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「革命だ!」一人の「3」が天下獲り残りの「3」は「3」であるまま
6
通院の車窓に現る大仏殿の屋根がどーんと励ましくれる
17
朝ドラを 観るとき何故か 背すじ伸び 先人女子の 努力凄まじ
21
今朝こそは 惰眠貪る 休養決意 やはり起きだす まだ
5
時
8
分
14
あんなにも必死ですがりついたのに塩一粒も残らなかった
16
お互いに秘密があるという方が関係としてまともなのかも
17
アンジェラという薔薇を挿木する未来が少し明るくなりぬ
13
雨を待つ 紫陽花たちの ささやきが 聞こえるような 森の静けさ/ 神戸市立森林植物園 にて
34
また今宵もエアコン無しで平気さと夕暮れの風涼やかに告ぐ
15
白球を追いかけている人たちを横目に独り下校する夏
12
そうだった そこにいたんだ青空は 見透かすように我と対峙す
8
お迎えの園児の今日の宝物 園庭の隅 見つけし石ころ
9
庭の隅見つけた花は白緑の 雨そのままの小さな花びら
6
車窓から見ゆる小さき手のひらが 「またね」と何度も左右にひらり
13
草刈機 音の遠くへ行きにけり 草の香携え
夫
(
つま
)
は帰還す
10
黒蜜ときな粉をまぶすわらび餅 我を忘るな我は忘れぬ
11
建て替えで 水族館は 賑わって 思い出となる 貸し切り気分
9
梔子
(
くちなし
)
の香りふわりと
日傘
(
かさ
)
の中 梅雨未だ入らずも夏模様の街
17
譲られた 専門店の ティーカップ いつものお茶が 深い
水色
(
すいしょく
)
12
お弁当 微熱に耐えて 持たせたい 玉子を巻けば 目が回る朝
16
記念日の ケーキとワイン 合わなくて 相性だねと 揃って笑う
13
隙間から導き出した結論を消しゴムで消してまた最初から
10
捨ててある 空き缶どれも ストロング しらふが辛い 気持ちはわかる
15
普段なら 孤独を嘆く この時間 今日は賑わい 鳥までも鳴く
14
晴れ晴れと丘の緑に良く通る
不如帰
(
ほととぎす
)
の声聴くは楽しき
31
わたくしは シフォンケーキを 作る人 とても素敵と 思っています/ ねこ好きさま
13
儚くも 華やかだった 君は今 桜のように 落ち着いてきた
15
カーテンを揺らして風の入る音 朝の始まり今日も生きてた
13
ゴミ出しのボランティア先お一人の 女性にもらうあめ玉一つ
13
鶯の声に振り向き探すとき 小さき悲しみ春の名残の
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