屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

吉野山杉の梢に風すさぶ灯ともし頃の紙漉きの里
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義理だよと言い繕ったチョコレート奪って妻はバリバリと食う
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彼の子と思って大事にしてたのに鑑定したら夫の子だった
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立ち退きに金積まれても応じないわけを知ってる床下の骨
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風俗嬢教えてくれた「威張ってる人ほどアレは小さいのよ」と
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ベランダに米粒置けば食べに来る雀のお宿はお寺の竹薮
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魂を売ってでも金欲しいけど腐ってるから誰も買わない
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まつり果てて人影絶えた広場から梯子でピエロ星へと帰る
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暁の寝覚めに鐘の音冴えて露は霜にや置き替はるらむ
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草の庵にかけひの水のおとづれも途絶えがちなる冬の山里
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朝ぼらけ瀬々の網代木あじろぎ現れて霧よりくだる宇治の柴舟
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神無月誰に手向たむけむぬさぞとて紅葉吹き払ふ木枯らしの風
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木枯らしの吹き余しつる草のいほにさらにびよと照る冬の月
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わがいほは木の葉散り敷き道もなしいづくを分きて冬のきぬらむ
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いつの間に冬はぬらむ一人るわが衣手に霜ぞ置きにける
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人間に怖がられないお化けたちハロウィンの夜はおうちでふて寝
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峰々の色づく秋はくれなゐに水くくるらむ天の川浪
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立ちわたる霧より昇る朝日山麓の闇に牡鹿鳴くなり
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川霧のたつみの方にいほりして世をうぢ山としかもなくなり
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小倉山霧立ちこむる夕暮れに道踏み惑ひ鹿ぞ鳴くなる
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月を待つほどのあはれも更科や姨捨山の夕闇の空
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いつまでも綺麗でいたいと言うキミを剥製保存するボクの愛
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つきあった男をみんな剥製にして保存するわたしって変?
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寝てる間に切り裂いちゃってゴメンナサイあなたの胸の内知りたくて
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鰯雲近くなったか屋根の猫秋刀魚焼いたらすぐ降りてくる
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座敷牢抜け出た伯母が身を投げた涸れ井戸の底柿の葉積もる
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庫裏くりの屋根真白くなりぬ上にる柿をついばむ鳩の糞にて
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参観に来てもいいけど先生にチップあげるのやめてよねパパ
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参観に来てもいいけど先生を誘惑するのやめてよねママ
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担任がイケメンなので化粧にも気合いが入る授業参観
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