医者行かぬ 我の収めし 保険料 病む人の為 なれば良しとす🙆
39
涙する 悲しみさえも 食いしばり 負けるものかと 静かに立てり
34
草を引き 蟻が驚き 目を覚ます その身体にも 春の到来
37
塾へ行く 道に毎日 向かい風 負けてたまるか 待ってろよ、春
31
きっかけも動機もあって進めない生活保護は優しい束縛
33
蝋梅へ 夜明けのひかり 満ちゆきて 甘やか黄金こがね 濃く匂いたち
11
縁ありて 繋がりし友 再会し 辛い話も 笑えるほどに
35
微かなる花粉も過敏に感知して荒れる私をなだめる音楽
29
鎮魂の祈りを捧ぐこのひと日 心に刻む活きてる大地
23
「ありがとう」言える距離には君がいて 蛇口をひねれば水が出る春
42
待ち合わせ8時の電車の先頭ね スマホなくてもちゃんと会えたし/昭和時代青春の頃
42
落涙し 絵になる女と ならぬ我 顔面格差に なお泣けてくる
22
三月の まばゆい春の 昼下がり 懐かし友と 心が通ふ
34
回る寿司 店の出口に鹿しし威しおどし財布のひもの弛みを打てり
38
平穏な生活に花 添へるよに 歌を詠む日々 心潤ふ
37
音が好き消えて無くなる音が好き限りある世のあらゆる音が
17
慰霊碑に刻まれし子の年齢は二歳とありて孫と重なる
23
もし明日命尽きてもそうするか正しさよりも愛おしきもの
14
誕生日集い笑えばありがたしデイサービスは日だまりのごと
20
不可能を墨で上塗り葬れば焼かれし辞書の生き生きとして
15
若人わこうどよ 無闇矢鱈むやみやたらを 恐れるな  みちを守れば あとは自由だ
19
身を屈め目線合わせる水仙にご機嫌を問う迷惑かしら
29
いかにせむ眠れぬ子へと伝へよう 恐るることはないと言ふのに
10
豚こまを 醤油とねぎと 大蒜にんにくと  炒めこしらう 即席の薬
16
忙しや 春告げし後 鶯は 時鳥ほととぎすの子も 育て旅立つ
31
ゴミ出しもスニーカーの紐締めて まあまあハードな階段生活
31
陸奥みちのくの 花の盛りを 見ぬままに  時は過ぎ去り 十五年
20
横顔が なんか綺麗?と ふと気づく あなたに会える 1週間前
9
梅園の 寂しあでやか 薄れ日に ねた小鳥や 春はほのかに
11
老木の ひなたの桜 満開で パワーもらいし 五十二の春
31