屁の河童
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ただの河童です。異端短歌、略して「異短」です。「お前まだいたんか」と言われたいです。
短歌は楽しき玩具。
本拠https://rara.jp/zappai/
Xノートhttps://note.com/neutilo

宿占むる園生の竹のよを重ねややふし慣るる鴬の声
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梅の花香る軒端は多かれど去年こぞの鴬宿を忘るな
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さえし夜の霜かと見ゆる梅の香に霞みもはてぬ春浅き空
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白無垢を着つねの嫁の出る門は青空ながら雨のふる寺
3
たんたんたん狸の金の玉くしげふたつながらや風に揺るらむ
2
佐保姫のころもはるさめうち烟る野辺はわらびやもえわたるらむ
2
昔誰すみれの花のひとり咲く荒れにし垣に春風ぞ吹く
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健さんに聞いてごらんよ男なら本命よりも義理が大切
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人情が廃れた世にも義理だけはまだ生きてたと知るバレンタイン
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「寒空の下で裸の鬼さんたち着物どうした?」「はい、服はうち」
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せがまれて苦笑しながら節分の鬼に扮する親バカの鬼
4
唐崎の氷吹き解く春風に松ケ根洗ふささなみぞ立つ
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春ははや逢坂山をすぎ陰に冬をとどむる関の白雪
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山里はいづくを春としら雪に色こそ紛へ梅ケ香ぞする
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難波津の葦間の氷うち解けて今を春辺と浪の花咲く
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雪晴れて今宵見初むる三日月の春ほのめかし霞む山の端
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風寒み開かぬ梅の木の間よりさすがに霞む夕月夜かな
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春の来る跡とも見よと山人の今朝印しつる去年こぞの雪の上
2
初花とうち出づる波の音羽川氷の隙に春や立つらむ
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幾そたび越え来る春に逢坂の関の戸ささぬ御世ぞめでたき
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大空に霞の衣干しかけて春来にけらし天の香具山
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雪のうちに烟立たずは小野の山人すみ釜と知られざらまし
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太巻きが喉につかえてお爺ちゃん節分の夜に鬼籍入りする
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【岩】お岩さん腹立つ気持ちわかるけど落ち着きましょう伊右衛門飲んで
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時到る雪を蹴立てて官邸へ昭和維新の夜が今明ける
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指先が一つ欠けてるいい男眉間には傷背には倶利伽羅
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「人間だ飲も」と言ったのみつをさんでしょ?えっ違う?!じゃあ誰だっけ…
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お寿司とは回るものだと思ってる息子もいつか真実を知る
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雪とのみ見てや過ぎまし冬のうちに咲き出づる梅の香らざりせば
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誰が庭の雪に咲くとは知らねども春は隣と告ぐる梅ケ香
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