスーツに笑みを貼り付けた青年がゆく四月一日
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レコードになったことない作詞家の夢レコードを聴くプレーヤー
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ただひとり抱き締めたくて君のこと たぶん恋ってこんな感じだ
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西行の歌をそらんじ老夫婦 桜尚舞う羨む我に
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業務スーパーぎょうスーで 異国情緒を カゴに詰め 当たりあるかな 運試しする
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雨の中 カアカアカアと 鳴くカラス その鋭き目 力みなぎる
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生け花のデモで舞台にサクラ咲く 片付けはあっという間に終わる
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東京はなにもなくてなんでもある 白い桜と枯れた空とか
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術もなくニュース見つめる白鳩の口に咥へし反戦ポスター
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桜花なり 僅か十七逝きし友 存えながらし身は恥の多くて
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ワクワクを強要される四月かな ヴァニラのアイスが早く溶けでて
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花散らし 頬を撫でるあの風を 僕の手中に収めたくなり
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満天の星になれずに真っ黒な池の水面に浮かぶ花びら
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ひさかたの光散らしむ 忘れないよりも忘れるほうが優しく
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無謀でも 寛容だった 昭和時代 木登り遊び 今は懐かし
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大丈夫サンタのいない子供たち僕もこうして何とか生きてる
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トランプにハラスメントのカードなし僕の手札に切り札がない
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好きだった彼女の声を聞きたくてまだ捨てきれず昔のガラケー
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悠久の歴史桜は吉野山薫り今でもみんなの故郷
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春鬱はるうつ頓服くすりねむりにちてゆくそれでも まねばみずかとむら
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いつの間に肝っ玉母さんになったよ 三児の母は我が目にまぶしく
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催花雨を草木に注ぐ雷神ともう一度だけ誓いを交わす/折句・さくらもち
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あしひきの山切れるところ古屋連なり 日入る海に雪崩れん如し
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鮮やかな山吹咲いた畑の隅黄金こがねの塊輝いて見ゆ
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むさぼった ハッピーエンドの 動画たち ずいぶん手軽な 快楽ですこと
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汽車を待つ あなたの肩に 舞ひ降りし 花びらに願ふ 無事の帰りを
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いつの間に始まっていていつの間に「老い」と呼ぶ日へ続く日曜
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