Utakata
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屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
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氷雨にも消えぬ鬼火に導かれ奥へ奥へと樹海を彷徨う
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ゴミ袋提げて電車に乗ってからカバンを捨てたことに気がつく
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幸せは亭主にゴミを提げさせて見送ってから二度寝するとき
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楽しみは孫をお菓子と小遣いで仕込んで嫁に歯向かわすこと
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「お隣の犬が消えたのママ知ってる?」「焼き肉早く食べちゃいなさい」
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宮城野の草吹き結ぶ秋風に零れて落つる萩の白露
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軒端には荻の上風おとづれて袖に露おく秋の夕暮れ
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お爺ちゃんずっと生きてね年金が延命費より多いんだから
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徘徊でまた保護された姑の引取を拒否したい電話口
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秋風の到らぬ里に宿もがな思ふことなく月を眺めむ
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一夏の海辺で燃えた思い出を産婦人科に捨てに行く秋
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朝露のおきていなばの音づれもまつにつれなき夕暮れの空
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大阪人食いたいもんの双璧は二度漬け串カツ京のぶぶ漬け
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宿題のミスを息子に叱られて親の立つ瀬がない新学期
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後朝
(
きぬぎぬ
)
の涙を露と宿しおきてなほ面影に咲ける朝顔
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メイドカフェ行ってみたけどスカートが短いだけで顔がイマイチ
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草原の末より月は出づれども行くに果てなき武蔵野の秋
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山里は風の音だに寂しきにいかに侘びよと月の照るらむ
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大阪人ガラ
悪
(
わる
)
ないで悪いのは泉州モンと河内モンやで
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地獄での運動会は火の玉入れ金棒倒し鬼のキバ戦
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幸せに必ずすると言ったわね人生返せこのダメ亭主
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温暖化阻止するためにクーラーをガンガン掛けて地球を冷やせ
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組長にぶん殴られたそのわけは書き間違いの「所中お見舞い」
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山の端に落つる日射しは夏ながらこなたの森に蜩の声
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俺ならばもそっと下を狙おうにさまで落ちぬはさすが神なり
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天のはらごろごろ鳴って
下
(
くだ
)
るのはふんどし一つじゃ冷えるからだろ
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皮を脱ぎ肉を削ぎ落とし骨だけで涼みたくなるこの酷暑かな
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そういうたらヒョウ柄オバハン見いへんなうちに一匹まだいてるけど
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関西のストリップめちゃエグいてか?慣れてしもたらどうてことない
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お爺ちゃん無事に着いたら掛けてねと精霊船にケータイ載せる
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