桜咲き 浮かれ気分のそんな中 北国にまた雪予報あり
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目覚めれば 何処から歌声 東風こちに乗り 聞こえ来るよな春の朝
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息切らし登った先の青空にぽっかり浮かぶ雲を追いかけ
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親切も絆も義理も振り払い泡沫 Utakataの淵 万華揺らめく
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そよ風に 揺れる木の葉の 音色にも 春のきたるを 奏で知るかな
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角番の危機は綱取り一転の力なくもう人生なのか
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一緒に居たあの頃よりも あなたのこと考えてる自分 戻らない時間とき
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外晴れてちょっと遠くの通りまでカラオケ屋から「なごり雪」聞こゆ
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サイレントマジョリティーはいざ知らずわが暮らしぶり静かに堕つる 
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耳かきをしている時のあの顔は誰にも見せれぬ顔であろうな
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夕日浴び独り本読む君を見てブックカバーを恨む放課後
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母眠る永代供養の納骨堂 よく来たねえと写真笑みをり /春彼岸
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苔むした義父の墓石 労るようにそっと撫で合掌す 在りし日の夫
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球根のでし芽見んと四つ這いになりて地中の温さ伝わり
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Golden slumbers にくるまれて浮かぶ 胸から泡立つ、ゆるく
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あの方は今はどうして居るのだろう連絡先も知らないくせに
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旅立ちの 季節を迎え若者よ 大志を抱け大海出でよ
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今年もまた 感謝の想い伝え来る 墓に春の陽降り注ぐ朝
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出発の朝は一面銀世界 懐かしさ込めぎゅっと踏み締む
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空き缶をジェンガのように積み立てて一気に崩すそんな妄想
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ベランダのチューリップ今朝咲きそろい 孫は晴ればれ卒園式へ
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ごほうびのシールもらいし子は「はって」から「はる」を口にし三月
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御贔屓ごひいき老舗しにせ 畳まれ スーパーであがなひぬ 牡丹餅を供へり
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白梅の 花びら浮かぶ 柄杓より 水琴窟に 水注ぎけり /四季倶楽部京都加茂川荘
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ご飯屋で  スタッフ蔑む  形相の 4人家族に  ゾッとしてもた
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公園の 桜見上げ「かわいいな」 つぶやく翁の  まなざしいとし
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就活に追い詰められてもutakataで心安寧まんまるになる。
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アメリカでアメリカナイズされたリカちゃん人形だけ入管違反 
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慎重に針落としては聴いていたフォークルを今iPhoneで聞く
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月が綺麗 あなたの好きな 細い月 見て見てなんて 言える距離なら
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