冬晴れの ひともと咲くや 水仙の  香りこぼれて 風に漂い 冬の朝
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独りゆく 雪の足跡 振り返り 雪降りしきり  木立凍てつき 枝を透かして  氷る月影
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冬凍る 足跡絶えて しじまかな おろし風吹き 白銀の舞い 凍てつく梅の 香り溢れる 春隣
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春風が いつもは暇な 町医者に 子供を連れた 患者を運ぶ
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春よこい くれない燃える 蝋梅の 梅の香残し 花舞い上がる 風薫る
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冬寒し 埋み火おこし 笑みこぼれる  氷雨窓打ち 月影冴ゆる
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春雨の おぼろ霞て 山の端よ 朝の陽射すや 光こぼれる 銀嶺の嶺
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たまにはさ ほかの味とか 試したら? ああとりあえず ポッピングシャワー
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雪吹雪 足跡絶えて 静けしや 空くれないの 雁の羽ばたくや 凍つ峠解け 灯灯る 夢か現か 君の影
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大げさと 妻に笑われ 湿布張り 15分後に 感謝感激
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痛みなど 他人に伝える 難しさ 笑われたって 現実だから
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ベネズエラ 今度はイラン 空母から ミサイル飛べば 世界警察
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雪解川 薄氷弾け  岩を噛み  梅の香溢れ いつ咲くや 春を待つ
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つづら折  峠超えるも 朝陽射し  白雲走る 日高く昇り ひまわりの花 咲き綻ぶ
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春霞 陽奪いおぼろ 静けしや  枝垂れる梢 風のなすまま 気のゆくままに  春隣
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冬凍る 足跡絶えて しじまかな おろし風吹き  凍てつく木立 雫滴る 君旅立ちて 窓辺凍る 雪解けて 君の影立つや 
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静けしや 水の音のみ 夏深し 水碧く透み 木漏れ陽射して 陽炎揺れる
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苦痛とは 経験だよと 軽口を 叩いた後に 痛い経験
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人間に この世にありて 休みなく 次から次へ 悩みが続く
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冴ゆる空 剱超えるや 白鳥の   剱凍てつき 岩滑り落つ  白鳥鳴くや 嶺谺する
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春隣 春のあけぼの 来てみれば 山の端かすみ 香りぞ溢れけり 蝋梅の くれないもえる 梅の園
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水温み 雪解け初める 春うらら 薄氷弾け 滴したたり 雪解川 雪間芽を出す 蕗の薹
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生活の 心の動き 切り取って 語数を揃え 人を楽しむ
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罪深き 浮世の業を 嘆いても 君は気づかず 罪に溺れる
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良心の 呵責は嘘に 包まれて 慣れてしまえば 罪も友達
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できること できないことを 相談し 納得のいく 答えを見つけ
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勝曰く 百パーセントの 敵もなく 百パーセントの 味方もいない
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葬式に 出かける妻を 送り出す ギター弾こうか 葬送曲を
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目薬を 綿棒ケースに 入れといて 順番決めて 間違わぬよう
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春の頃 その幻に 思いよせ 天を駆け行く 夢に溺れん
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