トホホの日、予感があってなおトホホ。悔し涙をプラスにせねば/師走朔日
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「胸貸すよ」「助けてあげられなくてごめん」届くLINEに救われて/会議のあと
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激動の日々はいつしか過ぎて行き光を纏い冬の日優し
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見上げれば朝の光は柔らかに飛ぶ鳥の羽黄色の落ち葉
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信号機変わるを待ちて母に抱く嬰児えいじのまなこ熱に澄みたり / きっと熱が出たんでしょう
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学校の音楽室からもれてくる練習曲を月も聴いてる
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哀しみに刹那打たれて落丁の次第に増えし人生を生く
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降圧剤飲まぬと決めて一年半 死神よぎり医師に泣きつく
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雪の上残る足跡これは猫 しのげる場所がありますように
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吹雪後の満月が照らす人々の必死の除雪語る雪塀
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先人の 運んだ 丸太と岩の道 踏みしめてゆく 三輪山登拝
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スプレーの冷気しみ入るふくらはぎラスト十キロ ゾンビの根性 / 過去7回走った湘南国際M
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死なないで生きてよなんて言えるそのきみの鈍さに殴られてるの
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つり革に 初めて届き 喜びて 記念日だねと 言ふ吾子愛し
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飛び乗った仕事終わりの快速は君に向かってまっすぐ走る。
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自販機が応えてくれぬ けふもまた かざすスマホの悲しくゆれて
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短歌すらむ気が失せるほどえた心振り切りまた筆を
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地震にもクマにも負けぬなぜならば母を守る使命があるから
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夫から「買うもの忘れた」LINEあり 吾も忘れて苦笑いなり
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鳥なれば記憶は磁場の絵となりて今年も渡る川はおなじく / 野鳥の不思議、場所は磁場の記憶
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「ん」が好きだ。しりとりで負けるところとか、線が上までいけないとことか。
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三十年ここで寝たんだ このベッド あるじ無き部屋 淋しさつのる \ ようやく独立!
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ハンカチのしわにアイロンすーっと当て あすの予感をそっと畳みこみ
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冬を耐え花を咲かせよ林檎たち陸奥に明るい春を呼ぶため
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芽生えたる 夢を忘れる その前に。 命短し 挑めよ我ら
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心無く言葉のパズルをしています 水に溶けます お使いください
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イチローの名言出して励ました部下はあっさり辞めてしまった
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北風の冬の朝には日が澄んで歌の言葉をほどいてくれる
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君は君それ以上でもそれ以下でもない その言葉で一歩進めた
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やる事とやる気が上手くからまらず「まぁいっか〜」がわたしを救う
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