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ほとほとと心つかれて白い花 息の白さがかすむくらいに
11
夕暮れ レースカーテンの拍動を私はひとりで眺めている
9
零度ですエアコンが言う外気温まちのすべての暖房つけよ
9
冬の午後 君(猫ちゃん)がうたた寝 その横で 僕も静かに 眠気が誘う
21
幻肢痛 中途半端に片付けた部屋にかつてのギターの在り処
19
ユーミンの歌詞が優しく飛んでゆく冬と春との間の空に
64
言葉には収めきれない思考あり自分で自分に感じる孤独
20
吐く息にいつか消えてくときめきと君が焼いたパウンドケーキ
14
眼裏
(
まなうら
)
に浮かぶ何かに呼びかける返ること無い返事を待って
47
春風が吹いて香りと思い出の切ない化学反応起こす
19
枯向日葵にしろき窩數多ありて項垂れつつ零す種子を
28
嬰児虐殺に残りたる頭の割れて受難人形劇の耶蘇置く
22
椿散るさよなら冬が好きなひと あとに残るは春と桜と
15
何もかも管理対象房総の菜の花たちも人の心も
8
イスからの立ち上がり時に膝激痛 行くのためらう映画「スペシャルズ」/観たいけど(泣)
28
春光と冷たき風が連れてくる
あの日
(
3.11
)
の記憶時経ちてなお
26
待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
45
目を閉じる願いはひとつお互いが 幸せな日々送れますよう
41
はい!と言い 卒業証書を 受け取って 毅然と礼した 涙腺崩壊
10
一言じゃとても足りないだとしても 贈る言葉は「おめでとう」
9
すすり泣く 生徒父兄に 感化され こんなん泣くわ答辞の言葉
9
ストライク勝負はいいね完勝の逆転になるまた追加点
12
花束と共に帰る日少しだけ君のことばを想ったりする
9
保育園 六年間も 行ったのか
生
(
お
)
い立つ
倅
(
せがれ
)
少し遠くに
24
駅降りて 人々は散る それぞれを 待つ暖かな 灯りを求めて
34
雨音が私を過去に引き戻す
現在
(
いま
)
を選んだ22の春
48
潮風とかけっこをした散歩道 桜散りゆく 3月下旬
18
知りたいよ貴方を構成する全て 好きなパンとか私も買うし
9
涙から笑顔に優美満開は2位発進の春色の自己
35
海泳ぐ
弥生尽
(
やよいのつぐ
)
の太陽の 目を細くしてシャッターを切る
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