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日常のほんの小さな幸せが崩れぬように甘噛みをする
15
生きること 喜びあえる山めざす 道の左右に 駒草咲いて
40
「ごめんね」と言えない言葉が喉奥に詰まってしまう息苦しい日
10
目覚めれば窓に飛び込む雪景色 天が促す清き一票
17
極寒も春に近づくステップと思えば
2
月も少しいいかも
13
元気でも慈しまれているような気になれるからおかゆが好きだ
22
一本の線の違いなだけなのに、こんなに違う「
辛さ
(
つら
)
」「幸せ」
17
奥さんと 冷戦中の 日曜に 空から雪の 仲介者
17
一人勝ちサナエパワーの恐ろしさ 驕らず笑顔絶やさず前へ
12
雪国の春
雪原
(
せつげん
)
の凍み渡り これに勝る愉しみは無し/異論は認める
13
辛酸を 舐めて麻痺した この舌に 効くものはなし 私は無敵
22
着信の 画面を伏せて 深呼吸 愛していると 逃げたいは、似る
30
ピーと鳴り炊飯ジャーを空けた後卵一個で地上の奇跡
29
思春期と言う言葉でみな片付ける、そんな大人になりたくないな
11
ヘッドホン すべての憂うつ遮断して Bad Bunnyを刻んで歩く
7
ママごめん 同窓会に孫の写真 持たせられないような娘で
14
改めて実感したら「あっそうか」一夜の恋も初恋みたい
23
独り占めしたい景色を長靴に詰めるみぞれが降る日のために
11
白湯啜り いっぱしの風邪 なりおれば 家の静寂が わたしを包む
23
おじいさんとおばあさんが手をつなぎゆっくりイオンを後にする。ほろっ
28
満開の山茶花並木は
紅
(
べに
)
燦燦 冬のフィナーレ飾る如くに
33
稜線を 抜ける夏風 空を抜け 天を貫く音が聴こえる
6
もう一度 始めよう それが別れの 春であっても
12
口紅も 着けない君の 佇まい どこかに忘れた 裸のココロ
20
幾春
(
いくはる
)
を 越えれど 未だ芽吹かざる 蕾の秘める恋よ 何色
16
故郷にも 今では建ちぬ 住宅地 我が想い出の 畦道いづこ
15
「安全」と「必要」と有った震災
前
(
まえ
)
古き広告よぎる朝かな/柏崎原発試験的発電開始に
26
吐く息にいつか消えてくときめきと君が焼いたパウンドケーキ
10
処方箋まだ書けないよ私にはもっと訊かせてなにがつらいか
14
黄泉ばかり見ている人の袖をひくこの身をもちて碇となさん
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