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あと一品買えば送料無料です罠と知りつつカゴに一品
19
闇のなかフロントシート倒しゆく境界線がなくなるような
5
WBC 生で試合観れずとも ドームの外で熱気分かち合う
14
ぼんやりと 車窓流れる雲見つめつ 春の夕暮れ 君待つ我が家へ
21
かつて吾を守った父を追い越して あたたかな昔洗う夕暮れ/老いた父へ
22
まっすぐな学ぶ姿勢の眩しかり小さき歌会の仲間のことば
33
微笑めば微笑み返すレジ台にやっと届いた小さき子の指
18
雨上がり 立ち上り来る土の
香
(
か
)
を 風が運びて啓蟄の
候
(
こう
)
27
俯きて君を見送る紫のクリスマスローズ風のささやき
33
見晴し台広がるいなべ花の海助走をつけて飛び込んでみよか
26
ぷっつりと噛めばはじける春の香の 翠の粒やえんどう豆食む
33
衣川 仁王立ちして 死してなお
主
(
あるじ
)
を守る 盾の弁慶
9
再婚に 人並み外れ 臆病に
吾
(
われ
)
の心は オセロのよう
8
また来ます または何時かと 訝しむ 吾の脳内は いまだアオハル
15
午後一時 待ち合わせする バス停へ 切りたての髪 足取り軽し
21
風の
音
(
ね
)
にひとの声聴き肩越しの白詰草に春告げる陽は
22
自炊の字すらも浮かばぬ三年目TKGなら作っているよ
12
AIで自律し人追ふドローンらは きれいな戀の歌を詠むらし
24
実家の
猫
(
タヌ
)
ちゅーるも食べぬ朝が来た まだ生きてくれ まだ生きてくれ
31
里帰り 最寄り駅にも ホームドア ところどころに 令和の文化
35
サイゼにて待ち合わせした
妹
(
いも
)
と吾は互いに老けてしばし気付かず
30
神社での 春の茶席で 祭り終え
神
(
しん
)
男
(
おとこ
)
には 神が宿りて
29
ミモザ色に 願いを託し 植樹する 毎日会えるね 声もかけるね
17
植民地支配のやうにアメリカのねっとふりっくすだぶるびーしー
17
総長との 対談進み 先生は 足組み給う ミモザの前に /3月8日坂口志文特別栄誉教授と熊ノ郷淳総長対談
9
孤の粒で磨けば光る木目かな熱に応えて艶は浮き出し
18
生き抜けばいつの間にやらフル装備キズは消せないあとの祭りで
18
春のはず視界は温し凍る風お昼の旅びと陽風サンド
17
また来ます またとは何時か ふわふわと 予定に書けない 予定が増える
20
羊焼くアベルを神は寿ぎて 穀物捧ぐカインを疎む
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