切らしてる保湿クリームの代用に日焼け止め塗る 夏の匂いだ
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自分なり幸せな方選んだよ 昔の私あなたも私
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やられたね! 鳥も知ってる美味うまいもの 今朝は食べよう完熟ビワを
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「好きです」と言えずに死んだその言葉  地獄でずっと待っているから
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午後六時 夕空ゆうぞらに光る 一番星 すぐにまぎれて 見えなくなるけど
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朝8時すれ違いざま目が合って 貴方からは夏の匂いがして
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雨降るじゃん?そんで止むじゃん?その後の夏っぽい匂い、なんか良いよね。
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搭乗口「8」をさがして 右往左往 乗り遅れる わけにはいかない
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雨上がり香り立つのはアスファルト 過去になりしは昨日の憂鬱
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夕焼けの 空の赤さに いろどられ 積乱雲は 空を貫く
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馴染めずにはみ出していく人生のそのどこまでが個性だったか
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真っ白な 曇った空は 嫌だけど 真っ青な空も あまり好きじゃない
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見事なり! すっぽり実だけを食べてった 庭は一面ビワの皮、皮
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雨が降り 晴れの日よりも嬉しそう そんな紫陽花 元気をくれる
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はみ出さず真っすぐ踏めた足跡を集めて僕を作りたいのに
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十六年キミと続けたごみ拾い キミのおかげよ もう立てぬ老犬キミ
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あわないよ、もうあわないと言いました 白い上衣はあした返すね
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風邪治し やっと合唱参加して また風邪もらい 養生の日々
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狼の遠吠え響く我が身体今すぐそこへ駆けてゆきたし
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坂の先まだ見ぬ巨山やま幻影ゆめを見る ネット証券総合口座
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しょうらいのゆめ 百年後の日本でもパティシエさんでありますように
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この気持ち撃ち尽くし黒く染まりたる紙、薬莢とともに消えゆく
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小四の 背負い込む重荷に 目を見張る 代わりもできず ただ 胸は裂け
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「行って来まーす」ふと振り返るベランダに淋しそうな愛犬キミの姿が \ 若かりしキミ
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ひたすらにやりたいことに没頭し過去の時間を取り戻し居り
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昼過ぎの洋画を横目に漫然と動物たちの村を開拓
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徒歩にチャリ 車にバイク バス電車 同じ道中 見え方変わる
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朝っぱら レノアビーズを ぶちまけて 家じゅう花の 香りいっぱい
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軒先の ツバメ一家が 巣立ってた 一言くらい かけてきゃいいのに
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曇り空みたいな気持ち蹴散らして真夏の青で染めたスキニー
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